永松昌泰学長のブログ【ものの道理で人生を豊かにしよう】 -9ページ目

初めての経営者セミナー (1)

お早うございます。「ものの道理を考えよう」の永松昌泰です。


しばらくご無沙汰しました。



このところ、思いの外忙しくしておりました。


さて、先日予告しましたが、


初めて経営者向けのセミナー を行います。



今まで、何度か要請されたこともあったのですが、

いろいろと考えるところがあり、

今までは行なっていませんでした。


しかし、今、その時が来たように思います。


今回の、「経営者向け ものの道理セミナー」について、

どのような思いで行うのかを、少し書いていきたいと思います。



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私の家は、韓国で先祖代々宮廷の学者であったそうですが、

それは遠い昔の話です。


私は、商売を営む家に生まれました。


父は、私が生まれた頃に鉄鋼会社を創業しました。

新日鐵と伊藤忠商事(旧安宅産業)が主な取引先の会社です。


鉄鋼の世界は、今も昔も浮き沈みが激しい世界です。

俗に、「王様か乞食か」といわれるくらい、相場は乱高下することが多いです。


1万円だったものが、1年後には5万円になり、

2年後には2万円になったり8千円になったりする世界です。

先を読むことが必要とされている世界です。

そういう世界の中で生きてきた父をずっと見ていました。



父は、とてもワンマンでした。

性格的には、「織田信長タイプ」だな、とずっと思っていました。

一代で会社を相当の規模にまで築きあげた父を、

すごいな、と思いながらも、

とても煙たい存在でもありました。


大学は、父が勧めるままに工学部に入りましたが、

大学に入ってから、それまで苦手だった数学、物理に突然目覚め、

またDebateに触発され、

もともと大好きだった人間学、哲学、歴史、文学にも、ぐっと深みが出てきました。


そして、私は研究者になろうと決意し、留学しました。



アメリカ、フランス、と学びを深める中、

最初はただやみくもに勉強していましたが、

次第に私は、自分は結局何をやりたいのかが分かってきました。


私の中心は、今も昔も常に哲学ですが、

結局自分は「哲学の研究者」になりたいのか、

それとも「哲学的に生きていきたい」のか、というところにきました。


そこまで煮詰められtくると、答えは明白でした。



自分は、哲学の研究者になりたいのではなく、

哲学しながら生きたいだけなのだ!



それが結論でした。




哲学する、ということは、結局のところ、「正しく考える」ということに尽きます。


「正しく」という意味は、

「ものの道理」に基づく、という意味です。

もちろん、偏狭な意味での「正しく」という意味ではまったくありません。


そして、学問的なことであれ、ビジネスであれ、

どんな分野であろうとも、

「正しく考えること」

「ものの道理に基づいて考えること」は、

同じはずである、


という確信がありました。



そして、それは正しかったのです。



つづく

新しいセミナーのご案内

お早うございます。


「ものの道理を考えよう」の永松昌泰です。



しばらくご無沙汰しました。


今日は、新しいセミナーのご案内です。


Pちゃんからひと足先に案内いただきました。

http://ameblo.jp/shoukoudou/entry-11003145753.html



ものごとの基本は、ものの見方です。

そこからすべてが始まります。



今から、Basicコースですので、終わってからまた書きますね。

手段と目的について (1)

お早うございます。 「ものの道理を考えよう」の永松昌泰です。


以前、もう一つのブログで、「目的は手段を正当化しない」というタイトルで書きました。

http://www.hahnemann-academy.com/blog/2008/12/post_65.html
http://www.hahnemann-academy.com/blog/2008/12/post_66.html


