みんなの学び場美術館 館長 日下育子

素敵なアーティストのインタビュー記事を掲載。
日下育子の作品をご紹介して行きます。

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皆様、こんにちは。
彫刻工房くさか 日下育子です。

今日は石巻にあるのとっても素敵なお店を紹介させて頂きますね。

花と雑貨  アンシャンテ












新店舗は  2016年12月9日にオープンしました。
石巻市立町2丁目5-5 (七十七銀行隣り)



こちらのオーナー氏家様は、パリのフラワーアレンジメントのコンテストで
入賞されているとのこと。

とっても素晴らしいですね。





個展会場で「聖母像」展示のためにお借りしているネコ脚テーブルは、
氏家様が貸してくださったものです❗

心より感謝申し上げます❗





お借りしに行った時の写真です。
壁紙はイギリスの工芸家、ウィリアム
・モリスがデサインしたもの。
とっても素敵です😆🎵🎵

お陰様でとっても素敵な展示が出来ております🎵

心より感謝申し上げます❗
皆様も石巻におでかけの際には、ぜひアンシャンテに立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

本日もご訪問頂きまして
ありがとうございます。
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みなさま こんにちは。

彫刻工房くさか 日下育子です。

 

今日は素敵な作家をご紹介いたします。

イギリス人の女性彫刻家 ケイト・トムソンさんです。


 

ケイト・トムソンさん
片桐 宏典さん
お二人とも彫刻家であり、ご夫妻でもいらっしゃいます。


以下、2014年9月の再放送でお届けします。

前々回の日下育子からのリレーで、片桐 宏典さんに引き続き、ご登場頂きます。
     
片桐 宏典さん     

第1回   、第1回続き  、第2回目  、第3回  、第4回  、第5回   、第6回  、第7回 

第8回  、第9回  、第9回リンク    、第10回  、第10回リンク  


ケイト・トムソンさん 
 第1回  ~~6歳で彫刻家になると決まりました!~

 第1回続き   略歴のご紹介
 第2回  ~制作の素材と想い 石を彫り始めたきっかけと作品の中のスペースについて~ 


 


第3回目の今日は、ダンスのデザインに取り組まれた経験が
彫刻の表現に影響を与えたことについておうかがいしました。

 

ケイト・トムソンさんの「リレイティブ・パーセプションズ(相対知覚)」という彫刻作品の
シリーズでは、観る人が彫刻作品の中に入ったり、まわりを歩いたりして
いろいろな視点から見ることによって、演劇のようにいろいろな物語りが現れてくる
体験をして欲しいということをお聴かせ頂きました。

 

 

お楽しみ頂けましたら幸いです。

 

 

***********************************

 

 



パーセプションズ 2002

「リレイティブ・パーセプションズ(相対知覚)」
黒御影石
50×50×50cmH
2002

 

 

 


リレイティブ・パーセプションズ

「リレイティブ・パーセプションズ(相対知覚)」
黒御影石
210×440×180cmH
2005

 


 


パーセプションズ#3
 
「リレイティブ・パーセプションズ#3」
カラ―ラ大理石
50×50×50cmH
東京都港区南青山
2003





 


ムーン・ダンス

「ムーン・ダンス」
大理石、LED
40×30×85cnH
2001
個人蔵


 

 

 

 

 


デュエット

 

「デュエット」
大理石
10×7×24cmH
2001

 

 


 


リレイティブ・ヴァリューズ

 

「リレイティブ・ヴァリューズ」
カラ―ラ大理石
22×13×35cmH
2004




 




「ダンス」
マケドニア大理石
16×8×35cmH
2005





 


レゾナンス#1

「レゾナンス#1」
カラ―ラ大理石
50×50×80cmH
2004
東京都港区南青山





 



チェインジング・パースペクティブ

 

「チェィンジング・パースペクティブ」
カラ―ラ大理石
50×50×18cmH
2003


 

 

 


ビロング

「A Need To Belong」

セラミック
24x25x32cmH
1999


 

 

 


夢のまた夢

「夢のまた夢」
七尾国際彫刻シンポジウム
1996

 


 

 

日下
先の回で(第1回リンク)、ケイトさんはダンサーの彫刻を作りたいという想いから
ダンスの先生とお二人でダンスカンパニーを設立されたというお話を伺いました。

また、ケイトさんは振付をされる時に
人間を素材に彫刻を創作するという感覚だったというお話でした。
ダンスの振付と、彫刻の造形表現に何か共通することはありますでしょうか。



 

ケイト・トムソンさん
やっぱり、ダンスを踊ることの中でも
私たちはコンタクト・インプロバイゼ―ション(※)というものを結構やりました。

※ コンタクト・インプロバイゼ―ション contact improvisation
    ⇒ コンテンポラリー・ダンスの手法・スタイルの一つ
      相手と接触、関わりを持ちながらの即興 (参考:WEBLIO辞典)
      参考:
20世紀ダンスの系譜


 

ダンスのデザインとか、ムーブメントを考える時、
インプロバイゼーション (※)の一つのテクニックに
手だけ繋いで、そのテンションで何かやってみるというものがあります。
すると一人がもう一人を支えるから、
一人の時よりも、もっとフリーな感じでいろいろ出来ます。

 


  ※インプロバイゼ―ション  improvisation ⇒即興的作品

 

そのバランスとテンションは、半分ぐらいはケンカみたいな感じだけど、
あと半分ぐらいは愛情みたいな感じがして面白かった。
私たち二人と同じで、20年間ケンカと仲直りの繰り返し。(笑)。
そこでは一つの表現の中に愛、好きと嫌いが両方入ってますね。
そのデュアリティー duality(二重性)が好き。


 


 

日下
それはとっても面白いですね。

 


ケイト・トムソンさん
社会に関わるものでも、パブリックに出てくるものは、ほとんどディズニー的なものが多いですね。
つまり、「愛だけ!」「嬉しい!」「幸せ!」とか「エンターテイメントだけ!」とか。
でもそれはリアルライフじゃないでしょう?
それはあり得ません。


 

私たち芸術家はもっと深い、本物の話を出した方がいいと思います。
難しい部分も入っていないとすぐ飽きちゃうじゃない?
あまり簡単過ぎると面白くないと思う。
細かい、深い、難しい、野獣のことも入っていないと。
美しいだけだったら、本当の美しさは出ないの。


 


日下
はい。

 

 

ケイト・トムソンさん

やっぱり何かコントラストがないと分からないですね。
そういったものが、私の作品一つ一つの中に入っています。


 


日下
はい、そうですね~。(納得!)


 

ケイトさんの作品では2、3のピースが組み合わされて一つの作品というものがありますね。
それは、今のお話の、細かい、深い、難しい要素やコントラストを表現したりするために
組作品にしていらっしゃるのでしょうか?

 


ケイト・トムソンさん

そうですね、
でも、たった一つのオブジェ作品の中にも、
二つ三つのエレメント(要素)が入っているものもあると思います。

あと、三つの額みたいな作品(作品名 「リレイティブ・パーセプションズ」)では、
お互いの関係のおかげでスペースが創れるということかな。
多分、半分ぐらい演劇ですね。


 


 

日下
演劇と言いますと?

