じっちゃんが他界し、
葬式を済ませカナダに戻ってきた頃、
彼女のブログを読んで、
自分と同じような心境を綴っていて、
はっとしたことがあった。
死別したことも、
悲しみも悔しさも、
全てに意味があると、
「ありがとう」
じっちゃんが母親が代わりまでもして、
大切に育ててくれたこと、
病で倒れるまでしずばあが、
いつも優しく愛情たっぷりで育ててくれたこと、
大切な家族や同僚、友達が側にいてくれることに、
「ありがとう」
美味しいご飯が口から食べられること、
大変でも仕事があること、
雨風しのげる温かい家やベッドがあることに、
「ありがとう」
「ありがとう」
1日に何度も何度も、
さすがに1000回は難しいけど、
いつも呟くようになったら、
怒りの持続時間も短くなったし、
ストレスも緩和されやすくなったし、
当たり前のことが、
もっともっと感謝出来るようにもなった。
悲しくて、悲しくて、泣けることも、
素直に感情を出せ、
涙流せる今にも、
「ありがとう」
なのである