永松昌泰学長のブログ【ものの道理で人生を豊かにしよう】 -8ページ目

今週土曜日のホメオパシーセミナー

こんばんは。


「ものの道理を考えよう」の永松昌泰です。



毎月定期的に行っている、「はじめてのホメオパシー」、

ここ数年、卒業生にやっていただいていますが、
久しぶりに私がやることになりました。


http://nihon-homeopathy.net/semi-info/kouza-hajimete-tokyo1104.htm




今週の29日の土曜日です。

時間は、午後1時から約3時間です。



ホメオパシーについて、
どんなものか、ちょっとだけでも聞いてみたい、という方、
ぜひぜひおいでください。



できるだけ、優しく易しくご説明します。

また、実例もご紹介します。



お待ちしています!

今週末の「お金」についてのセミナー

こんばんは。


「ものの道理を考えよう」の永松昌泰です。



トップページに日程だけお知らせしていましたが、
30日に行われる「お金」についてのセミナーについて、
少しお知らせします。



お金、と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?

経済、大切なもの、家計、生活、考えたくないもの、老後、子育て・・・・・

人によって、いろいろだと思います。



大震災以来、人の価値観は大きく揺らぎました。

もっとも大切なものは何か、
についての意識も大きく揺らぎました。


想定を大きく超える巨大な揺れ、大津波、そして原発による放射能、
単なる災害という位置づけにとどまらず、
それまでの価値観が大きく揺らぎました。


これからどのように生きていくべきか、
が大きく問われています。




このセミナーには、二つの「極」があります。


一つの「極」は、
「エンデの遺言」という素晴らしい映像を中心に回っていきます。


ミヒャエル・エンデについては、ご存じの方も多いと思います。
「モモ」を書いた人です。


時間について、人生について、宇宙のしくみについて
深い洞察を含んだ素晴らしい本です。


そのエンデが、晩年深く取り組んだのが「経済」「お金」
の問題です。



この映像を最初に観た時、本当に大きな衝撃がありました。

そして、20回以上観ていますが、
そのたびに大きな衝撃が走ります。


ここでは、「利子」というものが、経済を荒廃させる元凶である、
という驚くべき話から始まります。

お金が果たすべき本来の役割を果たすことができない、
というのです。


経済活動に付随しながら循環して経済を活性化していくべきお金が、
利子という「怪物」のために、
本来の役割から外れてしまい、
それ自体が自己目的化してしまい、
貯めこまれ、死蔵され、経済活動を逆に停滞させる。


お金は、自然界と同様に、
時間の経過とともに減っていかなければならない。

増えてはならない、というのです。


そして、その考えに基づいた実践の場が示されます。
さまざまな形の「地域通貨」です。


そこでは、お金に「感情」を持たせる、という驚くべきことや、
「借金」だと思っていたことが、まったく正反対の本質的意味を持つことが、
まざまざと現前します。



お金とは何か、について、本当に本質的なことを考えさせられます。


**********************************


そして、もう一つの「極」は、
若き知人、資産構築コンサルタントの中井俊憲さんのお話です。


http://ameblo.jp/naka-efi/



そこでは、一見正反対の方向のお話が為されます。

資産を運用し、増やしていく、というお話だからです。


しかし! 

もし単純にそういうことであれば、
わざわざ一緒にやったりはしません。



ちなみに、いつも彼がいしているセミナーの内容は、

「定年までに1億円貯めて、豊かに引退する方法」

セミナー内容

・運用や投資は本当に必要なのか?

・実は日本が発展途上国であるという意外な事実

・アメリカや日本が財政破綻するとどうなるのか?

・アインシュタイン博士が20世紀最大の発明と称賛した運用スタイルとは?

・私の経験したリーマンショックでも利益を出せた単純な成功法則・・・

・本業に集中しながらゼロから1億円をつくる3つのポイント

ここには書ききれない、一般人の非常識、お金もちの常識をお伝えします。





この一見、正反対のお話が、どのようになっていくか、


乞うご期待!


です!