 


ケイト・トムソンさん

前回(第2回 リンク)もお話しましたが、私はいつも創るときはどこが正面か、とは全然考えません。
「全部正面だから、360度歩きなさい」という感じです。


 

360度全部まわって観るというのはナラティブ(物語)、演劇みたいで、
全部歩いてみると違う関係性が見えてくる。
それがファッシネーション(魅惑)です。

 


片桐 宏典さん
そう物語ね。彫刻をまわって観ることが物語。

 


ケイト・トムソンさん
そう。
外側を360度歩くだけじゃなくて、中とか下に入ったり、上に登ったりと
それでやっぱりいろいろ観るのは面白いかな。


 

人間と同じぐらいのサイズの作品では、実際に人間が彫刻の中に入って行く、
また、小さい作品ではイマジネーションで彫刻の中に入って行く。
すると、同じ作品でも、自分の視点で見ていたものとは、
違う要素、見え方が現れてきます。
それで、ある一点だけから観た時とは違った新しい関係性が見えてきます。


 


日下
それはとっても、興味深いですし、面白いことですね。


ケイト・トムソンさん
テレビとかコンピューターの四角いトウー・ディメンショナル(二次元)な画面には
インフォメーションがたくさんありますね。
でも、それでは深いことが分からない。
表面に表示される情報だけ見ても、知識が増えるだけです。

 


日下
確かに、そうかもしれません。


ケイト・トムソンさん
リレイティブ・パーセプションズ(相対知覚)という作品では、三つの形を組み合わせることで
三つの違うお話を考えるという彫刻なのです。


 

現代生活の中では、たくさん情報があるけどパースペクティブ(遠近法)が無いんです。
でも、リレイティブ・パーセプションズ(相対知覚)がちゃんと分からないといけないのでは?
と考えてこの作品を作りました。

その彫刻はサイズもちょうど、スペースが人間と同じぐらいのプロポーションになるから、
人間もスペースに入って、違うパースペクティブも考えてちょうだい、という作品です。
ある人の位置から見た時と反対側の人のポジションから見ると違う話じゃない?というように。
さらには、そういう個人の立場を超えた、国際関係と国際問題も考えるテーマでしたね。


 


 

日下
素晴らしいですね。とっても内容が深い作品だと思います!(感動!)
ケイトさんの作品は、たくさんの視点を含んだ作品なのですね。

 


ケイト・トムソンさん
そう、かな~?
自分の作品にいろいろな視点が入っているというより、
観る人が自分の視点を考えて、隣の人の視点のことも考えて、という風に
少しずつ考えていくと、もっと面白くなる。


 

だから、「違った人と上手くいくために何か勉強しましょう」ということです。


 


日下
鑑賞者が多様性を学んだり、
他の人のことを想像するイマジネーションを養ったりするような作品なのですね。

 


ケイト・トムソンさん
そういうコンセプトがテーマのシリーズです。
リレイティブ・パーセプションズ(相対知覚)とか、
リレイティブ・パースペクティブ(相対遠近)という題名で。


 

やっぱり、リレイティブ(相対性、相対的)というのは、
例えば家族などのリレーションシップ(関係性)ではなくて
違うポジション(位置)やアングル(角度)から見ると
やっぱり、そのリレーションシップ(関係)のリレティブ(相対性)という
違うパースペクティブ(遠近)が出る。


 

それと、さっきお話したような、私のいつもの彫刻のテーマがあるでしょ。
彫刻を360度見て回るということが演劇のような物語という。


 

違うポジションから見ると違うかたちが出るから。
それで、そういう彫刻のイメージだけじゃなくて、テーマとしてもやってみようと思った。


 


日下
そうですか~。本当に深いお考えで創作されたのですね。
作品には多様な視点が含まれているというのは、
ケイトさんご自身が彫刻家であり、妻であり、母であり、という一人何役という視点が
反映されているのではないかと感じるのですが、いかがでしょうか。

 


ケイト・トムソンさん
それは、みんなそうでしょう、芸術家は特に。


 

あと、小さい時から彫刻をやってきたので、わたしはいつも彫刻で考えるから
観る人にもその経験をあげたいかな。

 


片桐 宏典さん
興味として、いろんな所から見てみたいのかな。
欲張りで、一つの味じゃなくて七色の・・・。だからレインボウなのよ。(笑)
やっぱり、一つの答えがないというところじゃないでしょうか。
見方をいくつも持っているから。

 


ケイト・トムソンさん
そうそう。もっと複雑ですね。
まだ、リサーチ中で、自分でも答えはまだ分かりません。
まだまだ実験中ですね。


 


日下
そうですか~。
改めてじっくりお話をお聞かせ頂いて、とっても勉強になりました。
素晴らしいお話をありがとうございました。


 


*     *    *     *     *     *     *

 

ケイト・トムソンさん カタログ
『 Relative Perseptions リレイティブ・パーセプションズ 』 より


 

 「私の『リレイティブ・パーセプションズ (相対知覚)』シリーズのコンセプトは、

世界に向かって開かれた平面的な窓を三次元に押し広げようというものである。
そこで風景を窓枠の中に取り込んで、現実世界を一種の劇場の空間のように仕立ててみせた作品を

見る事で、自分の周りの日常的な空間に新たな目を向け、世界と人間、人間同士の関係の見直しを

迫ること、そして身近な問題から、あるいはもっと大きな状況にせよ、これまでとは違った視点や世界認識の様々な方法があるのだということに気づいてもらおうという試みなのだ。」


 


同じくカタログP12 アーティスト・ノートより

「私たちが物を見るとき、その見え方は実物そのものより自分の見方に左右されるものだ」


 

「往々にして、私たちが目にするのは手頃なサイズに縮小・編集され、二次元のメディア(新聞、テレビ、

コンピューターなど)のフィルターを通して届けられた『現実世界』の架空イメージです。」


 


 

同じくカタログP12 アーティスト・ノートより

「彫刻は、私が自分の考えを表現し、世界を理解するために境界を見定め、世界を定義するための

言語である。
 どんな言語でも、その第一に目指す所はコミュニケーションであり、そうでなければとても孤独な、

不必要で わがままな自己満足に終わってしまう。 私は人々に、とりわけ視覚芸術にまだなじみのない人たちに、 リラックスして自信を持ちながらアートと対話してもらいたいと思う。」


 


 



レゾナンス

「Resonance」
カラーラビアンコ大理石
110x110x245cmH
2010
所在地
東京都品川区東五反田パークタワー・グランスカイ
東五反田パークタワー・プロジェクト
  

**************************

編集後記


私が片桐 宏典さん、ケイト・トムソンさんに初めてお会いしたのは、
私が大学の副手1年目の冬に、お二人の住む岩手県岩手町にある㈲浮島彫刻スタジオを

訪問した時でした。 


 

その時、ケイトさんは、第一子の娘さんを出産された頃で、
赤ちゃんを抱きながら、彫刻のお話を聴かせて下さったのがとても印象残っています。
その後は、お二人目の息子さんも出産され、子育てをしながらも着実に創作を展開されて
同じ女性として、とても素晴らしくエネルギッシュだなぁ~と尊敬しています。


