ミュスカ・ミュスカデ・ミュスカデル はて、呪文でしょうか?笑い泣き

 

 

 

このブログをご拝読頂いている皆様は

きっとワインにお詳しい方が多いので、お分かりかと思うのですが

 

 

 

こちら、葡萄品種なのですぶどう

 

 

 

 

英語で書くと

Musucat/Musucadet/Musucadelle

 

 

 

 

先週のフレンチワインスカラーではボルドー、先々週はロワールだったので

この紛らわしい葡萄品種を頭の中で整理せねばガーンと思い綴っています

 

 

 

 

 

 

まずはミュスカ Musucat

 

 

 

 

糖度の高いアロマティック品種です

 

 

 

イタリアの甘口スパークリングワインAstiで使用されている葡萄でもあります

 

 

 

甘いワインが作られる事が多いです

 

 

 

 

WSETでは頻出なのですが、ミュスカは酒精強化ワインにも使用されます

①と②の違い、私が受けた時の筆記試験に出題されましたので要チェックOK

 

 

 

 

①南ローヌ Musucat de beaumes de Venise  

 収穫後に陰干した葡萄をプレスして、発酵を途中で止めて敢えて糖度を残す

 という作り方がなされています

 ワインはステンレスタンクで熟成されるので香り高い酒精強化ワインです

 

 

 

②オーストラリア Rutherglen

 こちらは健康な葡萄とレーズン化した両方を使って作られる

 醸造は皮ごとなされ、発酵を途中で止めることにより糖度を残したワインとなる

 熟成はold vessel(古い樽)でなされ、ワインは酸化するので茶色になる

 

 

 

 

 

 

 

次にミュスカデ Muscadet

 

 

 

フランス ロワール地方の下流域 Pays Nantaisで栽培されている白ぶどう

シノニム(別名)はMelon de Bourgogne

 

 

 

辛口の白ワインでシーフード特に牡蠣などによく合います

 

 

 

 

ミュスカデが生産されているAOCは下記

 

Musucadet AOC    (全生産量の20%)

Musucadet Cateaux de la loire AOC(とても小さい地域)

Musucadet Cote de grandlieu AOC(湖の湖畔にありジューシーな仕上がりに)

Musucadet Sevre et maine AOC (全生産量の75%)

 

 

 

赤文字にしましたミュスカデ セーブル エ メーヌが特に生産量が多く

Sur Lieで作られるミュスカデがとても有名です

 

 

シュールリーと読むのですが、澱の上という意味

 

 

ワインを澱の上で熟成させるとクリームのような風味がつき、まろやかな口当たりになるのですが、これはキツくなりがちな酸味とのバランスをとる事が目的です

 

 

 

ただ10ドル台で売っているようなミュスカデは

シュールリーによる風味は感じられない事が多いです

(澱の上での熟成が4ー6ヶ月なことが多い)

 

 

 

では、どういったワインにそういう風味がついているのかというと

ミュスカデセーブルエメーヌの中にも特別な土地が3つあり、そこで作られたワインはシュールリーでの最低熟成期間が定められておりより深い味わいになります

 

 

1. Musucadet Sevre et maine Clission

   Granitic gravels and galets -> dried fruits charactor

   most concentrated flavor 

   Aging Sur lie at least 24 months, sometimes 

   last 40 months to achive full flavor

 

2. Musucadet Sevre et maine Gorges

    Clay soil rich in quartz and coarsly grained green volcanic call Gabbros

   wines are marked by bothe minerality and distinct touch of smoke

   Aging Sur lie at least 24 months, sometimes last 40 months to 

   achive full flavor

 

3. Musucadet Sevre et maine Le Pallet

    Located on geniss and gbbros wich delivers a pronounced floral element

    Aging Sur lie at least 17 months

 

 

 

24と17という数字、そしてクリッションは濃い、ジョージはミネラル感、ル パレットはお花!ってざっくり覚えようと思います笑ニコニコ

 

 

 

 

 

最後にミュスカデル

 

 

 

主にフランスのボルドー地方で白ワインの補助品種として使用されています

 

 

ボルドーの白ワイン生産の6%らしくメジャーではないので

知らない方も多いかもしれません

 

 

ソーベニョンブランやセミヨンとブレンドされボルドーブランと呼ばれています

 

 

蜂蜜やジャスミンのような甘い香りが特徴で、ドライな白ワインが多いです

 

 

ごく稀に、ミュスカデルが貴腐菌をまとえば貴腐ワインになることもあります

 

 

 

 

 

 

最後にロワールのミュスカデ セーブル エ メーヌのスペシャルな土地Gorgesで作られたワインのお写真を

 

 

 

appearance ; medium gold 

aromas; cream, butter, briosh, quice, pinapple, flint, honeysycle

dry with high acidity, medium+ finish

 

 

 

黄金色の色調からも24ヶ月の熟成を感じられますし、アロマが甘くてクリーミーで

まさにシュールリーとはこういう香りなんだなというのを初めて実感した1本でした



口に含むとドライで、カリンやグレープフルーツのような苦味(ミネラル感)が残ります

 

 

 

あと1ヶ月ちょいでフレンチワインスカラーの試験なので頑張りたいと思いますグー

 

 

 

では、今日もかなり濃い内容になってしまいましたが

読んでくださりありがとうございましたおねがい