さてさてひきつづき台湾ブームの隠居です。
今回読んだのは、一青妙さんの台南本。台湾は台北しか行ったことないので、台南はすご~く気になっていたのです。なぜかというと古き良き台湾がたくさん残っている街というのを聞いたから。
日本統治時代の遺物と新しい文化、日本語を話す人たちとの交流…。
そしてこういうふうに台南を切り取れるのは一青さんしかいないと思う。どういうふうかというと、「台北にはもう残っていない、昔住んでいた台湾の面影が息づく場所にもういちど出会いたい」という視点で切り取ること。私が逆立ちしたって得られないこの視点。生まれるずっと前からやり直さないと叶わない視点。なんか、不謹慎ではあるが、路地に生まれた中上健次に対する憧れに似ている気がする。
台南市政府が協力していることもあって、外人が外から見た台南だけでなく、台南がいま知ってほしい台南のようすがたくさん書いてあって、とてもよかった。
ますます行きたいぞ、台湾!
わたしの台南: 「ほんとうの台湾」に出会う旅 1,296円Amazon- ・・・・・・・・・・・・・●台湾の本(隠居の本棚より)・『満里奈の旅ぶくれ』(渡辺満里奈さんの台湾食い倒れ・飲み倒れ本)・『渡辺直美のたら福まん腹台湾』(日台ハーフの渡辺直美さんが食べまくる本)・『台湾で日本を見っけ旅』(おがたちえさんの、台湾に残る日本を探す漫画)・『台湾人には、ご用心!』(台湾研究者の酒井亨が台湾と台湾人を徹底解剖!)・『台湾論』(小林よしのりさんの台湾マンガ。台湾と日本の深い縁がよくわかる)・『李登輝学校の教え』(台湾の元総統・李登輝さんと小林よしのりさんの対談)・『わたしの台南』(日台ハーフの一青妙さんの、台南ガイド本)・『私の箱子』(一青妙さんの自伝的エッセイ)・『海角七号 君想う、国境の南』(大ヒットした台湾映画のノベライズ)・『恋する台湾移住』(旅作家の歩りえこさんの台湾移住エッセイ)
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