顔面挙上再手術を決心された皆さんに、まずお伝えしたいことがあります。
「大変でしたね?」
慎重に慎重を加えながら病院を信じて選択したのに、こんなに悔しい思いをすることになると「私を騙したのか...?」、「最初から上手だから行けばよかった…」と思いながら
鏡を見る度にどれだけストレスを受けているか···その気持ちとても理解します。
文章を書く直前にも手術後、帽子とマフラーで顔をぐるぐる包んで来られた患者さんがいらっしゃいました。 その患者さんは私の前で涙を流されました。
どんなに心が痛むか分かるので私も良い慰めの言葉だけ申し上げたいですが··· ただ、残念ながらもう少し悲しい話をお伝えしなければならないようです。
それは、再手術は失敗する可能性が高いという点です。
悲しいことに、再手術は最初の手術に比べて難易度が何倍も高いです。
今日は難易度が高い理由に加えて、皆さんが気になっている耳の変形/傷跡についてもお話ししたいと思います。
私は15年間、数千件の顔面挙上を執刀してきた美容整形外科専門医で、挙上界のエル*スという過分な別名で呼ばれるシン·ドンウ院長と申します。
顔面挙上再手術
再手術しても失敗する理由?
再手術をするためには、「最初の手術がなぜ失敗したのか」をまず知る必要がありますね?
相談してみると、剥離/皮膚のみ切除/SMAS層操作未熟の場合が多いのですが。 そして、この中でも一番重要なのが「剥離」です。
「院長に初めて調べた時も
SMAS層剥離が上手だという所に行きました。
それでも失敗したのに
SMAS層の剥離はあまり重要ではないんじゃないですか?」
と思われるかもしれませんね。
剥離で重要な点は、SMAS層を剥離したかどうかではありません。 「どれだけ均一な厚さで剥離したのか」と言えます。
一定の厚さで均一に剥離していくと、挙上の結果が良いだけでなく、維持期間まで5~10年以上持つことができるからです。
SMAS層の剥離過程
真ん中のSMAS層を一定の厚さで剥離することが何より重要です。
でも、私が相談をしてみると··· 最初の手術で希望する結果が得られなかった方は、ほとんど剥離が均一ではなく、でこぼこしている場合が多いです。 一定の厚さではなく、でこぼこにSMAS層が剥離されたのです。
ただ、ここでさらに残念な点は、SMAS層がでこぼこだと手術の難易度が倍に高くなるという点です。
手術後3~6ヶ月が経過すると、分離された皮膚とSMAS層が再び癒着します。
この時、剥離がきれいにならなかったら···SMAS層がでこぼこしたままの状態で肌と癒着し、再手術の際にこのSMAS層をきれいに剥離することが難しくなります。
難易度も高くなるだけでなく、手術時に血がたくさん出ることがあり、手術時間も長くかかることがあります。 それによって腫れやあざもたくさんできて、回復期間も長くなることがあります。
つまり最初の手術も間違って悔しかったのに··· 最初の手術によって、再手術の難易度もはるかに高くなるという意味です。
(すべての先生たちの実力が一日も早く発展してこんなことがなかったらと思います。)
このような理由で手術を再び受けても失敗する方が多く、あるところは最初から再手術をしないこともあります。
挙上再手術6ヶ月後
再手術から6ヶ月が過ぎた姿です。
そのため、現在顔面挙上再手術をお考えでしたら、
他の何よりも担当院長の「熟練度」を最優先に考えるべきだと申し上げたいのです。
でも··· 実際、患者さんが手術室に入ることができるわけでもないし、最近はマーケティングがあまりにも多いので、どの先生が本当に治療が上手なのか曖昧にならざるを得ません。
そんな皆様のために、下記の実力を正確に判断できる<カウンセリングの時、必須質問TOP3>に対する文を共有いたします。
この3つだけ質問していただければ、挙上を執刀する先生の熟練度がある程度把握できると思いますので、参考にしてください。
顔面挙上再手術
耳の変形はなくせない?
耳の変形が生じる理由も、実は剥離がでこぼこになったからであることが多いんです。
「再手術でも耳の変形は取りにくい」という話も剥離が難しいので出た話ですね。
しかし、これは逆に再手術の際に剥離が得意なところを探せば、十分に解決できるという意味でもあります。
下の写真を見てみましょう。
再手術の耳の変形矯正後の様子
このように剥離をよくしてくれるところを探していけば、また耳たぶを丸くしてくれますので、あまり心配しなくても大丈夫です
顔面挙上再手術
傷跡がもっと大きくなる?
「刃物を2回当てることなのに
傷跡がもっと大きくなるのではないですか?」
「今も傷跡が大きいのに..
どれくらいもっと大きくなるか心配です。」
このように再手術をすると、傷跡がさらに大きくなるのではないかと心配される方がいらっしゃいますが、
では、下の再手術の患者さんの写真を見てみましょう?
手術3ヶ月後 / 顔面挙上再手術
再手術なのに傷跡がほとんど見えないでしょう?
先生によって違いますが、私は大きくなった傷跡の部分を先に切開してから、再度縫合を行なっています。
このように、再手術後の傷跡は、むしろ先生の縫合方法によっては、さらに見えなくなることもあります。
そのため、再手術を準備されるのであれば、前述の実力だけでなく、手術後の縫合方法も一緒にチェックしてみることをおすすめします。
例になるかと思って、下記の当院だけの傷跡の縫合方法を盛り込んだ文を共有します。
私が自慢する性格ではないですが、本当にうちの病院の傷跡縫合は最高だと自負するほど···一度ぐらい読んでみたら役に立つと思います。
今日は再手術に失敗する理由から、患者さんが心配している耳の変形/傷跡についてもお話しました。
今日の内容が再手術を決心された皆さんに少しでもお役に立てればと思います。
少し恥ずかしいですが、当院が「なぜ顔面挙上界のエル*ス」と呼ばれるのかについて作成しておいた文です。 手術前に読んでいただければ役に立つと思います
<顔面挙上の予約が1ヶ月滞っている理由?>
以上、長文を読んでいただきありがとうございます。プラネット美容整形外科のシン·ドンウ院長でした