みんなの学び場美術館 館長 日下育子

素敵なアーティストのインタビュー記事を掲載。
日下育子の作品をご紹介して行きます。


テーマ:

彫刻家 渡辺 知平さん (再放送) 第4回 ~水の表現と, 想い出の表現と~ 

みなさま こんにちは。

彫刻工房くさか 日下育子です。


今日は素敵な作家をご紹介いたします。

彫刻家の渡辺 知平さんです。



渡辺 知平さん



前回登場の杉 英行さんからのリレーでご登場頂きます。

  彫刻家 杉 英行さん 第1回  手記 
 第2回   第3回   第4回   第5回  

渡辺 知平さん

第1回   ~ 自分のものを作れるようになった頃  ~ 

第2回   ~子供の頃、眠るのが怖かったことと、温室体験 ~ 
第3回   ~過去と僕が出会う場所を想いながら  ~ 



第4回の今日は、渡辺 知平さんが取り組まれた野外での水鏡を題材にした作品と
ギャラリー空間全体を活かして水を表現された作品、
ご自身の子供の頃の想い出を表現された作品について
お話をお聴かせ頂きました。


2014年2月27日の掲載を再放送でお届けします。


どうぞお楽しみ頂ければ幸いです。


************************


o1
水平なガラス  2010
ガラス  水  アクリル
3600×2700




e3


水面
鉄 ガラス 水 石 鉄筋(H2000)
900×900×70 6~9ピース

2010年




r1

INORU TETU  2011
鉄 木
2500×400×350




s1



s2

SHIZUKA NO FUNE
木 ガラス 金箔
ガラス 3500×3800×380
木部  1700×400×300



l2
MIZU NI TATU HITO  VERSION B
1150×200×70
アクリル 木 金箔 水
2013年




l1

MIZU NI TATU HITO   
アクリル 木 金箔 水
1200×450×200
2013年







日下
渡辺 知平さんは、鉄、木、ガラスなどいろいろな素材を使っていらっしゃいます。
前回は、「これをガラスを通して観たらどのように見えるだろうか」
というところから始まるというお話でした。




どんな風に見えるだろうというご興味が
素材選びのスタートだったりするのでしょうか。




渡辺 知平さん
いや、(笑)そこまでではないですけどね。
作りたいものがあって、
ガラスがあったらどういう風に見えるだろうじゃなくて、
込み込みなんですけど、その、世界というか・・・。(思考中)




日下
直感でしょうか?







渡辺 知平さん
んー・・・。(思考中)
ガラスだけの作品がありますでしょ。




野外の作品は、これはちゃんとしたガラスをこうしたいというか、ありまして。
これはその「子供たちの夜」と全く関係ないんですけど。




ある時田んぼに水が入っているのを見まして。
で、それに月夜だったんですけど、水鏡になっているところに月が映って
なんて美しいんだろうというか。
全くの水面、レベルというか、真っ平らですよね。
当たり前ですけど。


変な話ですけど

田んぼってこんなに水平なんだって、これはすごいなーと想って。




で、田んぼの水面にそのままガラスを張ってみたいなと想ったことがあるんですよ。
でも怒られちゃうんで。





日下
はい、はい。(同感)







渡辺 知平さん
出来ないんですけど、
でもいずれ棚田というところでカラスを張って見たいな
というのはありますね。




この作品は2度目で、
最初の時はここの場所に小川が流れていまして、
その小川を覆ったこともあるんです。


ガラスを通してというというか、ガラス自体に興味があるんですね。
興味があるというか、もう綺麗だと想っている。


とても不思議な感じがする素材だなと想います。





日下
そうですね~!
これは場所はどちらでしょうか。





渡辺 知平さん
これは横浜の何とか公園。
公園の近くのファームで、建築家の方が経営していらして
そこの庭に柿畑があって、そこの庭を開放して何年も続けて野外展をやっているんですよ。

そこに参加した時のこれ、2回目かな。





日下
素晴らしいですね。

さりげなく、水色の液体がホースを流れていますが・・・。





渡辺 知平さん
これが、その要するに、
水平なことをやるには・・・。




ガラスの四カ所、四つ柱がありますよね。
そこにこの水色の液体が入っている所から管が出ていまして
それが全部四カ所に行っているんですよ。
そこはレベルがちゃんと出ている訳ですよね。


こっちの水槽みたいなのと同じレベルに
水が管でずーっといっているんですよ。
それに合わせてガラスを張っているので、だから完全な水平なんです。




日下
ああ~。なるほど~(感心)







渡辺 知平さん
題名も「水面」ってすれば良かったなって想うんですけど。
だからその田んぼにやって見たかったことをここでやっているんです。




日下
それは素晴しいです!完全に水鏡ですね。




さてもう一つ、ビルなのか、「水面」という作品も面白いですね。
これは自由美術展でしょうか。





渡辺 知平さん
これは国立美術館で、そう、これは自由美術です。







日下
こういう展示も出来るんですね。







渡辺 知平さん
外はそうですね。これ、僕は見なかったのですが
トンボが水と間違えてそこで産卵していたとか聞きました。

表面はガラス何ですけど、中は水が入っていますよ。




日下
昆虫も参加してしまうほどの水鏡なんですね。
それは素晴らしいです!!




