カナダで「遠距離介護」と「子育て」をしながら学生になり、念願の「Health Care Assistant (介護職員)」としてシニアケアホームで働いています。
Health Care Assistant、介護スタッフとして働くようになって、嗅覚が更に発達した気がする。排泄物はもちろん、体臭、口臭すべての匂いに敏感になった。レジデンツの異常をすぐに発覚するうえで重要なことだけど、時たまツライ各部屋の匂いを嗅ぐだけで、誰の部屋か目隠しでも分かると思う。今朝のジムで体臭がキツイ人がいた。ランニングマシーンを使って発汗したら、もっと匂いがジム中に充満していった。くっ、臭い騒音は音楽をイヤホンで聴けば緩和されるけど、匂いは鼻をプラグするわけにはいかないから、なかなか難儀である。
Marimoと親友の家にお泊まりして、お泊まりを幸いに、まったりお酒を飲めた。子供達も遅くまで遊べて大喜びだし、自分達も日頃溜まったストレスを、おしゃべりとお酒で発散出来て、至福の時だった。仕事もコールされないように、ブロックしていた。久しぶりのこんな時間、絶対必要子供のデザートと自分達のつまみ持参
初めて一人海外でホームステイしたのが、15歳の夏だった。仲良しご近所さんが、15歳の日本からの女の子のホストファミリーになった。早速、その学生を紹介された。到着したばかりで緊張していて、とっても初々しかった。懐かしいな、自分も最初は期待と不安でいっぱいのホームステイだった。そして日本から移民して英語を話す人がかっこよく、かなり眩しく見えた。長い年月が経ち、いざ自分が移住してみたら、英語もまだまだだと思うし、とてもキラキラじゃないよなと苦笑い。尾崎豊の「15の夜」、「自由になれた気がした 15の夜」口ずさみながら、いいな~15歳、これから楽しいことがいっぱいあるよな~って、しみじみ思った朝であった。
2017年7月1日(土)は、カナダ建国150周年の記念日であるCanada Day18歳の時に初めてカナダの地を踏んで、25年以上カナダと関わり続けていると思うと、本当に感慨深い。まさかカナダに自分が永住し、カナダで結婚して、カナダで子供まで出産すると夢にも思わなかった。まだまだ大きく自分と家族の人生に関わっていくと思われる、CANADAこれからも移民が暮らしやすい、いつまでも平和な国でいて下さい
2017年、今年も瞬く間に半年が過ぎた。自分にとって、本当に本当に濃い半年間だった。じっちゃんとの別れ、親友との別れ、レジデンツとの別れ、心身共に、久々に重くガツンときた。信じたくない現実、受け入れ難い彼等がいない未来、彼等の分まで生きますなんて、彼等が悲しむから笑顔でいますなんて、そんなすぐ言える精神状態じゃなかった。励ましのつもりで投げかけてくれた友達の言葉でさえ、激しく傷付き、背を向けたこともあった。これから生きていく中で、体裁気にした優等生発言ばかりの仲間ごっこも、もう自分には不要だな~っても思った。色々な人生の課題を、彼等は自分与えてくれて、この世から去ってしまった。後半の半年間、自分の心境はどう変化していくだろうか?どんな実績を残していけるだろうか?ぶれない自分のまま、彼等を恋しがりながらも、何事も全力投球していけたらいいと思う。もう一度、会いたい....よ。
居ても立っても居られないとき、私はブログが1つの支えになってます。皆様のコメントやこころの在りようを表す事で少しだけ気を取り戻せるような気もするのです。すごく共感出来る気持ち。ママ学生時代に超忙しくてストレス溜まっていた時、大切な人と死別した時、とにかく人生で辛く苦しかった時こそ、SNSやブログで心を文字で表して整理することが、自分の冷静さを保ち、またモチベーションを上げる手段だったから。その習慣は、今も続くけど・・・・それを以前ママ友の一人に、「どう考えても私の友達の中で、ダントツのFBアップ率、すべての友達のポストに丁寧にコメント、常にいろいろなことをリサーチしてシェアしてるでしょ?それってPCや携帯に向かってる時間がものすごく長いと思うのよ。もちろん、仕事の休憩時間や通勤時間なんかを使ってるのかもしれないけど、それだけじゃないと思う。なんでその時間を少し削って、家族の健康のために作り置きの常備菜でも作ってあげないのかな!」痛烈に色々批判された。その人は、「料理」に力を注ぐことこそが、家族への「愛情」の大半だと思っていた。