サントリーニ島で作られるワイン
こんにちは、合格通知を頂いてから少し間が空いてしまいましたが、ゆるく続けていけたらなと思っています今日は「永遠の憧れ」と称されるギリシャのサントリーニ島で作られるワインについてお話ししますギリシャには3000種類を超える土着葡萄品種があるそうですその中でもWSETの教科書に出てくる白葡萄品種Assyrtiko (アシレティコ)サントリーニ島の太陽を燦々と浴びて熟しますが、海風によって冷やされるのでしっかりと酸味は保たれている葡萄ですさて、サントリーニ島って地図で見ると米粒のように小さいのですが、実は火山活動によってできた島なのです噴火して海底が隆起→マグマが流れ→固まり→その上に火山灰が堆積した土壌で、たくさんのミネラルを含みますこのような土壌でできたワインのことをボルカニックワインと呼びます(火山ワイン🌋)土壌にミネラルがたくさん含まれるといっても、葡萄が大量にミネラルを吸い上げ、ワインもミネラル感たっぷりになるということは科学的に因果関係はないようなのですが雨が少ないこの地域ですが、ワイン作りにおける灌漑施設の使用は禁止されているのでアシレティコは深く深く根を張ります火山灰やら海の中の堆積物やらマグマやら、複数の地層から水分と栄養を吸い上げて育つ葡萄は凝縮感があり、ミネラル感があると表現されることが多いですミネラル感ってなんなのってよくわからないという方へ!わかりやすくミネラル感のあるワインに感じられる特徴を言葉にすると以下の3つ①高い酸味②絶妙な苦味③塩味実際に最近いただいたこのワインの紹介ページにもこう表現されています""A bone dry wine with citrus aromas followed by mild saline and mineral flavors. Balanced acidity fills your mouth well after it is consumed. Plump and delicious, fruity, clean and unadorned.""訳: シトラス系アロマにマイルドな塩気とミネラルが感じられるかの有名ブランドと同じお名前のワイン!笑ドライで酸味はとても高く熟したレモン、普通のレモンというよりメイヤーレモンのような🍋酸っぱいけどトゲトゲしくないフレイバーそこにかすかな塩気と苦味が余韻で残ります備忘録ティスティングノート✏︎Appearance •••Medium lemonNose•••MediumPalate•••Dry with High acidity, low alcohol, medium body, medium+ flavor intensity, medium+ finishFlavors•••Mayer lemon, lemon zest, lime, salty, flintオマケですが、サントリーニ島ってとても海風が強いのですアシレティコの葡萄の木は強風に負けないようにリースのような形に仕立てられるようですよ(クルーラ仕立て)これをみて葡萄の木ってわかる人が何人いるでしょう?旅行で訪れた際にはぜひチェックしてみてください