【仏教豆知識】お仏壇とは何ですか? | 吹田・関大前☆タロットリーディング@静心庵◆叶 淨華◆           

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おはようございます
吹田・関大前 「静心庵」・僧侶の淨華です


法事に招かれた時や、急なお葬儀やお通夜の時に、
またお墓の話や諸々の仏事のことを、近くに気軽に聞ける人がいない。
そんな時のお助けになればと思って書いています。
仏事の決まり事などは、各宗派によって様々に違うものです。
ご自身の宗派に従って下さい。
あくまで、こちらに書かせて頂いているのは、浄土真宗の仏事・行事・作法の事
となりますので必要なところだけ、読んで下さいね

さて今回は「お仏壇とは何?」についてお話します。


お仏壇とはいったい何でしょうか。
少し考えてみましょう。

本来、仏教は生死(しょうじ)の苦しみからの解放を説く教えです。
親鸞聖人の師匠である法然上人は、「生死(しょうじ)(い)ずべきみち」を、
ただ一筋におっしゃっておられたそうです。

生きることの苦しみや、死の不安からの解放を一心に説かれたのです。

ところで、浄土真宗のお仏壇の始まりを考えてみますと
ご本尊をお掛けして礼拝勤行するところから出発しました。

つまり、お花を備え、香を焚き、ローソクを灯して、仏法聴聞したわけです。
そうして多くの人が生まれた意義と生きる喜びに目覚める人生を
仏教に学んでいかれたのです。

蓮如上人は、「本尊は掛けやぶれ、聖教はよみやぶられ」と語られました。
何度も何度もご本尊をお掛けし、お聖教を読み、仏さまの心を頂いて生きていくことが
人間として大切なことだと教えて下さっているのです。

 ※(お聖教とは、仏さまの教えを記す書のこと)
 ※(当時は、その都度ご本尊をお掛けした)


こういう意味からすると、現在一般化されている箱型のお仏壇にしなければならない
ということは、決してありません。

団地やアパートなど、狭い部屋でお仏壇を置くスペースがない場合は
タンスや本棚の上をきれいにして、三つ折り本尊を置き、その手前に
花瓶・香炉・燭台を設ければ、お仏壇として成り立つわけです。

そして仏さまのおこころをいただいていくことが大切なのです。


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