中学生の職業体験
皆様、こんにちは
おいしいお茶で癒しと健康をお届けする【下総屋茶舗】五代目の金久保です。
いよいよ夏本番ですね
暑いと買い物に出るのもおっくうになるので
デパートなどの宅配サービスが売り上げを伸ばしているそうです
また、キッチンで火を使うのも控えたいので
揚げ物のお惣菜が良く売れているそうですよ
暑いからと言って、冷たいものをガブ飲みしたりすると
お腹を壊したり、食欲が減退したりしますので
夏場も冷たい飲み物でお腹を冷やすより
温かいお茶で喉の渇きを取って、快腸に心がけ
健康維持におお役立てくださいね
さて、今日から3日間、地元中学の2年生を職業体験の
「3days チャレンジ」でおあずかりしています
今年は男子2名、女子1名の3名です
午前中は、清掃や挨拶、接客の基本を練習しました
商品知識として、お茶の種類や商品の配置をおぼえてもらい
お茶の種類による淹れ方の違いも体験してもらいました
みんな初めて飲む上煎茶の甘くてコクのある優しい風味に
「おいいし~い」と云ってましたよ~
やっぱり本物の味を知る経験は大切ですね
お互いに習った通りにお茶を淹れて味わいましたが
皆すぐに上手にいれられるようになりましたよ
玄米茶や焙じ茶、茎茶、番茶なども飲み比べて
どれが好きか聞いてみました
例年、玄米茶が人気がありますが
今年は女子は焙じ茶、男子は番茶を選びました
この番茶は二番茶で100g200円の業務用です
じつはペットボトル茶の味に一番近い味なんです
だから、普段ペットボトル茶を飲んでいるんだなとわかってしまうのです。
味覚は経験値の幅で育ちますから
毎日飲んでいる味がその人のスタンダードになるんですね
だから、たまには本物を味わい経験値を広げ
違いがわかるようになって欲しいと思います
だって、本当の良い肉とかの味を知らないと
異常に気付けないですからね
このまえの中国の危ない加工肉を食べてもわからないと怖いですよねあき
そして、学校の先生も巡回で来店されましたが…
なかなか商売上手で、先生にもお茶を淹れて説明して
買っていただきましたよ
別々に見えた3人の先生が買ってくれたので
接客やレジの操作、金銭授受の練習がしっかりできました
夏場は暑くてお客様が少ないので、生徒にもありがたいです
じつは、この職業体験の研修プログラムが
お客様からのご要望で「お茶講習会」に発展しました
茶葉を販売するだけではなく、お茶の楽しみ方や魅力を
しっかりお伝えしないといけませんよね
これからも「食と健康」にフォーカスし
和の食文化のすばらしさやお茶の魅力を
広めていくことに精進いたします
今日も先人の英知と自然の恵みに感謝(^o^)/
21世紀空間思考展 vol.3
皆さま、こんにちは。
彫刻工房くさか 日下育子です。
今日は素敵な展覧会を紹介させて頂きます。
学び場美術館にもご登場下さった 彫刻家 鈴木典生さん が出品さる展覧会です。
21世紀空間思考展 vol.3
2014・7/30(水)~8/12(火)
日本橋三越本店 本館6階 アートスクエア
(最終日は午後4時閉場)
出品作家
加藤豊 伊藤正人 石黒光ニ 大槻孝之 吉田利雄
鈴木典生 西村祐一 染矢義之 矢野真 清水啓一郎 青木邦眞
**********************
※(21世紀空間思考展 vol.3 図録より以下、
勝手ながら一部を抜粋して掲載させて頂きます。)
『 第3回 21世紀空間思考展 』
公益財団法人 サトエ記念美術博物館
サトエ記念21世紀美術館主任学芸員 江口 健
『21世紀空間思考』とは、東日本大震災という未曽有の国難に直面し
未来の街や都市空間には人々の心を癒し、勇気づける芸術作品が必要だと考え、
結集した彫刻家11名+学芸員1名のユニットである。 「素材は時代と空間である」を
スローガンとして掲げ、ブロンズ・石・鉄・テラコッタ・木・樹脂など様々な素材により
空間を創造してきた立体造形のエキスパートたちによる展覧会が第3回を迎える。
メンバーの多くは野外における大きな作品制作プロジェクトを経験してきた。
(中略)
会場には各作家のポートフォリオも用意しており、
メンバーの作品は活動を一層知って頂けると思う・
(後略)
**************************
H300×W170×D160
白御影石
鈴木典生さんの作品
↓ 注目!! 展覧会趣旨です。
会場情報(↓クリックして頂くと拡大してご覧頂けます。)
GLOBEー石に咲く花
H63×W32×D20
黒御影石
鈴木典生さんの作品
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
日頃、野外の大作の経験のある彫刻家の作品は、
小作品においても、スケール感と迫力があり、見応えあるもののだと
思います。
ぜひ、皆さまも、この展覧会、ご覧になってみてはいかがでしょうか?
本日も、ご訪問くださり
ありがとうございました。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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自分で道を切り開いたと感じている体験談
皆様、こんにちは。
彫刻工房くさか 日下育子です。
私は尊敬する女性の週一回配信の無料メルマガを購読しています。
それは、 女性応援企業エグゼクティブクルー株式会社の熊谷留美子さん
の
「本当に頑張っている女性のあなたへ」
というものです。
このメルマガでは、熊谷さんご自身が成功へむけて行動される中での
気づきの体験談をシェアしてくださっています。
特に無意識に抱いている、成功を阻害する考えをクリアする体験談は、
本当に頑張られている方々にとっては一読の価値ある内容です。
このメルマガでは、熊谷さんの体験談を読んだあとに
読者も同様のテーマでの体験談をシェアしあえる双方向のやりとりが展開されています。
これからここに書くのは、
7月17 日 の熊谷さんのメルマガと
それに対しての私の体験談のシェアです。
成功に向けて頑張っていらっしゃる貴女さまにも
楽しんで頂けましたら嬉しいです。
・・・・・・・・・・・・・・・・
熊谷留美子さんのメルマガより
テーマ今回のテーマは、「自分で道を切り開く」です。
パリコレのモデルだったアンミカさんをご存知ですか?
