【私的激動編シリーズ】
自分史【私的激動編】㉓悪夢はまだまだ続く！
彼女の母親が倒れてから
明るみになった事だが、
会社経営と生活資金で、
数百万円に及ぶ
母親名義の借金があった。
全て消費者ローン会社からだ。
弁護士へ相談したところ、
過払い金の手続きで
逆に数百万円が返還された。
また生命保険にも
加入していたお陰で、
脳死状態のため保険金が下り、
母親の入院費は
確保できるようになった。
彼女は仕事量を控えて
様々な処理をしながら、
父親の面倒も見ていた。
彼女独りに
負担が掛かる状況で、
精神的に弱っている
彼女を見て、
兄夫婦が子供と３人で
実家に住むことになり、
彼女の負担も少し減った。
全てはオープンに
することで
みんなの力で良い方向に
解決できたのだ。
この間に、
東日本大震災が起き、
大切な人と
一緒にいたい！
と、彼女は自分の意思で
私の家に引っ越してきた。
そしてお金の始末を
すべて終わらせると、
彼女の母親は、
「ありがとう」と言うかのように、
静かに逝った。
身近な人の死も
葬儀も初めてのようで、
全て私が口を出し、
墓所も仕事の合間に
父親が墓参できるようにと
仕事場の近くに調達した。
彼女の母親とは
言葉を交わすことはなかったが
父親にも認めてもらった。
悪いことの中にも、
着実に彼女との関係を
前に進めていった。
次回へと続く↓↓↓
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■私的激動編
㉓悪夢はまだまだ続く！