場所は、


東京都港区三田2-2-15 Duplex-Riz 301


時間は13時から18時ごろまでです。



お申込み、問い合わせは

info@nihon-homeopathy.net


TEL. 03-5476-9580 FAX. 03-5476-9581

輪嶋東太郎さんとのセミナー (2)

こんにちは。


「ものの道理を考えよう」の永松昌泰です。



もう少し早く書くつもりだったのですが、
すぐに授業や、
1年に1回の国際セミナーのために、
英国からMisha Norland先生が来日されて、
なかなか書く時間が見つけられませんでした。


国際セミナーのことは、また後で書きましょう。




輪嶋東太郎さんとのセミナー、

最後に行われたベーチェチョルさんのワークショップの映像は、
圧巻でした。




1週間のワークショップ、
日韓の歌手や歌手の卵たちが、
べーさんのレッスンを受けた最後に、
リサイタルを行ったのです。


時間の関係で、
一人一人の歌のところは観れませんでしたが、
最後に、相互の歌を交換します。



日本側は、「アリラン」を歌いました。

韓国側は、「ふるさと」を歌いました。



それはそれは、感動的でした。


共に過ごし、多くのものを分かち合った一週間。

万感がこみ上げてきます。



会場の多くの方々が号泣しています。

輪嶋さんもべーさんも、会場の隅で慟哭しています。

映像で観ていてもこんなに感動的なのですから、
会場にいたら、どうなっていたでしょうか・・・



そして、数時間後に行われたべーさんのリサイタル。

べーさんは、一大変貌を遂げたのです。


「カタリカタリ」ともう一曲イタリア歌曲、
そして「アリラン」を歌いました。



何と言ったらよいか・・・

そこには、もはやべーさんは「いなかった」のです・・・・・・・

べーさんも、ピアニストの松崎さんも、
もはや そこにいらっしゃいませんでした。


ひたすら うた がそこにあるだけだったのです。

本当に貴重で素晴らしいものを観せていただきました。



本当に有難うございます。

輪嶋東太郎さんとのセミナー (1)

おはようございます。「ものの道理を考えよう」の永松昌泰です。



9月25日(日)、ついに輪嶋東太郎さんとのセミナーが行われました。



今思い返しても、何だか夢の中のような、

素敵な、素晴らしい一日でした。





べーチェチョルさん、平常(たいらじょう)さん、そして関定子先生を、
まさに命がけでサポートし続けている輪嶋東太郎さん。


べーチェチョルさんの奇跡の復活をサポートした、
奇跡のプロデューサー、輪嶋東太郎さんの、
きわめて個人的なお話から始まりました。



お祖父さまのこと、
ご両親のこと・・・
ものすごく感動的でした!


法学部に入り、法曹の道を目指されたこと、
関定子先生との出会い、
ベーチェチョルさんとの出会い、
平常(たいらじょう)さんとの出会い・・・


原点であるマリア・カラスのこと、
フィオレンツァ・コッソットさん。

そのすべての原動力となった「感動」について、
話がはずみました。



そして、多くの話に発展しました。


運命について、
小林秀雄の「モーツアルト」論について、
「偶然と必然」について、
不思議な人の縁について、

べーさんの病気を聞いて、何を行動したのか、
子宮で考えること、
一色信彦先生のこと、
ヴォイス・ファクトリー設立の経緯、
サヴァン症候群について、



また、私の話、
私の「原風景」について、
時間について、
全体性の喪失=病、について、
数学に感じる「エクスタシー」について、

論理と感情について、
感情がまず結論を決め、それに合わせて論理が作られること、
いわゆる「論理型人間」ほど手つかずの「感情むき出し人間」であること、
基礎と応用について、
難しい問題は、基本が分かっていないから難しくしてしまうこと、
論理が感情に昇華されること、
「虚数の情緒」


アーティストとは何か?
一色先生のすごい言葉。
「科学は芸術にはとうてい追いつけない。せめて科学は芸術の邪魔をしてはならない」
感動について、
愛について、
感動の波は止まらず永遠に伝わり続けること、

ゲッデルの不完全性定理の衝撃と意味すること、
無矛盾性とは、閉じてしまっていること、
完全性とは全てに開いているために、言語的には「矛盾」する。

似た苦しみが似た苦しみを治す、という意味、
より大きな似た苦しみに対してのみ、開くことができる、ということ。
裁かない、ということ、
どのような心も自分の中にない心はない、ということ、


本来あらゆることは繋がっている、
それがさまざまな状況で分断されていること=病、


お金の話、
NHKスペシャルの「エンデの遺言」
魂について、
科学と芸術について・・・・・


話は本当に尽きません。


そして、最後に、
8月に行われた、ベーチェチョルさんの、
下関での1週間のワークショップの映像が流されました。


これはまたすごいものでした。


つづく

平常(たいらじょう)さんの公演を観て思ったこと

おはようございます。 「ものの道理を考えよう」の永松昌泰です。



さてさて、平常(たいらじょう)とかけて、
ナイチンゲールと解く、
その心は?


