モンテッソーリ教師の中でも、一言で説明するのが難しいと言われている「コスミック教育」。
母もこのブログでも度々コスミック教育についてエントリーを立ち上げてきましたが、果たしてどれほど伝えることができているのか…いつも疑問が残りました。
きっと自分自身がまだ真の理解に至っていないからこそ、120%自信を持って説明できないのだと感じていましたが、先日たまたま耳にしたウェビナーで耳にしたこの言葉。
まさしく母の探し求めていた言葉でした。
コスミック教育とは…
マリア・モンテッソーリの提唱したコスミック教育。
それは
『子供たちに世界を変える力を与える方法』
だと言います。
その具体的な手法はというと「ストーリーテリング」。
そしてそこには口頭だけではなく、チャートや写真、小道具なども登場します。
これがまさに「グレートレッスン」の手法です。
グレートレッスンとは
子ども達にこの世界についての感動と興味を呼び起こすために、「宇宙のはじまり」「生命のはじまり」「人間のはじまり」「文字のはじまり」「数のはじまり」と呼ばれる「5つのグレートストーリ」を総称してグレートレッスンという。
過去を知らないと未来へ進めない!?
モンテッソーリ女史は過去を理解できなければ、未来の変革は出来ないと考えていました。
「宇宙のはじまり」や「生命のはじまり」などを知ることによって、子ども達は私たちの祖先が残してきた偉業に感謝し、そして恩返しをしながら生きることに大きな価値を見出すようになると考えていたのです。
過去があるから今の自分たちがある。
それが生物であろうが無生物であろうが、この世の中に存在するすべてのものがコミュニティーであると考えたモンテッソーリ女史。この宇宙のコミュニティーの一員として自分には何が出来るのか。
そんな「コスミックタスク」について考えることが、コスミック教育を受けてきた子どもには自然と根付くようになります。
我が家がホームモンテッソーリを実践する理由
あと1ヶ月で11歳を迎えようとしている娘。
幼児期のように「おしごと」と呼ばれるモンテッソーリの活動は高学年となり激減しました。
けれども、我が家のホームモンテッソーリは今まで以上に健在だと自信を持って言える理由があります。
モンテッソーリ教育とは頭脳だけを鍛えるものではありません。
育てているのは「心」と「精神」。
自分の「コスミックタスク探し」に夢中の小5の娘を見ていると、やはりモンテッソーリ教育の恩恵だと心から感じます。多分、教具を使った「おしごと」だけをモンテッソーリ教育と見なしてきたら、なかなかこの精神は宿らなかったのではないかと感じます。
◆◆
コスミック教育を具体的に説明している書籍はあまりないのですが、モンテッソーリ教育の全体像を掴むには、このモンテッソーリ教育用語辞典がおススメです。古書しか出回っていないのが残念ですが、機会があったら手に取っていただきたい1冊です。




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