 

今回は、リレイティブ・パーセプションズのシリーズは、彫刻を360度まわって観ることで、
違う関係性が表われてくるのを体験する作品ということをお聴きしました。


 

私自身は、彫刻は360度全てが正面と頭では分かっていても
実際にはとても正面性が強く出るところがあるので、
ケイトさんのお話はとても新鮮で説得力あるものに感じられました。


 

これから、ケイト・トムソンさんのいくつもの見方、広い視点からのお話を
たくさんお届けしていきたいと思います。


 

次回はLEDの光を使った大理石の作品について、お話をお聞かせ頂きます。


 

どうぞお楽しみに。


**********************************

◆片桐 宏典さん、ケイト・トムソンさんのホームページ
 
浮島彫刻スタジオ 

 ケイト・トムソンさんのエッセイ集 (英語です。)

 

スターリング大学(イギリス)での展示
 ケイト・トムソンさんの紹介ページ

 スターリング大学 Corridor of Dreams  (「夢の回廊」 インタビュー動画)

 (全23分中、お二人と作品が映るのは11:30~15:30頃です。)

  

スターリング大学アートコレクション 
ケイト・トムソンさんのインタビュー 
(約2分)
スターリング大学のFacebook Art Collection at the University of Stirling

    

                    ⇒ケイト・トムソンさん、片桐 宏典さんの作品

                        

◆ 開催中の展覧会です。(現在は終了しています。)
 「As Ithers See Us」
【期間】2014年3月11日(金)~9月末日まで
【時間】11:00~21:00
【料金】有料
【場所】Pobert Burns Birthplace Museum, Murdoch's Lone, Alloway, Ayr KA7 4PQ, UK
tel 0844 493 2601 email
burns@nts.org.uk
http://www.burnsmuseum.org.uk/


日本・石の野外彫刻―ストーンアート写真集
  藤田観龍 著(写真)  本の泉社

 

 ケイト・トムソンさんの作品写真、片桐 宏典さんの作品写真と手記が掲載されています。

 

ケイト・トムソンさん 第1回続き 略歴のご紹介

 

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

★☆ アーカイブス ☆★


学び場美術館登場作家リスト
学び場美術館登場作家リストⅡ
学び場美術館 登場作家リスト Ⅲ ー2014

 


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みなさま こんにちは。

彫刻工房くさか 日下育子です。

 

今日は素敵な作家をご紹介いたします。

イギリス人の女性彫刻家 ケイト・トムソンさんです。

ケイト・トムソンさん
片桐 宏典さん
お二人とも彫刻家であり、ご夫妻でもいらっしゃいます。


以下、2014年9月の再放送でお届けします。
前々回の日下育子からのリレーで、片桐 宏典さんに引き続き、ご登場頂きます。
     
片桐 宏典さん

第1回   、第1回続き  、第2回目  、第3回  、第4回  、第5回   、第6回  、第7回 

第8回  、第9回  、第9回リンク    、第10回  、第10回リンク  

 

彫刻家 ケイト・トムソンさん 

第1回 ~6歳で彫刻家になると決まりました!~ 
第1回続き 略歴のご紹介

 

第2回目の今日は、ケイト・トムソンさんが石を素材に制作を始められたきっかけについて
お聞かせ頂きました。 大学卒業後に彫刻をパブリックに出した方がいいという想いから
堅牢な石を選ばれたということです。

 

またケイト・トムソンさんの造形の中に、空間が多くあるということについても
お話をお聞かせいただきました。

 

ケイト・トムソンさんのカタログ「リレイティブ・パーセプションズ」の言葉も引用して
掲載させて頂きます。

 

どうぞ、お楽しみいただけましたら嬉しいです。

 

***********************************

 


relative_p1_01

「リレイティヴ・パースペクティヴ#1」
イタリア・カラーラ大理石
45x40x50cmH
2002
第20回現代日本彫刻展模型入選作品
個人所蔵





 


迷宮

「迷宮」
黒御影石
46x49x32.5cmH
1999





 


どんな夢がかなうのか

「どんな夢がかなうのか」
黒御影石
30x34x19cmH
1999




 


1994-celticPiece1

「ケルティック・キィ/ケルティック・シリーズ・1」
インド産黒御影石
60cmH
1994
戸田久所蔵

 

 


 


celticPiece2

「ケルティック・シリーズ・2」
インド産黒御影石
高さ各60cm
1994
荏田市所蔵




 


celticPiece3

「ケルティック・シリーズ・3」
インド産黒御影石
60cmH
1994
朝日生命盛岡ビル所蔵

 

 

 

 

 


記憶の河

「記憶の河」
スコットランド産砂岩
240x250x55cmH

カレッジランズ国際彫刻シンポジウム

スコットランド・ グラスゴー市
オルガナイザー  ケイト・トムソンさん 

1988
ミラー・ホームズ・アーバン所蔵

 

 

 

 

 


1988-Torch

「炎」
スコットランド産白御影石
180cmH
ブリティッシュ・ガス公社所蔵
1987





 



1983_Los

「ロス」
セラミック

120cmH
メイフィールド教会所蔵
1983

 



 


日下
ケイトさんが石を彫るようになったのはいつ頃からだったのでしょうか。


ケイト・トムソンさん
私は大学終わったあと、すぐにコミュニティー・アーティスト(※)をしていました。

 

 ※コミュニティー・アーティスト
  ⇒ 参考 
コミュニティー・アート
 

 

まだその時は、粘土のモデリングが制作のメインでした。
4年間のコミニティー・アーティストの間、みんなに教えるだけじゃなくて
やはり彫刻はパブリックスペースにあった方がいいと思いました。

 

セラミックは丈夫だけど、イギリスの気候で外に出すと、
毎年、水が入って凍り、段々駄目になってしまうのです。

 

大学時代に制作したものはみな屋外に展示していましたが、
長いもので15年間しか持たず、みんなボロボロになりました。

 


日下
もったいないですね~。

 


ケイト・トムソンさん
私は彫刻をパブリックスペースに出したかった。
彫刻をみんなの遊び場と考えて、みんなが会う場所を作りたかったんですけれど
やっぱりセラミックより、石の方がいいんじゃないかと思いました。
それにイギリスではバンダリズム(破壊行為)の問題が結構あります。

 

 

片桐 宏典さん
すぐ壊す。すごいですよ。

 

 

日下
ああ~、そうなんですか!?(驚き)

 


ケイト・トムソンさん
そう。それに御影石だったら、あまり面倒も要らないし、
丈夫だからみんな登ったり座ったり、使うことも出来ると思った。

それで石を彫り始めました。


最初は御影石でした。普通は、みんな柔らかい石から硬い石に行くんですけど、
私は、硬い石から始めて、段々柔らかい石に行きました。
それも結構、考えが広がるので良いことでした。

 

御影石のあとの大理石は本当に簡単だから、
それで何でも作ることが出来るようになりました。

 


片桐 宏典さん
イギリスでは、みんな普通、逆なんだけどね。日本は特に御影石を中心にやるでしょ。
イギリスの人は大理石か砂岩とかしかやらない、
だからどうしてもかたちもフニャフニャってなってくるんだよね。
角をもたないし。だから、ケイトにとっては良かったんじゃない。

 


日下
そうですか。最初からパブリックを意識して石を選ばれたんですね。

 

ところで、私のイメージですが、90年代から2000年以降のケイト・トムソンさんの作品では、
かたちの中に空間があったり、奥行きや距離感があったりする印象がとても強いですが、
そういう点で何かこだわっていらっしゃることはおありでしょうか?

