Macadamia integrifoliaオイルについて
キャリアオイルの紹介もすることにしよう。
前回うちのフルボディに用いているスイートアーモンドオイルを紹介した。
ここではMacadamia integrifoliaオイルについて紹介する。
フランスのメディカルアロマテラピーでは
内服、塗布、吸入の他に経腟、経直腸投与というアプリケーションを
行っているそうだ。（Dr.Philippe Goёb博士よりの情報）
我が国では医師にのみ認められる領域ではあるが。
で、我が国で行ういわゆる「アロママッサージ」というのは
英国で展開されたシデスコ（Comite International d Esthetiqu et de Cosmetologie）の
範疇で行われるエステティック領域のトリートメントということになる。
私はITEC（International Therapy Examination Council）認定のアロマセラピストであるが、
これは鍼灸マッサージ免許を取得した後に認定をとったものであり、
我が国の按摩マッサージ指圧師の教育内容から比べると年限の短さからも
わかるとおり、比較対象にはしにくいものである。
で、某認定スクールにて学んだアロマテラピー各論は
Bob Harrisと妻のRhiannon Harrisから学んだ。
精油の各論としては化学的というよりは伝統的な発想を学んだが、
我が国では当時、フランスからの医療系アロマテラピーでもある
メディカルアロマテラピーが取りざたされていた時代で、
私はそちらにどんどん進んでいってしまった。
そして、英国では当時は紹介されなかったMacadamia integrifolia油は
フランスでは当たり前に用いるキャリアオイルであった訳である。
さて、Macadamia integrifolia（マカダミア）はハワイ・・・？
と思われているが、元々はユーカリと同じオーストラリア原産。
オーストラリアでの名称は「キンダルキンダル」とか「ブーンベラ」などと
呼ばれていたそうだから、なんだかマカダミアになるまで、
変な名前だったんだ、と思ってしまう。
でも
実は本来の名称が正しいのであり、
マカダミアという名前は「間宮海峡」みたいなものなのだ。
意味不明かと思われるが、
マカダミアは「John Macadam」・・・・
こいつは人の名前だ。ほらね、間宮海峡でしょ？（笑い）
でも、マカダムが「キンダルキンダル」を見つけたわけではない。
見つけたのはミューラーという植物学者。彼の尊敬する先生が
マカダムだったわけ。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
あ、これは私が連載していた「湘南鍼灸師の植物物語」に
書いたもの。原稿を読んでみて懐かしくなった。
さて、連載記事から離れて、オイルの組成に関することを書いておこう。
マカダミア油の特徴的成分は
パルミトレイン酸であった。これはヒト皮膚（皮脂腺）が作り出す脂肪酸
にも同じものがあるということで注目されている。
この脂肪酸が重要で、精油を拡散（経皮では細胞間脂質への移行）するのにも
都合がよいし、何といっても安全性が高いのである。
勿論酸化したオイルはダメなのだが。
さて、このオイルは冷蔵庫に入れると未精製かどうかが一目瞭然だ。
未精製のものは析出した脂肪酸、不けん化物等が沈殿する。
これは常温に戻せば再びものと性状になる。
「未精製」と謳っておきながら冷蔵庫でそうならない、というのは
オイルが何らかの行程を経ていることに他ならない。
大切なビタミン、シトステロールなども除去されているかもしれない。
注意してみて欲しい。
このオイルは私の施術所では長いおつきあいだが、皮膚感作率も低く、
大変高価だが使いやすいオイルである。
是非試してみて欲しい。
今日はここまで。
キャリアオイル関連の過去ログは
Purunus amygdalus油
これまでの古い資料の紹介へジャンプ
１ 「家庭マッサージ読本」
２ 「図解按摩読本」
３ 「マッサージ講義」
４ 「スポーツマッサージ」
５ 「日本マッサージ術講義～應病編～」
リフレクソロジー考察へジャンプ
その１
その２
その３
その４
その５
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前回（１２／２分）の告知分がすぐに完売したので、もう一度（感謝します）。
※年内の特価はあと一本となりました。
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ベーシックトリートメントモデルのリラックス系全身施術を網羅した
「マッサージスコアで学ぶオイルマッサージ」
ISBN-10: 4903965007
ISBN-13: 978-4903965000
これは現在神奈川衛生学園専門学校と東洋鍼灸専門学校で
実技指導の際、学生達の指導中に放映している。
私がそれぞれのベッドを見て回る間、私自身の手技を
スクリーンを見ながら練習できるようにとの配慮からである。
学生からの評価もおかげさまで好評。
次回作のスポーツマッサージBTMを構築すると、
専門学校だけでは指導しきれなくなると予想されるので、
按摩マッサージ指圧師免許者、およびその過程の学生向けの
