放射性物質時代の生活2〜今後も放出される放射線(追記有り) | 院長の徒然なるままに。

放射性物質時代の生活2〜今後も放出される放射線(追記有り)

放射性物質時代の生活2~今後も放出される放射線

平成23年4月11日、東日本大震災から一ヶ月の節目となったこの日
原子力安全委員会は夜半、ひっそりと重大な発表を行いました。
____________
原子力安全委員会は11日、被災した福島第1原発から
最大で1時間当たり1万テラベクレル(テラは1兆)の
放射性物質が放出されていたとの試算を明らかにした。
原発事故の深刻度を示す国際評価尺度(INES)で、
政府は現在、
暫定的に「レベル5」(発電所外へのリスクを伴う事故)としているが、
旧ソ連のチェルノブイリ原発事故に並ぶ「レベル7」(深刻な事故)
になる可能性が出てきた。
以上(中日新聞報道より抜粋)
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011041290022210.html
____________

これによりこの度の福島第一原発事故の事故は国際的にも
レベル7の事故として世界史に残ることになりました。

追記
4月12日、政府が正式にレベル7に指定しました。


読者の皆様の中には私よりもはるかに知識の深い方もいらっしゃるでしょう。
しかし、ここでは小さなお子さんさんを持つご家族に
お話をするつもりで書くことにしています。

この情報を読んでもけっして驚かないようにしていただきたいと思います。

報道を読み解くためには
複雑で面倒な数字や単位を理解しておかなければなりません。

まず報道の冒頭にある
「1万テラベクレル」という数字の大きさについてです。
括弧書きに(テラは1兆)と書かれています。
1兆が1万ですから凄い数の数字となるのですね。
1,000,000,000,000   これで1兆
これが1万あるのですね。
10,000,000,000,000,000ということになります。

これは大きい。そして数字を「1万」にするために
1万という日本の単位の表現に海外の単位表示である
「テラ」を用いています。いつもこのようにするのは何故なのでしょう。

海外の表現で表すなら「10ペタ(Peta)」ですし、
日本の表現で表すなら「1京(けい、きょう)」です。

こんな大きな数の放射線が放出されたというわけです。

これももう少し読んでみるともう少し重大な問題を
含んでいることに気がつきます。
この1万テラベクレルという数の放射線は
ボン、と出て終わりなのではなく、
1時間あたりに放出された放射線の量ですから

仮に2時間出ていれば「2万テラベクレル」であり、
24時間出ていれば「24万テラベクレル」となります。

比較されるチェルノブイリの放出量は
180万テラベクレルといわれていますが、
これは文献によれば10日間総量です。
(追記
チェルノブイリ事故で放出された放射性物質の総量は
520万テラベクレルという文献あり。:こちら

(追記 上記リンクによると
「これに対し、今回の事故で空気中に放出された放射性物質の量を、
保安院は37万テラベクレル、
内閣府原子力安全委員会は63万テラベクレルと推定している。」
とのこと)


福島の実際の数値とは時間単位が異なるのです。

一方で以下のような発表もあります。
____________
3月25日のIEERエネルギー環境研究所のプレス・リリースでは、
フランスのIRSNの推計では9万テラ(兆)ベクレル(240万キュリー)の
放射性ヨウ素が出たとしている(ピース・フィロソフィー・センター発表)
http://peacephilosophy.blogspot.com/2011/04/blog-post_11.html
____________
上記は時間あたりではなく、「調査日までに累計で」ということです。

単位時間あたりの放射線量はこのように比較すると
チェルノブイリを完全に越えてしまいます。
$ふわ~っと社長!のブログ
しかし、この放射線を放出する物質(放射線物質)は主に風に乗って拡散するので
その日の風向きによって広がり方が異なるのです。
そして地表に落ちたところで放射線を出すので
原発から離れたところで放射線量の高いところが出てくると
知っておいていただけるといいかなと思います。

もちろん、今現在同じように放射線が出ているとは限りません。
原発の状況により変化すると考えるのが得策です。
これまで減少傾向にあることは報道の通りですが、
今後そのまま進むかというと疑問です。
現地の状況により大きな変化もあり得ると考えておくのがいいでしょう。

このような状況下で落ち着いて生活を続けるためにどうすればいいのかを
本ブログで書くことが出来ればいいなと思います。

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