 

 

ケイト・トムソンさん
最初、私自身は意識してなかったのですが
15年くらい前の盛岡クリスタル画廊での展覧会で
佐藤一枝さん ※が
「ケイトの作品は、全部中にスペースが入ってますね。」
と言いました。

 


日下
ええ。


 

ケイト・トムソンさん
私は、いつもそういう感じで作品を創っていましたが
自分では、中のスペースがあるとはあんまり意識して作っていない。
それで、一枝さんがそう言ったのがきっかけで、自分でも何故でしょう?と考えました。

 

振り返ってみると、小さい時から、洞窟のような場所が大好きだった。
だから自分でもモノを作るとき、何かに入っていくような
そういう雰囲気が創りたかったと思います。

 


日下
ああ~、そうですか~。

 

 

ケイト・トムソンさん

んなスペースは、大きい作品なら人間も入るけど、
小さい作品もイマジネーションだけで入るから、
手のひらにのるような作品でも脳の遊び場です。

 

 

日下
ああ~!脳の遊び場なんですね!!


 

ケイト・トムソンさん
やっぱり中に入って、いろいろ遊んで、
それだけじゃなくて二つとか三つのエレメントのリレーションシップ。

 


片桐 宏典さん
関係だね。


 

ケイト・トムソンさん
二つとか三つのエレメントの関係のおかげでスペースが創れるということかな。
多分、半分ぐらい演劇ですね。

 


日下
演劇といいますと?


 


ケイト・トムソンさん
彼(片桐 宏典さん)はいつも写真撮るときとか、展覧会の時とか
「正面はどっちですか?」と聞きます。
でも私は「正面はありません。全部正面だから、360度歩きなさい。」という感じです。

 

写真撮るとき一つのポジションを正面にするというのは、
絵になりやすいけど、でも私はいつもどこが正面かは全然考えません。
360度ぐるっとまわって見るということはナラティブ、演劇を見ているみたいになって
それでぜーんぶ歩いて見るといろいろなストーリーとか関係が生まれてきます。
それが、作品のファッシネーション(魅惑)です。それが大好きです。

 


片桐 宏典さん
そう物語ね。彫刻をまわって見るのが物語。


 

ケイト・トムソンさん
そう。
外側を360度まわって歩くだけじゃなくて、中に入るとか下に入って、上に登ったり。
それでやっぱりいろいろ観るのは面白いかな。

 


日下
わぁ~!すごく面白いですね~。(感動!)

 

 

ケイト・トムソンさん

でも、作るのは大変かな。
一つだけのパースペクティブ(遠近法的構図)しかないと
「ああ~、これは駄目ですね~」とすごく気になります。

 

「もう出来たんじゃない?」と彼が言って、
「でもここから見るとおかしいじゃない?」と私が言い返しても、
「誰もそこから見ませんよ」と言われてしまう。(笑)
ちょっとキチガイですね。

 


日下
すごい!徹底してますね~。


 

ケイト・トムソンさん
話が戻りますが、一枝さんが、私の作品の中に「スペースがある」と言った時、
同時に「やっぱり、イギリス人だから。」とも言いました。
私は「え?」と・・・。

 

あっ、そうか、やっぱりヘンリー・ムーアバーバラ・ヘップワ―ス の流れが
あるからですね~、と思いました。

 

それで、私の作品はイギリスっぽいかもしれない。
イギリスの風景の影響もあるかもしれない。

バーバラ・ヘップワ―スも女性の彫刻家ですが、
多分、女性たちはいろいろ面倒を見る役割が多いですから、
何かを守るため、安全な場所のイメージを作っているかも知れません。

 

また、違う面から見るとバーバラ・ヘップワ―スの作品にはスペースへの入口があります。
ムーアの作品にはそんな入口はありません。スペースがあるだけ。

 

 
日下
はは~。そうですか~。
私はそこを意識して見たことは無かったので、とっても新鮮なお話です。

 

 


ケイト・トムソンさん
やっぱり、女性たちの作品を見ると何かセンスが違いますね。

 


日下
そうですか。とっても面白いですね。
興味深いお話をありがとうございます。

 

 

ケイト・トムソンさん カタログ
『 Relative Perseptions リレイティブ・パーセプションズ 』 P16 パブリック・アート より

「石という素材が公共空間のための彫刻にとって、強度や耐久力という点で特に優れていることは
明白だ。石はまた、制作する上でも実に魅力的な素材である。その形態の力漲るような豊かさ、
静謐な孤独のうちに秘められた幾千年を経た成熟、そしてまた荘重さを湛えた新たな表現を
見出すために、山から石を切り出してきて力任せに彫っていくという行為の激しさは実に感情的な
矛盾に満ちていて、それはどこか個人や社会が進化する姿によく似ている。」


同じくP12より
「社会は今、同じく転換点に立っている。変化という迷宮の暗闇の中で手探りしているのだ。
人々が出会い、個人的、社会的さらには国際関係について考えさせるパブリック・アート(彫刻)とは
最良の選択肢を特定し、どんなふうに先に進むべきかを考えさせてくれる、光明のオアシスだ。」

 

 

 


海への旅

「海への旅」

宮城県産玄武岩
140cmH

1988


 

**********************************

 

★ 編集後記

 

私が片桐 宏典さん、ケイト トムソンさんに初めてお会いしたのは、
私が大学の副手1年目の冬に、お二人の住む岩手県岩手町にある㈲浮島彫刻スタジオを
訪問した時でした。 大自然の中の広いスタジオは、私がテレビで見たことのある
イギリスの広大な平原を想わせるイメージで、日本ではない所のように感じられて
不思議な感じがしたのを覚えています。

 

その時、ケイトさんは、お一人目の娘さんを出産された頃で、
赤ちゃんを抱きながら、彫刻のお話をお聴かせ下さったのを印象的に覚えています。

 

外国から国際結婚で日本に来られて、しかもプロフェッショナルに仕事もされ、
お子さんも出産されて、とてもエネルギッシュな方だと思いました。

 

今回の、彫刻をパブリックに出すために石を選ばれたというお話は、

とても目的意識のある明快なもので、
ただ好きだからというのではないところが、私には何かとてもケイトさんらしく感じられました。

 

また、彫刻は360度全てが正面と仰っていますが、ケイトさんの作品は、さまざまな角度から見て
実際に面白いですし、正面性に縛られないところに何かとても精神の自由さが感じられて
とっても素晴らしいなぁと感じました。

 

次回は、そのあたりの詳しいことを制作テーマの「リレイティブ・パーセプションズ(相対知覚)」の
お話でおうかがいしたいと思います。

 

どうぞお楽しみに。


 

 

浮島彫刻スタジオ ケイト・トムソンさんと片桐 宏典さん

岩手県岩手郡岩手町浮島
 


***********************************

 

