吹田・関大前 「静心庵」・僧侶の淨華です
法事に招かれた時や、急なお葬儀やお通夜の時に、
またお墓の話や諸々の仏事のことを、近くに気軽に聞ける人がいない。
そんな時のお助けになればと思って書いています。
仏事の決まり事などは、各宗派によって様々に違うものです。
ご自身の宗派に従って下さい。
あくまで、こちらに書かせて頂いているのは、浄土真宗の仏事・行事・作法の事
となりますので必要なところだけ、読んで下さいね
さて今回は「葬儀に参列できないとき」についてお話します。
訃報を知りながらも、やむをえない事情で葬儀に参列できない場合があります。
また、葬儀後に訃報を知ったということもあります。
このような場合のお悔やみのお伝え方についてお話したいと思います。
訃報の知らせを受けていたのであれば、弔電を打つことも
香典を代理人に依頼することも出来ます。
自分の言葉でお悔やみを伝えたい場合は、葬儀後すみやかに弔問に伺うか
お悔やみの手紙を添えて香典を郵送する方法もあります。
弔問にうかがう場合は、先方の都合を聞き、出来るだけ早目に伺うようにします。
先方宅に着きましたら、御香資(御香典)をご仏前に備え、焼香し、合掌します。
お互いに時間が許すならば、故人との関係を振り返り、人生を語り合うことも
大切なことです。
それが適うならば意味のある弔問になるでしょう。
次にお悔やみの手紙は故人の死を悼み、
残された家族をいたわる内容にするとよいでしょう。
形式にとらわれることはありませんが、書くにあたっての留意点をあげてみます。
①時節の挨拶を省略して、主文から始める
②故人との思い出や関係を述べる
③参列できなかったお詫びを記す
④遺族への励ましと結びの言葉 等
文案をご紹介します。(ご参考に!)
〇〇様のご逝去を知り、心からお悔やみ申し上げます。
〇〇様は・・・・(故人との思いでや関係を述べる)。
すぐにでもお悔やみにうかがうべききところですが、・・・(理由)・・・のため、
それもかないません。
後日、改めてお参りに寄せていただきますので、お許しください。
同封のもの、ささやかではございますが、ご仏前にお備え(お供え)ください。
合掌
親族の場合は、訃報の知らせを受けた後、できるだけ早い段階でお悔やみと
参列できない旨のお詫びを喪主に伝えるべきでしょう。
生花やお供物を備える場合もあるでしょうから、親族同志の打ち合わせも必要です。
【仏事の豆知識】過去の記事も参考に
■法事の時の包みもの(お金を入れる封筒)について
■法事の時の持ち物と服装について
■念珠(数珠)について
■お焼香について
■お墓の正面に刻む言葉は
■鈴(りん)について
■とり急ぎの弔問について
■お墓と迷信について
■納骨について
■お墓とは
■法事のこころ
■彼岸会のこころ
■通夜参列の心得
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