M高史の＜モノローグ高史㉛＞〜ゴミ箱を背負ってフルマラソン〜

モノローグ㉛

今日はゴミ箱を背負って、さいたま国際マラソンを走られた若林孝幸さんのお話です。

マラソン大会ではエイドステーションの紙コップ、果物の皮、梅干の種、飴やチョコレートの袋、といったゴミがたくさん出るほか、ランナーさん自身がエネルギーゼリーやサプリメントの袋を携帯して走ることが多いため、細かいゴミがとても多いです。

特に1万人以上が走るフルマラソンになると、とてつもない量のゴミが出ます！

以前から「お掃除ランナー」「クリーンランナー」などの活動を続けられている志の高い市民ランナーさんがいるというお話を聞いていたのと、実際にどれほどのゴミが出るのか、実際にこの目と足で体感したくて、4月に開催されたかすみがうらマラソンでゴミ箱を背負って42.195km走らせていただきました。

「落ちてるゴミを全部拾うぞ～」と意気込んでスタートしましたが

2万人以上が参加する大会ということもあり、想像を絶するゴミの量に、最初のエイドステーションで早くも諦めました（笑）

それでも、ランナーさんが次々とゴミを入れてくださり、ゴミ袋を数回チェンジしながら無事にフルマラソンを走り終えました。

かすみがうらマラソンでも走られていたラン仲間の若林さんから「さいたま国際マラソンでゴミ箱を背負って走りたいです！」とご連絡をいただき、応援させていただきました！

フィニッシュ後、若林さんからコメントいただいたのでご紹介させていただきます。

（原文まま）

【若林さんコメント】

「今日はありがとうございました。正直、足よりも肩が擦過傷でちょっと痛いです。σ(^_^;)

ゴミがあまりに放置されている現状はやはり拾ってみて初めてわかりました。こんなにたくさん放置されているのかと。ただ散らかす人がいれば拾う人もいるということを応援していただいてる方や一般の方にも少しでもわかっていただけたらですし、また、ランナーの方もこういうことをしている方がいて、ゴミを投棄ててはいけないんだなと意識していただけたら今日のゴミ箱ランナーは成功なのかなって思います。ボランティアの方にはありがとうございます、偉いですねって声かけていただいてましたが、むしろ走らせていただいてるのにゴミで汚してごめんなさいって意識になりました。

ゴミの回収は走りながらでしたのでカゴで3回満杯になりました。今後の目標はやはりゴミ拾いラン大会ができたらなっていうのと。例えばですが、ボランティアでごみ拾いランナーを募集って大会ができたらなと。フルマラソンは厳しい方は10キロをやっていただき、それを4チームくらいで編成したりとか。そんなのができたら面白いですよね。」

若林さん、ありがとうございます！そして、本当にお疲れ様でした！