特別講義を開催するつもりだ。
基本形をしっかりと学び、地域で評判の技術者になって欲しいものである。
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こちらからの注文で
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前回うちのフルボディに用いているスイートアーモンドオイルを紹介した。
ここではMacadamia integrifoliaオイルについて紹介する。
フランスのメディカルアロマテラピーでは
内服、塗布、吸入の他に経腟、経直腸投与というアプリケーションを
行っているそうだ。（Dr.Philippe Goёb博士よりの情報）
我が国では医師にのみ認められる領域ではあるが。
で、我が国で行ういわゆる「アロママッサージ」というのは
英国で展開されたシデスコ（Comite International d Esthetiqu et de Cosmetologie）の
範疇で行われるエステティック領域のトリートメントということになる。
私はITEC（International Therapy Examination Council）認定のアロマセラピストであるが、
これは鍼灸マッサージ免許を取得した後に認定をとったものであり、
我が国の按摩マッサージ指圧師の教育内容から比べると年限の短さからも
わかるとおり、比較対象にはしにくいものである。
で、某認定スクールにて学んだアロマテラピー各論は
Bob Harrisと妻のRhiannon Harrisから学んだ。
精油の各論としては化学的というよりは伝統的な発想を学んだが、
我が国では当時、フランスからの医療系アロマテラピーでもある
メディカルアロマテラピーが取りざたされていた時代で、
私はそちらにどんどん進んでいってしまった。
そして、英国では当時は紹介されなかったMacadamia integrifolia油は
フランスでは当たり前に用いるキャリアオイルであった訳である。
さて、Macadamia integrifolia（マカダミア）はハワイ・・・？
と思われているが、元々はユーカリと同じオーストラリア原産。
オーストラリアでの名称は「キンダルキンダル」とか「ブーンベラ」などと
呼ばれていたそうだから、なんだかマカダミアになるまで、
変な名前だったんだ、と思ってしまう。
でも
実は本来の名称が正しいのであり、
マカダミアという名前は「間宮海峡」みたいなものなのだ。
意味不明かと思われるが、
マカダミアは「John Macadam」・・・・
こいつは人の名前だ。ほらね、間宮海峡でしょ？（笑い）
でも、マカダムが「キンダルキンダル」を見つけたわけではない。
見つけたのはミューラーという植物学者。彼の尊敬する先生が
マカダムだったわけ。
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あ、これは私が連載していた「湘南鍼灸師の植物物語」に
書いたもの。原稿を読んでみて懐かしくなった。
さて、連載記事から離れて、オイルの組成に関することを書いておこう。
マカダミア油の特徴的成分は
パルミトレイン酸であった。これはヒト皮膚（皮脂腺）が作り出す脂肪酸
にも同じものがあるということで注目されている。
この脂肪酸が重要で、精油を拡散（経皮では細胞間脂質への移行）するのにも
都合がよいし、何といっても安全性が高いのである。
勿論酸化したオイルはダメなのだが。
さて、このオイルは冷蔵庫に入れると未精製かどうかが一目瞭然だ。
未精製のものは析出した脂肪酸、不けん化物等が沈殿する。
これは常温に戻せば再びものと性状になる。
「未精製」と謳っておきながら冷蔵庫でそうならない、というのは
オイルが何らかの行程を経ていることに他ならない。
大切なビタミン、シトステロールなども除去されているかもしれない。
注意してみて欲しい。
このオイルは私の施術所では長いおつきあいだが、皮膚感作率も低く、
大変高価だが使いやすいオイルである。
是非試してみて欲しい。
今日はここまで。
キャリアオイル関連の過去ログは
Purunus amygdalus油
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２ 「図解按摩読本」
３ 「マッサージ講義」
４ 「スポーツマッサージ」
５ 「日本マッサージ術講義～應病編～」
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私がそれぞれのベッドを見て回る間、私自身の手技を
スクリーンを見ながら練習できるようにとの配慮からである。
学生からの評価もおかげさまで好評。
次回作のスポーツマッサージBTMを構築すると、
専門学校だけでは指導しきれなくなると予想されるので、
按摩マッサージ指圧師免許者、およびその過程の学生向けの
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基本形をしっかりと学び、地域で評判の技術者になって欲しいものである。
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