日本人のレジデントの部屋に行くと、
 
 
忙しそうにキッチンに立って、
 
 
白菜の漬け物を作っていた。
 
 
 
 
「ちょっと白菜が古くなったから、漬け物にしてみたの。ちょっと食べてごらん!」
 
 
 
菜箸に白菜を取って、
 
 
自分に勧める。
 
 
 
咄嗟に自分、
 
 
「ごめん、ごめん、自分、白菜苦手なの~」
 
 
両手を口元で振って味見を断った。
 
 
「なんだい、(白菜嫌いなんて)珍しい。嫌いかね?」
 
 
 
 
 
白菜大好き、漬け物大好きの自分だが、
 
 
古くなった白菜はもちろん、
 
 
汚れたまな板で切られた白菜、
 
 
いつのか分からない鰹節が掛かっていて、
 
 
トイレの後いつも手を洗わないって知ってる人からの手料理は、
 
 
さすがに食いしん坊な自分でも、
 
 
口にすることは出来なかった。
 
 
 
ごめんね、お気持ちだけで、
 
 
腹壊して仕事休むわけにはいかないのよ滝汗アセアセ