それから私は、ガラスを使った作品と言うことで言いますと、
個人的にですが、「SIZUKANOFUNE」という作品が
凄く素晴らしいと想って気に入りました。





渡辺 知平さん
これは去年の。
これは木を彫ってやっぱりちょっとリアル過ぎて、何というのかしら、
その前に震災のあった時の、鉄板がゆるゆるっと立っているような。

「INORU TETU  2011」という作品。




これ個展にやった時はガラスを張っていたんですけど、
ガラス張りのギャラリーだったので、ちょっとガラスとガラスでいやだなと想って
この作品にはガラスを取って置いたんですけど、
これなんかはそうですね。






渡辺 知平さん
で、「SIZUKANOFUNE」はそれの翌年。
だからそういう想いも多少はありますね。





日下
ああ、そうですか。震災の・・・。
「MIZU NI TATU HITO」もそうでしょうか。

私はこの作品を観た時に、震災のこともあるのかと感じました。



渡辺 知平さん
これも、同じ時期です。


ダイレクトにはそれを作っている訳ではないんですけどね。

そういう影響を受けたんだと想います。





日下
ええ、勿論、何も特定する説明もないですので、
作られた頃と、作品からうけた私自身の勝手な印象かも知れませんが。



何か、人のたたずまいにとても祈りを感じるというか、
そういう雰囲気を感じました。







渡辺 知平さん
先ほど好きだと仰ってくれた作品は、
パロスという、同じ自由美術の人が経営している画廊なんですよ。
それで佳作賞をとった時に、佳作展をやってもらったのですが
この画廊で2回ほどをやって。




石屋さんを経営なさっている方なので、
石をふんだんに使った画廊なんですけどね。
一段下がった箇所がありまして。



ちょっと面白い空間なので
最初に上にガラスを張って、作品を作りたいんだけどって言ったら
じゃあ、企画でやったらどうかということで、
「SIZUKANOFUNE」はそれに合わせて作ったんですね。




日下
本当に、段差のあるギャラリー空間を
水の浅い深いのように表現されて・・・。
見事に生かして作品にしていらっして

本当に空間の使い方が素晴らしい作品ですし、
内容も素晴らしい、すごい作品だなと想いました。



渡辺 知平さん

ありがとうございます。



自分で構想した時には
これ面白いだろうなと想いました。






u1


u3



u1

NU BA TA MA (ドローイング)  2014
鉛筆  400×300





u2

u4
NU BA TA MA (月)  2014
鉄 ガラス アクリル ミシン
1200×1000×450 





日下
あと、もうひと作品興味があってお聴きしてみたい作品がありまして
「NUBATAMA」という作品です。
ミシンとドローイングの。







渡辺 知平さん
これは今、杉 英行さんと一緒に出している
彫刻7人展(※)に出した作品なんですよ。

       (※)現在は終了しています。




日下
「ぬばたま」というのは「黒や夜をイメージさせる言葉を導く」枕詞

ということですが。





渡辺 知平さん
そうそう。「黒」に対しての枕詞。
だからそれに関連しての「夜」だとか「月」だとか
まあ、そういうのがかかるみたいですね。





日下
これを作って見ようと想った意図をお聴かせ頂けますでしょうか。





渡辺 知平さん
このミシンは10年位前に横浜でたまたま通りかかったところで
落ちていたのを拾って持って帰ったんです。




これでテーブルでも作ろうかなと想っていたんですけど、
中を開いてみたら結構しっかりしていまして、
とてもフォルムが美しくてなんて綺麗なんだろうと想って、
これはいずれ何か作ろう!と決めていたんですよ。




それから何年も経っていますけど
今回そういえばそれで何かやりたいなと、
それをガラスで覆ってみたんですけど。




ぬばたまって、これを最初にみて思い出すのはやっぱり母親のイメージで
それで、夜、小学校に行くか行かないか位の頃に、
夜寝て何かミシンの音がするので薄眼を開けると
母親が縁側でミシンを縫っている後姿があって、
本当に変な話ですが月が浮かんでいて
そんなイメージがずっとあったんです。




これがずっと一連の流れの中の感覚で作っています。

くどいようですけど、後ろに母親と僕らが映った写真のドローイングでやって。



日下
ああ~。そうでいらっしゃるんですか~。

この中の何番目が・・・。





渡辺 知平さん
僕は真ん中です。末っ子です。




日下
そうですか。
やはりご自身の記憶と結びついた作品なんですね。





渡辺 知平さん
そうですね。今回これは賛否両論で。
「なんだよ、ミシンそのままじゃないかよ。」って言われたりして(笑)。

面白いっていう人もいましたけど。
大体はそんな雰囲気でした。




日下
でも、この覆うということで別のものになっていますよね。





渡辺 知平さん
勿論そうです。







日下
そうですか。
素敵なお話をありがとうございます。







t1


水の詩
アクリル 水 針金
500×150×150

*********************************






今回、杉 英行さんからのご紹介で、初めて渡辺 知平さんのお話をお聴かせ頂きました。


渡辺 知平さんは2010年頃まで「子供たちの夜」という題名で作品制作をされてきました。


一つの素材に限定せず、木、鉄、ガラスなどいくつかの素材から
独特の雰囲気の作品を作られています。


それは、渡辺 知平さんが子供の頃の、
眠ると向こうの世界に行ってしまうのではないか、という不安な感覚や
何かしら此岸と彼岸の意識を根底にもっていらっしゃることから来るのではないかと感じました。


そしてそれらの作品は、観る側にとっても、その人それぞれの
今現在と過去という記憶を行き来させてくれる、不思議な入り口になるように感じます。


いつも新しい作品を作るときは、手技的には荒々しくても、窮屈な感じがなくて好き、
制作はいつも楽しいと仰られていて、その制作の姿勢がとても素敵だと想いました。


みなさまもぜひ、渡辺 知平さんの彫刻作品をご覧になって見てはいかがでしょうか。・


*********************************

◆渡辺 知平さんが登場するWEBページ
  
 ◇  
自由美術協会公式ウェブサイト

 ◇  渡辺 知平さんの紹介ページ
 

 ◇  ハマ展:横浜美術協会ホームページ



本日もご訪問下さいまして、ありがとうございました。


:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::


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皆さま、こんにちは。 

彫刻工房くさか 日下育子です。

先日、友人からカラーセラピーのお誘いを頂いて、

宮城県名取市にある 特別養護老人ホームうらやす にて

カラーセラピーに飛び入り体験参加させて頂きました。

カラーセラピーと伺っていたので、まさに色を使ったセラピーかと思いきや、

なんと行われていたのは、キミコ方式による、イチゴの絵画制作でした。

キミコ方式とは?

