弘興(中華) | C.I.L.

弘興(中華)

以前大山に福楽苑 という値段の割に美味しくて気に入ってた中華屋があったのだが、出稼ぎ中国人のお約束なのか……

【気付いたら夜逃げのように閉店 → 即座に全くの別人が居抜きで営業を始める → またいなくなる →また別人が……】

という意味不明のコンボが炸裂。

代わりに同じくらいステキな店が入ってくれればまだ良かったのに、このテナントに入れ替わり立ち代りやって来るのはどれも 「ん~」 といういまひとつ決め手にかけるお店ばかり。


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そしてまた (福楽苑以降何回目の経営者チェンジなのかわからんが) 新たなチャレンジャーが登場。


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とりあえず、まずは表の看板をチラ見してメニューと価格帯をチェックしてみる。

海鮮焼きそば 780円
五目かた焼きそば 780円
野菜タンメン 680円
広東麺 780円
角煮麺 880円
五目焼きビーフン 680円


麺しかねええええ!!!

もっとほら、例えば 「ウチは四川がウリDEATH!」 とか 「上海料理が得意DEATH!」 とかあるじゃん!なんで意地でも麺縛りなんだよ!

参考にならねえぞこの看板!


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こりゃ入ってみないとさっぱりわからん!ということで、フロンティアスピリッツをフル稼働させて入店。すると壁にちょっとお得そうなセットメニューが。

980円 晩酌セット
A.生ビール・酎ハイ・サワー各種・ソフトドリンク → 1杯チョイス
B.スピードメニュー(おつまみ) → 2品チョイス
C.1品料理 → 1品チョイス

ほほう、これで980円でいいの?

さらに1,080円のセットというのもあって、そちらは1品料理が中華土鍋メニューになる。バリエーションは 【鶏と野菜土鍋・豚肉と野菜土鍋・五目野菜土鍋・モツと野菜土鍋】 といったところで、仕事帰りの1人客なんかはこれで十分なんじゃないか?

へー、これで味がうまけりゃ当たりかも。


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まずは晩酌セットのおつまみから干豆腐サラダとピータンをチョイス。

この2つは初めて入った中華屋で必ずといっていいほど頼む品である。干豆腐の方はシンプル惣菜なので味付けのセンスがわかるし、ピータンはよほど舌に合わない物じゃない限り酒のアテとして優秀だし。

で、この店の干豆腐さんがいかがな物かというと、まず感じるのはほんのりした酸味とごま油の風味。そして何かがジャンクなんだけど、全体的にさっぱり味という独自路線。これはアリ。心なしか市販の適当なドレッシングをかけただけにも感じるが、うまいから許す。

ピータンも食べやすい味で、ひとまず第一段階はクリア。


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続いて晩酌セットのニラレバ炒め。

こいつが小皿で出て来た割に妙に盛りがよく、ニラやもやしよりも遥かにレバーの量が多い。山のように積むくらいならワンサイズ大きい皿に盛ればいいような気もするが、うまいから許す。

あ、そうそう大事な味について書いてないや。

このニラレバも一般的な中華料理屋と比較すると独自路線の味なんだけど、値段の安さを考慮しなくても本気で美味しいです。というのも、方向性としては中華のレバー炒め系ではなく、フォアグラのような味付けなの。くどくならない程度のほんのりした甘味があって、しょっぱさは押さえ気味で、レバーは臭みが少なくて柔らかいっていう。

何でこの甘味を出したのかはわからないが、甘い食事がダメなオレが喜んで食べられたくらいなので、ちょっぴり甜麺醤でも入れてる程度なのかなあ。

とにかくこの店の味付けのセンスはオレの好みに合いそうだという事はわかった。


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色々と食いかけですが、これで980円ならお得だと思うなー。色々と選ばせてもらえるし、家に帰る前にちょいと1杯なんて時にぴったり。

てかレバー多いよレバー。1切れがベロンと大きいのに、それが10切れくらい入ってるんだもの。これ以上血の巡りを良くしちゃうと持病の火病が悪化しそうだ。


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ちょっとレバーが予想以上のコッテリ味だったため、急遽キュウリを戦線投入。塩気も油も押さえ気味で舌休めにちょうどいい。

