台湾映画史上No.1ヒットを記録したという魏徳聖監督による映画ノベライズ。
過去と現在の日台の恋が交錯する!ということで、期待して読んだが、メインは現代の台湾男子と日本女子のラブストーリーでした。普通。
とはいえ、少しだけど日本統治時代の台湾のようすが伺える描写もあって、そこはおもしろく読んだ。
台湾からの引き揚げ船は「高砂丸」という名前だったこと。当時は正式な日本名がなくても日本語の名前をつけることがあって、たとえば「アツコ」は「阿珠口」と当て字していたこと。
次はぜひ、過去をメインにした作品を、、、と思っていたら、この次作が、あの『セデック・バレ』だそうじゃないですか!!
まだ観てないんだよな、セデック・バレ。あのライムスター・宇多丸さんも年間一位に推してた名作。なんとかして観なくては、、、。
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●台湾の本(隠居の本棚より)
・『満里奈の旅ぶくれ』(渡辺満里奈さんの台湾食い倒れ・飲み倒れ本)
・『渡辺直美のたら福まん腹台湾』(日台ハーフの渡辺直美さんが食べまくる本)
・『台湾で日本を見っけ旅』(おがたちえさんの、台湾に残る日本を探す漫画)
・『台湾人には、ご用心!』(台湾研究者の酒井亨が台湾と台湾人を徹底解剖!)
・『台湾論』(小林よしのりさんの台湾マンガ。台湾と日本の深い縁がよくわかる)
・『李登輝学校の教え』(台湾の元総統・李登輝さんと小林よしのりさんの対談)
・『わたしの台南』(日台ハーフの一青妙さんの、台南ガイド本)
・『私の箱子』(一青妙さんの自伝的エッセイ)
・『海角七号 君想う、国境の南』(大ヒットした台湾映画のノベライズ)
・『恋する台湾移住』(旅作家の歩りえこさんの台湾移住エッセイ)