目的と手段というのは、永遠のテーマなのですが、
ハイゼンベルグの言葉を読み、
私のなかでは完全に決着しました。


目的は、決して手段を正当化しない。

もし、「正しい目的のために間違った手段を使う」、ということは、
その張本人自身がその目的を本当には信じていない、
ということの表現である


ということです。


この永遠のテーマについて、いつも思い出すことがあります。


つづく

戦略について 補足

こんばんは。 モノの道理を考えよう」の永松昌泰です。




前回は、戦略、strategy という言葉について、少し考察しました。


結論として、


ビジネスにおいて、strategy という言葉は、

私は、「仕組み」「仕掛け」という言葉を充てたいと思います。




つまり、ちゃんとターゲットを考え、

こちらが伝えたいことがちゃんと伝わるように、

その「仕掛け」「仕組み」を入念に考え実行することです。



それこそが、business strategy だと思いますし、

エクスマの理念とそのまま重なることだと思います。

明日、東京都現代美術館で、平常(たいらじょう)さんの朗読会があります!

こんにちは。 「モノの道理を考えよう」の永松昌泰です。



今、聞いたばかりの耳寄りのニュース!


明日、東京都現代美術館で行われている、フレデリック・バック展で、


「フレデリック・バック展」開催記念 特別イベント
朗読劇"木を植えた男"~  
人形劇俳優 平常(たいら・じょう)


が行われます。


http://www.ntv.co.jp/fredericback/2908.html



これは、すごいです!


フレデリック・バックもすごいですし、平さんもすごいです!


明日で終わりです。

お時間がある方もない方も、ぜひぜひお越しください。


世界が変わります!



また、平さんは8月から9月にかけて、

大活躍です。


詳しくはブログをお読みください!


http://tairajo.com/jo.htm

「戦略」について

お早うございます。 「ものの道理を考えよう」の永松昌泰です。



私たちは、言葉を気軽に使いますが、

よくよく考えると、言葉とは非常に深いものです。


実は、言葉=世界 と言っても過言ではありません。



「戦略」という言葉があります。

ビジネス戦略とか、よくビジネスでも使われている言葉です。


スコット は、ビジネスに「戦略」は必要ない、とよく言います。


スコット の言うことを、私なりに要約すると、


*******************************


ビジネスで「戦略」という言葉を使う本や、ビジネスコンサルタントの方々の中には、

ライバルを蹴落せ、という方向性の指導をする方が多い。


しかし、その結果はどうなってしまうのか?


同業者同士での足の引っ張り合い、価格破壊によって、

その地域や業界がどんどんやせ細っていく、

仮にその地域で「オンリーワン」などになってしまったら、

その地域は非常に魅力がなくなる地域になり、

結局元も子もない、ということになる。


「戦略」って言うけれど、いったい誰と戦うのか?

経済とは、経世済民であり、その本来の意味とは、


けいせい‐さいみん【経世済民】


世の中を治め、人民の苦しみを救うこと。経国済民。

[株式会社岩波書店 広辞苑第五版]


ということです。



ビジネスの要諦とは、

他社と「差別化」した「戦い」などではない。


自らの独自性をきちんと表現し、

ものごとの真理に基づき、

人の幸せに貢献するものである。


(以上要約)

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その通りです!



さて、ここで「戦略」という言葉について考えてみましょう。


戦略という言葉は、古来からの言葉ではなく、

英語の strategy という言葉の翻訳です。


しかし、「戦略」という日本語と strategy という英語とは、

少なからず距離があると思います。



せん‐りゃく【戦略】
(strategy) 戦術より広範な作戦計画。各種の戦闘を総合し、戦争を全局的に運用する方法。転じて、政治社会運動などで、主要な敵とそれに対応すべき味方との配置を定めることをいう。「販売上の―」

[株式会社岩波書店 広辞苑第五版]



一方、strategy の方は、

http://ejje.weblio.jp/content/strategy


ここで、注目したいのは、


です。



つまり、strategy という言葉には、もちろん軍事的な意味もありますが、

第一義的には、「入念で体系的な行動計画」 なのです。


ということは、実は、エクスマで最も大切にしていることと同じ、ということです。


漫然と言いたいことを言うのではなく、

ターゲットを明確にして、

伝わるように伝える。

どのようにすれば伝わるのか、

それを、

「入念で体系的に行動する」


そう! 思うだけではなく、行動することです。


http://www.ex-ma.com/magazine.html



それにしても、言葉は、

誰がどのように使うのかによって、

まったく意味も違ってきますね!

