ワインの世界にはワイン用語なるものが沢山あります
ワイン好きな人と話すと、色々教えてもらいたいのに意味がわからずついていけない、、、なんてこと私もよくありました
みんながわかるようにもっと敷居が低ければいいのになぁなんて
そこで、今日はよく使うワイン用語のひとつであるグランクリュ(Grand Cru)について解説したいと思います
グランクリュとはフランスで使われるワイン用語で一番格の高い特級畑のことを指します
すごく簡単に言うと
グランクリュ=高品質です
ここからは地域ごとにグランクリュの指すものを説明します
ブルゴーニュ地方ではGrand cruというと、一度は聞いたことがあるだろうロマネコンティやモンラッシェなどという有名な畑を意味します
アルザス地方でも畑ごとにグランクリュが定められていて、さらにはグランクリュで栽培できる葡萄品種も定められています
(リースリング、ミュスカ、ゲヴェルツトラミネール、ピノグリ→試験によく出る)
シャンパーニュ地方では村単位でグランクリュやプリミエクリュ(一級畑)が定められています
グランクリュ村で栽培された葡萄で作られたワインはグランクリュを名乗れるようになっています
ボルドー地方ではシャトーごとにグランクリュが定められています。1855年の格付けで選ばれた1-5級のシャトーがその対象です
右岸のサンテミリオンでは独自の格付けシステムがあり、試験に頻出なので英語で説明できるようにしておくといいと思います
グランクリュのなかにさらに格付けがあるというシステムです。ややこしいですね
原産地統制法が制定された当時、
グランクリュを名乗れる畑や村は鼻高々だったらしいのですが、一方で高い税金がかけられることを嫌った栽培者達もいました
そんな生産者さんたちがグランクリュの格付けを拒否したことで、いまでもブルゴーニュのムルソーという村にはグランクリュがありません
ここはシャルドネの最高峰と呼ばれるピュリニーモンラッシェのお隣の村で、とっても美味しいシャルドネの産地なんですよ
最近では評判が上がりお値段も比例してきていますが、まだまだお手頃価格なワインも沢山あります
大好きなムルソーのシャルドネです
Domaine Vincent Latour
(ドメーヌ・ヴァンサン・ラトゥール)
Meursault 2013
日本では一万円を越えてしまうそうなのですが、ヒューストンではなんと35ドルでした(あまり知られたくないので小文字にしておきます)
8年の熟成を経て、ハニーやアプリコットのアロマがでてきておりました。フレイバーは酸がのびやかでドライ、思った以上にシトラス系トロピカルフルーツ系の果実味がありました
少しわかりにくかったかもしれませんが、ワインを勉強する上では欠かせない知識ですので覚えておいて損はなしです!
今日も最後までご拝読ありがとうございました