吹田・関大前 「静心庵」・僧侶の淨華です
法事に招かれた時や、急なお葬儀やお通夜の時に、近くに気軽に聞ける人がいない。
そんな時のお助けになればと思って書いています。
仏事の決まり事などは、各宗派によって様々に違うものです。
ご自身の宗派に従って下さい。
あくまで、こちらに書かせて頂いているのは、浄土真宗の仏事・行事・作法の事
となりますので必要なところだけ、読んで下さいね
さて今回は、お焼香について
お焼香は仏教の儀式には欠くことの出来ないものであり、お釈迦さまの時代から
行われていたと言われています。
お経の中に「一切万物がみな、無量の雑宝や百千種の香をもって共に合成し、
その香はあまねく十方世界に薫ぜん」
と、薫香(かおり)をもって浄土のはたらきを教えています。
つまり香を焚く(焼香)ということは、その薫香により、仏前をお飾りすると共に、
清らかな光明の世界(浄土)を思い浮かべる縁となります。
それでは、お焼香の作法について・・・
まず、お焼香の順番が回ってきましたら仏前に進み、ご本尊を仰ぎ見て、
身を正します。
次にお焼香をします。
左手を卓に添え、右手で香をつまんで香炉の中に2回入れます。
この時、香を頂くことはしません。
最後に右手の指先で香盒(香を入れるもの)の中の香の乱れを直してから
静かに合掌します。
合掌を解き、頭を下げたあと元の席に戻ります。
最近では、香炉と香盒(こうごう)を焼香盆に乗せ、順番に回していく
「回し焼香」が多いようです。
この場合も作法は同じです。
仏事の決まり事などは、各宗派によって様々に違うものです。
ご自身の宗派に従って下さい。
他宗派の事でお知りになりたい場合は、ご自身の宗派のお寺にお聞きください。
また、簡単な事なら私でもお役に立てるかもしれませんので、
コメント又はメッセージへ送って下さいませ
【仏事の豆知識】過去の記事も参考に
■法事の時の包みもの(お金を入れる封筒)について
■法事の時の持ち物と服装について
■念珠(数珠)について