でしたね。



その心は、
「自分を延長する」、

ということでした。




平常さんは、あらゆることをお一人でやられます。

本当にお一人で、あらゆることをされます。



なんと、場内アナウンスもすべてご自分でされます。


その時には、必ず携帯電話のスイッチをお切りください、
ということも、念には念を入れて言われます。


普通の呼び出し音は鳴らなくても、
アラーム音が鳴ることがありますから、
必ず必ず主電源をお切りください、
と何回も言われます。


また、休憩時間が入ると、
その間に電話をしたりするので、
休憩時間が終わると、再び言われます。



会場で起こりえるあらゆることを想定し、
「想定外」が起こらないように、気を配ります。



そして、平常さんの舞台は、
今までは、完全に独り舞台でした。


何から何まで、舞台に登場するのは、
完全に平常さん以外にはいらっしゃいませんでした。


平常さんの分身である人形、
いやいや、人形の分身である平常さん、

一心同体の一組だけが、
舞台に登場しました。


そして、信じ難いような素晴らしい芸術を創生してこられたのです。



ある意味それは、平常さんお一人だからこそ成し遂げられた舞台だった、
と言っても過言ではないでしょう。




しかし!!!


今回の舞台には、
一気に3人もの黒子が登場したのです。



また、あらかじめ平常さんが入念に録音したナレーション、
平常さんが作曲した舞台音楽!

それをジャストタイミングで操作する係の方。


それらすべてが、完全に一体となり、
まるで平常さん自身がすべてオペレーションしているかのようでした。


すべてが「平常さんの延長」だったのです。
これは、本当に本当にすごいことでした。





「自分を延長する」


これは、世の中で最も難しいことの一つです。

少なくとも私にとっては、本当に本当に難しいことです。



しかし、どうしてもやり遂げなければならないことです。


それを、平常さんは、素晴らしく芸術的にやり遂げられました。

一緒にやり遂げられた、
輪嶋さん初め、ヴォイスファクトリーの方々、
また神奈川芸術劇場の方々、
関係者の方々、

そして、観客の方々、


すべての方々が一体になって創り出した、
奇跡の空間でした。



本当に、すごいものを観てしまいました。

平常(たいらじょう)さんの公演

こんばんは。 「ものの道理を考えよう」の永松昌泰です。




平常さんの舞台を観ているうちに、
なんとなんと、「ナイチンゲール」の「看護覚え書」!

が浮かんできました。




平常さんとナイチンゲール?????

いったい何の関係があるのでしょう???




看護師の祖、ナイチンゲールを知らない人は、ほとんどいないと思います。

でも、どれだけすごい人だったのかを知る人は、
あまりいらっしゃらないかもしれません。




「看護覚え書」は、ナイチンゲールの主著で、
患者のために何がなされなければならないか、を、
本当に考え抜いた、卓抜な書です。


初めて読んだ時、あまりの感動に、打ち震えました。



全編通じて素晴らしいのですが、

私がとりわけ感動するのが、
「小管理」という章です。



今、あいにく原書が手元にないので、
ネット検索の範囲で少しだけご紹介します。



******************************



ところで,これらすべてに気を配るといっても、
それは,自分ひとりですべてを実行するという意味ではない。



「私はいつも窓という窓を開けておくのですが」と責任者たちはよく弁解する。


もしあなた方がそれを実行しているとしたら、
それは確かに,まったく実行しないよりは,はるかにましであろう。


しかし、あなた方は、自分自身でそれを行なわないときにも、
確実にそれが行なわれるようにできないものであろうか。


あなたがその場を離れたとたんに事態が逆もどりするようなことが、
絶対にないようにできないものであろうか。


これこそ「責任を持っている」ということの意味なのである。


そしてそれは非常に重要な意味を持っている。


前者は、単にあなたが自分自身の手でできることだけが行なわれることを意味しており、
後者は、しなけらばならないことが、
あなたが、いよういまいと、
いつも行われているということを意味している。 (2住居の健康)