本来の自分 (4) 現状否定と「本来の自分」

こんばんは。「ものの道理を考えよう」の永松昌泰です。


http://ameblo.jp/nagahahnemann/entry-10975433130.html

http://ameblo.jp/ex-ma11091520sukotto/entry-10951920955.html

http://ameblo.jp/ex-ma11091520sukotto/entry-10909423720.html


さて今度は、「本来の自分」「本当の自分」という考えが
「現状否定」に繋がっていることが多い、というスコットの指摘です。



この指摘は、大変正しいです。


「本来の自分」「自分探し」をしている人たちの多くは(もちろん全てではありません)、
結局のところ現在の自分を否定してしまっていることがほとんどです。

そこから、「いや、これは本来の自分ではない」
という考えになり、
「自己啓発」「自分探しの旅にでる」ということになりがちです。


しかし、これは、まず「哲学的に」間違っています。

というのは、
現在の自分というのは、
ベストな自分だからです。


と書くと、???という方も多いと思いますが、
実は私たちは、全ての一瞬一瞬、ベストを尽くしています。


ますます ????? となりそうです。


誰でも自分はちっともベストを尽くしてなんかいない、
もっとああすることもできた、
こうすることもできた、と思うことばかりだからです。


しかし、それにもかかわらず、
私たちは一人残らず、すべての瞬間瞬間、
ベストを尽くしています。


もし、私たちがその時に、
もしそれが出来ていたのであれば、
それをやっていたのです。


でも、その時にはできなかった。
もし本当にできていたらやっていたのです。



もちろん、その次の時にはできていたかもしれません。
でも、その時には、それ以外できなかったのです。
もしできていたら、それをしていたからです。


ですから、私たちは常にベストを尽くしている。
まずは、そのことを肝に銘じる必要があります。


ですから、どんなに現状に問題があるとしても、
現状の否定から出発するということは、間違っているのです。

「本来の自分」 (3) 「自分探し」では自分を探せない

こんにちは。 「ものの道理を考えよう」の永松昌泰です。


http://ameblo.jp/nagahahnemann/entry-10975433130.html

http://ameblo.jp/ex-ma11091520sukotto/entry-10951920955.html

http://ameblo.jp/ex-ma11091520sukotto/entry-10909423720.html



「自分探し」という言葉は、ずいぶん前から使われています。


おそらくは、「自分探しビジネス」と、

それと「持ちつ持たれつのマスコミ」によって作られた言葉なのではないかと想像します。



「自己啓発」と「自分探し」とは、よくセットで使われます。


ただし、「自己啓発」という言葉は、

「本来の意味」で言えばそれほど問題はありません。


しかし、「自分探し」という言葉には、それ自体大きな問題があります。



当たり前のことですが、自分は自分の中にしかありません。




しかし、「自分探し」という言葉を使う時、

「自分」ではないところに、「自分」を探そうとしてしまいます。




「探す」という言葉によって、

「自分の外」に目を向けさせられるからです。



しかし、自分以外の場所に自分がいるはずもありません。



次回は、「本来の自分」「本当の自分」という言葉が、「現状否定」とセットになっていることが多い、

ということについて、書きましょう。



つづく

「本来の自分」 (2) 「自己啓発」について

お早うございます。 「ものの道理を考えよう」の永松昌泰です。





さて、「本来の自分」をめぐる、スコット VS 私 です。


http://ameblo.jp/nagahahnemann/entry-10975433130.html



私は、しばしば「本来の自分」という書き方をすることがあります。



一方、スコットは、


http://ameblo.jp/ex-ma11091520sukotto/entry-10951920955.html


http://ameblo.jp/ex-ma11091520sukotto/entry-10909423720.html