最近ではセレブ婚をされていろんな番組にアメリカ人のご主人と
ア
アンミカさんは、
四畳半一間で生活をされるくらいかなりの貧乏だったそうです。
でも、おかあさんがいつも明るくって、
いつもにこやかに過ごせるように「口角をあげる」
中学生の頃、
そこでアイディアを出します。
「そうだ、
それでも、諦めずに事務所に通いづめて、
その頃おかあさんが病弱で生きていらっしゃるうちにモデルの自分
生活も楽になるし・・・。
事務所までは、電車で8駅くらいあるのですが、
子供にはかなりの距離です。
そのころ6年間新聞配達をしながら生活を支えながら、
「一流モデルにならないと家に帰るな」と父親に言われ、
そのためにはパリコレと思ってパリにいきますが、
5万円しかなかったそうです。
全部落ちます。
高校卒業後は、
でも行く途中で財布を落としてしまってそこに行くまでの往復の3
アパートに帰ったら、
「チャンスというのは、突然とくる、しかも後ろからくる」
その時に出会ったデザイナーさんがパリコレにでるということで一
その後、大きく活躍されていきました。
「自分が安定していてこれを手放さない・・
・
幼いころから貧しくて安定がなかったので、
両親には感謝して
私が印象的だったのは、一番初めにパリコレに行ったときに
親切に住まいを貸してくださ
その方が、
ご恩を忘れない、
さぁ、がんばっていらしたあなた自身が「
ぜひ、教えてくださいね。
ちなみに私自身は20歳のときに初めて就職するために、
憧れの航空界は不況で採用なしだったので、
社長「君は英語は話せるかね」
私「ペラペラです」
社長「英文タイプは?(パソコンのない時代でしたから)」
私「早く打てます」
堂々と答えました。
その後、
1)ラジオ英会話を毎日聞いて必死で英会話を勉強したこと、
2)入社式のあと、秋葉原に英文タイプを買いに行って、
でした・・・。
ハッタリを言って道を開いたことでしょうか・・・。
さぁ、日下さんの「ご自身で道を切り開いた時」を、
このメルマガにそのまま返信できます。
そして、来週金曜日のメルマガでシェアさせていただきます。
日下さんと双方向のメルマガになれたら・・・と願っています。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
私からの返信
こんにちは。
私が自分で道を切り開いたと感じている体験談です。
私は地元私立大学の生活美術学科出身の彫刻家で、
卒業後、三年間副手で雇われ、
それは国内外16名の作家が
50日間、現地滞在、
これに地方の小さな大学出身の私が出るためにしたこと。
それは、
(
そして、そこでピンときて、
一年間文通をさせて頂き、
実際に参加してみてわかったことですが、
私がここに参加したことで、翌年、
長くなりましたがお読み下さって、ありがとうございます。
***********************************
成功に向けて頑張っていらっしゃる貴女さまの
参考になるようでしたら嬉しいです。
さて、
8月に東京で、このメルマガを発行されている熊谷留美子さん
の
個人セッションがありますのでご紹介させて頂きますね。
熊谷留美子さんより
8月20日、21日と個人セッションをいたします。
人知れずがんばっているあなたに寄り添うことができたら・・・
◆対面による個人セッション
1)ご自身で好きなテーマを
2)がんばっている女性のあなたへ
3)CAになると決めているあなたへ
4)あなたの利益が上がる右脳トレーニング
5)結婚を望んでいるあなたへ
6)赤ちゃんを望んでいるあなたへ
7)誕生日コミュニケーションで豊かに
◆日時
8月20日
1)12~13:30
2)14~15:30
3)16~17:30
4)19~20:30
5)21~22:30
8月21日
1)6~7:30
2)8~9:30
3)10~11:30
4)12~13:30
◆場所
品川プリンスホテル ティールーム
◆セッション料金
90分 5000円
申し込み方法はこちら
*****************************
個人セッションをしてくださる熊谷留美子さん は
熊谷さんはJALの元国際線客室乗務員で、客室乗務員指導教官までご経験された方です。
ご退職後は、「あなたの利益が上がる右脳トレーニング」 講師として
有名大企業の社員研修にも招かれいらっしゃいます。
私自身も現在、熊谷さんのコーチを受けている最中です。
↓こちらのブログに体験談を書かせて頂いております。
私が熊谷さんのコーチを受けたいと想った理由は、
熊谷さんが、これまでに右脳トレーニングを実践されて
ご自身の夢の実現をサポートしてくれる出会いをたくさん
引き寄せていらっしゃるのを見ていたことが一つ。
そして、何より熊谷さんご自身がたくさんのトライ&エラーを
たくさん実践、行動されて、実は失敗も経験されています。
本気でチャレンジして、それでも時には失敗してしまうこともあるという
痛みをご存知で、しかもそれをシェアして下さっていたからです。
だから、この方なら本当に役に立つコーチをして下さると思ってお願いしました。
それは、第1回のコーチを受けて本当にそうでした。
とても、心が軽くなるのでおススメいたします。
なにか、心に苦しいことがあるという方に
寄り添ってセッションして下さること間違いなしです。
ピンときたかたはどうぞ、熊谷さんにご連絡なさってくださいませね。
本日も、ご訪問くださいまして
ありがとうございました。
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アーティストを応援する素敵な彫刻工房@日下育子の学び場美術館
彫刻家 片桐 宏典さん第5回目 ~制作テーマ① ストリームラインのシリーズについて~
みなさま こんにちは。
彫刻工房くさか 日下育子です。
今日は素敵な作家をご紹介いたします。
彫刻家の片桐 宏典さんです。
片桐 宏典さん
ケイト・トムソンさん
お二人とも彫刻家であり、ご夫妻でもいらっしゃいます。
前回の日下育子からのリレーでご登場頂きます。
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
片桐 宏典さん
それは1930年代の自動車デザインや当時の社会背景まで検証することを通して
創作した作品だそうです。
どうぞお楽しみ頂ければ幸いです。
**********************************
“Streamline Coordinate”
Indian black granite,
114 x 15 x 50 cm high,
"Streamline-2011座標"
カラーラビアンコ大理石
48.5x7.5x6.5cmH
2011
"Streamline-Torso"
スウェーデン産黒御影石
48x11x10.5cmH
2011
"Streamline-Bijin3"
スウェーデン産黒御影石
25 x 22 x 74 h cm
2010
"Streamline-Bjin"
スウェーデン産黒御影石
50 x 25 x 220cm
2010
"Streamline-Torso3"
スウェーデン産黒御影石
193 x 22 x 20 h cm
2009
"Streamline-Torso2"
スウェーデン産黒御影石
216 x 14 x 21 h cm
2009
"Streamline-乱気流"
スウェーデン産黒御影石
220x20x50cmH