◆片桐 宏典さん、ケイト・トムソンさんのホームページ
 
浮島彫刻スタジオ 


 

 ケイト・トムソンさんのエッセイ集 (英語です。)
 

スターリング大学(イギリス)での展示
 

 ケイト・トムソンさんの紹介ページ


 スターリング大学 Corridor of Dreams  (「夢の回廊」 インタビュー動画)

 (全23分中、お二人と作品が映るのは11:30~15:30頃です。)

 

スターリング大学アートコレクション 
ケイト・トムソンさんのインタビュー  (約2分)

スターリング大学のFacebook ⇒Art Collection at the University of Stirling

 

                    ⇒ケイト・トムソンさん、片桐 宏典さんの作品

 

◆現在、 開催中の展覧会です。
 「As Ithers See Us」
【期間】2014年3月11日(金)~9月末日まで
【時間】11:00~21:00
【料金】有料
【場所】Pobert Burns Birthplace Museum, Murdoch's Lone, Alloway, Ayr KA7 4PQ, UK
tel 0844 493 2601 email
burns@nts.org.uk
http://www.burnsmuseum.org.uk/


 

 

日本・石の野外彫刻―ストーンアート写真集
  藤田観龍 著(写真)  本の泉社

 

 ケイト・トムソンさんの作品写真、片桐 宏典さんの作品写真と手記が掲載されています。


 

ケイト・トムソンさん 第1回続き 略歴のご紹介


 

 

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学び場美術館登場作家リスト
学び場美術館登場作家リストⅡ
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皆様、こんにちは。彫刻工房くさか 日下育子です。

 

このたび年が明けて、新年1月11日(水)~2月10日(金)

宮城県仙台市青葉区大町にある坐カフェにて、

【日下育子 彫刻・写真展 「生命礼賛」】

を開催することとなりました。

 

この個展は、私の宮城県芸術祭での宮城県芸術祭賞受賞を

とっても喜んでくれた友人のご縁があって

坐カフェにて開催する運びとなりました。

 

小さな彫刻作品は実物を、大きな作品は同じく仙台在住で

被災地を撮り続けてこられたプロカメラマン、茅原田哲朗さんの写真で

ご覧いただけます。

 

 2016年 宮城県芸術祭賞受賞記念
【日下育子 彫刻・写真展 〜生命礼賛〜】

1月11日(水)~2月10日(金) (日祝は休み)
11時~19時 鑑賞は無料。
1/28(土)コンサート準備の為12:30〜14:00がクローズ

会期中カフェは通常営業をしておりますので、
ご来場の際はカフェメニューより一品以上ご注文下さい。

 

会場 : THE 坐カフェ
仙台市青葉区大町1-3-7 1F
(地下鉄東西線 青葉通一番町駅より徒歩5分
お車でお越しの方は、近隣の有料駐車場をご利用下さい。)
022-266-4632
http://cafe-sendai.jp/store/zacafe.html

 

会期中、コラボレーション企画がございます。

VOL.1 比嘉ひろ音&朝倉香絵 コンサート at 坐カフェ
1/28 (土)昼の部14:30〜、夜の部18:30〜
各回30名限定、珈琲&デザート付
前売2500円、当日3000円

ご予約、お問い合わせ 彫刻工房くさか 日下育子

090-4319-7439  info@k-195.com

フェイスブックメッセンジャーも可能です。

 

演奏して下さる歌手・ボイスアーティストの比嘉ひろ音さんは

世界・自分・子どもに尽きることのない愛とありがとう~♪を込めて

歌い続けていらっしゃいます。

私はこれまで、ご縁があってCDとコンサートでも2回ほど聴いているのですが

ご自身の子育ての実体験から生まれた慈愛に満ちた曲に

とっても感動と共感を頂いております。

聴くときはいつは涙ボロボロで癒されます♪

本当にたくさんの方に比嘉ひろ音さんの歌を聴いてほしいと思っています。

 

 

そして、今回の個展で私はお子様を授かりたい女性に向けて

想いを込めて制作した【ミロワール「聖母」】という彫刻を初お披露目します。

そんなことから、今回個展のコラボ企画にご出演頂くことにいたしました。

 

マリンバ奏者の朝倉香絵さんは、私の最も信頼する親友です。

近頃の演奏では

「クロネコヤマトの宅急便🎵」や「サッポロ一番、みそラーメン🎵」など3000曲もの

コマーシャルソングを歌われるミネハハさんとステージを行われたり、

女優 磯村みどりさんの舞台で演奏されるなど大変ご活躍で

聴く人を心から心地よくされる演奏をなさる方です。

 

昼の部、夜の部2回開催で、

いずれも30名様限定、珈琲&デザート付きです。

詳細はコチラをご覧ください。

↓   ↓   ↓

 

会期中のコラボレーション企画、二つ目は
Vol.2 「彫刻さんぽ」

1/29日(日)13:30~ 仙台ロイヤルホテルパークホテル
(仙台市泉区寺岡6-2-1)ロビーにて待合わせ。
そこから車で5分のアトリエをご案内します。
野外ですので、どうぞ暖かい服装、お足元を気にしない靴でおいで下さい。

 

彫刻工房くさかではこれまで、毎月2回、仙台界隈に
ある彫刻・美術作品を鑑賞するお散歩会を開催してまいりました。
第29回目として、私のアトリエにて大切に温めている彫刻作品をご覧頂きます。

参加人数把握のため、ご参加ご希望の場合は日下までご一報頂けましたら幸いです。

日下育子 090-4319-7439 k-1114@k-195.com

 

チラシの細部はこちらからご覧いただけます。

 

たくさんの皆様にご覧頂けましたら

とても嬉しく存じます。

 

私は毎週土曜日のほか

初日の1月11日(水)、

28th彫刻さんぽを兼ねて1月25日(水)、

カフェLIVE当日 1/28(土)、

最終日2/10(金)に会場におります。

上記日程以外も参りますので、お気軽にご連絡下さいませ。

 

日下育子 090-4319-7439 k-1114@k-195.com

 

会場でお会いできますことを心より楽しみにいたしております。

 

本日もご訪問下さいましてありがとうございます。

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みなさま こんにちは。

彫刻工房くさか 日下育子です。

 

今日は素敵な作家をご紹介いたします。

イギリス人の女性彫刻家 ケイト・トムソンさんです。


 

ケイト・トムソンさん
片桐 宏典さん
お二人とも彫刻家であり、ご夫妻でもいらっしゃいます。

 

以下、2014年9月の再放送でお届けします。

前々回の日下育子からのリレーで、片桐 宏典さんに引き続き、ご登場頂きます。
     
片桐 宏典さん

第1回   、第1回続き  、第2回目  、第3回  、第4回  、第5回   、第6回  、第7回 

第8回  、第9回  、第9回リンク  、第10回  、第10回リンク


 

第1回目の今日は、ケイト・トムソンさんが彫刻を始めたきっかけについて
お聴かせ頂きます。

6歳頃で彫刻家になりたいと決まったこと、人間(ダンサー)の彫刻を作りたかったことから
ダンスカンパニーを設立されたこと、大学卒業後はまずはコミュニティー・アーティストの
活動をされていたというお話をお聴かせ頂きました。

