私の防災・番外編 子どもを守りたい 車内放置と水の事故と
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元々は娘の子育て中の記録として始めたブログですが、現在は主に障害児(者)家族の防災ブログとなってます
梅雨明けを待たずして連日出される熱中症警戒アラートにもえもえも私もヘロヘロです。
こんな時に災害が起きて停電したらと思うと本当に怖いので昨年に引き続き暑さ対策は進めておりますので、近々記事にしようかと思います。
暑い時期になると、いや、夏場以外でも毎年起きてしまうのが幼い子どもが車内に取り残されて犠牲になってしまう事件です。
通園バスに取り残されてしまった事件の判決が出ましたね。
2度とこの様な事故が起きないことを心より願っています。
私は子どもの頃に車内に取り残されてしまったことがあります。
私の父がマレーシアに二年を越える長期単身出張していた時に家族で会いに行った時のことです。
マレーシアはほぼ赤道上の常夏の国。
両親の用事に私が同行した時に移動の車中で私がぐっすりと眠ってしまったので、起こすかどうか迷った両親が用事を済ませる間、運転手が見ているからと言うので任せて車を降りたそうです。
そうしたら用事を済ませて戻った両親が見たのは車のエンジンを止めて外の木陰で過ごしている運転手とエアコンを切った車内に取り残されて汗だくで意識がない私だったのです。
現地の暑さになれた運転手、しかも若くて子どももいない人だったので、何の危機感も持たずにしたことです。
幸い意識障害ではなくぐっすりと寝ていただけでしたし、離れていたのが短時間だったので水分補給とクーリングで事なきを得ました。
ですが、今でも母にとっては強烈な恐怖体験だったようで、子どもが車内に取り残されて亡くなる事故の報道がある度に
「絶対に車内に子どもを置き去りにしちゃいけないし、子どもを預けるのはちゃんと知識を持った信頼できる人でなければ駄目」
だと繰り返し話しています。
今回の事故は知識を持っているはずの人が起こした事故でしたが、慣れているはずの人でも油断する時がある、それが重大事故に繋がらない為の社会全体共通の対策は別途考える必要はあると思いますが、
親として確実に出来る対策は車内に子どもを残してその場を離れないこと
に尽きると思います。
夏場でなくても閉めきった車内はあっという間に命の危険を感じる暑さになります。
たとえ「ちょっとトイレ」とコンビニに立ち寄る程度でも子どもだけを車内に残さず必ず連れていって下さい。
「良く眠っているから起こすのも可哀想」と思うかもしれませんが、車内で茹で上がってしまうことの方がよほど可哀想です。
ぐっすりと眠っていたら外の人の助けを呼ぶことも出来ません。
絶対に車内に子どもを残さないで下さい。
更に水の事故のニュースが入りました。
園バスの時同様、慣れているはずの人でも油断してしまって起きた事故だと思います。
特に今回は小学校のプールが故障していたので中学校のプールを借りていた時の先生も児童も慣れない環境での事故でした。
安全対策はとっていたつもりでも、間違った前提のもと行われていたのかもしれません。
私はかつて溺れかけたことがありますので、これまでも何度も子どもが溺れる危険について記事にしてきました。
潜って遊んでいるように見えても実は「溺れて沈んでいる」のかもしれません。
これから夏本番で海水浴やプール、川の近くでキャンプや水遊び等楽しむ機会も増えると思います。
ですが、溺れてしまうと助けを呼びたくても呼べない状況になると言うことを頭に入れて大人は必ず子どもに手が届くすぐに助けられる距離で見守ってください。
どんなに元気に見えても子どもは大人よりも簡単に死に近付きます。
どうか、子どもの危険にすぐに気付けてすぐに助けられる距離を保って下さい。
かつて車内放置されたり溺れたりした私が今こうして無事に生きているのは正直言ってとても幸運だったからです。
どうか、子どもの生命を守るため、正しい知識を持って子どものそばで守ってくださいね。