私の防災・その84 もえもえの非常持ち出しリュック(夏Version ) | もえもえ育児ほぼ終了日記と障害児家族の防災ブログ

私の防災・その84 もえもえの非常持ち出しリュック(夏Version )

暑さ対策の記事にも書きましたが、夏場に被災すると暑さとの戦いになると言っても過言ではないのではないでしょうか。

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非常時の備えしてくださいね!

特に災害弱者と呼ばれる方ほど備えは必要です。

防災記事まとめ・その1はこちら➡
防災記事まとめ・その2はこちら➡
自宅療養・感染対策まとめはこちら➡

先天性難病による障害児もえもえのことまとめてます。
もえもえの誕生から通園までのまとめ➡
もえもえの通園&通学のまとめ➡
もえもえの摂食のまとめ➡
もえもえのトイレトレーニングまとめ➡

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我が家では基本的に年に2回非常持ち出しリュックの中身を確認して入れ換えてます。
阪神淡路大震災の1/17~東日本大震災の3/11、防災の日の9/1を過ぎたら、と言う感じです。

ですが、ここ数年夏の暑さが以前とは比べ物にならなくなってきましたので、梅雨明け頃に暑さ対策グッズを足すようになりました。

今年も追加したのでついでに我が家のリュックの中身をご紹介ウインク

あくまでも「我が家仕様」ですので、他の方から見たら「余計な物が入ってるのでは」とか「あれが入ってないけど大丈夫なのかな?」等と思われるかもしれません。

現時点の我が家ではこれがベストではないにしても、出来るだけもえもえが困らないことをメインに考えて揃えた結果です。

まだ防災リュックを準備してない方は
とにかく一度作ってみる!
最初から完璧な物が完成するはず有りません。
備え0より、完璧で無くてもとにかく一揃い有れば、絶対に咄嗟の行動に差が出ますよウインク上差し

リュックが完成したら是非応募ハート
読者さんがお一人早速応募してくださいましたグッ爆笑
しっかり備えてらっしゃるので読むだけでも参考になりますよ音符

障害児のもえもえを守るために備えた我が家のリュックも参考までに見ていってくださいニコニコ

まずは家族3人分のリュック下矢印


この写真でもわかるかな?どれも反射材がついてますキラキラ
停電している夜に避難する時は周囲から視認して貰えることも大事上差し

もえもえのリュックは9キロ弱、私用が9キロ強、旦那用が10キロ強。
本当はもえもえのリュックはもっと軽くしたいのですが、必要なものが多いのももえもえなので悩ましいところですショボーン

実際に避難する時には、出来ればもえもえはバギーに乗せてリュックもバギーの背に掛けて私達は自分用のリュック背負ってバギーを押して逃げたいと考えてます。

我が家では出来るだけ在宅避難出来るように考えて備えていますが、水害や火災などで急な避難が必要になる可能性は常に考えておかなければなりません。

徒歩で急いで逃げなきゃいけない時には、普段私がもえもえとの外出時に使っているリュックをもえもえに背負わせて、もえもえ用のリュックは私が背負って逃げることも考えてます。

普段使いのリュックに関してはこちらに詳しいです➡

もえもえ用の非常持ち出しリュックの中身を紹介します。
写真には写っていませんが、リュックにはヘルプマークと地元の障害者家族会で作成している防災バンダナを付けています。

防災バンダナは災害時に支援を必要とすることに気付いて貰いやすくする為に家族会で作成した物で、地域のイベントなどで地域の皆さんへの支援依頼の啓発活動も行っています。

中に入れている物は雨の中の避難を想定して全て水濡れ防止にファスナー袋に入れてます。
リュックに詰めやすいように出来るだけ中で物が動かないぴったりサイズの袋に空気を抜くようにして、更に一緒に使うと思われるものは纏めて入れてます。

外ポケットに入れている物です下矢印


上段:左から
コンパクトスリッパ
レインポンチョ

中段:左から
飛び出す絵本と歯固め
冷えバンド&タオル
虫除けウエットシート&虫刺され薬
エマージェンシーブランケット(静音タイプ)
緊急トイレセット
消毒スプレー&除菌ウェットティッシュ

下段:左から
ノート&ペン&ハサミ、財布、家族写真、緊急連絡先リスト、保険証等のコピー
ケミカルライト
軍手
使い捨て手袋
ポリ袋
マスク&ガーゼハンカチ&ミニタオル
防塵マスク