病院においても家庭においても、
責任者は誰も、次の簡単な自問を頭に入れておこう。


それは、
どうしたら自分の為すべきことを自分でできるか、
という自問ではなく、
為すべきことがいつも行われているようにするために、
自分はどのような対策を講じることができるか,という自問である。



最も重要なことは、自分を延長する術、
すなわち、自分がいない時でも自分がいるのと同じようになる術を心得ることである。

自分を「延長」できない人は、たとえその人自身がどんなに優れた術を心得ていても、
自分を「延長」できる人には、はるかに劣るのである。 (小管理)



********************************


いかがでしたか?



平常さんを観て、ナイチンゲールを思い浮かべた、
というのは分かりましたか?




つづく

平常(たいらじょう)さん 信じられないほどの公演

おはようございます。 「ものの道理」の永松昌泰です。




昨日は、平常(たいらじょう)さんの公演、
「はなれ瞽女おりん」の初演公演を観に行きました。



この公演は、生涯忘れられない公演になりました。



素晴らしい・・・という言葉では、到底語りつくせませんが、
本当に言葉を失うとはこのことでした。





平常さんの公演を経験するのは、まだ6回目ですから、
何十回も行かれていらっしゃる方に比べると、まだまだですが、
1回1回、本当に心に沁みわたる思いに浸っています。



それにしても、今回の公演は、ものすごいものでした・・・・・


平常さんは、今までにもまして、
まさに入神の域に達すると言っても過言ではない領域に入っていました。

おりんの真っ直ぐで悲しく熱い心・・・
まさに「聖女」・・・・・
そう・・・おりんは、「聖女」だったのです・・・


平太郎との真っ直ぐで切ない愛・・・
なんだか平太郎なのか東太郎(輪嶋さん)なのか、分からなくなったり?しましたが!


この世に最も純粋な愛というものがあるとしたら、
この舞台にこそ存在する、と感じる、
二人の愛は、正にそういう愛でした・・・




また、まったくキャラクターの異なる登場人物、

警察官、刑事、憲兵、親方、農夫、薬屋を、
瞬時にまったく異なるキャラクターで演じ分ける技も、
一段と磨きがかかり、すごいものでした。



本当に素晴らしい舞台でした。


しかし、私が一番感動したことは、もっと他にあったのです。




つづく

先週のセミナー、そして平常(たいらじょう)さんの公演

おはようございます。



お久しぶりです。


書きたいことがあり過ぎるものの、時間がなく、
なかなか書けませんでした。




毎日いろいろと素晴らしいことが起こっています。


先週も、水曜日は「ものの道理セミナー」を行い、
素晴らしい一日でした。


その一端は、nozo のブログをお読みください。

http://ameblo.jp/omoukoto-arekore/entry-11018261710.html


http://ameblo.jp/omoukoto-arekore/entry-11019255674.html





木曜日は、大阪で「ホメオパシー ベイシックコース」

参加者のお話がとても刺激的で、お話が広がりました。


中でも、西宮のリンパマッサージのスカイこと田中朋秋先生のお話は、
秀逸でした。

http://ameblo.jp/houshu-bodylabo/


深い人生経験に裏打ちされた、味わい深いお話をしていただきました。




そして、金曜日は、神戸の学園都市で、楽しいセミナーをさせていただきました。

今回のセミナーは、5月に引き続いて二回目です。

http://www.hahnemann-academy.com/blog/2011/05/one_day.html


一回目の楽しいセミナーでしたが、
二回目は、また一段と楽しいセミナーになりました。


主催者の方が、
素晴らしい方々を集めていただけるので、
宣伝の必要がない!のですが、
今回も本当に素敵な方ばかりでした。


タイトルは、主催者からのご希望で、
『アレルギー、ガン、高血圧や高脂血症、うつ病など現代病について、
それらの症状が教えてくれる治療への道筋』

というかなり「盛りだくさん」のタイトルでした。



ホメオパシーとは何かから始めて、慢性病と慢性病の意味と治癒への道筋まで、
なんとかお話終わりました。

終わってから、とても好評をいただいたので、嬉しかったです。




さて、今日、明日は平常(たいらじょう)さんの公演があります。

http://tairajo.com/orin.htm



つづく

初めての経営者セミナー (3)

