数年前に駅舎が改築された、横河原線の終着駅、横河原駅ですが、ワタシが訪問した頃は、まだ旧駅舎の頃でした。
築100年の駅舎は、それが平屋であっても、重厚かつ堂々としています。
横河原駅にも、そんな駅舎がありました。
旧字体で記載された財産票。
柱に取り付けられた財産票自体に財産的価値があるような気もします。
駅は松山市の郊外、東温市にあり、駅前は、このあたりの中心地のかビルもあって賑やかでした。
駅舎の中に入ってみましょう。
有人駅で改札とホームの間に段差があるところは、高浜駅によく似ていました。
木造駅舎には、よくみかける出札窓口の配置ですが、古い『出札口』の看板、窓口にはめられた格子など歴史を感じさせる駅でした。
構内に入ります。
駅名標は、もちろん縦書きでした。
となりの『愛大医学部南口』の表示、縦書きだとかなり狭苦しくなりまね。
構内は1面1線、それは現在も変わりません。
レールはホームの端であっという間に途切れていました。
構内からみる改札口です。
駅前からみる駅舎は堂々とした感じを与えますが、ホームからみると、段差もあって、降車客を
優しく迎えてくれる温かみを感じる駅舎でした。
今はもうみることができないのが残念です。