2008
(参考)
1930年の車
タルボット・ラーゴ
"Eclipse- Prominence 2011-e3"
スウェーデン産黒御影石
59 x 18 x 59 cm high
2011
"眠る心臓 2007-05"
宮城県産玄武岩
35x9x40cmH
2007
「覚醒する風景ー分水嶺」」
スウェーデン産黒御影石
45x5x60cmH
2008
日下
今回片桐さん、ケイトさんの浮島彫刻のホームページで
イギリスのスターリング大学(※)での展示について拝見しました。
※スターリング大学 Corridor of Dreams (「夢の回廊」 インタビュー動画)
(全23分中、お二人と作品が映るのは11:30~15:30頃です。)
片桐 宏典さん
スターリング大学はスコットランドでも有名なアートコレクションを持っています。
いま、イギリスにある僕の作品をそこに預かってもらっているんです。
僕のが14点、ケイトのは4点展示されています、
そのなかには大学が購入したものが2点あります。
FACE BOOK(※リンク)に写真があります。
作品はキャンパス中にありますが、主に僕のデザインしたJAPANESE GARDEN、
日本庭園の中にまとめてあるんです。(※)
※ スターリング大学 アートコレクション 片桐 宏典さんの紹介ページ
※スターリング大学のFacebook ⇒Art Collection at the University of Stirling
日下
スターリング大学 Corridor of Dreams
に映っていたインタビューの場所は、
イギリスのお二人のスタジオなのでしょうか。
片桐 宏典さん
そうです。
スターリング大学制作の「CORIODOR OF DREAMS」の映像で、
作業場みたいな所は僕らのスタジオです。
僕らのほかに、大学のアートコレクションに入っている5人の作家が出てきます。
作家のスタジオトーク集みたいなものです。
ケイト トムソンさん
彼の設置の映像が出るけど、話は私だけしているもの(※)もあります。
(⇒ ※ スターリング大学アートコレクションのインタビュー
Interview with Kate Thomson (Sculptor)
(ケイト・トムソンさんの2分のインタビュー、最初の方に片桐 宏典さんも映っています。)
日下
そのスターリング大学の「CORIODOR OF DREAMS」(「夢の回廊」)のインタビューで
片桐さんがこんなことをお話されていました。
「彫刻家とは特別なものです。、興味深いアイデアを探す、
社会、歴史、科学、生きているイメージを調査して、
それをカタチにしていく。実際に何かを作り上げていく。
そのすべてのプロセスが自分のものであって、それが彫刻家の特権です。」と。
私から見て片桐さんは、以前から
とても全人格的に彫刻を実践されているイメージがあります。
そういった作家の姿勢とか心構えなどについての想い、
信条などをお聴かせ頂けますでしょうか。
片桐 宏典さん
インタビューでは、作家の姿勢というより、
「ストリームライン」という作品シリーズについて話しています。
僕はいつも4、5種類のテーマで作品制作をしていますが、そのうちの一つです。
「ストリームライン」というのは1920年~30年代の、主に車のデザインで、
スピード感溢れる流れるようなフォルムの流線型デザインのことです。
それがすごく格好良くて、デザインのエッセンスだけ取り出せないかなと
いろいろ当時の車のデザインを探したんですよ。
僕はああいうのが大好きだから。
なかでも特にすごい格好良いのがあってね!
いや~、タルボット・ラーゴとかさ。1台7億円ですよ!
でも実際は格好だけで、いまの車ほどスピードでないと思うんだけど。(笑)
日下
あら~!!すごい素敵なデザインですねぇ~!!(感嘆)
片桐 宏典さん
僕が自動車を創ってもしょうがないので、できるだけ車っぽくはしないけど。
要するに、この頃のデザイン感覚というのはスピード感を表現したかったわけでしょう。
それで、なぜスピード感を表現したかったかというと
ある意味で社会の成長願望を反映していて、
30年代って成長していて不況に入る直前と後の状況だから、
社会の全体的な心情をかたちが表しているわけですよね。
インタビューでは、いまと社会が状況がとてもよく似ている当時の精神を、
改めて、それは何だったのかなというのをアタマの中で整理するために
このデザインを自分なりに追いかけながら創ってみているということを言いたかったのね。
僕としては。
日下
そうだったんですか。
片桐 宏典さん
「今を見つけるために昔のそういうものを振り返ってみるのも面白いんじゃない?」という。
一般的な方法論ですね。
僕のシリーズ作品の中でも、中を切り取って磨いて外が粗い、円環とか三角の作品だと
もろに石の素材感とかたちのせめぎ合いというところがポイントだけど、
このストリームラインのシリーズというのは
フォルムのエッセンスがどこら辺にあるのか、
スピード感とか加速感とか、僕らの強く感じる部分からそれを突き詰めるという。
そういうテーマをこのシリーズ作品で取り組んでいました。
日下
そうだったんですか~。
現代を考えるために、過去のデザインを検証して制作するということは
私自身は取り組んだことのない制作ですので、とっても興味深いお話です。
どうもありがとうございました。
「Streamline」
インド黒御影石
168 x 20 x 60cmH
東京都高輪台プラウド
2014
(設置風景)
****************************************
編集後記
私が片桐 宏典さん、ケイト トムソンさんに初めてお会いしたのは、
私が大学の副手1年目の冬に、お二人の住む岩手県岩手町にある㈲浮島彫刻スタジオを
訪問した時でした。 大自然の中の広いスタジオに姫神産の巨大な原石が置いてあり
「大学の石彫場とはスケールが違う!」と感動したのを覚えています。
片桐 宏典さんは私が学生の頃から、「宮城教育大学の在学中から、そのままヨーロッパに渡って
彫刻家になっている人」として有名な存在の方でした。
今現在は、1年の半分ずつをイギリスと日本で行き来しながらの活動をされているそうです。
今回は片桐宏典さんの制作テーマの一つ、ストリームライン・シリーズについて
お話をお聴かせ頂きました。
1930年代の車のデザインから、社会の心情とそれがフォルムに反映されていることを
社会、歴史、科学、生きているイメージを含めて調査して、そこから自分自身で、新しい何かを創る、
というお話でした。
彫刻家は常に、どうしてそのかたちを創るのかを考えていると思いますが、
このような時代とデザイン検証から創作を試みるという手法は、私にとっては未知のことで
とても興味深く勉強になるお話でした。
次回は、さらに片桐 宏典さんの制作テーマの一つである、サウンドインスタレーションについて
お話をお聴かせ頂きます。
どうぞお楽しみに。
浮島彫刻スタジオ 片桐 宏典さんとケイト・トムソンさん
岩手県岩手郡岩手町浮島
********************************
◆片桐 宏典さん、ケイト・トムソンさんのホームページ
浮島彫刻スタジオ
◆スターリング大学(イギリス)での展示
片桐 宏典さんの紹介ページ
スターリング大学 Corridor of Dreams (「夢の回廊」 インタビュー動画)
(全23分中、お二人と作品が映るのは11:30~15:30頃です。)