この外ポケットには避難中や避難所に着いてすぐにでも使うだろうものを中心に入れてます。
避難所で使うスリッパは出来れば寝室に置いている踏み抜き防止スリッパを持参したいのですが、寝室まで取りに行けない場合も想定してコンパクトなスリッパを入れてます。
新型コロナ他の感染症対策にもスリッパはあった方が良いそうなので、ホテルのアメニティ等、ペラペラの物でも無いよりは良いと思います。

レインポンチョは以前使っていた古い物です。
今はもっと良いものを使っていますので、雨の中避難する時にはそちらを使うつもりですが、そちらが持ち出せない時の予備として入れてます。

ポンチョはトイレ以外の場所で用を足すことになった時には目隠しにも使えるので女性はリュックに入れておくと安心だと思いますウインク上差し

絵本と歯固めはもえもえの退屈しのぎとイライラ対策グッズですてへぺろ
今では殆ど使わなくなりましたが、小さい頃は外出の必需品でした。
イライラした時には歯固めを噛むことでストレス解消していたんです。
感情が高ぶると大声上げちゃうので、多くの人が集まる避難所ではできるだけ穏やかに過ごせる対策が必要ですねアセアセ

冷えバンド&タオル暑さ対策で今年新たに加えてみました。
虫除けウエットシート&虫刺され薬は蚊に好かれやすい私ともえもえの夏の必需品ですタラー

エマージェンシーブランケットはカサカサ音がしにくくて大勢の人が集まる場所でも迷惑になりにくいものです。

緊急トイレセットには携帯トイレ(大容量タイプ)&水に流せるポケットティッシュ&手指消毒薬(使いきりタイプ)&防臭ポリ袋&紙パッドを纏めて入れてます。
とりあえず2回分。
これだけ取り出して物陰に移動して用足しできるように一つにまとめました。

喉の乾きや空腹以上に我慢できないのがトイレです。
緊急時にはポンチョを一人用簡易トイレのテントがわりに使うつもりです。
ただ、この携帯トイレはお股に当てて使うタイプなので、もえもえが使うのはちょっとハードルが高いかも知れません。
紙パンツを履かせる方が安心ですが、嵩張りますし、履き替える余裕があるかわからないので下着に差し込んで使える紙パッドを入れてます。

除菌スプレー&除菌ウェットティッシュはこのご時世は必須アイテムですね。

ノート&ペン&ハサミは大事なことを書き留めておいたり何か書き置きしたり様々に使えるので入れてます。
また、もえもえの障害の状態や必要なサポート方法、アレルギーについて等、万が一私達が傍にいられない状況になった時に、自分で自分のことを説明できないもえもえの為の取り扱い説明書のようにも使ってます。

家族写真の裏には家族の名前や生年月日を記入し、緊急連絡先リストと保険証等のコピーと合わせて入れました。

停電している時にはやはり現金が必要になると言われていますので、財布には千円札と硬貨を入れてます。

ケミカルライトは懐中電灯よりもえもえには扱いやすいと考えて入れました。
夜に救助を求める時にも役立つのではないかと思います。

軍手はもえもえが作業することは無いだろうと思うので要らないかなと思いつつ、やはり手の保護の為に入れました。

使い捨て手袋とポリ袋は私がもえもえの世話をする時などに感染対策で使う為の物です。

ガーゼハンカチ&ミニタオルはもえもえの世話をする時にあれやこれやで必需品です。
マスクは一般的なものと効果の高い防塵マスク両方入れてます。
災害発生後は瓦礫や土砂、水害だとヘドロ等、様々な粉塵が大量に舞いますので、もえもえが呼吸器が弱いことを考えても必要だと考えました。

ここからはメインの収納部分に入れている物です。

大まかに

食事関係ナイフとフォーク
トイレ関係女性トイレ
衛生関係薬
生活(就寝)関係zzz

の4グループに分けてます。

種類別に載せていきますね。
まずは食事関係ナイフとフォーク下矢印


上段左から
レスキューウォーター
レトルトだしがゆ&リゾット、ライスクッキー、くるくるカスタード、栄養補助食品(粉末)、使い捨て食器(トレー&使い捨てスプーン)
ゼリー飲料、スティック蜂蜜、パワーブースト羊羮、経口補水液(粉末タイプ)

