去年の後半ぐらいから、台湾ブームが来ている。どこに来ているかといえば、私と友人スジャータ女史のあいだに、である。古本屋で台湾本を漁って読んでは交換し、それを台湾カフェや台湾レストランで語り合うのが至福の時。


これはスジャータ女史から教えてもらった渡辺満里奈さんの台湾本。文字通り飲み倒れ食い倒れ、とくに小龍包のおいしい食べ方なんて垂涎。


あと懐かしかったのは、屋台で食べる時に、五感をフル稼働して「ここは怪しい」「ここはおいしそう」と決めるところ。ポイントは、「食べ物に対する誠意が感じられない」言い得て妙!日本だったら店選ぶのに五感はいらないし、どこで食べてもそれなりにおいしいけど、アジアってへんなとこに当たるとまずいどころか殺鼠剤が混入してて中毒死、みたいなことになるから選ぶのにも超真剣になるんですよね。あの緊張感も含めてアジアって楽しいんだよな。


近いうちに台湾行きたいな。




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●台湾の本(隠居の本棚より)
 
『満里奈の旅ぶくれ』(渡辺満里奈さんの台湾食い倒れ・飲み倒れ本)
 
『渡辺直美のたら福まん腹台湾』(日台ハーフの渡辺直美さんが食べまくる本)
 
『台湾で日本を見っけ旅』(おがたちえさんの、台湾に残る日本を探す漫画)
 
『台湾人には、ご用心!』(台湾研究者の酒井亨が台湾と台湾人を徹底解剖!)
 
『台湾論』(小林よしのりさんの台湾マンガ。台湾と日本の深い縁がよくわかる)
 
『李登輝学校の教え』(台湾の元総統・李登輝さんと小林よしのりさんの対談)
 
『わたしの台南』(日台ハーフの一青妙さんの、台南ガイド本)
 
『私の箱子』(一青妙さんの自伝的エッセイ)
 
『台湾人と日本精神』(日台の歴史を体現したような焜燦さんの本
 
『海角七号 君想う、国境の南』(大ヒットした台湾映画のノベライズ)
 
『恋する台湾移住』(旅作家の歩りえこさんの台湾移住エッセイ)

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●拙著でてます