◆開催中の展覧会です。
「As Ithers See Us」
【期間】2014年3月11日(金)~9月末日まで
【時間】11:00~21:00
【料金】有料
【場所】Pobert Burns Birthplace Museum, Murdoch's Lone, Alloway, Ayr KA7 4PQ, UK
tel 0844 493 2601 email burns@nts.org.uk
http://www.burnsmuseum.org.uk/
◆日本・石の野外彫刻―ストーンアート写真集
藤田観龍 著(写真) 本の泉社
片桐 宏典さんの作品写真と手記「石彫というジャンル」(318ページ)
ケイト トムソンさんの作品写真が掲載されています。
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第5回の今日は、片桐さんの制作テーマの一つから
ストリームラインというシリーズ作品についてお話をおうかがいしました。
緑茶の保存方法
皆様、こんにちは
おいしいお茶で癒しと健康をお届けする【下総屋茶舗】五代目の金久保です。
関東地方も、もうそろそろ梅雨明けですね。
暑くて湿度の高い日本の夏ですが
今日は、緑茶の保存方法についてお話ししましょう。
さて、夏場は暑いので冷たいペットボトル飲料などを飲む機会が増え
茶葉の消費が鈍って来ますね
茶葉はご存じの通り、暑さや湿度、酸化によって傷み易くなります
なので、夏場は特に早めに飲みきるようにしましょう
基本的な保存方法ですが、光線と湿気と酸化を避けるのがポイントです
緑茶の賞味期限は一般的に真空パックか窒素充填パックで
未開封・常温で1年とされています。
保存状況が良ければ(真空パック冷蔵)数年は可能です。
通常は未開封なら常温で保存します
夏場など室温が40度近くになる場合は冷蔵庫に入れると良いですね
冷蔵庫に保存の場合は、しっかり密閉して他の食品の移り香に注意しましょう
茶葉に香りが移ると風味が台無しになってしまいます
また、冷蔵庫からの出し入れは手早くしましょう
室温との差で容器に結露がつき、それで湿気ないようにするためです
温度は野菜室くらいの温度で十分です。
開封後は2週間以内(季節による)くらいで飲みきるのが良いです
酸化して変質した茶葉は、茶色っぽくなり艶も悪くなり
嫌な臭いがしてしまいます。
お茶の水色も赤みががった濁った黄色になります。
こうなると、健康に良いはずのお茶もお勧めはできません
あきらめて処分するか、プランターや畑にでもまいてください
抹茶は微粉末のため酸化・湿気やすいのでメーカーにより賞味期限半年を設定しています
烏龍茶・紅茶も同様ですが賞味期限は緑茶より長いです
2から3年としているメーカーもあります
緑茶は鮮度が命ですが
紅茶などはエイジングといい一定条件で長期熟成させるものもあるります
傷み加減の茶葉は、油気のない鍋に広げ弱火で煎って
ほうじ茶にすると飲みやすくなrいますよ
ほうじ茶にすれば、加熱でカフェインが減るので胃にもやさしいですね
夏場も冷たい飲み物でお腹を冷やすより
温かいお茶で喉の渇きを取って、快腸に心がけ
健康維持におお役立てくださいね
今日も先人の英知に感謝(^o^)/
彫刻家 片桐 宏典さん 第4回目 ~アートをプロフェッショナルにやっています~
みなさま こんにちは。
彫刻工房くさか 日下育子です。
今日は素敵な作家をご紹介いたします。
彫刻家の片桐 宏典さんです。
お二人とも彫刻家であり、ご夫妻でもいらっしゃいます。
前回の日下育子からのリレーでご登場頂きます。
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
片桐 宏典さん
第4回の今日は、片桐 宏典さんが彫刻にプロフェッショナルに
取り組んでいらっしゃる想いについてお話をおうかがいしました。
片桐さんは教育大学のご出身でいらっしゃいますが、
教育自体も面白く、かつエネルギーがいる仕事なので、敢えて両立ではなく
彫刻一本だけを選ばれたということでした。
またプロとしてどんな作品を創りたいかをお聴かせ頂きました。
どうぞお楽しみ頂ければ幸いです。
**********************************
「(現実的意識にないがしろにされた)ある不確かな響鳴を求めて覚醒する風景」
宮城県産玄武岩
幅12x厚7x高50cm
2003
"Wave Ship"
カラーラビアンコ大理石
300x60x75cmH, 250x50x45cmH
みなとみらい中央街区42地区所蔵
2011
「覚醒する風景ー分水嶺」」
スウェーデン産黒御影石
45x5x60cmH
2008
「黒い女のソネット」
スウェーデン産黒御影石
8x8x35cm
2007
"眠る心臓 2007-05"
宮城県産玄武岩
35x9x40cmH
2007
「望郷」
宮城県産玄武岩
幅90x厚17x高18cm
2004
「ウォーター・マーク ~北上川の四季」
スウェーデン黒、岩手産白花崗岩
本体寸法 700x700x800cmH
いわて沼宮内アートロード計画 「シンボル・モニュメント」
岩手県岩手町いわて沼宮内駅前
2003
ラシャーナ国際彫刻シンポジウム
2002年 レバノン、ラシャーナ
「向白神(むかいしらがみ)」
青森県弘前市駅前通ダイエー向かい
弘前市駅前通りモニュメント計画
1998
メモ
世界遺産「白神山地」のなかの向白神岳をイメージする。
JR弘前駅から商店街に伸びる約2kmの遊歩道に
全7基設置されたうちの2番目のモニュメント。
道路を隔てた向こう側にある3番目の作品「白神の箱」と共に
白神山地をテーマとし、白神岳と向白神岳という対になる
地域の中心的な主峰をシンボリックに表現し、
心理的に両側の空間の一体化を意図する。
日下
片桐さんやケイトさんのお仕事を拝見したり
こうしてお話をお伺いしたりしていると、芸術でどこを目指してやっていくかを
明快にして取り組まれているという感じがします。
それは第2回
のインタビューでもお話して下さっていますが
彫刻、アートでコミュニティーに関わることで地域がより柔軟にいろんなことを話せるようになるとか、
それによって結果、社会が良くなるという役割をとてもフルに活かして活動されていると思います。
一方で、これまでの私も含めて、アーティストは、アートそれ自体で生業を立てるのか大変なせいか
何か他のお仕事と兼業をしている方も多いと思いますが
お二人はずっとプロフェッショナルの立場でいらっしゃいますね。
片桐 宏典さん
兼業すると逆に大変じゃないですか。
僕は宮城教育大学に行って、取りあえずB採用で講師にでもなって
月給を確保した上で好きな事をやれと、親から言われていたし
自分でもそうしようと思っていたけど・・・。
先生になってしまうと、もう作家は出来ない、
だからいかに先生や他の仕事をしないようにするかを考えた。
仙台で活動をしている、メインのグループの作家ってみんな学校の先生なんだよね。
日下
ええ。そういう方が多いですね。
片桐 宏典さん
面白い人が一杯いる。
彼らと、一緒に展覧会や飲み会などをしていると、すごく刺激的で楽しかった、
でも、いま考えると、制作や作品に関する姿勢はどうしてもアマチュアのスタンスなんですよね。
特に作品を社会の中でどう位置づけていくかというと問いに対して。
僕が学生の時には、プロとして絵を描いている作家をすごく軽蔑していました。
客の好みに合わせた「売り絵」を描いて食べてると。
