リフレクソロジー考察1 | 院長の徒然なるままに。

リフレクソロジー考察1

新しいテーマとして
まずはリフレクソロジーを取り上げることにした。

臨床をやっていると、様々な患者さんの勘違いに出くわすものである。

その最たるものが

「足の裏に内蔵や骨の反応が出る」というもの。

臨床家、とりわけ東洋医学の発想を学んだ私ではあるが、
このフィッツジェラルドの論理展開から逸脱した方法論には
少々困っている。
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フィッツジェラルド(Dr.William Fitzgerald;1872-1942)は
耳鼻咽喉科の医師であったが、自らの治効理論

「ゾーンセラピー:Zone Therapy」を1917年に体系化し、

ライリー(Dr Joseph Shelby Riley)はその反射区理論を
機械による刺激法を用いて施術する方法を開発した。

ライリーの病院に勤務していたニューヨーク州資格を持った
マッサージ師のイングハム(Eunice Ingham;1889-1974)は

機械を用いず手技のみで行う反射区療法として
「リフレクソロジー;Reflexology」を展開した(1938年)。

彼女の技術の正式名称は
「イングハム式反射区圧迫マッサージ:
The Ingham Reflex Method of Compression Massage」
と呼ばれている。
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これは私がまとめた「マッサージの歴史(仮題)」の抜粋であるが、

フィッツジェラルドは単にゾーンセラピーというの体系化を
なしえたと考えるのが適当だろう。

そしてライリーは一種バイブレーターのようなものを開発し、
「決して足裏だけにこだわらずに」機械による物理刺激の手法を
展開しようとした。
大切なのはこの時代背景であると私は思う。

1917年に体系化されたゾーンセラピー
1938年に展開されたリフレックスォロジー(リフレックスを強調してこう書いた)


で、当時、ヘッド帯(1893年)は明らかになっていたわけで、
後にディッケElisabeth Dicke が1929年に結合織マッサージを
開発している。この論理展開は自らの経験とヘッド帯、マッケンジー帯を
関連づけたものとしてとらえられている。


何を言おうとしているのか(苦笑)。

フィッツジェラルドは体をゾーンに分けた。
ライリーはそれを機械で刺激する健康法を展開
イングハムは突然、そのシステムからリフレクソロジーに展開するのだ。


続きはまたあらためて。乞うご期待。


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これは現在神奈川衛生学園専門学校と東洋鍼灸専門学校で
実技指導の際、学生達の指導中に放映している。
私がそれぞれのベッドを見て回る間、私自身の手技を
スクリーンを見ながら練習できるようにとの配慮からである。

学生からの評価もおかげさまで好評。

次回作のスポーツマッサージBTMを構築すると、
専門学校だけでは指導しきれなくなると予想されるので、

按摩マッサージ指圧師免許者、およびその過程の学生向けの
特別講義を開催するつもりだ。

基本形をしっかりと学び、地域で評判の技術者になって欲しいものである。
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