毎月1回、世田谷区内の高齢者施設に伺っています。
社会福祉主事、介護予防指導員、認知症予防脳トレ士など福祉系の資格も活かして、福祉施設でも実践的エンターテイメントを目指して活動させていただいております。
僕が伺っている施設では介護予防、認知症予防というよりも、利用者さんは車椅子で生活されています。
フロアによりますが、食事、入浴、排泄などの介護が必要な方が多いです。
僕は2つのフロアを担当させていただき、ものまね体操、ミュージックセラピーをさせていただいております。
とある、おばあちゃんのお話です。
その方は103歳になられるそうで、車椅子で生活されています。
耳が聞こえにくくなられて、かなり大きな声でお話しないと伝わりません。
ところが、ウクレレを弾くとメロディーを聴いて、何の歌か判断されて大きな声で歌ってくださいます!
僕の声は全然聞こえないのに、ウクレレは聴こえるんですね(笑)
音楽の力おそるべし♪
他にも認知症の方でお話が全然できない方も、太鼓を使った歌になるとリズムに合わせて太鼓を叩くことができます。
普段、接している職員さんや面会にいらしたご家族の方もびっくり!
前回のモノローグでもお話しましたが、人間の脳は生まれてから後頭部から発達して前頭葉のある前部に向けて発達するそうです。
聴覚や視覚から発達していくそうです。
そして、加齢を重ね、高齢になってくると前部から徐々に後退し始めて、最後の最後まで聴覚が残るそうですよ!
もし反応がほとんどなかったとしても、ちゃんと声は聞こえているんですね!
音楽やポジティブなワードをずっとずっとお届けしたいですね!!
現在、施設をご利用されている利用者さんはだいたい80歳代、90歳代、中には100歳以上の方もいらっしゃいます。
若い頃には第二次世界大戦も経験され、僕らが想像を絶するような激動の人生を送られてこられた世代の皆様です。
自分は皆様に比べてまだまだ足元にも及ばない人生経験しかありませんが
これからも持っている全てを出し切って、皆様に元気をお届けし、笑顔を分かち合えるようなパフォーマンスをさせていただきます。
「人生いろいろあったけど、楽しかったなぁ」って1人でも多くの方に感じていただくために・・・
笑いは百薬の長!
笑う門には福来る!!
M高史