 

どうぞお楽しみ頂ければ幸いです。

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::


Key of Affinity - Cavescape2012
「Key of Affinity - Cavescape」
170 × 175 × 95 cmH
バルカンホワイト大理石
2012
所在地
東京都中央区大手町一丁目大手町ファイナンシャルシティ
記 ベンチスカルプチャー5点セット のうちの1点



 



七つの旅1

 


七つの旅2

「七つの旅」
ケイト・トムソン+片桐宏典 共働制作作品
中国産大理石
本体寸法  150 x 1050 x 210 cmH
青森県八戸市南郷区図書館
2004
メモ
この作品は、人間の知的好奇心と柔らかな精神が、
世界に広がる文化的多様性と叡智に触れる驚きと
喜びから生まれる「知的果実」を求めて、
理想と現実世界を駆け抜ける精神の旅を象徴しています




 


relative_p1_01
「リレイティヴ・パースペクティヴ#1」
イタリア・カラーラ大理石
45 x 40 x 50 cmH
2002
第20回現代日本彫刻展模型入選作品
個人所蔵




 



moondance
「ムーン・ダンス」
大理石、LED
40 × 30 × 85 cmH
2001
個人蔵




 

 


waves of affinity 98


waves of affinity 98 2


waves of affinity 98 4
「親和の小波(さざなみ)」
岩手産白御影石
本体寸法 1200 x 700 x 300 cmH
英国大使館モニュメント
1998
所在地
東京都千代田区一丁目一番一号英国大使館内
メモ
日英親善を記念して制作。二つの波が寄せ合う姿を表現





 


1997-Iwate_TeamWork
「Teamwork」
岩手町国際彫刻シンポジウム
岩手県岩手町
1997年

 


 

1998-HD

「ヘンリ・ダイヤー像」
デザイン及び制作  ケイト・トムソン
素材 ブロンズ(本体)、岩手産白御影石(台座)
本体寸法   約75cmH
1998
所在地 東京都 東京大学工学部学部長室内
メモ
英国スコットランド、グラスゴー市ストラスクライド大学工学部
英国祭UK98の一環で、一体は東京大学へ、

もう一体はスコットランドの大学へ歴史的交流を
記念して設置された。




 


1991-VMbering
V.J.ベーリング記念彫刻広場
牡鹿町所蔵
1991
ブロンズ像制作         ケイト・トムソン
広場のデザイン及び制作   片桐宏典
素材  ブロンズ、白御影石、スレート
本体寸法   1000 x 1000 x 270 cmH
所在地  宮城県石巻市網地島白浜海岸
メモ
ベーリング海峡の発見者であるオランダ人探検家V.J.ベーリングが、

探検途上、金華山沖に現れ、当時の住民と交流があったこと(1735)

を記念して設立された。

 



 


1988-Torch

「Torch」
スコットランド産白御影石
高さ180cm
ブリティッシュ・ガス公社所蔵
1987

 



 


1983_Torso

「トルソ」
セラミック
高さ80cm
個人所蔵
1983

 



 


1983_Los

「ロス」
セラミック
高さ120cm
メイフィールド教会所蔵
1983




 

日下
ケイト・トムソンさんが彫刻を志したきっかけをお聴かせいただけますでしょうか。

 

ケイト・トムソンさん
ちいさい時から粘土で遊ぶことが大好きだったんです。
6歳ぐらいで決めた! 彫刻家になりたいと。

 


日下
ええ~!? それはすごく早いですね~!!
6歳で彫刻家になると決まったことに
何か他の作家や作品の影響はありましたでしょうか。


ケイト・トムソンさん
小さい時に、エディンバラでは有名な彫刻家(vincent Butler)の展覧会を見ました。
すごく綺麗な具象彫刻をつくる作家の展覧会ですが、
彼はすごく面白いセンスがあって、手と足はすごく上手い彫刻家。
足の指だけでもすごく格好いい!
それで、すごく雰囲気が良いのが大好きだった。

 

日下
そうですか~。
その彫刻家の作品も見てみたいですね。

 

ケイト・トムソンさん
本当に6歳ぐらいからもう、ハリネズミとかいろいろ粘土で作りました。
毎日毎日、粘土で遊んだから、結構早く上手になりました。
何でも練習すると上手になりますね。
初めは、動物とか人間、お人形などを作りました。


片桐 宏典さん
いっぱいあるね。粘土で作ったもの。
そんなに古くないのもある。


ケイト・トムソンさん
それは高校生くらいの時のもの。
粘土はそんなにもらっていないから、ケチってすごく小さいものを作っていましたね。


日下
セラミックですか、焼かないものですか。

 

ケイト・トムソンさん

焼かない。生粘土で。
しばらくは、実家のお母さんがたくさん持っていました。
でも、みんなにお土産にあげたので、
もうあまり残っていない。

 

最初は、人間などを作っていましたから、
初めの頃はモデリング系の作家がすごく気になりましたね。
ロダンとかヘンリー・ムーアの作品とか段々好きになりました。

 

大学1年生の時は、まだ具象的な作品ばかりでした。
最初はダンサー、踊る人の作品が創りたかった。

 


日下
ケイトさんご自身も踊っていらしたとお聴きしたことがありますが。


ケイト・トムソンさん
そう。最初はスケッチするのにダンス・レッスンに行きました。
動きのエネルギーはどこから来るのか、バランスとか。
例えばツイストのムーブメントはどうしてそうなるか、とか、
そのパワーはどこから来るかということを分かりたかったから、
最初の半分を自分で踊って、あと半分がスケッチしました。

 

クラスの先生からは、「ケイト、変な踊りですね。」と言われました。
でも面白い!それでその先生と二人でダンス・カンパニーを作りました。
そこにまた、だんだんいろいろな人が集まって入ってきました。

 

日下
それもすごいことだと思います。


ケイト・トムソンさん
そのダンス・カンパニーをやった時、コリオグラフィー(振付)、ダンスのデザインをやりましたね。
その、ダンスをデザインするというのは、絶対に彫刻だと自分では思ってます。
材料は生きている人間、身体で彫刻を作るんです。
それは大変面白かった。
私がデザインして、みんなが一緒にやるのがメインで、自分で踊るのはメインじゃなかった。

 

それから段々、私の彫刻は人間「的」(具象的)なものから
エネルギーとムーブメントとパワーのことがメインになってきて抽象彫刻になっていきました。
最近の作品にもダンス系のものがまた少し出てます。

 

日下
はい、たしかにそう感じられる作品もありますね。
ところで、ケイト・トムソンさんは大学卒業後すぐに
プロフェッショナルに彫刻家としての活動を始められたのでしょうか?

