自分史【行動編】 ①~⑪ 

今の自分が出来上がるに至った

大きな変化と、その時、

自分が取った行動を書いています。

 

 

以前の記事は、

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【自分史のまとめ】

 

 

自分史【行動編】⑧えっ、なんで?

 

営業部隊を束ねながら、

 

ふと会社内の人間関係が

気になりだした。

 

企画の決済を貰うため

役員との交渉を度々していく中で、

 

役員間での意思の疎通が

スムーズに行ってないと感じ始めた。

 

 

学生時代の仲間が始めた会社で

規模がここまで大きくなっていくと、

 

役員たちも全国各地へ散らばり、

顔を合わせる機会も少なるのと、

 

それぞれが権力闘争に走っていたり、

という実情が見えて来た。

 

 

創業当初は女性の名物社長が

隅々まで気を配った経営で、

 

求心力もあったが、

 

女性社長が死去すると

弟や創業当時の仲間たちによる

 

権力闘争が展開していたようで、

なにかギクシャクしていた。

 

 

我々社員もその影響を受け、

 

派閥めいたグループが

出来つつあった。

 

 

そんな中、

業績の悪化が始まった。

 

 

全国に伸びたネットワークの力が

競合R社の台頭もあり、

 

薄れて来て

徐々にシェアを減少させた。

 

 

R社はコンピューターによる

頭脳プレーで我が城を襲ってきた。

 

一方我が方はまだ呑気に

従来通りの手法を繰り返していた。

 

 

 

この差は経営者の

意識レベルの差であり、

 

シェアは急速に奪われていき、

 

圧倒的シェアを誇っていた

我が社が数年で、

 

R社の後塵を拝することとなった。

 

 

社員としても、

 

私は役員へ何度も苦言を

呈していたが、

 

その度に煙たがられ、

 

私の意見への賛同者も

徐々に少なくなっていった。

 

 

 

そんな中で、

妻がガンで死亡した。

 

私は直前の1ヶ月

会社を休み看病に徹した。

 

 

事後の用を全て終わらせ

会社に復帰したが、

 

1ヶ月休んだだけでも

業績の落ち込みが

ハッキリわかった。

 

 

そんな低調が数年続いたある日、

役員から呼び出しがあり、

 

営業推進部への転勤を命じられた。

 

営業部隊を持たず、

全国の営業部隊へ支援の為、

 

商品や企画を検討し、

営業部隊のサポートをする業務だ。

 

また、外部業者との接触も

多い部門だ。

 

 

部隊はたった8名。

 

しかも、ロートルや

嫌われ者ばかりだった。

 

 

我慢して、

 

新たな売上の柱を創るべく

努力して、

 

教育研修の新商品を

開発したり、

 

新卒者向けの実践研修を

各大学や専門学校へも

販売していった。

 

 

部員が少ないことから、

 

私も講師となり、大学に行き

学生たちへ指導もした。

 

 

この間、私は

役員から遠ざけられていたが、

 

会社の現状と今後の戦略を

企画書で役員たちに提出していた。

 

 

しかし、彼らの反応は

冷たいものだった。

 

いよいよ会社の借金が過剰になり、

身動きが取れなくなり、

 

不採算部門のリストラと

人員削減が発表された。

 

 

 

そこで、役員会議に準ずる席で、

 

私は、我慢の限界を感じ

役員たちに向かって、

 

 

 

貴方たちが、

無能無気力で、

 

何の施策も講じず、

権力争いに傾注し、

 

社員の声に

耳を傾けなかった

結果が招いた現状だ。

 

 

即刻役員全員辞任し、

後継に道を譲るべきだ!

 

と発言した。

 

 

 

役員たちからは

一切反論はなく、

 

君の言う通りだと、

か細い声が

返ってきただけだった。

 

 

 

終わったな!

この会社も・・・

 

 

 

私が25年勤務した

この会社は、

 

結局無能な役員が

私利私欲を貪り、

 

厳しくなると

社員たちを切り捨てて

 

経営者だけが生き残ろうとする

情けない会社だったのだ。

 

 

会社には労働組合もなく、

 

経営者と社員が

一心同体だというのが

売りの会社っだったが・・・

 

 

その後、1週間ほどして

私の関連企業への

出向辞令がおりた。

 

 

最後に、

 

部下たちを首にはするな!

 

という約束を取りつけ、

私は会社を退職した。

 

 

何とも切ない

身の引き方だった。

 

次回へと続く↓↓↓

自分史【行動編】⑨今後は自分が楽しめる仕事に!

 

 

 

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