私の防災・その419 帰省するなら実家の防災力アップ!
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元々は娘の子育て中の記録として始めたブログですが、現在は主に障害児(者)家族の防災ブログとなってます
昨日の夕方に起きた日向灘の地震を受けて初めて南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」が出されました
南海トラフ地震臨時情報の詳細はこちら
記事の中から「巨大地震注意」の部分を引用します
ケース②M7.0以上(巨大地震 ”注意”)
次に、プレートの境目で起きるマグニチュード7.0以上8.0未満の地震や、想定震源域周辺でマグニチュード7.0以上の地震が発生したケースです。「巨大地震注意」の発表につながります。一部がずれ動くことから「一部割れ」とも言われます。
その後の巨大地震に備えるための避難までは求めず、避難場所の確認や家具の固定など日頃からの備えを再確認したうえで必要に応じて自主的に避難するとしています。
引用ここまで
要するに、
南海トラフ地震の被害想定地域の方々は当然地震への備えはやってるでしょうけど再確認してね
って言うことです。
臨時情報の記者会見で専門家の方が
「『巨大地震が起きる危険度が少し高まった』とは警告できても『いつどこでどの瞬間に』起きるかは誰にもわからないから日頃から備えておくのが前提」と言うことを繰返し言葉を変えながら話されていました。
南海トラフ地震の被害想定地域以外でも日本に住む以上、巨大地震が絶対に起こらない場所なんてありませんから、全ての人が地震への備えをすることは必須です。
今日は元々お盆の帰省シーズンを前に昨日出た報道をもとにブログを書こうとしてました。
その記事がこちら
イオンで夏休みの8月から9月まで防災コーナーを拡充していると言うものです。
例年はお盆明けから9月にかけて行ってきたそうですが、実家も含めて家族全体で家の安全を考えるというテーマで帰省シーズン前から始めたそうです。
良い機会ですから、ご実家の家具の固定や水、食料、非常用トイレなどをはじめ、ライフラインが止まっても生活が成り立つような備えをしては如何でしょうか。
何と言っても家の中を安全な場所にしておくのが最優先❗
ご高齢の方だと体力的に片付けや家具の対策が難しいこともあるかと思います。
多すぎるものを減らして身を守るスペースを作るだけでもだいぶ違うと思います。
寝室や昼間長く過ごす部屋を重点的に家具が人の上に倒れてこない、ドアを塞がない配置に変更し、更に固定をするのも人手がある帰省中に済ませられると良いですね。
重たいもの、割れやすいもの等落ちたら危険な物は高い場所におかないように。
夜間真っ暗な状態でもスムーズに玄関まで避難できる経路も確保。
大事な食料庫でもある冷蔵庫の固定もお忘れなく❗
ガラスには破損防止フィルムを。
災害時の一番の困り事はトイレと言われています。
大きな地震が起きたらトイレに水を流すのは基本的にNGです
特にマンションの場合、下水道が破損して流れなくなって上の階で流した汚水が下の階のトイレから逆流したり、破損した壁の中の配水管から漏れたりして大変なことになりかねません。
非常用トイレの備蓄は充分に❗
災害時は正確な情報を手に入れることが大切ですが、デジタルに不慣れなご家族なら、スマホを使いこなすのも難しいでしょう。
私の母のように高齢の方はスマホが使えても通話以外はほぼ無理とか、モバイルバッテリーも充電式のものは使いにくいことも多いようです。
情報弱者にならない様に乾電池式のモバイルバッテリーや非常用の乾電池式ラジオやテレビ等を用意して普段から使えるようにしておくのも良いでしょう。
この暑さですから暑さ対策も必須です。
乾電池式の扇風機等ご家族の使いやすいものを
乾電池の備蓄も長期保存タイプで充分に❗
災害時の連絡手段や避難場所も確認しておいてくださいね。
特に津波の被害が想定される地域の場合、避難場所と避難経路の選択は命に関わります。
避難所まで危ないところがないか確認しながら散歩するのも良いと思います。
非常持ち出しリュック等も個人の体力や必要なものを考慮した物を準備してください。
津波から避難することを想定するなら走って逃げられるように
- 身分証明書(マイナンバーカード等)
- 銀行口座、緊急連絡先など大切な情報の一覧表
- 持病の薬(予備)
- 500ml ペットボトルの水
- カロリーメイトや缶詰パン等軽くてそのまま食べやすい非常食
- 非常用トイレ(紙おむつ)数回分
- 防寒用アルミブランケット
- 乾電池式のモバイルバッテリー←長期保存乾電池とあわせて入れっぱなしに出来るのでお勧め
位ならそこまで嵩張らず重くならないと思います。
勿論これでも重いようなら更に厳選するのも有りだと思います。
これに加えて普段使いのバッグ(出来れば肩掛けタイプ)に財布とスマホ、めがねや入れ歯等を放り込んで出られるようにしておけばかなり身軽に迅速に避難できるのではないでしょうか。
公衆電話の場所と使い方、災害用伝言ダイヤル(171)や災害用伝言板(web171)等の使い方も家族全員覚えておきたいですね。
元日の能登半島地震もそうですが、災害は時を選びません。
家族が一緒の時なのか離れている時なのか。
いつ起きても家族が元気に再会できるまで最低限のことは賄える備えを実家のご家族にもしてあげてくださいね。
そうそう、帰省の道中に何かあっても困らないよう飲み物と軽食、持病の薬等は少し多めを意識しておくことをお勧めします。
自動車や電車どちらで移動するにしても立ち往生の可能性はあります。
出来れば非常用トイレやトイレトレーニング中のお子さんがいるなら紙おむつも。
「備えあれば憂いなし」
不安なく楽しい帰省になりますように❗