 


ケイト・トムソンさん
私は卒業後の4年間、コミュニティー・アーティスト(※)として活動していました。
でも、コミュニティー・アーティストは大変!
人に教えると逆に勉強になることは多いと思いますが、自分のアイデアを考えるよりも大変疲れます。
 
 ※
コミュニティー・アーティスト
  ⇒ 参考 
コミュニティー・アート


 日下
はい。


ケイト・トムソンさん
やっぱり学生たちは色々アイデアあるけれど、どうやってやるかわからないから、
私は先生というより、やり方を教えるテクニシャン(技術指導者)だったですね。

 

学生たちのイマジネーションがどうやってちゃんと作品に実現できるか
それをいろいろ考え、プロセスを教えたり、作り方のデモンストレーションするとか。
昼も夜も。

 

その合間に自分の作品を創ろうと思うんだけど、
時間も足りないし、もう疲れ過ぎて自分の考えができない。
100パーセント先生の仕事を頑張るには、自分のエネルギーは足りないと思います。
それでもなんとか頑張ろうというのなら先生の仕事はとても面白いと思うけど
中途半端なら、辞めた方が良いと思う。

 

 

日下
確かに大変そうですね。

 

 

ケイト・トムソンさん
サラリーをもらう先生をやって、自分のフリータイムで作品を創ったら、
すごくいい遊びにもなって良いかも知れないけど、テンションはすごく違う。
仕事で作るのとは、全然違う作品になると思います。

 

やっぱり彫刻だけで生活するとすごくインテンシブ(集中)でリアリティーがある。
あとは締め切りも大事です。

 

やっぱり締め切りをもたないと遊び過ぎて
実験的になるだけでちゃんとした作品にならないという心配があります。

 

 

日下
そうですか~。
締め切りと集中力のある中で、素晴らしい作品を作って来られたんですね。
子どもの頃からの、興味深いお話をありがとうございました。

 

 

 


atena

「アテナ」
カラーラ大理石
53 x 20 x 120 cmH
2009


**************************

 

編集後記

 

私がケイト・トムソンさん、片桐 宏典さんに初めてお会いしたのは、
私が大学の副手1年目の冬に、お二人の住む岩手県岩手町にある㈲浮島彫刻スタジオを

訪問した時でした。
大自然の中の広いスタジオは、テレビで見たことのあるイギリスの広大な平原を想わせるイメージで、
日本ではない所のように感じられて、不思議な感じがしたのを覚えています。

 

その時、ケイトさんは、第一子のお嬢さんを出産された頃で、
赤ちゃんを抱きながら、彫刻のお話をお聴かせ下さったのを印象的に覚えています。

 

外国から国際結婚で日本に来られて、しかもプロフェッショナルに仕事もされ、
お子さんも出産されて、とてもエネルギーにあふれた方だと思いました。
その時見せて頂いたポートフォリオの作品は御影石の力強いかたちの作品でした。

 

その後、ケイト・トムソンさんの作品は力強さはそのままにどんどん洗練されて、
何か知的な印象のものに造形がどんどん展開していく様子を見せて頂いていて、
本当に才能ある方だと羨ましく思ってきました。

 

今回、ここでインタビューさせて頂き、また紹介させて頂けて、とても光栄に思っています。

これから、7回にわたって、ケイト・トムソンさんについてお届けしてまいります。

どうぞお楽しみに。


 

***********************************

 

◆片桐 宏典さん、ケイト・トムソンさんのホームページ
 
浮島彫刻スタジオ 

 

 ケイト・トムソンさんのエッセイ集 (英語です。)
 

スターリング大学(イギリス)での展示
 

 ケイト・トムソンさんの紹介ページ


 スターリング大学 Corridor of Dreams  (「夢の回廊」 インタビュー動画)

 (全23分中、お二人と作品が映るのは11:30~15:30頃です。)

  

スターリング大学アートコレクション 
ケイト・トムソンさんのインタビュー  (約2分)

スターリング大学のFacebook ⇒Art Collection at the University of Stirling

                   ( 2014年5月3日にケイト・トムソンさんの写真が掲載されています。)

   

                     

◆現在、 開催中の展覧会です。(終了しています。)
 「As Ithers See Us」
【期間】2014年3月11日(金)~9月末日まで
【時間】11:00~21:00
【料金】有料
【場所】Pobert Burns Birthplace Museum, Murdoch's Lone, Alloway, Ayr KA7 4PQ, UK
tel 0844 493 2601 email
burns@nts.org.uk
http://www.burnsmuseum.org.uk/

 

 

日本・石の野外彫刻―ストーンアート写真集
  藤田観龍 著(写真)  本の泉社

 

 ケイト・トムソンさんの作品写真、片桐 宏典さんの作品写真と手記が掲載されています。


 

ケイト・トムソンさん 第1回続き 略歴のご紹介


 

 

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皆様、新年明けまして
おめでとうございます。

彫刻工房くさか 日下育子です。

久し振りの空の写真です。
仙台空港に行く車中から撮りました。




光が矢のように広がって
素敵です。

今年は更に光り射す一年に
したいと思っております。

皆様も健康で
幸多き一年になりますように
心からお祈り申し上げます。

本日もご訪問くださいまして
ありがとうございます🎵


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皆様、こんにちは。彫刻工房くさか 日下育子です。

早いもので、もう年の瀬ですね。

 

今年の記憶に残る出来事を少し、季節ごとに書いてみたいと思います。

【冬】


今月初旬、仙台メディアテークにて、マタギのドキュメンタリー映画

観てまいりました。


監督の安孫子亘さんは、もともとは北海道小樽のご出身で

東京にてドキュメンタリー映画監督をされていた方です。

東日本大震災のあと、福島を伝えていきたいと福島の奥会津に移住して

映画を撮られてきました。

 

そんな中、地元の人々からマタギがいると聴いて

会いに行かれたとのこと。

マタギを取材することで、山の変化を伝えていきたいと思われたとのこと。

また、マタギの猪俣昭夫さんも、「マタギ」という言葉自体を知らない人びとが増える中、

ご自身が出演することで、マタギ文化を後世に伝えられればとのことで

映画への出演を承諾されたとのことです。


 

私がこの映画で印象的だったことは、

マタギの猪俣さんが、ごく自然体なのですが、

急峻な雪山を登るときの身のこなしの軽やかで、

自然の中でとても鍛錬されている姿。

 

それから山の中で、熊の痕跡を見つけてはそれと対話する

感性、感覚が研ぎ澄まされていること。

それらを象徴するような感じで、お顔立ちがとても「端正」であったこと、です。

 

私は、現在クライアント様より、

【人は常に「端正」と「不細工」の間を揺らぎながら生きている。

 自身は「端正」を目指して生きている】

とのことでまさに

「端正」と「不細工」を顔の造形で表現する作品のご依頼を頂いております。

 

そのクライアント様ご自身も狩猟をされる方なので

心から、狩猟の世界を見てみたいと思って鑑賞しました。

 

そして、自分自身では未体験の世界を映像を通してみて

感動!しました。

 

私自身も、もっと自然を敏感に感じ取りながら、対話できる

端正な人間になりたいと思いました。

 

本年も「みんなの学び場美術館」にご訪問下さいまして

ありがとうございました。

 

なかなか読者登録御礼などできずにおりましたが

読んでくださっている皆様に心より感謝申し上げます。

 

良いお年をお迎え下さいませ。

 

 

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皆様、こんにちは。彫刻工房くさか 日下育子です。

早いもので、もう年の瀬ですね。

 

