
車を社務所前に停めさせて頂きー

社殿の方へ。

手水舎手前に歌碑がありました。

「しらひげの 神のみまへに わくいづみ
これをむすべば ひとの清まる」
上の句を鉄幹、下の句を晶子、と夫婦で詠んだ歌ですって。
手を清めます。 (バックに写っているのが与謝野夫妻の歌にある泉、ですね?)

社殿を拝見します。(普請奉行は片桐且元ですって。/『真田丸』では気の毒な方でしたねー・・・)
拝殿。



拝殿の後ろの神殿。祀られているのは猿田彦。

現在は「白髭(シラヒゲ)神社」と呼ばれていますが、白鳳時代に天武天皇から賜ったのは「比良(ヒラ)明神」という社号だそう。又江戸時代の地図には「白髭大明神」とも載るそうです。 尚、比良は地名。「比良山地」にもその名が見えますね。

「白髭神社」の祭神が猿田彦なのは 白鬚大明神縁起 によると_ 粗く言って「猿田彦が亡くなった場所である」事から、のようです。 そして老いた姿なので「白髭~」、比良山の麓なので「比良~」とお呼びする、と。 / 又 神社に伝わる猿田彦像は 白髭の老人の姿 なんですって。
若宮社 / 御祭神 は太田命。(猿田彦の別名とも幼名とも、子孫の名、とも)

絵馬殿。

(絵馬は見えませんでしたがー)

社殿前に鳥居。湖の方を向いています。


扁額。

その先、湖の中に立つ鳥居。

これについては様々な説があるそうです。詳しくは公式HPの湖中大鳥居の頁を⇒*

ともあれ 今立つ鳥居は、 伝説・伝承 の鳥居を蘇らせる意味で建てられた昭和12年の鳥居を、昭和56年に建て替えた物 だそう。
引き返し、山の方へ行ってみます。

若宮社横の石段を上ると

「上の宮」と呼ばれる 末社が並んでいました。


もう一段上にも。


更に行くとー

岩戸社、という祠がありました。古墳の石室前に建てられており 石室を「天岩戸」として祀っている といいます。

岩戸社の横には紙垂のついた縄を巡らされた石が。

磐座だそうなので、神社が建てられる前は ここが祭祀の場所だったのでしょう。

戻って参ります。

見所一杯の神社、でしたよー。/ おしまい。