この店は全体的に塩加減を (中華にしては) 押さえてくれてるみたいね。


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そして点心系メニューの中から春巻きと焼きワンタンを注文。

春巻きはオレの大好きな皮がしっかり固い系で、焼きワンタンの方は餃子とも焼き饅頭なんかとも違う不思議な食感。皮がモチっとしてて、中にはお肉と野菜の餡が入っている。

あー、点心も食べ慣れた落ち着く味でうまいー。

いい店じゃないか!

福楽苑を失って以来やっといい店が入ったか!


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本当はこの時点で〆を頼みたいくらいのお腹事情だったんだが、やっとの事で当たり店が入ってくれた喜びから追加注文。(いわゆる縁起物ってヤツだ) (微妙に言葉の意味が違う)

あれこれ悩んだ末に、味付けの下手な店だと油っこすぎる、または酸っぱすぎる、またはしょっぱすぎる、または甘すぎるとかで台無しになってしまう油淋鶏を選んでみた。

すると、思った通り味付けのセンスが日本人に合っているため 「これこれ!」 という出来栄え。そうなんです、このサックリ揚がってる鶏肉とほんのり甘酢ダレの組み合わせを求めてるんです!


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油淋鶏の時点でお会計をしたい気持ちで一杯だったんだが、やっぱほら、せっかく良いお店が来てくれたんだから、1品余計に頼んであげたくなったりするじゃん?

それに中華屋といえば炒飯だし。まずは炒飯の味を確かめないことには話が始まらないって山岡士郎が言ってた気もするし。

そしたらこれがまた 「街の中華屋で食べたい味」 そのものっていう。これも油の量を押さえてあって、米はパラパラとまではいかないものの充分に食べてて気持ちいい食感。

あ~~この店は 「ちょうどいい」 な~~。

特別これが凄い!ってわけでもないんだけど、地味ながら何を食べても安心出来る味だ。


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いい加減食べ過ぎて鼻から米粒が飛び出しそうだったのに、ドカ食いする我々に対して好意を持ったのか、お店から杏仁豆腐のサービスが。

こ、これは嫌がらせだ……。(でもこいつも味と香りがしっかりしててうまかった)



■総評
味:☆☆~☆☆☆(レバニラの味は素晴らしかったが他は普通においしいなって感じ)
値段:☆☆(特別安いわけじゃないけどお得なセットあり)
品揃え:☆☆
店の雰囲気:☆☆
接客:☆☆☆(思ったよりも接客が丁寧で好印象)
遠征:☆
デート:☆☆
DQN率:?

備考:大山は昔から中華屋がやたらと多かったんだが、なぜか繁盛してる良い店から先に潰れて行くという妙なジンクスがあった。外国人経営のお店って評判が良くなると謎のブローカーみたいなのが寄ってきて経営権を買われちゃうなんて話を聞いたけど、どういう理由か知らんがとにかく入れ替わりが早過ぎる。

最近は店名こそ以前のままだが 喜楽 の料理人が変わってしまい、安すぎる価格帯は据え置きながら味は以前と変わってしまった。

そんな暗雲立ち込める大山の中華屋戦線にステキなお店が参戦してくれたってのがまず有り難い。

価格は一般的な板橋の飲食店相場ながら、味と盛りがそこそこいいのでCPは悪くない。中には 「お!」 と思うキラーコンテンツ(今回はニラレバ) もあるし、頻繁に通いたいと思える楽しさがある。

まだオープンしたてなのでもう少し様子をみたいけど、使い勝手の良さという面でかなり期待できます。



■弘興
住所:東京都板橋区大山東町59
TEL:不明
営業時間:11:00~24:00(だと思う)
定休日:不明
※オープンしたてなのでよくわからん!


■板橋区リンク
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正しい板橋区の歩き方 大山編その1
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正しい板橋区の歩き方 区役所前編 その1
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