歩りえこさんの、台湾移住エッセイ。 

去年、歩さんの冠ラジオ番組『渋谷旅ママ×最先端テクノロジー部』に出演させていただいたこともあり、改めて本棚から引っ張り出してきて、年末年始に引きこもりながら読んでました。

はじめて読んだときの感想はこちら。このときはまだ、東京に住んでいた。いま、台湾に住んでから読み返すと、台湾人の適当さ、言動の脈絡のなさに「わかる!」を連発。でもでも、何よりも身にしみるのは、台湾人の温かさ…。

ごはんもマッサージもいいけど、やっぱり台湾のいちばんの名物って台湾人だと思う。

この本自体は、台湾男子との恋バナがメインではあるんですが、結局うまくいかなかった、というのが、他の本と違ってて、いいんですよね。それでも人生は続く、私は生きていくのだ、という。

これが「結婚して永遠に幸せに暮らしました。おわり」だとなんか、キラキラ過ぎて置いていかれた感ハンパなかったと思うもの。

今は東京に拠点を戻されている歩さん、これからの活躍がすごーく楽しみ。新刊もぜひぜひ書いてほしい!
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●台湾の本(隠居の本棚より)
 
『満里奈の旅ぶくれ』(渡辺満里奈さんの台湾食い倒れ・飲み倒れ本)
 
『渡辺直美のたら福まん腹台湾』(日台ハーフの渡辺直美さんが食べまくる本)
 
『台湾で日本を見っけ旅』(おがたちえさんの、台湾に残る日本を探す漫画)
 
『台湾人には、ご用心!』(台湾研究者の酒井亨さんが台湾と台湾人を徹底解剖!)
 
『台湾論』(小林よしのりさんの台湾マンガ。台湾と日本の深い縁がよくわかる)
 
『李登輝学校の教え』(台湾の元総統・李登輝さんと小林よしのりさんの対談)
 
『わたしの台南』(日台ハーフの一青妙さんの、台南ガイド本)
 
『私の箱子』(一青妙さんの自伝的エッセイ)
 
『台湾人と日本精神』(日台の歴史を体現したような焜燦さんの本
 
『海角七号 君想う、国境の南』(大ヒットした台湾映画のノベライズ)

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●文庫でてます