食うためのことをやったら汚れる。・・・というか、感性が濁るから「売り絵」は絶対ダメだと。
だから、日曜日とか夜中とか、ひたすらしこしこ、仕事とは別に、
展覧会のために作品を創っていく、という人生パターンを考えていたんだけど・・・。
それが、教育実習に行って、実際に教育の現場に入ってみると、
生徒一人一人と向き合うのってすごく大変で、
俺はそんな才能もエネルギーもないから
先生をやっていたら制作は絶対出来ないと思って、先生になるのはやめたんです。
そしたら親父に、「なんだ、約束が違うじゃないか!」と殴られましたけどね。
でも先生になるのを辞めて本当に良かったです。
だって、教育自体すごく面白いんだもの。
制作をしてたらそっちが中途半端になっちゃう。
人間が相手の仕事だから誤魔化せない訳じゃない、教育は。
作品を創っている暇なんか無いわけじゃない。
だから、やっぱりプロしかないかなと。
お金はなくとも、時間さえあれば、何とかなるし。
親のスネかじってでも何とかなるでしょ。(笑)
日下
私も結婚前まで、本当に親のスネをかじりました。
片桐 宏典さん
仕事というのは、いつ、大きな、大切なプロジェクトが入ってくるか分かりませんから
いざという時にたっぷり時間をかけて動ける状況にしておかないと駄目なんです。
自由な時間を確保しておくために、多少の経済的な保証はあきらめるんです。
なんとかなりますよ。
日下
はい、とてもよく分かります。
片桐 宏典さん
だから、そのためにも他のものをすぐに切れる状況にして、自分をフリーにしておかないと。
そういう意味ではプロとして食べていないと、
作家としてはあまり良い仕事が出来ないんじゃないかと・・・。
先生になるのを否定している訳じゃないんですが、
僕には出来ないという話です。
プロとして作品を創るなら、
人生を変えるような、すごい作品を創りたいわけですよ。
自分自身すらも変えてしまうようなね。
僕にとっての、作品を創る意味はそのあたりにあるんじゃないですか。
立派な美術館ではなく、ロビーに飾るだけの作品にしても、
観た時に「あっ!」というような感じがないとね。
誰かの人生が変わってくれるような作品であれば、どこでも良いじゃないですか。
そうじゃないと、ただのきれいな壁紙でおしまい。
だから、そこら辺が作品の生命線かな、という気がするんですよね。
日下
ああ~、それは本当にそうですね~。深いお話ですねぇ~(感動!)
片桐 宏典さん
見た目のインパクトだけじゃなくて
どういうエネルギーを作品が持てるかというそれが勝負ですからね。
じわじわっとでも。
日下
本当にそうですねぇ~。(感動!)
片桐 宏典さんのプロとしてのお話をお伺い出来て
ピリッと、とっても良い刺激を頂きました。
本当に素晴らしいお話をありがとうございました。
「シンフォニア(交響曲)」
岩手産白花崗岩、クリ
450x180x900cmH
岩手県二戸郡奥中山いわて子供の森
県営テーマパーク施設のシンボル・モニュメント
2002
****************************************
編集後記
私が片桐 宏典さん、ケイト トムソンさんに初めてお会いしたのは、
私が大学の副手1年目の冬に、お二人の住む岩手県岩手町にある㈲浮島彫刻スタジオを
訪問した時でした。 大自然の中の広いスタジオに姫神産の巨大な原石が置いてあり
「大学の石彫場とはスケールが違う!」と感動したのを覚えています。
片桐 宏典さんは私が学生の頃から、「宮城教育大学の在学中から、そのままヨーロッパに渡って
彫刻家になっている人」として有名な存在の方でした。
今現在は、1年の半分ずつをイギリスと日本で行き来しながらの活動をされているそうです。
今回は片桐宏典さんが彫刻、アートにプロフェッショナルに取り組まれているという
お話をお聴かせ頂きました。
ご自身も含めて誰かの人生を変えるような作品を創りたいというお話でしたが、
きっと岩手町をはじめ、日本各地、ヨーロッパ各地の片桐さんの作品をご覧になって
芸術を志す若者がいたかも知れませんし、これからも出てくるかも知れません。
私自身も、若い時に片桐 宏典さん、ケイト・トムソンさんの作品をみて
自分もいつかああいう仕事がしたい!と思った者の一人なのです。
本当に長い間、途切れることなく、活動を続けてこられたことを尊敬しております。
次回は、片桐 宏典さんの制作テーマの一つ、ストリームラインというシリーズ作品を
紹介して頂きます。
どうぞお楽しみに。
***********************************
◆片桐 宏典さん、ケイト・トムソンさんのホームページ
浮島彫刻スタジオ
◆スターリング大学(イギリス)での展示
片桐 宏典さんの紹介ページ
スターリング大学 Corridor of Dreams (「夢の回廊」 インタビュー動画)
(全23分中、お二人と作品が映るのは11:30~15:30頃です。)
◆開催中の展覧会です。
「As Ithers See Us」
【期間】2014年3月11日(金)~9月末日まで
【時間】11:00~21:00
【料金】有料
【場所】Pobert Burns Birthplace Museum, Murdoch's Lone, Alloway, Ayr KA7 4PQ, UK
tel 0844 493 2601 email burns@nts.org.uk
http://www.burnsmuseum.org.uk/
◆日本・石の野外彫刻―ストーンアート写真集
藤田観龍 著(写真) 本の泉社
片桐 宏典さんの作品写真と手記「石彫というジャンル」(318ページ)
ケイト トムソンさんの作品写真が掲載されています。
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緑茶の歴史と魅力
皆様、こんにちは
おいしいお茶で癒しと健康をお届けする【下総屋茶舗】五代目の金久保です。
先日、羽生市の純真短期大学の市民公開講座で
お茶の講習会をやらせていただきました。
受講者は15名ほどでしたが
皆さんに、様々なお茶の違いやいれ方のコツなどをお伝えして
実際に淹れた上煎茶を味わっていただき
グループに分かれてご自身で淹れて飲んでいただきました
最後にはリクエストにお応えして、お抹茶を点てて召し上がっていただきました。
お茶の風味の違いを五感で感じていただき魅力をお伝えできて
本当に良い機会をいただいたと感謝でいっぱいです。
アンケートでは、意外と知らないことだったと喜んでいただけました。
そのときにお配りした資料から緑茶がポピュラーな訳を私なりに解釈したのでご覧ください
まず、日本では麦茶やどくだみ茶、柿の葉茶、ごぼう茶など
身の回りの野草などを乾燥させたり焙煎したり粉砕したり加工して
生活に取り入れていますよね
だから〇〇茶というのが沢山あり、そこに烏龍茶や紅茶さらには
マテ茶やルイボス、ハーブティーまで輸入茶が加わり実に多様です
その中でなぜ緑茶が圧倒的に古来から人気があったのか
私の想像では、緑茶の健康成分が古くから広く知られていたのに加え
緑茶には「歴史とロマンスとステータス」があったのではないかと思います。
煎茶が庶民に飲まれるようになったのは江戸時代中期~末期ころと云われます。
それまでは、皇族や武将、高僧など身分の高い人たちのものでした。
庶民は野草茶や白湯を飲んで暮らしていたわけです。
だから緑茶には大きな憧れがあったんじゃないでしょうか?