人を表面だけで判断する人(特にネット上の付き合いだけで)、自分の価値観の押し付けをする人に、例え反論したところで、半狂乱なって再攻撃してくると思ったから、その彼女の前では本音を吐き出さず、ずっと沈黙を貫き通した。風の噂で聞く彼女の素行は、数年経っても変わらず、自分の思い込み(価値観)だけで発言し、SNSのコメントもざっくばらん発言=フレンドリーだと思い、読み手を不快にし引かれ、自分が良かれと思うことは強引に行動に移し、結局誰かを翻弄させ傷付け、影で皆に疎ましがられているようだ。人それぞれですから、私は私のやり方で許してください。こう言う気持ち、自分の経験上、胸が痛いほど理解出来る。批判している相手は永遠に許してなんてくれないんだけど・・・・。当時は大好きな親友達や家族の温かい言葉で、たくさん励まされていた。 「 家族を見れば、本当の意味で家族が“健康”なのか、そうでないのかなんてわかる!」ちゃんと自分達を理解してくれる人が側にいてくれるお陰で、自分の秘めたる気持ちや行動までも察してくれる人がいるお陰で、ぶれずに家族に自分のやり方で、「愛情」を注げられている。いいんだと思う、何事も感謝の心だけ忘れず、批判はただ聞いておけば
じっちゃんが他界し、葬式を済ませカナダに戻ってきた頃、彼女のブログを読んで、自分と同じような心境を綴っていて、はっとしたことがあった。死別したことも、悲しみも悔しさも、全てに意味があると、「ありがとう」じっちゃんが母親が代わりまでもして、大切に育ててくれたこと、病で倒れるまでしずばあが、いつも優しく愛情たっぷりで育ててくれたこと、大切な家族や同僚、友達が側にいてくれることに、「ありがとう」美味しいご飯が口から食べられること、大変でも仕事があること、雨風しのげる温かい家やベッドがあることに、「ありがとう」「ありがとう」1日に何度も何度も、さすがに1000回は難しいけど、いつも呟くようになったら、怒りの持続時間も短くなったし、ストレスも緩和されやすくなったし、当たり前のことが、もっともっと感謝出来るようにもなった。悲しくて、悲しくて、泣けることも、素直に感情を出せ、涙流せる今にも、「ありがとう」なのである
日本人のレジデントの部屋に行くと、忙しそうにキッチンに立って、白菜の漬け物を作っていた。「ちょっと白菜が古くなったから、漬け物にしてみたの。ちょっと食べてごらん!」菜箸に白菜を取って、自分に勧める。咄嗟に自分、「ごめん、ごめん、自分、白菜苦手なの~」両手を口元で振って味見を断った。「なんだい、(白菜嫌いなんて)珍しい。嫌いかね?」白菜大好き、漬け物大好きの自分だが、古くなった白菜はもちろん、汚れたまな板で切られた白菜、いつのか分からない鰹節が掛かっていて、トイレの後いつも手を洗わないって知ってる人からの手料理は、さすがに食いしん坊な自分でも、口にすることは出来なかった。ごめんね、お気持ちだけで、腹壊して仕事休むわけにはいかないのよ
このブログを開設した2013年春から、ブログのタイトルにもなっている、「空」を見上げることが多くなった。季節ごとに「空」は変化し、季節が変わるごとに大切な人を失った。今は生きていることが自分でではなく、誰かに生かされている気がする。与えられた生きていられる時間に感謝し、家族が健康に生きていてくれることに感謝し、仕事があって働けて、家族を養えることに、この上なく有り難く感じる日々。1日のうちでも表情をどんどん変えていく「空」、じっちゃんもしずばあも親友も、みんな、あの「空」の彼方....
昨晩コールインシック(病欠)の電話が、職場からあった週末で家族と楽しく遊んだ後だったので、仕事モードになるのは一苦労。「今日遊んだミュージアムの3人分の入場料、飲み食い代、このシフト入ればチャラになって、お釣りもくるんだぞ~!」もう一人の自分が頭の中で励ましていた。「Yes, I can work !」働く大きな目標は他にあるんだけど、よっぽどLazy気分の時は、目先の支出した分を取り返すモチベーションで、ケツ叩いて頑張る自分がいる
この2日間友達の日本にいるお父さんが危篤になり、そのサポートに時間を費やしていた。友達はどのくらい危険か分からなく、日本へ帰国のタイミングを決めかねていたが、あっという間に急変することも起こりうるから、とにかく飛行機のシートが確保出来るなら、すぐにでも飛べと背中を押した。自分のように冷たくなった父親に再会するほど、悲しいものはない。仕事だって、カナダのことだって、巻き返すチャンスはある。巻き返せないのは、人の命。生きてこそ!である。長いフライトだけど、どうか間に合いますように!