今年の記憶に残る出来事を少し、季節ごとに書いてみたいと思います。

【冬】
 
去る、12月20日の早朝、
仙台広瀬倫理法人会のモーニングセミナーに参加させていただきました。
 
…、というのもこの日のセミナー講師は
えずこホール(仙南芸術文化セミナー)館長の水戸雅彦様で
テーマが「文化と人がまちを豊かに変えていく」
というものだったので、興味津々で参加させて頂きました。
 
えずこホールでは
①住民参加型
②アウトリーチ事業
③オープンワークショップ
④鑑賞事業
という事業の4本の柱をもって活動されているとのこと。
 
「世界の窓としてのホール、ホールを通して世界を見る」ということで
とても数多くの事業で、特に芸術にまだ興味を持っていない人が
芸術に出会う場を、ホールの側からホールに足を運びにくい住民の
元へも出向いて提供されているとのこと。
(バリアフリーのアウトリーチ事業などなどたくさん。)
 
水戸さんからは実践に基づいたたくさんの内容の濃い取り組みの
事例と理念をお話頂きました。
 
特にワークショップ活動では、演劇などの活動を通して
その人その人の表現力、伝達力だけでなく、
その前にあるべき、状況把握や相手に対する思いやりという
基本的なコミュニケーション能力が養われるということが
大きな意義、成果というお話でした。
 
すべて書ききれなくて申し訳ないのですが
その根底にあるえずこホールが目指す文化芸術かつどうについて
水戸さんの想い、理念は
地域コミュニティの中で誰も排除しない、孤立させない。
すべての人に居場所と役割があると実感してもらうこと。
誰に対してもひらかれていて、誰もがアクセスできること。
とのことでした。
 
とっても感動しました!!
 
ということで、私、翌日もえずこホールにお邪魔して
さらに詳しくお話を聴かせて頂きたいと思い、
水戸さんにお会いしてまいりました。
 
↑えずこホール
   えずことは、こどもを入れて寝かせる  かごのこと。
  それがわかる建築ですね🎵

その時に見た、とっても面白い展示物。
藤 浩志さんトイザウルス






↑ 恐竜の口の中には…、

↑ 仮面ライダー❗

 
もういらない、と集まってきたおもちゃを再構成して作られています。
 
この作者 藤浩志さんがスーパーバイザーを務める
えずこホール20周年記念事業で今年7月から来年3月にかけて
えずこせいじん博覧会 という大きな事業を展開されています。
たくさんのアーティストのワークショップ等々、
住民参加型の企画が盛りだくさんです。
 
私もまた、子供を連れて行ってみたいと思いました。
とっても有意義な出会いで記憶に残る!と
思えましたので、拙いリポートですが
紹介させて頂きました。
 
本日もご訪問ありがとうございました。
良いお年をお迎えくださいませね☺
 

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皆様、こんにちは。彫刻工房くさか 日下育子です。
早いもので、もう年の瀬ですね。
 
今年の記憶に残る出来事を少し、季節ごとに書いてみたいと思います。
 
以前、ご縁があってCD「ありがとう」Happy for youを頂いて聴いていました。
歌っているのは歌手でボイスアーティストの比嘉ひろ音さん
 
天使のような声で、
「ありがとう、ありがとう
 あなたの命は月からの愛のメッセージ♪」
という歌を聴いているとき、
一人ウルウルして感動しておりました。
 
その後、比嘉ひろ音さんのコンサートを直接
お聴きする機会がございました。
心のまなざしコンサート
 
コンサート中、ずっと泣き通しでした。
自分でも不思議ですが、勝手に涙があふれてきて…、
とっても癒されました。
 
比嘉ひろ音さんが歌われる
命に捧げる歌、
ご自身の特異なご出産、育児体験の実感が
こもった、母子の愛の歌にとても感動と共感を覚えました。
 
そんなことから、御縁がつながり
今度、1月に開催する私の個展にて
コラボ企画の カフェLIVE at  坐カフェ 
にご出演頂くことになりました。
 
比嘉ひろ音さんとは、実際におあいしてお話も
しておりますが、とっても愛にあふれた方です。
 
ぜひ、皆様にも聴いて頂きたいと思っております。

 
詳細はこちら↓
個展開催します! 2017年1月11日~坐カフェ
 




今年は、いろいろなところで
ご縁がつながる…!と感じられた一年でした。
 
本日もご訪問ありがとうございました。
良い年の瀬をお過ごしくださいませね。
 
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早いもので、もう年の瀬ですね。

 

今年の記憶に残る出来事を少し、季節ごとに書いてみたいと思います。

 

私は、以前、クリニカルアートセラピー をしていたこともあり、

常々、機会があればアートのアウトリーチ(いろいろな事情で外に出掛けにくい参加者の側にアートの側が出向いて体験活動をして頂くこと)をしたいと考えておりました。

 

夏、七月下旬

私の住まいの近くにある宮城県立こども病院

でそのワークショップをすることができました。

 

その時の、参加者の皆さんは

4、5歳児が約10名と小中高生約30名前後の皆様でした。

普段は病院に併設されている学校に通っていらっしゃる方々で

夏休みということで開催させて頂きました。

 

かなり本格的な作品を2点創る版画のワークショップでしたが

みなさん、物凄い集中力で、熱心に楽しんで

しかも素晴らしい作品を創ってみせてくれて、
私はとっても感動しました。



↓ 制作中の、参加者の様子

 

この実施のために病院の成育支援室の先生方は

子供たちに本当に新しい体験をさせたいと本当に一生懸命に

サポートして下さいました。

例えば、個別に診療や入浴時間を守りながらも

制作が進むように、参加者一人一人が制作時間を取れるようになど、

サポート体制にとても感動しました。

 

このときは、一枚の作品として残る版画作品と、

トリミングし、切り取ってうちわの骨に貼り付け

行事で使う「うちわ」作品の両方を創りました。

 

↓制作したうちわは病院内で展示されたそうです。



この宮城県立こども病院の待合室(1階広場)などに彫刻家の作品や子供たち
心地よく過ごせるような配慮がなされています。
 

入院している子供たちが自宅にいるときと変わらないくらい
成育ができるようにと病院全体にあらゆる配慮がなされているとい
理念に、私はとても感動しています。

↑ 佐藤忠良氏作 絵本「大きなかぶ」のレリーフ

 

↑ 仙台在住の彫刻家 翁ひろみさんの木彫作品

 

↑ 1階待合室・ロビーは遊園地のような雰囲気です。

   お菓子のエレベーター、可愛くて、乗りたくなっちゃいますね。

 

子供たちのパワーに圧倒される感じでしたが

この体験を喜んで頂けたようで、とっても嬉しかったです。

 

また、来年も…!と思っております。

 

そうそう、このワークショップですが、私が会員となっている

公益社団法人 宮城県芸術協会の後援を頂きました。

 

こども病院の先生方、皆様、

心より感謝申し上げます。
 

 

本日もご訪問、ありがとうございます。

良い年の瀬をお過ごしくださいませね。

 

個展開催します! 2017年1月11日~坐カフェ
 

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★☆ アーカイブス ☆★


学び場美術館登場作家リスト
学び場美術館登場作家リストⅡ
学び場美術館 登場作家リスト Ⅲ ー2014

 


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