緑茶が日本に伝わったのは 約1200年前
遣唐使(最澄など高僧)が健康維持のため薬草として持ち帰り
日吉茶園を開き嵯峨天皇に献上し皇族に広まったといわれます(煎茶)
そして、鎌倉時代に栄西(臨済宗開祖)が宋から栽培技術など輸入
「喫茶養生記」を著し健康に良いことから上層階級に普及しました
室町時代には、足利義正が四畳半・草庵の「茶の湯」を提唱し
武将に茶道が広まり、豊臣秀吉が千利休を使い天下取りの策略にも利用され
茶道・抹茶が広く戦国武将たちを中心に普及しました。
徳川家康(駿府=静岡)もお茶好きで、お茶壺道中などで幕府に茶を献上させたのです。
現在の蒸製煎茶が普及したのは江戸時代中期~末期
それ以前の製法は中国式釜炒り茶か湯煎だったようです
また、幕末の維新においても駿府にいた勝海舟が坂本竜馬の意志を継ぎ
衰退していく武士達の職業を確保するため静岡の牧の原台地を開墾し
大規模茶園を築いたという説があります。
そして商人達により庶民に普及していったのです。
歴史とロマンス!を感じるでしょ?!
飲んでおいしいというのも一番大切な要素ですが
元は薬草ですから、健康にも良く身分の高い人達だけの飲み物であったとなれば
憧れちゃいますよね~
いかがですか? こんな背景を知った上で昔の上層階級と
交わった高貴な気分で味わったら、お茶の風味も格別ではないでしょうか
これからも、食品の由来までも知性的に楽しむ「和の食文化」やお茶の魅力を
多くの人達に伝えられる機会をこれからも増やしていきたいと思います。
人のご縁と先人の英知に感謝(^o^)/
彫刻家 片桐 宏典さん 第3回 ~芸術家の共働制作で「宇宙」を表現しました~
みなさま こんにちは。
彫刻工房くさか 日下育子です。
今日は素敵な作家をご紹介いたします。
彫刻家の片桐 宏典さんです。
片桐 宏典さん
ケイト・トムソンさん
お二人とも彫刻家であり、ご夫妻でもいらっしゃいます。
前回の日下育子からのリレーでご登場頂きます。
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
片桐 宏典さん
第3回の今日は、片桐 宏典さんの母校でもある仙台第一高等学校(以下、仙台一高)に
設置された石彫モニュメントについてお届けします。
「宇宙」を表現されているということと、
それを優れた芸術家の共働制作で創られたという実践をお聴かせ頂きました。
環境彫刻に共働制作で取り組む、非常に高レベルの実践をご紹介いただきます。
どうぞお楽しみ頂ければ幸いです。
************************
「コスモス」
1.[ビックバン広場」 モノリス
「コスモス」
1.[ビックバン広場」
「コスモス」
1.[ビックバン広場」
「コスモス」
2.「現在の時空広場」
「コスモス」
2.「現在の時空広場」
「コスモス」
2.「現在の時空広場」
デザイン及び制作
片桐宏典、ケイト・トムソン、用澤修、吉田昇、ルボミア・ヤネチカ、、
アンディー・アルプ、岩村俊秀、清本真右、坪井常男
岩手産白御影石
本体寸法 6200cmH 2. 50mx35m
宮城県仙台市若林区元茶畑 宮城県仙台第一高等学校内
デザインから制作まで全て芸術家の協同制作によるプロジェクト
1993
鋳鉄
.「現在の時空広場」
「コアピース 2」
鋳鉄
.「現在の時空広場」
.「現在の時空広場」
● 参考写真
岩手県玉山村姫神山麓菊池石材採石場にて
「作業風景:ビッグバン広場」
「現在の時空広場』図面
(上記7点モノクロ写真、及び図面は
『宮城県仙台第一高等学校 石彫モニュメント』
記録集より引用させて頂きました)
日下
片桐さんの制作は、個人の作品の質の高さは勿論ですが
ケイトさんと共に常に大きなプロジェクトを、コラボレーションで行なっていらっしゃいます。
そのあたりのことをお聴かせいただけますでしょうか。
片桐 宏典さん
コラボレーション(共働制作)って大変ですが、やっぱり面白い。
でも、シンポジウムで何人かの彫刻家たちと一緒に遊び場を作ろうとすると、
面白いアイデアはいっぱい出るんだけど、まず時間が足りない、
シンポジウムって大体長くても2カ月ですよね。
結局、これしか出来なかった・・・、という苦い思いがいつもあって。
なので、一度は思いっきり納得のいくコラボレーションをしてみたいと思っていました。
そうしたらちょうど仙台一高で創立百周年モニュメント制作の話があったのです。
私一人でも出来たんですが、これは理想的なコラボレーションをするのにいい機会かなと思って、
他の作家たちに声をかけました。
仙台一高プロジェクトの場合は、とにかく時間をかけて、
完成までの間に3回、三期に分けて作家に来てもらいました。
一期目がプランニング、2週間ほどプランとドローイングをまとめてプレゼンしました。
二期目に岩手のうちのスタジオで共同生活しながら制作開始。
3ヶ月ほどかけて制作し、全部一度組み立ててみました。
そして、三期目で仙台一高に持っていき、そこでまたディテールを調整して完成させたんです。
私の持っていたノウハウをすべてつぎ込んで、まあ、コラボレーションとしてはベストかなと。
でも、予算には限界があるので、大幅に赤字になってしまいました。
日下
片桐さんが他の作家たちにも声をかけられたというのは、素晴しいですね!
それに、作品が本当にすごいですよね!
あんなに巨大で素晴しい彫刻がある学校って無いですよね!?