これが最後のブログ更新になるなんて.....親友がブログで闘病生活を綴り始めた時期も同じくらいだった。更新される度に、毎回欠かさず読んでいた。親友が天に召された頃は、「麻央ちゃんは生きれてるのに何で逝ってしまった~?」と号泣してた。親友や無念にもこの世を去った人の分まで、麻央ちゃんは生きれるといいなと思いながら、でも相当厳しいコンデションで闘ってるんだろうなとも思いながら、ブログを読んでいた。残念でならない....また胃痛が激化している。いろ~んなフラッシュバックがツライ。昨日も容態が悪化した人のケアもしたからかな?無反応の身体を拭きながら、着替えさせる時に触れた身体が切なかった。ご冥福を心よりお祈りします。家族の悔やみと悲しみも身を持って分かってるから、本当に残念で気の毒だ。
眠くなっていく22時過ぎに、職場から立て続けに二夜連続で、電話が掛かってきていた。「明日の7時から働ける?」自分のセニョリティ(勤務時間数)を上げるため、もちろん、「YES, I can !!!」そこから速攻オフからオンモードに切り替え、明日の二人の朝ごはんのセットアップ、三人分のランチ詰めたり、ユニフォームを全て準備して、少しでも快眠を心掛ける。もうどんな時でも、どこのフロアでも、働けるようになっている。ただね、やっぱり難儀カジュアルは
「久しぶりにA婆さんに偶然コーヒーショップで会ってさ、明日が誕生日って言うから、50ドルのギフトカードを贈ったよ!」Farが帰宅早々自分に告げた。このA婆さんとは、身寄りもなく、細々と独り暮らししている、81歳のイタリア人のお婆ちゃん。昔住んでいた場所の近くのコーヒーショップで顔見知りになり、自分達引っ越すまでは、同じテーブルでコーヒーを飲んでいた仲だった。FarはいつもA婆さんを気にかけていた。いつも同じ服装で、きっと生活も決して楽じゃないんだと思う。だから今回が初めてでなく、いつもFarはギフトカードを渡したり、コーヒーをご馳走していた。通りのホームレスの人や、交差点で信号待ちしている時に物乞いする人にも、いくらばかりかお金を渡す彼、根っから人が優しいのねと、我が夫ながら感心してしまう。自分も決して底意地悪くないとは思うのだけど、まだまだだなあ
レジデンツの食卓は、常に静かだ。会話が弾んでいるテーブルの方が、とても珍しい。毎日の平凡な暮らしの中で、話題を見つける方が難しいのかな?食事内容はもちろんのこと、楽しい食卓の雰囲気は重要だと思っているので、食事の介助が担当じゃない時は、なるべくテーブルを回って、話しかけるようにしている。自分がテーブルに座ると、皆一様に笑ったり、話し始めてくれるけど、席を立ったらまたすぐシーンだ席替えも試みてみるんだけど....なかなか会話の継続は難しいようだ。あの年代になると会話も煩わしくなるのかな?食事に集中したいもん?「美味しいね、これ~!」お一人様食事をしている時に、誰かに伝えられず心で呟いたり、SNSで画像をアップしちゃう自分だから、カチャカチャとカトラリの音だけが聞こえる、静寂のダイニングルームはどうも苦手だ
カナダのカスタマーサービスは、全然なってないことが多い先週の週末からFarの携帯が、システム上の都合で使えなくなっている。丸々一週間電話が使えない生活Farが勤務中なら職場の電話につながるが、移動中の時とか本当に困る。こっちはオンコールの急な仕事が入ったら、彼にMarimoの送迎を託さなきゃならないのに。つながる担当者よって言うことまちまちだし、カスタマーのために本当に本気で問題解決、サービス向上に務めてるのか???って疑ってしまう。「あんたが、物腰柔らか、低姿勢で訴えてるから、相手もさっさと動かないんじゃないの?カナダは強気で言ってなんぼなんだよ~。まじムカつく!」何度もFarに文句を言ったもんだから、さすがに穏和な彼もブチ切れたらしい。「こっちだって、何度も電話して催促してるの、君も知ってるだろ~」朝から実に無駄なエネルギーを使い、不要な夫婦喧嘩までしてしまった
「Happy Father's Day」Marimoと用意した贈り物を、Farが起きてきてすぐ渡した。Farは喜びながら、笑顔で自分達にHUGじっちゃんが他界して、初めて迎える「父の日」だ。寂しいな~、去年の今頃は受話器の向こうで、「(贈り物を)いつもありがとうね~、Morちゃん」って喜んでくれてたのにな。まさか最後の父の日ギフトになるなんて、思いもしなかったよ....Marimoのお父さん、彼女が悲しまないように、いつまでも、いつまでも、健康で長生きして下さい