下段左から
モーリアンヒートパック
もえもえ用食事セット
携帯浄水器
穴を開けたペットボトルキャップ

もえもえの場合、避難先での一番の課題はやはり食事です。

普通食が食べられませんし、感覚過敏も少し残っているので、温度にも配慮できるようにしたいと考えました。

ペットボトルの水ではなくアルミ容器に入ったレスキューウォーターにしたのも、下段左のモーリアンヒートパックを使って温めることが出来るからです。
ボトルには災害時伝言ダイヤルの使い方も印刷されているのも嬉しいポイントウインク上差し

食べ物も軽さを求めるならアルファ化米等が良いのでしょうけれど、もえもえの食べられる固さに仕上げるには水を大量に使うことになります。
そこで、開封してすぐに食べやすいだしがゆ(リゾット)と少ない水でも軟らかくしやすいライスクッキーをメインにしました。
だしがゆやリゾット?☺はアルファ化米に比べると水分が多い分カロリーは少し低くなってしまうので、くるくるカスタードを間食用に加えました。

ゼリー飲料、スティック蜂蜜、パワーブースト羊羮は食器を使わなくてもそのまま口に出来るので、状況を選ばす食べられます。
羊羮は開封前に指で潰してしまえばもえもえでも大丈夫OK
人気の「えいようかん」は美味しくて良いのですが、形状的に潰しにくいので我が家ではこちらにしました。

経口補水液(粉末タイプ)は500ml ペットボトルの水に溶かせば良いので、熱中症対策で入れてます。

モーリアンヒートパックは水を入れると発熱する加熱調理具です。
寒い時期には温かい食べ物や飲み物が欲しくなりますよね。
これなら火を使わずに温められます。
ただし、ペットボトル飲料を温めるのは避けた方が良いです。
かなりの高温になりますので、加熱前提ではないペットボトルは破損する恐れが有ります。
私が入れているレスキューウォーターのようにアルミ容器の物なら大丈夫です。
この組み合わせなら赤ちゃんのミルク用のお湯が必要な時にも使えますよ。

もえもえ用の食事セットにはもえもえ用スプーン、折り畳みコップ、携帯磨り潰し食器、キッチンバサミ、とろみ材、食器用除菌ウェットティッシュ、歯ブラシセットが入っています。
リュックに入れてある食べ物ならそのままか少しだけ手を加えれば食べられますが、持参した物を食べきったら配布された食品や炊き出しの食事を食べることになります。
その時には、磨り潰し食器やキッチンバサミで再調理したり、とろみ材で調整する必要があります。
もえもえは歯の質が弱い部分があるので毎食後の歯磨きは欠かせません。
歯ブラシが断水などで使えなくても歯磨きシートや糸ようじで口の清潔を保つ必要はありますので食事セットと一緒に入れています。

携帯浄水器はペットボトルの水など安全な飲み物が手に入らない時に汲み置きの水などを飲めるようにしたいと考えて入れています。
ストローで吸い上げるタイプのコンパクトな浄水器もあるようですが、もえもえが吸って飲むのは難しいので本体に入れた水を絞り出すことでろ過できるタイプにしました。

穴を開けたペットボトルキャップは水のペットボトルを簡易シャワーとして使うための物です。
手洗いやちょっとすすぐのに使えるかなと考えて入れています。
このサイズなら場所も取らないですしねウインク

次はトイレ関係女性トイレ下矢印


左から
チューブウォッシュ(お尻洗い)
BOS 防臭ポリ袋
紙パッド、トイレに流せるお尻拭き、水に流せるポケットティッシュ、おまるタイプの携帯トイレ、凝固剤&ポリ袋
紙パンツ
写真にはありませんが生理用品(コンパクトタイプ)&生理用ショーツ予備

チューブウォッシュは、もえもえが赤ちゃんの頃におむつ替えで使うかなと買ったのですが、結局使わずに仕舞ったままでした。
ですが、もえもえが以前生理中に少しかぶれてしまったことがあるのでこれのことを思い出してリュックに入れました。

BOS 防臭ポリ袋は汚物処理には欠かせません。
使用後(大)の紙パンツもこれに入れてしまえば本当に臭わなくなります!