こんにちは。「ものの道理を考えよう」の永松昌泰です。



最初はもっと簡潔に書こうと思っていましたが、

いろいろと思い出しているままに書いているうちに

くどい昔話のようになってきましたので、

細部は端折りましょう。



経営者になって、一番感じたことは、「孤独」でした。

社員がどんなに助けてくれても、

なんでも相談できるわけではありません。

誰にも相談できない、

自分で考え、決定するしかないことの連続でした。


重くのしかかってくる「責任」。

経営者というのは、そういうことなのだな、と思い知りました。



それから後、ホメオパシーを始めてから、

多くの方々とお会いしました。

生徒やクライアントの方々。


その中には、経営者の方も多くいらっしゃいました。

お話を聞いてみると、話の中身こそ違いますが、

経営者の悩みは、似たものが多いのです。


社内外の人間関係、資金繰り、後継者、家族の確執・・・・・


それを、相談できる相手がなかなかいない。

一人で悶々としている方が多い。




授業の中では、さまざまなお話をしています。


ホメオパシーは、人間を学ぶことに始まります。

授業では、人間のありのままの姿についてお話します。


すると、まったく思いがけず、私の話が大きなヒントとなって、

その方が抱えていらっしゃった問題が解決した、

という話を聞くようになりました。


また、授業の始めに一人ずつお話をしていただき、

それにコメントしていくのですが、

それが、その方だけではなく、

思いがけず多くの方に大きなヒントになったりすることもありました。


特に経営者の方に多くヒットしていたようです。



以前から、孤独な経営者の方に大きなシンパシーを感じていたこともあり、

また、私の話が少しでもヒントになれば、と思い、

今度の経営者向けセミナーを開催することに致しました。


このセミナーは、ホメオパシーの話はありません。

(質問されたらお答えはしますが)


あくまでも「ものの道理」についてのセミナーです。


そして、その後に塾を始めます。

10月3日スタートで、24日、25日(合宿)、11月7日、21日、12月5日の月曜日中心です。


塾のお知らせは近日中に致しますので、お楽しみに。



セミナーのお申し込みは、


info@nihon-homeopathy.net



までお願いします。

初めての経営者セミナー (2)

こんにちは。久しぶりに1日2回目更新の永松昌泰です。



私は、こう考えました。


哲学しながら生きていくことが重要であるならば、

仕事は何の仕事をしても構わない。

ということは、家業を継ぐということがあらゆる面からベストだ!


そう思い立ち、父に告げました。



あれほど家業は継がない、外国で研究者人生を歩む、

と言っていたのが、研究者をやめ、

実家に帰って家業を継ぐ、と言ったので、

父はかなり戸惑ったようです。


もっとも、その頃父は大きな大病を二重に患っていて、

母がおろおろしていたこともあり、

私が家を継がなければ、という気持ちもあったのだと思います。



ともかく家に帰り、最初に始めたことは、

徹底した掃除でした。



誰に言われたわけでもないのですが、

半年間ほど、数万平米の工場の隅々まで清掃するのが日課になりました。


朝は、新日鐵の工場に入り、現場作業をして、

午後からは自社工場を清掃する。

とても楽しい日々でした。



余談ですが、私は肉体労働が大好きです。

ですので、日雇い人夫をするのが「夢」だったくらいです。



さて、工場の清掃を毎日するうちに、

工場のことが何でも分かってきます。

工場がどのような息遣いで動いているのか、

それが本当に手に取るように分かってきたのは、本当に大きな収穫でした。





もう一つは、毎晩「読書」をしました。

それは、創業以来の決算報告書です。



これは、本当に面白かった!


簿記の知識はゼロでしたが、自分が継ぐ会社のことなので、

いろいろと想像しながら読んでいきました。



そうすると、まるで大河物語のように面白い!

会社の歴史、現在がすべてそこにあるのです!


通常は、決算書なんて最もつまらないものだと思われがちですが、

大違いです。


本当に夢中になって読みました。




経営には、下からの目線と上からの目線の両方が必要です。


掃除による下からの目線と、

決算書の精読という上からの目線とが一つになって、

経営はとても順調に行き始めました。


つづく