こういう作品がある学校で学ぶ学生ってすごいなぁ~と。
片桐 宏典さん
でも、生徒に言われましたよ、
「あれ、いつ完成するんですか?」って。(笑)
先生に言わせると、「一高の生徒には猿山が丁度良いだろう」って(笑)
猿山、ですからね。(笑)
日下
そうですか?
片桐 宏典さん
かたちが猿山じゃない?あれって。
でも、あのプロジェクトは大変だったね。すごい痩せましたよね。
日下
仙台一高の石彫モニュメントはPACT PROJRCT(パクト プロジェクト)という
独自のスタイルの共働制作プロジェクトだったのですね。
タイトルが「COSMOS 宇宙」なんですか?
片桐 宏典さん
そうです。この作品は、混沌たる超絶対的なエネルギーを孕む、
「宇宙の空間と時間」をテーマにしています。それを科学的な説明ではない、
美術的な表現によって、建築的なスケールで空間全体と響き合う、我々の
感じている「宇宙」の姿を作りだすことにあります。
ビッグ・バンを象徴する「モノリス」を中心として、そこからのビック・クランチに至るであろう
宇宙の時間的、空間的進化を表現しています。
学校の空間を「宇宙」と捉え、新校舎の環境空間のなかに織り交ぜながら、
岩手県で採れた姫神山産の白御影石と遠野産の黒御影石を総重量約200トンと
ふんだんに使いました。
モニュメントを構築する様々な石の表情を通じて、自分たちの世界のはるかかなた、
絶対的宇宙の存在を肌にひりひりと感じて欲しいと思っています。
この作品は、鑑賞者が「作品」の内部に入り込んで体験する、
空間全体を一つの芸術作品とする環境的彫刻なのです。
日下
本当に素晴らしいですね。
私も仙台一高に実際に見に行ったことがありますが、表現されている内容も含めて
本当にこれほどの規模の彫刻作品を創られたことに感動しました。
実際にその作品の中に入って見ると、本当に「宇宙」だと感じます。
特に「モノリス」のピースは巨大ですね。
校舎の3階まで届きそうな高さですね。
何メートルぐらいあるのでしょうか。
片桐 宏典さん
7メートルあります。
「モノリス」は割った石をまた元のように積み上げ直す、「割り戻し」という技法で作られています。
下が小さなブロックで上に行くに従って大きくなり、ビックバンのエネルギーの拡散を象徴しています。
岩手県の姫神山の石切り場で見つけた原石は、長さ10m、重さ200トン以上ありました。
それを割って運び出し、真ん中のいいところだけ、一高に再現したのです。
それでも60トンぐらいはあるでしょう。
また、石を割る際に、昔の石割りに使われたトビヤという道具を再現してそれで割っています。
昔は木製でしたが、今回使ったのは巾10センチほどの鋼鉄製です。特注品です。
これは用澤さんのアイディアとテクニックです。
また、石組みや床面に使われた黒御影石は、遠野の知り合いの山から、
大型トラック5台と45トンクレーンを持っていって一週間かけて特別に運び出したものです。
これを工場に入れて板状に切削して元の玉石の形のまま、乱張りとして使っています。
「モノリス」は岩手町のアトリエで何度か仮組してみてから、本設置しました。
日下
本当にものすごい規模のお仕事ですね~!(感動!)
ところでこの制作は
PACT PROJRCT(パクト プロジェクト)という独自のスタイルの
共働制作プロジェクトだったそうですが、これはどのようなものだったのでしょうか。
片桐 宏典さん
公共芸術共働制作チームの英訳でPubulic Art Collaboration Team
(パブリックアート コラボレーション チーム)の略称です。
個性的な彫刻家の集団が中心となり、構想・設計・制作までの全てのプロセスを
チームとして共働作業することにより、パブリックな場所でのダイナミックな環境性芸術を
実現するシステムです。
日下
私自身は、共働制作の経験は無いのですが
複数のアーティストで創作する時、お一人での制作とは違う
ブレークスルーが発生するかどうかなど、素晴らしい点を教えていただけますでしょうか。
片桐 宏典さん
ケイトとも、浜松の作品「Watch the Moon Come Down」、南郷図書館の「七つの旅」を、
二人でアイディアから制作までコラボレーションしています。
コラボレーションは、一人では思いつかないような発想やアイディアの展開が早くて、
意外な面白さ、可能性があるんです。
芸術家の共働制作は、これまでのアトリエでの孤独な制作が
数々の偉大な芸術を生み出してきた彫刻家のライフスタイルを、
なんら否定するものではありません。
芸術では個人の「自由な表現」が、共働制作を困難にしているといいます。
ですが、制約の多き公共空間だからこそ、その不自由さを新たな展開をもたらす
可能性の基盤に転化し得るのです。
注意深く構成された芸術家のチームが、いくつかの最初のハードルさえうまく乗り越えられれば、
後は、お互いの芸術的独自性をぶつけ合う中で、互いに啓発し合える最高のチームとして、
個人の感性や美意識をうまく引き出すダイナミズムがグループに自然に発生します。
さらに、制作を進めるためのより斬新な展開と発見が引き出されることになります。
そういった確信のもとに、これまで世界各地で既にさまざまなプロジェクトが
行われていて、僕が参加したものでも、オーストリア・リンダブルンの彫刻シンポジウム(※)や
日本では1979年諏訪湖(※)で、また、1981年に萩市(※)で彫刻家24名により郊外彫刻公園を共働制作の
シンポジウムで行った例があります。
※オーストリア・リンダブルンの彫刻シンポジウム
※諏訪湖国際彫刻シンポジウム ・萩国際彫刻シンポジウム(1981年)
⇒ Ukishima.Net
⇒(僕の参加した時代(1978年~2000年まで)参照)
日下
公立の高校にこれだけの巨大な環境彫刻が設置されるというのも本当に素晴らしいことで、
同時に希有なことだと思います。
片桐 宏典さん
今回のモニュメント制作事業において、立体構造物と床面とが一つの芸術作品と
認められて発注されたことは称賛に値しますし、非常な英断として行政的に
高く評価されるべきことだったと思います。
なぜなら、こういった公共建築に置いて、空間全体を一つの芸術作品とする表現の
あり方が、今回に至って新たな市民権を得たということなのですから。
日下
そうですか~。(感動!)