AKB48の「弟9回49thシングル選抜総選挙」が終わった。大人のビジネス商法に踊らされた気の毒な子達と思いながらも、つい結果と選抜メンバーのスピーチは、毎回チェックしてしまうさしこの3連覇、まゆゆの卒業発表、そしてNMB48メンバーの結婚発表、AKB48ファンにとっては話題盛りだくさんなのかな?「恋愛禁止」を掲げての結婚宣言とは、選挙後まで公表せずにノコノコ出馬して、ファンにたくさんお金投資させて、詐欺と一緒じゃ~んと突っ込まずにはいられなかった。本人も本人だけど、周りの大人も、運営人もかなりイタイな~。10代から20代なんだもん青春まっしぐら、「恋愛禁止」なんて禁欲生活が、そもそも無理でしょ~が余談だけど、我が職場でもレギュラーとカジュアルスタッフ総エントリーで、レジデンツが投票する総選挙をたまにやったらどうだろう?トップになる自信なんてないが、選抜メンバーに選ばれる自信はある怠慢なスタッフが圏外で、レギュラーラインを争うって面白くない?ただ問題は、どれだけのレジデンツが自分達の、顔と名前を記憶してるかってことだけど
2017年の抱負の一つに、「韓国語」の勉強があった。韓国人で英語が全く話せないレジデントがいて、基本会話を習ったら、少しでもケアが楽になると思ったし、何よりケアされる本人が安心するだろうと思ったからだ。しか~し、年明け早々のじっちゃんの「死」で、勉強は遠のいてしまった。日本の年度明け4月1日に復活と思った矢先にも、大親友の「死」で、これまた全てのやる気が喪失していた。人気K-POPグループのTwiceが、6月28日(水)に日本デビューするらしい。MarimoとMVを最近聴きまくった。3人の日本人メンバーもいるせいか、珍しくK-POPに興味のない自分でも、その曲とダンスに惹かれていっている。考えてみれば、亡くなった親友も「韓国語」を習うのが好きだった。ランゲージエクスチェンジをしたり、韓流ドラマを観まくって自主学習したり、自分の近所に韓国人がいるよと教えたら、わざわざ我が家まで来て一緒にお茶会をしていた。懐かしいな・・・・・最近他界した、自分の大好きだったレジデントも韓国人だった。今年の1月は、彼から発音を教えてもらっていたんだよな。また奮起して、ライフワークの一環として、「韓国語」自主勉強始めますか???ちょっとでも話せるようになったら、天国の彼女も笑ってくれるかな?
日本の介護士の定年は、60歳から65歳までの間を設定している事業所が、多いと思う。ここカナダの自分職場では、特に定年の規定はない。寿命も延びているし、高齢者への生活手当ても厳しくなっている今、そのことについて異論は唱えたくはない。ただそれぞれのスタッフが個々のタスクをキチンとこなし、レジデンツの安全が保証されるのなら....ここ最近70歳以上過ぎた同僚の仕事ぶりが、目に余るものが加速している。投薬エラー薬をあげ忘れたり、薬が床に落ちている(しっかり飲んだことを、見届けていない)サインシートのサイン漏れ担当するフロアのタスク終了後のサインや薬のシートのサイン漏れ業務怠慢担当レジデンツがダイニングに出揃ってないのに、すぐに自分のブレイクを取ってしまう忘れ物多発マスターキー、携帯、バインダー....etc.とにかく何でもそこらじゅうに置き忘れてきてしまい、どこに置いてきたかも思い出せない忍耐力低下認知症や頑固なレジデンツなど、自分のケアがスムーズにいかないと逆ギレして、文句を言う感情の起伏が激しい疲れて自己抑制が難しくなっているせいか、やたらネガティブになったり、周囲に怒りをぶちまけている一緒のシフトで勤務すると、レジデンツより扱いが大変で、皆が疲れてしまう人。リタイヤ出来ない事情があるのは分かるけど、上記の行為を続けるようじゃ、レジデンツの安全にも関わるし、職場の士気にも影響するから、早めに進退を再考して欲しいと切に思う。それかヤッパリ、職場で定期的に体力と適性検査を義務付けたりして、不適正と結果が出たら、定年を設けたり、せめてフルタイムからパートタイムに促すことをしてもらいたい。横暴な言動に怯え、みんな何も言えなくなってるのは変