大月から一駅東京寄りに戻って、今日は猿橋駅にやってきました。
といっても、猿橋駅に訪問したのは大月駅に訪問した翌年のことですが( ^ω^ )
こうやってアップしてみると、けっこう山梨県には何度も訪問しているんですよね。
それはよいとして、猿橋駅って、有名な猿橋があるところですよね。
猿橋というのは日本三奇橋の一つと言われています。
こんな橋
渓谷にかかる木造の橋で、橋脚が建てられなかったので、両岸から板を重ねて支柱にしているというまさに奇橋です。
写真は、大月市観光協会様からおかりしました。
ところで三奇橋って後はどこなんでしょう?
ひとつは、山口県岩国市の錦帯橋です。
最寄駅は岩徳線の西岩国駅、行ったことありますよ。
あとひとつは?
これは、現存しておらず、長野県にある木曽の桟(かけはし)と呼ばれているものです。
木曽谷の深い谷に沿う旧中山道、その崖に木の支柱を横に差し込んでその上に橋を掛けたものだそうです。
最寄駅は中央本線の木曽福島と上松ですが、その中間にあり、この桟のバックを中央本線はトンネルで抜けています。
近くには赤いかけはしなどがある公園になっているのでクルマでの訪問がお勧めです。
で、そろそろ駅の紹介に戻りましょう。
猿橋駅は島式1面2線の構内と複数の側線がある駅です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20191231/17/penguin-suica/7b/ba/j/o1080072214688195749.jpg?caw=800)
こんなところに鉄道があった?って疑問に思われるでしょうが、たしかに正式な鉄道ではなく磁石式のモノレールでした。
バックの山を登るためにここからモノレールが設置されていたのです。
廃止になったのは平成18年のことで撮影から10年経っていないのですが、現在では、すっかり山の木々に痕跡は消されてしまった気がします。
どうしてこんなところにモノレールがあったかというと、広島県の瀬野駅から接続するスカイレールと同じ、山の上に住宅地を開発しちゃったので、そこまでの徒歩移動手段が必要だったのです。
もちろん昔も今もクルマでは住宅地まで行くことは可能なのですが、通学などのためには、道路以外の交通機関が必要ですよね。
この猿橋駅前(住宅販売会社は駅前と言ってるみたいです)にあるこちらの住宅地、パストラルびゅう桂台という名前だそうです。
また、なんでこんな場所に?それもJR東日本の「びゅう」をパクっちゃったみたいな名前を付けたんだろうと思ったら、こちらの住宅地、JR東日本が売主でした( ^ω^ )
なんとかJR利用にも繋がるように駅前に宅地開発をしたんでしょうね。
たしかに、このあたりまで来なければ中央本線沿線駅前で大規模な住宅地を確保して開発するなんて無理だったと思います。
それにしても、モノレールなくなっちゃってどうなったんだろうと心配になりますが、現在では、麓の駅跡からトンネルを掘って住宅地の直下まで行き、そこから
エレベータに1分乗れば、山上の住宅地に行けるようになっているのでご安心ください。
まだ、販売中の土地が残っているみたいですよ、皆さんもいかがですか?
(平成28年7月訪問)