トイレに流せるお尻拭き、おまるタイプの携帯トイレ、凝固剤&ポリ袋は避難所のトイレ事情がわからないので、和式トイレが苦手なもえもえの為に安心して用を足せるように一揃い用意しました。
トイレットペーパーも入れていたことがありますが、もえもえ連れてトイレに行くときにコンパクトな方が扱いやすいですし、あちこち拭いたりする時に破れにくいかなと考えて水に流せるポケットティッシュにしました。

紙パッド、紙パンツは夜寝るとき等、状況に合わせて使用するつもりでいます。

衛生関係薬下矢印


左から
ファーストエイドキット
身だしなみセット

ファーストエイドキットには絆創膏や包帯、清浄綿等の怪我した時に必要なもの、感染対策で使い捨て手袋とマスクの予備、もえもえ用の解熱鎮痛剤に吐き気止めの座薬、気管支拡張剤(貼り薬)、アレルギー対応の薬を入れています。
薬を処方して貰ったら、出来るだけ新しい薬をこちらに入れて、リュックに入れていたものを先に使うようにしています。

身だしなみセットには、顔&身体拭きウェットシート、歯磨きティッシュ、口のど殺菌スプレーが入っています。

一緒に撮るのを忘れたけど、こちらの瞬間冷却材も。


瞬間冷却材は発熱した時等、しっかり冷やしたい時用です。
冷えピタは冷却効果は期待できないそうですので、こちらに入れ換えました。
一回使いきりのため、ここぞと言う場面限定での使用予定です。

生活(就寝)関係zzz下矢印


上段
常備用カイロ

下段左から
レジャーシート
膝掛け&タオル
簡易エアーマット
着替え一式

しまった、ゴーグルを撮り損ねた…と言うか、写真の右外だったことに今気付いたガーン

常備用カイロは暖を取るためだけではなく、食品を温めるのにも使えます。

レジャーシートは家族の居場所確保には必須アイテムだと思います。

膝掛けは床に敷いても身体に掛けても良いですし、もえもえは肌触りが良いものを触っていると落ち着く傾向があるので入れています。
タオルは雨の中の避難の時に顔や身体を拭いたりするのに必要ですね。

簡易エアーマットは床に直接ごろ寝するのは固いし冷たいしでかなりつらいと聞いたので用意しました。

着替え一式はジャージ上下と長袖と半袖のTシャツ、肌着や靴下一揃い用意しました。
避難所では不特定多数の人が同じ場所で過ごすので、女性や子どもが性的な被害に会うことが有ります。
着替えを用意するときは地味な物の方が良いと思います。
また、トイレに行く等、人目につきにくい場所に一人で行くのは避けた方が良いそうです。

性的な被害は表に出にくい犯罪被害です。
阪神淡路大震災でも、東日本大震災でも、その他の大きな災害の時には多くの避難所で様々な形で性的な被害を受けた方が大勢いたことがようやく最近知られるようになりました。
まさかと思わず用心してお過ごしください。

話を非常持ち出しリュックに戻しますね。

ゴーグルは災害発生後には粉塵がスゴいと聞くので、もえもえの目を守る為に入れています。
もえもえは角膜に傷付けてそこから炎症起こして穴が開く寸前まで行ってしまったことがあるので、2度とそんなことがないように目を守りたいと思います。

これら4つのグループをリュックに詰めていくのですが、アウトドア好きな人に教わった詰め方のコツが有ります。
軽くて形が崩れにくい物を出来るだけリュックの下の方に、重たい物は上か背中側に入れるとバランスが良くなり、楽に背負えるのだそうです。

私の場合は使う(取り出す)順番も考慮して、簡易エアーマットなど生活(就寝)関係をリュックの底の方に、その上に衛生関係、次にトイレ関係、一番上に食事関係を入れています。
食事関係の中でもゼリー飲料等、すぐ食べられるものを一番取り出しやすい位置に入れました。
生活(就寝)関係は一番下ですが、レジャーシートだけは避難所に着いたらすぐに使うと思うので、取り出しやすいように背中側に縦に入れています。

この入れ方なら持ち上げるのは重いけど、一度背負ってしまえばもえもえでも大丈夫でしたOKニコニコ
さすがに走るのは無理そうですが、一番近い指定避難場所までなら何とかなりそうです。
背負う肩紐は太くて胸ベルトが着いている物だとより一層しっかり安定して背負えます。

もえもえの分だけでこれほど長くなったので、私と旦那のリュックの中身についてはまた改めて別の記事にしたいと思いますウインクバイバイ