スコットは、このように書きます。



*******************************



自己啓発に勤しむ人や、自分探しばかりしている人は、ある意味不幸せなんだなと思う。
「本当の自分」があるという考え方や感じ方は、必ず現実を否定することになるから。


今の自分を否定するところからスタートする思考や行動は、苦しくなるだけです。



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まったくその通りだと思います

まずは、「自己啓発」という言葉ですが、

「自己啓発」という言葉は、 「本来」は素晴らしい言葉 だと思います。


「自分を深めていくこと」という意味に、何も問題があろうはずはありません。


しかし、言葉は生きています。

「本来」どのような意味なのか、だけが言葉の意味を決定しているのではありません。


その言葉が実際にどのように使われているか、

それが問題です。


本来の素晴らしい意味に使われていることもあるのだと思いますが、

かけ離れた意味で使われることも多いように思います。


「自己啓発という記号」は、本来の意味と無関係にこそなっていませんが、

目立つのは、「お手軽感」です。


お手軽にお金持ちになろう!

お手軽に悟ろう!

(必ずしもそう書いてあるわけではありませんが)


という「ライト感」です。


そして、本来の素晴らしい意味が歪曲されています。



その歪曲の最たるものの一つが、「思いは実現する」という代物です。


http://ameblo.jp/nagahahnemann/entry-10865975168.html


これについては、続編を書く約束がそのままになっていました。

近日中に、必ず続編を書きますので、乞うご期待。



話が少し横道に逸れましたが、


次回は、


「自分探し」をしていては、決して「自分」に出会うことができない、


ということについて書きましょう


つづく

がんセミナー、そして札幌セミナー

こんばんは。 「ものの道理を考えよう」の永松昌泰です。



今、「がんセミナー」が終わったばかりです。


予想以上の多くの方々にいらしていただき、

おかげで満席をいただきました。


有難うございました。


今日は、がんに対してホメオパシーができることを、

具体的にお話しました。


ホメオパシーの原理的なお話、
症例を5ケース、レメディーを6つ。

レメディーのエネルギーを感じていただくために、

音楽も聴いていただきました。



ちょっと会食を済ませて、

その内容について、ゆっくり書こうと思っていたら、

札幌の井藤さんが書いてくれました。


http://ameblo.jp/sapporo-homeopathy/entry-10977783955.html



卒業生、在学生の中には、

とても尊敬できる素晴らしい方が何人もいらっしゃいますが、

井藤さんもその一人です。


真剣で誠実な中に、可愛らしさを湛えている素敵な方です。


http://ameblo.jp/sapporo-homeopathy/theme-10035740000.html


http://www.hahnemann-academy.com/school-life/graduate/11_ifuji.html



ご本人がおっしゃっていますが、

在学中の写真は、本当に「生真面目」というイメージですが、

今は、「生真面目」の「生」がとれて、

「真面目」で「包容力」や「理解力」があって、ふんわりして、とてもおしゃれな方です。



8月21日、久しぶりに札幌でホメオパシーセミナーを行います。


http://nihon-homeopathy.net/semi-info/semi-sap-osk-nag_2011_07.htm


この日は、原発について、また放射能について、驚くべき真実、

また放射能への対処法についてもお話します。


また、働く女性を支援するレメディーについてもお話する予定です。



ぜひぜひおいでください。




PS 


今日のセミナーですが、UStreamで視聴いただいたのですが、

なぜか昨日はUStream が不調で、映像や音声が途切れていたようです。


申し訳ありませんでした・・・



今回は生徒の方向けでしたが、

前回のがんセミナーと今回の続編を、

セミナーにご参加ができなかった方々もご覧いただけるように

計画中です。


また、今日の内容について、機会を見つけて書きましょう。



ご期待下さい。