↑このリンクを見て頂くと分かるのですが、

私が参加させて頂いた時も、3原色で描きました。

イチゴのヘタから描き始め、次に種、そして赤い実、

という風に描きすすめていきました。

しかも、色はその都度、その都度、

三つの原色を混色して作るのです。

やってみて感じたのは、

イチゴ全体を見て、輪郭から描くのではなくて、

ヘタ、種、実とその都度、その都度、部分を凝視して

部分を忠実に積み重ねることで、

イチゴ全体が描くという独特の進み方でした。

いきなり全体をとらえるのではないので、

それまでの絵画経験や、デッサン力がなくても

描けてしまうのです。

これは面白い!

講師の先生がおっしゃっていましたが

キミコ方式には、

「過去を振り返らない」というルールがあるそうで、

一旦描いたところが、たとえ気に入らなくても

直そうとしない、のだそうです。

そういう、一筆一筆の痕跡が

イキイキとしてみずみずしいイチゴの絵になるのですね。

自分で描いた絵の写真を撮らなかったのが

残念ですが、そこは

imagine・・・、・・・ということで。

私も30代後半は

臨床美術(クリニカルアートセラピー)の活動に

力を入れてきたので、キミコ方式の絵を

描いてみて、とても新鮮で楽しかったです。

会場となっていた老人ホームは コチラ

最後の動画のところで、施設長の佐々木さんが

【認知症など、大変になってからその方に初めて出会うのではなく、

 既に出会っている方が症状をはっしていく、ということだと

 その方にとってして差し上げられることが広がる】

という趣旨のお話をされています。

こちらの老人ホームでは、そのような意図もあって

普段から施設を地域に開放する取り組みとして

このようなアート活動もされているようです。

素晴らしいですね。







友人にお誘い頂いたおかげで、

新鮮な体験をした日となりました。

本日もご訪問下さいまして、ありがとうございました。

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皆さま、こんにちは。 
彫刻工房くさか 日下育子です。

ものすごく珍しく、子育てブログです。

日頃、多くのお母さん同様、私も多忙にしております。
特に朝など時間に追われる時は、娘に早く行動してほしくて
言動が厳しくなりがちです。
おそらく娘にはこたえるだろうな、と自分で思ってしまうことも多々。


そんなことが続いた先日の夜。


いじけるとカーテンに隠れるクセがある娘。
カーテン越しに「こっち来ないで。」など、なにかいろいろ
つぶやいている・・・。


「こっち来ないで。」 は
「こっちに来て、もっとかまって。」 
の裏返しと私は受け取っているので、
一緒にカーテンの中に入って、お話をした。


「なんでいじけるの?」
と訊くと、娘は保育所であったことなど話し始めた。
仲良しの友達に厳しく接せられて嫌だったことなど。
先日は、それが一つ二つで収まらず、
嫌なこと、いじける理由が次々と溢れるように言葉になって出てきた。


「ここのおうちじゃないほうがよかった。」

「ここじゃないところにすみたかった。」

「おとうさんとか、おとこのひとがこわい。」

「おかあさんに、あさみたいにおこってほしくない。」

「あさみたいにおこられると、ユイかなしい。」

「あさ、さきにあるいていかないで。」

「えんちょうしないで、もっとはやくむかえにきて。」

「もっとやさしくして。」

などなど。



そんなにたくさん、想うことあったのか・・・と感じながらも
朝厳しくしてしまうことについては

「お母ちゃんは、お仕事本当に大事なんだよ。
 お仕事に行かないと何も買ってあげられなくなるんだよ。
 ユイちゃんが早く行ってくれれば、早くお迎えに行けるんだよ。」
とかねがね伝えてきたことを改めて伝えてみた。


それと、私は出産前にお腹の赤ちゃんに聴こえていると信じて
たくさんの語りかけをしてきたので、

「ユイちゃんは、生まれる前にお空から、
 どのお母さんのところに行こうか見てたんだよね?
 それで、このお母ちゃんを元気にしようと思って来てくれたんでしょ?」
と言ってみた。



娘は泣きじゃくりながら

「ユイはおかあさんがユイをしんじているときに
 おかあさんのことをしんじて、おなかからでてきたの!」

「ユイはおかあさんがしなないってしんじてる。」

「おかあさんがあさみたいにおこるとしんじられなくなる。」

「おかあさんしなないで!」

と言った。




私は娘に「信じてる」という言葉を使ったり教えたり記憶がなく、
「しんじてる」
という言葉が娘から出てきたことがとても新鮮で、驚いた。


私自身、幼少時によく、健康で元気で逝く気配すらない母に
大好きで、失いたくないという気持ちからよく
「おかあさん、しなないで」
と言っていたが、自分が想われる側になったのだな、とも思った。


それほどまでに子どもに思われていて、ありがたいと思った。
カーテンの中で、二人で抱き合って泣いた。


感動・・・・!

 ・
 ・
 ・


そして昨日、
相変わらず、多忙な朝。

あれほどまでの感動を味わったのに、

娘は何事もなかったかのように、

また言うことをきかず、
「ほいくしょにいきたくない!」とだだをこね

相変わらずのマイペースぶりを発揮してる・・・(苦笑)

大切な仕事に遅刻せずに行くため、

保育所通いの4年間で初めて、

義母に保育所に連れて行ってと、

お願いした日となった・・・(苦笑)









拙い子育て体験ですが、

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

本日もご訪問下さいまして、ありがとうございました。


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みなさま こんにちは。

彫刻工房くさか 日下育子です。


今日は素敵な作家をご紹介いたします。

彫刻家の渡辺 知平さんです。



渡辺 知平さん



前回登場の杉 英行さんからのリレーでご登場頂きます。

  彫刻家 杉 英行さん 第1回  手記   第2回   第3回   第4回   第5回  


渡辺 知平さん

第1回   ~ 自分のものを作れるようになった頃  ~ 

第2回   ~子供の頃、眠るのが怖かったことと、温室体験 ~ 

第3回の今日は、渡辺 知平さんの制作の動機が
ご自身が「観たい!」という想いにあるということをお話下さいました。

また、主にガラスを使ったいくつかの作品から
その背景にある、渡辺 知平さんの原風景への想いをお聴かせ頂きました。


2014年2月20日のインタビューを再放送でお送りいたします。


どうぞお楽しみ頂ければ幸いです。


************************


F1


f2

NOBORU HITO  2010 
木、 ガラス 、鉄



f3


F4

NOBORU HITO Version B  
木 鉄
1900×700×350




q1

KUDARA  2011
木 鉄  ガラス
2000×300×250



r1

INORU TETU  2011
鉄 木
2500×400×350




p1  


P2


P3
HISOKA NA FUNE  2012
鉄 ガラス アクリル 木 金箔
950×1100×350




s1  



s2  

SHIZUKA NO FUNE
木 ガラス 金箔
ガラス 3500×3800×380
木部  1700×400×300



k1

k3

MIZU NO NAKANO MORI
鉄 アクリル 木 水
1600× 500× 400



j1


j2

TATU HITO
鉄 アクリル 水
1500×200×60






日下
渡辺 知平さんの作品は内側にある物像や造形物を
ガラスで覆っているところがとても独創的ですね。
何かガラスを使うことに意味合いを持たせる意図はおありでしょうか。


私にはガラスが被膜やシェルターのように、ワンクッション置いてあるようで、
直に彫刻を観るのとガラスを通して観るとので違うように感じられると想うのですが。



渡辺 知平さん
そうですね。シェルターというのはないんですけど、
その、何ですかね、こっちにあるもんじゃないって感じがしますけどね。



日下
私のこれまでの彫刻作品の鑑賞体験から、
その違いを一生懸命考えて言葉にしてみたのですが。


作品の内容にもよりますがガラスのない彫刻作品では、
彫刻の空間に観る側も同列に存在する感じがありますよね。


それがポジティブとか明るい内容の作品ですと
エネルギーをもらう感じの時もありますし、
ネガティブとか闇を表現した内容とかですと
彫刻と一緒にいることが生々しく、怖い感じ方をする時もあります。


そんな風に彫刻と観る自分の関わりが空間の中でリアルな感じがあるのですが、
渡辺 知平さんの作品の場合は、ガラスを通して観ることによって、
作品とのかかわりに良い意味でワンクッションある感じがして、
穏やかに静かに見られるな~という感じがします。
何かこう、客観的に冷静に作品にスーッと入って行けるような、
ちょっと不思議な感じがしたんですね。



渡辺 知平さん
そうですね。



日下
ええ、なのでそういう関わり方と狙っていらっしゃるのかなと
勝手に想像したりしていたのですが。



渡辺 知平さん
そうですね。狙うとか意識はしていないんでしょうけど。
ただ僕がそういうものに惹かれてしょうがないんですよ。



日下
ああ、そうなんですか。(合点!)



渡辺 知平さん
だから、要するに作る動機としては
「自分が観たい!」と言うのが一番、動機なんですね。


「こういうモノが観たい!」ということが、自分が作る時に
自分が観たいから作りたいというのが一番根底に大きいですね。


日下
ああ、そうなんですか~。(感心)


それは、素晴らしい動機ですよね。


ご自身が観たいということに忠実に作っていらっしゃるのって
ある意味凄いなと想うのですけど。



渡辺 知平さん
そうですね、僕が一番、鑑賞者というか。多分そうだと想いますね。



日下
そうですか。




d2

子供達の夜 2009
木 鉄 ガラス 
2700×900×900






m

種子の在る風景
木 ガラス アクリル 水 種子
2700×1500×300
2012年







i4

NAKANOHARU  2011
鉄 ガラス
1500×1000×1000






渡辺 知平さん
「子供達の夜 2009」の作品、これは杉 英行さんの所に行って欅をもらってきて
何年振りかで久しぶりに丸太を削って彫ったんですよ。


これは折口信夫さんという民俗学や和歌に造詣の深い作家がいて、
その人の本に 『死者の書』というのがあるんですよ。


これは小説仕立てになっているもので、
昔、奈良の当麻寺(とうまじ)という所に中将姫伝説というのがあって、
中将姫とは藤原南家の御姫様なのですが
大津皇子(おおつのみこ)という、母である持統天皇に殺されてしまった皇子(みこ)が、
二上山の麓に埋葬されていて、その死霊が藤原の郎女に想いをよせ、
浄化されて行くと云う話なのですが、
それからイメージした作品なんです。


日下
そうですか。
少し棺のように見えるのは、そういうイメージからと言うこともあるのでしょうか。



渡辺 知平さん
そうです。 みんなからも棺に見えると言われます。
そんなつもりはなかったのですが
まあ、底の方では意識はしていたかもしれないですね。



日下
私が渡辺 知平さんの作品で面白いと感じるところは、
ご自身の意図と違いましたら申し訳ないのですが
四角に囲ってあったりすると何か、標本のような少しショーケースのような
客観視して見られるような提示をてあるのかと感じるのですが。


他の「種子のある風景」とか、何かそんな風にも見えて面白いと感じます。



渡辺 知平さん
ケースですかね。ケースではないんですけど。
確かに「種子のある風景」では標本と云うのを意識してましたね。



日下
私は折口信夫さんの 『死者の書』を存知あげないので恐れ入りますが
その大津皇子が二上山の麓に眠っているというイメージなんですね。



渡辺 知平さん
そうですね。
なんとういうのかな。
この話も時空と言うものが交錯しているような。


客観的に今回自分の作品を観てみるとなんか、
自分の中の記憶みたいなものが中に入っているような、
なんて言うかしら・・・。



日下
何か、そういうものが作品に表われてきているということでしょうか。



渡辺 知平さん
そうですね。



日下

記憶が反映されているかもしれないと言うのをお聴きすると
なにか風景みたいにも見えてきますね。



渡辺 知平さん
そうですね。風景ね。
だからその作品 I(アイ) なんかも風景ですね。

僕が子供の時に遊んだ山、草原に近いんですけど。



日下
題名の「NAKANOHARU」と言うのは地名でしょうか。



渡辺 知平さん
そうです。古語で「原」を「はる」と読ませる中の原という地名なんですけど。


そこはね、小さい頃よく行きましたんで
僕の中で相当の記憶の根源になっているんですけども。


変な話ですよ、僕が死んだらそこに行くという感じがするんですよね。
だから、そこは過去と僕が出会う場所のような気がしますね。
その中の原という所で。



日下
そんなことを想いながら作られた作品でしょうか。



渡辺 知平さん
うーん、それはね、ちょっとはありますね。



日下
死んだらそこに行くというのは、魂がそこに行くということでしょうか。



渡辺 知平さん
まあ、そうだと想います。まあそう想っているだけかもしれないですけどね。
実際に魂があるどうかもわからないし。
でもそういう、確信に近い気持ちがしないわけでもないですけど。


大江健三郎のふるさと方では、自分の木というのがあって、
死んだら自分の木の根元にヒューッと飛んで行くんだという話があるそうです。
あの人は四国ですよね。松山かなんかの。


そんなことは知らないんですが、
後から聞いたら同じだなと想いました。



日下
私はそれは初めて知りました。



渡辺 知平さん
だから僕は変な話ですけど、
死んだら中の原に飛んでいくんじゃないかな、と想っていますけど。



日下
ああ、そうですか~。



渡辺 知平さん
僕の従兄弟とかまだ生きているんですけど、
子供の時に、兄弟とか従兄弟とかと遊びに行った
その時代に行けるのかなと思ったりしますね。



日下
面白いですね。
そんなことが背景にありながら、
テーマとしては、「子供たちの夜」という題名で作っていらしたことが多かったと。



渡辺 知平さん
そうですね、1990年から2010年位までの間は、
「子供たちの夜」ということで作っていました。


ただ題名がそうであったので、
今、違う題名になったからといってテーマが変わったわけではないんですけど。



日下
では制作の時に、そういう原風景とか、
渡辺さんの記憶から湧き上がってくるものが作品に反映されているという
ことなのですね。



渡辺 知平さん

そうですね。
それと僕が本を読んだり、いろんなことがあったときに
自分の中のそういうものと触れ合ったような感覚があると
そういうものが作りたくなったりします。



日下
そういう触れ合いがあったときに
ご自身でも観たくて作られるという感じなのですね。



渡辺 知平さん
そうですね、まず自分が観たいと想って作る。
その作品はどのように見えるだろうかとか、
そういう感じです。



日下
とっても素敵なお話をありがとうございました。


d



子供達の夜 2009 の制作風景


*********************************


今回、杉 英行さんからのご紹介で、初めて渡辺 知平さんのお話をお聴かせ頂きました。


渡辺 知平さんは2010年頃まで「子供たちの夜」という題名で作品制作をされてきました。


一つの素材に限定せず、木、鉄、ガラスなどいくつかの素材から
独特の雰囲気の作品を作られています。


それは、渡辺 知平さんが子供の頃の、
眠ると向こうの世界に行ってしまうのではないか、という不安な感覚や
何かしら此岸と彼岸の意識を根底にもっていらっしゃることから来るのではないかと感じました。


そしてそれらの作品は、観る側にとっても、その人それぞれの
今現在と過去という記憶を行き来させてくれる、不思議な入り口になるように感じます。


いつも新しい作品を作るときは、手技的には荒々しくても、窮屈な感じがなくて好き、
制作はいつも楽しいと仰られていて、その制作の姿勢がとても素敵だと想いました。


みなさまもぜひ、渡辺 知平さんの彫刻作品をご覧になって見てはいかがでしょうか。・


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前回登場の杉 英行さんからのリレーでご登場頂きます。

  彫刻家 杉 英行さん 第1回  手記   第2回   第3回   第4回   第5回  

渡辺 知平さん

第1回   ~ 自分のものを作れるようになった頃  ~ 

第2回の今日は、渡辺 知平さんの長年の制作題名(テーマ)
「子供たちの夜」の背景となった、子供の頃、強く印象に残った体験について
お話をお聴かせ頂きました。


また渡辺 知平さんが作品にガラスを取り入れ始めた最初の頃の制作についても
お聴かせ頂きました。


2014年2月13日のインタビューを再放送でお送りします。

どうぞお楽しみ頂ければ幸いです。


************************


a1


a2


子供達の夜 2005
鉄 ガラス 布
1800×450×400





d2

子供達の夜 2009
木 鉄 ガラス 
2700×900×900




n1子供達の夜2013 

n2


子供たちの夜  2013
木 鉄 布 ガラス
2013年




u3

NU BA TA MA (ドローイング)  2014
鉛筆  400×300





u2

u4
NU BA TA MA (月)  2014
鉄 ガラス アクリル ミシン
1200×1000×450 





日下
制作テーマについてお聴かせいただけますでしょうか。
作品を拝見して、渡辺さんご自身が「素材をどんな風に使って行くか・・・」と仰る通り
表現内容と素材とが結びついて、とても多様な展開があって、興味深く感じています。




渡辺 知平さん
「子供たちの夜」というのが大体前半で、
この頃のテーマというか、題名がそうでした。
その間に別な作品も作りましたけど。



日下
渡辺 知平さんの前半というのは年代ではいつ頃でしょうか。



渡辺 知平さん
大体1990年から2010年頃までですかね。
「子供たちの夜」という題名で作っていたのは。
ここ最近ですね、違う題名になったのは。


日下
そうですか。
「子供たちの夜」の私の印象ですが
ガラスで囲ってあるので、それが被膜とか守るものとかに見えたりしたのですが。



渡辺 知平さん
そうですね、最初にガラスを使い始めたのと
「子供たちの夜」を作り始めたのが大体同じ頃です。


あの、僕が幼児期に夜寝るのが怖い時期があったんですよ。
黙っていても寝ちゃうんですけど、
何ていうのかしら、子供の時に寝てどっか向こうに行っちゃうんじゃないかしら、
もう戻って来ないんじゃないかという恐怖感があって、
朝目を覚ますと安心するというか。


その時にそこまで意識したかどうかはわかりませんが、
向こう側ということがあります。


子供の時は、ただ単に、なんか夜が怖い
寝るのが怖いという、不安だとかそういうことなんでしょうけど。

何か、ちょっとそういう時期があって、
それをあれは一体何だったんだろうかと想い出して。


だから、それを今でも引きずってはいるんですね。



日下
何か身近な方が亡くなったからとか、
そういう体験があった訳ではないのでしょうか。



渡辺 知平さん
それはないです。
ただ、大分県の湯布院というところに、小学校5年生までいたんですけれど。
祖父が医者をしていまして、そこに診療所みたいなのがあって
父親の仕事関係でしばらくそこに住んでいたんです。


別荘がたくさんあるところで、そこもちょっと祖父が別荘として使っていた建物だったんです。
風をよけるためだったんでしょうけどまわりに杉の木立にずっと囲まれているんですよ。
冬は寒いところですからね、湯布院は。


子供の時にそこで出入りするときに、杉の木立がトンネルみたいな感じになっていまして。
変な感じを受けていたんですね。



日下
おうちに入るのにトンネルみたいな感じなのでしょうか。



渡辺 知平さん
表から入る時は普通なんですけど、裏から遊びに入ったりするときは
杉の背が高いので、一角が穴があいたようになっていて、杉の間をくぐりぬけて行くような
出入りするときも何か不思議な感覚があって
「何なんだろう・・・」と。


ずっと、それはありますね。



日下
そのくぐり抜けるような感じがでしょうか。



渡辺 知平さん
ちっちゃい時、ここからあそこ、という風に世界が変わるようなことがあるじゃないですか。
子供の中にテリトリーみたいなものがあって、
こっちから向こうに行くと違う世界だとか、
自分がいつも馴染んでいる場所から
違う町内に行くときの何か違和感みたいなものとか。


そんな記憶がちっちゃい時にあった気がするんですけどね。
そんな感覚とちょっと近いかもしれないですね。



日下
分かるような気がします。
そういう感覚を想い起こしながら制作されていらしたのですね。



渡辺 知平さん
そんなことがあって、近くの旅館の庭にちっちゃな温室があったんですよ。
ガラスで覆われていて。


そこは行くのがとても好きで、たまに覗きに行っていたんですけど。
自分でも温室を作りたいなと想っていて。


温泉地ですから、自分の家にもお湯を引いていて、
雪が降っても湯元の近くは温かいですから、雪がないんですよね。


その近くに穴を掘って彫ってガラスの40センチ角ぐらいの割れたガラスを拾ってきて
それを穴の上にかぶせて、中に野バラを切って突き刺して
水を時々やっていたんですけど、ずっと。


冬ですから雪が降ったりして、ガラスの表面にあるんですけど
それをのけると、ちょっと芽が出ていたりして
とても感動的な、感動して。

毎日学校から帰ってくると、それを見に行ったりして。

その記憶もありまして。
それも同じように、ガラスの向こう側をこっち側から見ると云う世界ですからね。



日下
ええ。



渡辺 知平さん
それでガラスで何か作りたいなと想って
ガラスを通して観るというのは、敢えて考えると変な感じがするんですけど。

電車から観る風景。
いつも通っている所なのに、あれ違って見えるとかってないですか。



日下
ありますね。



渡辺 知平さん
ですよね。何か変な感じが、そういうのを面白いなと想って作り始めた時が
「子供たちの夜」って題名で作り始めた時なんですけども。



日下
面白いですね。
作品の人物像をガラスの枠で囲っているものも独特で面白いと想ったんです。



渡辺 知平さん
今回の写真には無いですが、枠は最初は多分こういう形態ではなかったんですよ。
この中でも写真Nの作品、木彫、布、洋服を着たような人体で、
これも「子供たちの夜」ていう題名の
十字架みたいにちょっと手を広げたみたいな。


これはね、実は去年の制作にはなっていますが
1990年代ぐらいの古い作品をリメイクしているんです。



日下
ええ。



渡辺 知平さん
こ90年代の頃、杉 英行さんにもちょっと相談したりして、
木をモデリングみたいにしたいんだけど、という話をしたんですよ。


「どういうこと?」と言うから
「粘土みたいに木を使いたいんだよ。」って言って。

「木はカービングだろう」
「そう、それはそうなんだけど」


寄木ですよね。木片をくっつけたり取ったり寄木細工とも違う。

古い家を壊した古材なんかを
業者さんが作業場に立て掛けてる所があったんですよ。


その前を通りかかって、埃をかぶって全体が白っぽいグレーと云うか。
木の骨のような感じになっていて
あ、綺麗だなと想ってそれで、そこの人にこの木が使えるかって聴いたら
「こんなもん、使えないよ」と言うから
「もらっていいか」ってきいたら、
「いくらでも持ってけ」と言うので。


それで古材ですから、板とか柱だとか、垂木の古いやつだとか
それをもらってきて、それを組んでいくというかくっつけて行く。
その時は等身大より大きな人体でした。


それで1年に何体か作ったんですよ。
それは布なんかないんですけど、ただの人体を

木でモデリングというかくっつけながら、

方法的にはだぼでくっつけて行くんですけど。
基本的に接着剤は使わないんですけど、寄せる程度に接着剤か何かを使いながら。


それをガラスで覆ったことがあるんですよ。
鉄で石を覆ったみたいに。



日下
はい。



渡辺 知平さん
そうですねぇ、3センチぐらいのすきまを開けながら、

ガラスを切って三角形構造みたいにして
石膏像かなんかで、面取りってありますよね。


あんな感じで、表面はあんな風になるんですよ。
中には等身大の人体みたいな物が入っているんですけど。



日下

ええ。(興味津々)



渡辺 知平さん
最初はガラスでは、それを作っていたんです。
だから、こういう箱みたいなキューブのかたちになるのは随分後になりますけど。


それまではガラスを浮かせながら、真鍮の切り板を使って、
本体から少し隙間を開けてガラスで覆うような作品を作っていましたけど。


それだと面が多すぎるので、少しずつ面を少なくしていって
最終的に今、ガラスで覆うような、箱みたいになっちゃったんですけど。


日下
はい、やっぱりその背景には温室のガラスの体験とか、
電車の窓のような体験とか、あるのでしょうか。


渡辺 知平さん
あっ、ありますよ。
でも、要するにその作って行く時に変化していきますけどね。

でも基本的には同じです。


日下
そうですか~。
とっても興味深いところをお聴かせ下さってありがとうございます。



*********************************

今回、杉 英行さんからのご紹介で、初めて渡辺 知平さんのお話をお聴かせ頂きました。


渡辺 知平さんは2010年頃まで「子供たちの夜」という題名で作品制作をされてきました。


一つの素材に限定せず、木、鉄、ガラスなどいくつかの素材から
独特の雰囲気の作品を作られています。


それは、渡辺 知平さんが子供の頃の、
眠ると向こうの世界に行ってしまうのではないか、という不安な感覚や
何かしら此岸と彼岸の意識を根底にもっていらっしゃることから来るのではないかと感じました。


そしてそれらの作品は、観る側にとっても、その人それぞれの
今現在と過去という記憶を行き来させてくれる、不思議な入り口になるように感じます。


いつも新しい作品を作るときは、手技的には荒々しくても、窮屈な感じがなくて好き、
制作はいつも楽しいと仰られていて、その制作の姿勢がとても素敵だと想いました。


みなさまもぜひ、渡辺 知平さんの彫刻作品をご覧になって見てはいかがでしょうか。・


*********************************

◆渡辺 知平さんが登場するWEBページ
  
 ◇  
自由美術協会公式ウェブサイト

 ◇  渡辺 知平さんの紹介ページ
 

 ◇  ハマ展:横浜美術協会ホームページ


本日もご訪問下さいまして、ありがとうございました。


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皆様、こんにちは。
彫刻工房くさか 日下育子です。

昨日は、宮城県登米市のサトウサトルミュージアムと近隣の公園でお散会してきました































晴天で
新緑で
田んぼの水鏡あり、
皆様との会話も弾み、
楽しいお散歩会と
なりました


★~★~★~★~★~★~★~
次回以降のご案内です。


第13回★5/25(水) 13:30~
  台原森林公園
仙台市営地下鉄台原駅側の公園入口にて
待合わせ

散策後、日立システムズホールか
近隣のカフェにてお茶。 


第14回★6/12(日)13:30~ 

  太白区役所前
(建畠覚造氏のステンレス彫刻)
 名取市那智が丘の公園3カ所

 地下鉄長町南駅・西1出口を出て
左手前すぐ,太白区役所となりの
広場の作品前にて待合わせ。  

 その後、車に乗り合わせて
名取市那智が丘の公園へ行きます。




第15回★6/22(水) 13:30~ 大衡村 万葉クリエートパーク         宮城県黒川郡大衡村大衡字大日向地内      入場料無料

 彫刻家 小林晃一氏制作の植物の種を
モチーフにした彫刻鑑賞。
(スイートロード)

 公園内売店か隣接している
「万葉・おおひら館(農産物販売所)」
にてお茶。


第16回★7/10(日)13:30~ 葛岡霊園 仙台市青葉区郷六字葛岡42
(仙台市彫刻のあるまちづくりで設置された速水史郎氏の作品を鑑賞。石の大きな作品は見応えがあります。その後【そあとの庭】にてお茶。)

第17回★7/27(水)13:30~
パルタウン大富 宮城県黒川郡富谷町
日吉台、もみじが丘界隈
(住宅地公園の彫刻を散策。散策後、カフェにてお茶。
ちなみに彫刻工房くさかアトリエのごく近所です。)

第18回★8/14(日)13:30~
大和町まほろばホール  
宮城県黒川郡大和町吉岡南2丁目4-14
(佐藤忠良ギャラリー記念室と屋外の彫刻作品、 散策後、カフェにてお茶。)
       
第19回★8/24(水) 13:00~ 塩竈 菅野美術館  宮城県塩竈市玉川3-4-15
塩竈市杉村惇美術館 宮城県塩竈市本町8番1号
               
(作品鑑賞後は杉村惇美術館内の
 カフェ「談話室」にてお茶。)

☆参加ご希望の方は、info@k-195.com 090-4319-7439へ随時、お気軽にご連絡下さいませ。
☆各回、途中入退出自由です。
☆参加費無料です。入館料、御茶代は各自ご負担となります。
※第15回以降については、待合わせはご参加希望者の交通手段に合わせて調整いたします。
※毎月第2日曜、第4水曜開催、各回お散歩後はカフェでお茶します。

お会いできますことをとっても楽しみにしております。
ご多忙で参加できそうにない・・・という方には、私の元気な近況報告と受け取って頂けましたら
幸いです。

本日もご訪問下さいまして、ありがとうございました。

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みなさま こんにちは。

彫刻工房くさか 日下育子です。


今日は素敵な作家をご紹介いたします。

彫刻家の渡辺 知平さんです。



渡辺 知平さん


前回(※2014年1月)登場の杉 英行さんからのリレーでご登場頂きます。

  彫刻家 杉 英行さん 第1回  手記  第2回   第3回   第4回   第5回  


第1回の今日は、渡辺 知平さんが彫刻の制作を始めたきっかけについて
お話をお聴かせ頂きました。


また渡辺 知平さんがここから自分の作品が作れるようになったきっかけと感じられている
1984年制作の作品についてお聴かせ頂きました。


2014年2月6日のインタビューを再放送でお送りします。


どうぞお楽しみ頂ければ幸いです。


************************



n1子供達の夜2013 
子供たちの夜  2013
木 鉄 布 ガラス



m

種子の在る風景
木 ガラス アクリル 水 種子
2700×1500×300
2012年



l2
MIZU NI TATU HITO  VERSION B
1150×200×70
アクリル 木 金箔 水
2013年




e3

水面
鉄 ガラス 水 石 鉄筋(H2000)
900×900×70 6~9ピース
2010年



b1

作品
鉄板 石
500×500×500
1984年




b2

b3
作品
鉄板 石
800×400×300
1984年



日下
渡辺 知平さんは杉 英行さんの後輩でいらっしゃるのですね。



渡辺 知平さん
僕は杉さんとは大学では多分、重なっていないんじゃないかと思います。
杉さんは、知人から多摩美の先輩ということで紹介して頂いて、
それから付き合いは長いです。




日下
美術大学に入られたということは、
お若い頃から美術を志していらしたのですよね。



渡辺 知平さん
制作のきっかけという意味ですと、父親がずっと絵を描いたんです。
絵描きになりたかったらしいのが、家長で家を継ぐので諦めて、
趣味で絵を描いたり、ちっちゃな仏像を彫ったりしていました。


環境的におじさんも絵を描いていましたから、
気がついたら彫刻を作っていた感じなんですよ。
だから特別なきっかけは、あんまりなかったですね。


もちろん絵が好きで、 浪人する時に絵は独学でも描けるなと想いましたが、
彫刻は習ってみないとどんなものかわからないなと想って。
大学に行くなら彫刻を勉強してみたいと想ったんですよ。



日下
そうでいらしたんですか。
杉 英行さんは多摩美大で建畠覚造先生に習ったというお話しでしたが、
渡辺さんは師事された先生はいらしゃいましたか。



渡辺 知平さん
僕の頃は、そういう有名な先生方は学園紛争か何かでいなくなっちゃっていました。
そう言ったら当時いらした先生に失礼になっちゃいますけど。

僕は土谷武さん が好きなんですが、彼もいなくなっちゃっていました。
もう亡くなりましたけどね。
   
    

日下
そうですね。
土谷さんは、日本の現代彫刻の一時代築いていらっしゃいますよね。



渡辺 知平さん
そうなんです。
だから当時は、土谷さんにしろ、建畠さんにしろ、
彫刻家はそうそうたるメンバーがいたんですけど。
僕がいたときは皆さんもう出られていてあいにくだったんですけどね。



日下
そうでしたか。
彫刻は習ってみないと分からないとのことでしたが、
実際にはいかがでしたか。



渡辺 知平さん
僕は浪人したものですから、代々木ゼミナールに芸大科という所があって
もう一人美術クラブにいた岡崎君というのと九州から上京して、
彼は絵の方で、僕は彫刻で二人でