2012年さだおお誕生会 | C.I.L.

2012年さだおお誕生会

今年もさだおのお誕生会こと、北方領土奪還決起集会が開催された。(誕生日の2月7日は北方領土の日)

オレ様の周囲にはシャイな人間が多いようで、素直に 「お誕生日おめでとう」 と言えないから北方領土の日の方にウェイトを置くらしい。

くくく、ういやつじゃ。



前の日から 「明日が楽しみで寝れない子供」 と化したさだおは、当日お店に集まるより先に西台の一不二という和菓子屋さんへ。

ここは 「いちご大福の元祖候補のひとつ」 である、隠れた名店だ。
※一不二紹介記事

みんなオレ様への愛を込めたプレゼントを用意してくれてるだろうし、これくらいのお返しは用意しておかねば。

首尾よくいちご大福を確保したオレ様は、そのまま徒歩で待ち合わせの蓮根駅へ。

【板橋ちょっといい話】
都営三田線の西台駅~蓮根駅間は線路が大きくカーブしているため、1駅乗るくらいなら歩いた方が早い。高島通りを歩けば10分かからず到達できる。


今年のお誕生会の会場はここ。蓮根駅から徒歩1分の場所にある清竜丸さんである。前回・前々回と、集まりやすい場所の方が良いだろうと板橋南部のお店をチョイスしたのだが、今回は思い切って高島平地区まで皆を呼び付けてみた。

※参考リンク
2010年お誕生会

2011年お誕生会
清竜丸紹介記事

だ がこんな辺鄙な場所に呼び出すからにはそれなりの意味があるわけで、この店は 「伊達と酔狂」 と 「商売っ気」 の割合が9:1くらいという実に板橋らしい営業方針で、なめろうのような漁師料理が看板メニュー……のはずなのに、オムライスやビーフシチューがすごく美 味しい謎のお店である。早い話が 「板橋流の名店」 である。



店に入ると、お座敷席にはすでに 「おいおいどこの温泉宿だよ」 と言いたくなるようなご馳走が並べられており、初手からテンションうなぎのぼり。

<参加者一覧>
ロザリー
いずへい
QT
灯台長
こうめ
キャシー
ぽよ

どうやらグルメブロガー界隈にはリア充が多いようで、参加者の内5組がカップルで参加という、「爆発しろ」 的な大人の会と化していた。

また今回はこの店を紹介してくれた板橋仲間が夫婦で参加する予定だったのだが、旦那の方が出張から帰ってこれず、奥様だけの参加となった。ざまあ。

その方は映像制作の仕事をしており、今は某有名スポーツ選手の追っかけ撮影をしているそうなんだが、その選手が予想以上に勝ち進んでしまったために帰ってこれなかったらしい。ざまあ。

「負けろ!いいところで負けろ!」 と念じながらカメラを回してたそうだが、祈りは通じずとってもいい成績を上げているらしい。ぷ、ざまあ。



と、数少ない友人を減らした所で清竜丸渾身の刺身盛り合わせ。

と にかくタコうめえ!なんだこのタコ!トロもサーモンも抜群だし、赤身でネギトロをサンドイッチしてたりするし、手前の光物に至っては生サバ説とアジ説とで 意見が分かれるという 「お前ら本当に食のプロか?」 と言いたくなる惨状。(フードコーディネーター・グルメライター・グルメブロガーという肩書きなのに何を食べてるか解らないっ て……)

いやでもこの生サバ(?) は凄かった。アジというには肉厚すぎ、サバというには臭みがないっていう。



ビールで乾杯したはいいが、手元にはあん肝と白子っていう。明らかにビールじゃない。これはビールじゃないぞ!



こちらはお魚がいっぱい入ってるお鍋。春菊てんこ盛りで内容がよくわからなかったのだが、火にかけたらビックリした。



超具だくさんのあんこう鍋っていう。

おかしい、この日は1人3,500円でコースを作ってもらったのだが、それにしては中身が豪勢過ぎる気がする……。



そしてこちらが今回最も物議をかもした1皿である。

パっと見は白身のお魚を焼いて、隣に煮染めた魚料理を置いたのだと思ったのだが……



これは魚じゃねえだろ!?肉だ肉。絶対にマグロではないし、「海で獲れる物ならクジラか?」 とも思ったが、おそらく牛肉と舌だと思う。中央の大きな塊が舌で、こいつがまさかのステーキ味で柔らかくてうわーい。

全く想像していなかった料理だった事もあり、参加者一同自分が何を食べているのかわからず。奇襲怖いよ奇襲。



お椀には心を落ち着かせるのにぴったりな山かけ蕎麦が。心なしか真ん中に鮭が乗っかってる気がするけど、商品名を付けるなら山かけ蕎麦のはず。




これだけ魚料理が揃うと、当然あっという間に日本酒モードに突入するわけで。大人14名が焼酎用の大きなコップでカパカパとジャパンをがぶ飲みし始める。しかもお任せで出して貰った日本酒がどれもうまいから困る。見た事ない銘柄なのにハズレがない。

一升瓶で出して貰ってるのに、席を一巡したら空いてるってのはどういう事だろうか?みんなアホなんだろうか?



最初に並んでた料理だけで終わらないフードバトルの様相を呈していたのに、嫌がらせのように料理が追加される。

2種類のなめろうと、自家製のカラスミ、そんでもってバーニャカウダー風のソースがかかった野菜サラダという過剰な和洋折衷っぷり。酒が止まらない……。



い ずへいの子供2人が飽きて徘徊し始めたところで、お子様用にオムライスが登場。このオムライスはかなりの殺人メニューであり、ブラウンソースやフォンド ヴォーから手作りという 「お前の店は漁師料理の店ちゃうんか!千葉の漁師はバターで小麦粉炒めるんか!」 とツッコミたくなる本格洋食味。



お腹がいっぱいで酒も回り、それでも料理が終わらないという地獄に迷い込んだ哀れな飲兵衛達は、あひゃひゃひゃひゃ~と楽しげに笑いながら機械のように日本酒を胃に流し込む。

ダメだ、この大人達はダメだ。



もはや見るからに限界だというのに、店のお姉さんが 「こちら揚げ物のお皿ね~」 と死刑宣告のような台詞を口にしながら

「1人1皿」

配膳し始めた。

よーしよしよし、ちょっと待とう。ここで1人1皿、しかも揚げ物ってのはおかしい。テーブル間違えてるはず。そんなもん注文してない。

だがしかし、食い切らなかったら残せばいいやとかじりついてみたらうめえ……。これなんだ?鯛か?揚げた蛋白な魚の上に洋食味のソースがかかってて、さらにポーチドエッグが添えてある。

あ~~、これはあれだな。店の大将が殺しに来てるな。



とかなんとか言ってるのにトドメにバラチラシっていう。オーラスで食うには切り身の1つ1つがでけえ!



開始から何時間も経過しているのに、そしてメタボ飲兵衛ばかり揃えたはずなのに、最初の刺身を食い終わっておらず、冬の主役であるあんこう鍋さんも残りまくり。

この店怖い。



自家製のカラスミが乗ったこの店の過剰さがよくわかるお皿すら全く手付かずで残ってる有り様。

残ったお魚はQTが持参したタッパーに詰め込んでみたのだが、漁師町のお祭りで出て来るような 「それ東京で食べたら1杯いくらすんだよ!」 的な贅沢過ぎる海鮮丼になってやがった。



ヤラれ過ぎて 「もう解散していいんじゃないか?」 と思った頃に思い出したかのようにいずへいケーキが登場。そうか、そういえばこれが主題だったな。(もはや自分でもどうでもいい)




相変わらずいずへいは料理もケーキも上手だなあ。

でも、出来ればもう少し腹が減ってる時に紅茶と一緒に食べたかったなあ……。

毎年こうなんだよなあ……。


<プレゼントコーナー>


手作りケーキとチョコ
ケーキの方は甘み抑えめで酸味が強く、中々店じゃ出さない味。とても好みだった。


牛肉ダシダ
さすがのロザリー姐さん。プレゼントとしては 「おい!」 と思うけど、冷静に考えると確実に使える物なので助かる。



ロシア料理の本
灯台長がロシア語でサインを入れてくれているという中々に意味のわからない1冊。しかしロシア料理のレシピ本ってのは予想外だったなあ。チラ見してみたら意外と近所で買えない食材はなかったので、何か作ってみるー。



プロレスラー名鑑全集。
2001年から2010年までの週プロのプロレス名鑑が掲載されているという、ちょっとしたタウンページのような活字だらけの1冊。こちらもキャスバル兄さんのサイン入り。



子供用の玩具かとおもいきや、お米パン作りキットだった!これはオレに家で米粉パンを焼けという事だな!?バインミーでも作るか。



誰が何の用途で持ってきたのかわからない鼻メガネ。しかも光る。だからどうした!



これも確かキャシーがくれたマンガ。働かないニートな男が、甲斐甲斐しい彼女に支えられて生きるというオレ様にぴったりな内容。しかも彼女の名前がウチの奥方様と同じっていうおまけつき。



少 し前に地元に高級卵の専門店がオープンしたんだが、そこの燻製卵と、火を通すと真価を 発揮する卵。どうやら生で食べると美味しい卵とか、オムレツみたいに焼くと美味しい卵といった具合に、用途ごとにオススメの卵が違うらし い。

これを持って来たぽよ曰く 「これで荒井さんお得意のオムライスでも作ってみてよ!」 との事だが、そうかオムライスか。確かに高級卵で作るオムライスって胸熱だ。



こうめさんが持って来たアサリのしぐれ煮。そのまま米に混ぜて炊くと美味しいらしい。

そうかあさりの炊き込みご飯か。

なんだか荒井家の1週間分の献立が出来上がった気がする。



「ラーメンと愛国」

タイトルでヤラれた。愛国ビジネスもここまで極まったかwww

読破したらレビューしてみたい!



今回貰ったプレゼントの中で、最も心がほっこりした1品。いずへいの息子が書いてくれたさだおの絵。

しかし一部問題が。

絵に描かれている人物は左から 【いずへい、さだお、奥方様、がく(兄)、はる(弟)】 となっており、オレ様がいずへいと奥方様に挟まれて、しかも息子2人はいずへいではなく奥方様の隣にいるというナイスな構図。

そうかそうか、がくはこれが理想なのか。じゃあしょうがない。子供がこれを望んでいるのならばしょうがない。

オレとしてはいずへいは単なる飲み仲間のつもりだったんだが、子供がこうなりたいと言うんだからしょうがないじゃないかいずへい!



とかなんとか昼の愛憎ドラマのような展開に持ち込もうとした時にお店から 「はいデザート!」 とKYすぎる声が。

いや……だから……腹がいっぱいで……ケーキも食っちゃったし……。


ちなみに今回のお会計は、お料理が1人3,500円で、お酒が1人2,000円ちょっと。合計で1人6,000円弱(5,800円くらい?) だったんだが、その値段でこれだけ出してくるってのは板橋にもほどがあるなと。

しかもタダでさえ海から遠い板橋の北のはずれの高島平地区にこんな店があるなんて。近頃は荒川であんこうとか鮭が獲れるらしい。きっと温暖化による異常気象のせいだろう。

そ れにしても、これで穂高寿司クレール、 清竜丸と続いた訳だが、こりゃ来年はどうしよう?いくらなんでもハードル上がりすぎだ。


■清竜丸
住所:東京都板橋区蓮根2-31-27
TEL:03-3965-6104
営業時間:17:00~22:00(LO)
定休日:不定休
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■板橋区リンク

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板橋グルメマップGoogle版
板橋区のばら
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■番外編 「正しい板橋区の歩き方」 シリーズ
正しい板橋区の歩き方 大山編その1
正しい板橋区の歩き方 大山編その2
正しい板橋区の歩き方 大山編その3
正しい板橋区の歩き方 区役所前編 その1
正しい板橋区の歩き方 志村坂上編
正しい板橋区の歩き方 小竹向原編その1
正しい板橋区の歩き方 小竹向原編その2
正しい板橋区の歩き方 突発徒歩デート編その1
正しい板橋区の歩き方 突発徒歩デート編その2
正しい板橋区の歩き方 突発徒歩デート編その3
正しい板橋区の歩き方 ぶらり東武東上線の旅 その1
正しい板橋区の歩き方 JR板橋駅編その1
正しい板橋区の歩き方 高島平編 その1



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