こんにちは。俣野成敏(またのなるとし)です。

 

「これから先、どうなるのかわからない」「将来が不安だ」「だから、お金が欲しい」…このように考えている人が、今、これをお読みの方の中にもいらっしゃるのではないでしょうか。

 

 現在、かなりの仕事が機械で代行可能になってきています。今はまだ、技術的な問題、コスト的な問題があるものの、将来的には、人間の仕事の大部分が、機械に取って代わられるでしょう。

 しかし実際は、まだ多くの仕事が人間の労働力に頼っている状態です。たとえば、副業の代名詞である個人宅配など、マッチングにはITを活用しているものの、品物を運んでいるのは人間です。

 

 サラリーマンとは、もともと自分の労働力をお金に換える職業です。自分の労力を使うからには、自分がその場にいなければなりません。つまり、“時間”という制約があります。

 自分の時間を使ってお金を稼ぐ仕事で収入を増やそうと思ったら、方法は2つしかありません。それは、「働く時間を延ばす」か「時間単価を上げる」こと。この2つです。

 

 実質、「労働時間を増やす」という選択肢を採ることは難しいでしょう。人間は、機械ではありませんから。つまり「時間単価を上げる方法を考える」ことが、サラリーマンの基本戦略になります。

 

「時間単価を上げる」というと、多くの人は「資格を取ろう」「技術を身につけよう」と考えがちです。確かに、すごい技術を持っていれば、それがウリになります。

 しかし私を含めて、ほとんどの人には特殊な技能などありません。今から資格を取ったとしても、モノになるには時間がかかります。

 

 時間単価を上げるための現実的な方法の1つとしては「今、やっている仕事に熟練して、もっと短時間でこなせるようになる」ことが挙げられます。短時間で遜色のないサービスを提供できれば、時間単価が上がったことになります。

 

 けれど、時間を短縮しただけでは、お金は増えません。ただ、空いた時間に同じ仕事を入れ、会社に対して「仕事量が倍になったから、倍の給料をください」といっても難しいでしょう。

 元来、サラリーマンとは“チーム戦”です。自分だけ仕事を多くこなしても、全体の生産性が上がらなければ、売上は増えません。

 よって、この方法で収入を上げるためのカギとなるのは、「空いた時間で何をするか?」ということです。

 

 オススメは、「空いた時間に別の仕事を入れること」です。たとえば、社内で他の誰もやっていない仕事とか、「本当はやるべきだけれども、後回しにされている仕事」などを、です。

 

 私の知り合いの話をしましょう。知り合いがまだ若かりし頃のこと。社内のネットワークを見ていた時に、同じような資料が多いことに気づきました。部署ごとに、似たような資料を作成していたのです。

 これに気づいた知り合いは、全社に向けてメールを打ちました。「皆さんがつくっている企画書や提案書を、私がまとめてライブラリーにしようと思います。そうすれば、次回からもっと資料の作成が早くなるのではないでしょうか」と。

 

 こうして知り合いは、全社から集まった資料をデータベース化し、社内で表彰されました。まだ、雑用しかさせてもらえなかった新米時代に、社内で後回しにされていた仕事に手をつけたことで、他人との差別化に成功したのです。

 現在、知り合いは、あるIT企業の社長をしています。これが、時間単価を上げる方法です。

 

 時間こそ、誰にでも平等に与えられた資源だといわれています。時間は決して延ばすことができず、1秒たりとも持ち越すことができません。

 だからこそ、「限られた時間に何をするか?」が大事になってくるのです。


 

【メルマガ読者特典あり】

★「自分の時間を副業に使いたい」「副業の実例を知りたい」という方は↓

https://www.matano.asia/seminar/

 

 

ありがとうございました。