本当にこういう作品が仙台にあるということは、市民として誇りに感じます。
素晴らしいお話をありがとうございました。
「Watch the Moon Come Down」、
(月が舞い降りるのを見よ)
デザイン及び制作
(片桐宏典+ケイト・トムソン:共働製作)
岩手県産白御影石
400x35x270cmH, 150x90x35cmH
メモ
ゆりの木通りに計5点の作品が設置。
そのうちのひとつで二人の共働制作作品。
月の緩やかな運行をモチーフに
幾何学的なムーブメントで優雅さを表現。
所在地
静岡県浜松市旧国道一号線ウォッチマン前
南郷プロジェクト
「七つの旅」
青森県八戸市南郷区図書館
(片桐宏典+ケイト・トムソン:共働製作)
2004
メモ
この作品は、人間の知的好奇心と柔らかな精神が、
世界に広がる文化的多様性と叡智に触れる驚きと
喜びから生まれる「知的果実」を求めて、
理想と現実世界を駆け抜ける精神の旅を象徴しています。
※ 今回はコラボレーションということでお話をお伺いしてきました。
文章中、及び作品写真の中で「共働制作」と表記のあるものがあります。
この「共働制作」について、他の「共同」、「協同」との違いを片桐 宏典さんにお伺いしました。
片桐 宏典さん
*「共働制作」としたのは、単にモノをデザインする段階の「共同制作」だけではなく、
完成までを一緒に考えながら、一緒に作業、労働して進めていくことを強調したかったのです。
デザインが出来れば、あとはそれを作るだけ、ではなく、
作っていく過程においても、常にデザインが修正されていく可能性があるので、
素材と向き合う作業過程もとても大切なのです。
また、ディテールの中にこそ互いの個性と感性が反映されなければなりません。
"覚醒する風景-惑星風"
スウェーデン産黒御影石
41 x 15 x 68 cm high
2012
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編集後記
私が片桐 宏典さん、ケイト・トムソンさんに初めてお会いしたのは、
私が大学の副手1年目の冬に、お二人の住む岩手県岩手町にある㈲浮島彫刻スタジオを
訪問した時でした。 大自然の広いスタジオに姫神産の巨大な原石が置いてあり
「大学の石彫場とはスケールが違う!」と感動したのを覚えています。
片桐 宏典さんは私が学生の頃から、
「宮城教育大学の在学中から、そのままヨーロッパに渡って彫刻家になっている方」として
有名な存在の方でした。
今現在は、1年の半分ずつをイギリスと日本で行き来しながらの活動をされているそうです。
今回は複数の芸術家の共働制作プロジェクトで環境彫刻に取り組まれた事例をお話頂きました。
その参加作家のお一人である、ルボミア・ヤネチカさんとは、
私も岩手町の彫刻シンポジウムでご一緒させて頂いたのですが、本当に質の高い芸術家の方でした。
これだけの環境彫刻を創り上げるのには、片桐 宏典さん、ケイト・トムソンさんの強力な
調整力があってのことだろうと想像します。
次回は、アートという仕事をプロフェッショナルにやることについてのお話をお届けいたします。
どうぞお楽しみに。
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◆片桐 宏典さん、ケイト・トムソンさんのホームページ
浮島彫刻スタジオ
◆スターリング大学(イギリス)での展示
片桐 宏典さんの紹介ページ
スターリング大学 Corridor of Dreams (「夢の回廊」 インタビュー動画)
(全23分中、お二人と作品が映るのは11:30~15:30頃です。)
◆開催中の展覧会です。
「As Ithers See Us」
【期間】2014年3月11日(金)~9月末日まで
【時間】11:00~21:00
【料金】有料
【場所】Pobert Burns Birthplace Museum, Murdoch's Lone, Alloway, Ayr KA7 4PQ, UK
tel 0844 493 2601 email burns@nts.org.uk
http://www.burnsmuseum.org.uk/
◆日本・石の野外彫刻―ストーンアート写真集
藤田観龍 著(写真) 本の泉社
片桐 宏典さんの作品写真と手記「石彫というジャンル」(318ページ)
ケイト トムソンさんの作品写真が掲載されています。
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皆様、こんにちは
おいしいお茶で癒しと健康をお届けする【下総屋茶舗】五代目の金久保です。
台風8号の影響が心配ですね
前々回くらいに書きましたが
低気圧が来ると体調が悪くなったりするので
深呼吸や軽い体操、マッサージ、入浴や体を温める食事などで
健康を守ってくださいね
もちろん熱い緑茶もいいですよ~
緑茶の素晴らしさを中心とした
松田文平石彫展 松田さんからのメッセージです。
皆さま、こんにちは。
彫刻工房くさか 日下育子です。
今日は素敵な展覧会を紹介いたします。
彫刻家 松田文平さんの石彫展です。
松田文平さんには、学び場美術館にもご登場頂いたことがあります。
⇒http://ameblo.jp/mnbb-art/entry-10959255047.html
(↓クリックして頂くと拡大してご覧頂けます。)
(↓クリックして頂くと拡大してご覧頂けます。)
今回の個展に向けての松田文平さんのメッセージを紹介させて頂きます。
中身が無いうえに薄っぺらな人・
中身が有るのにもかかわらず薄っぺらに装う人・
表面はどちうも薄っぺらである。
制作の過程で予期せぬ失敗が次の作品のヒントになることがあります。
方形を対角線で切断し,再構成する仕事をここ数年やってきました。
今回の展覧会では、マケット制作時の墨付けのミスがきっかけで、
むしろそこに焦点を合わせてみようと思った事が期で発展しました。
主眼としているのは,石の中心から派生し、石の外へ出てゆく意識です。
小さな変化ですが自分の中ではひょっとして大きな変化につながることを期待しています。
御高覧下さり,御指導をいただきたく存じます。
松田文平
メッセージの中の
「主眼としているのは,石の中心から派生し、石の外へ出てゆく意識です。」
って、不思議な感覚を想像されるかもしれません。
松田さんが石についてお考えになっていること、感じていらっしゃることについて
以前の学び場美術館のインタビューhttp://ameblo.jp/mnbb-art/entry-10959255047.html
で
お話して下さったことを以下、引用させて頂きますね。
「 私のようにフォルムを作るのではない仕事をしていくと、
石の中の質量が占めるものの絶対的存在感を、
あるように見せるか、無くして見せるかのどちらかになっていくような気がします。
私がしているようなアブストラクト(抽象)の仕事では、
石の中と外を考えざるをえなくなってくると思います。
それで、私は石の中をとても見たくなるのです。
石の中へ中へと意識を集中していってそれを割ると、
それまで中だったものが一瞬にして外になってしまうという不思議さを感じます。
石の立方体には、無限の粒子が詰まっていて、それは果てしないものです。
ですが、同時に石の一個体としては有限のものです。
その空間の感覚というのは、例えば満天の星空を見上げるときに、
自分が星の中にいて星を見ているのか、
星の外から星を見ているのかの感覚がわからなくなるのに似ています。
そのように、石というのは不思議な素材だと思います。」
松田さんの作品は、単に目で見て鑑賞するというより、
作家ご自身が制作プロセスで石の中に入っていくように、
鑑賞者も石の中に入る「体験」をしてみる作品だと思います。
本日も、ご訪問くださいまして、ありがとうございました。
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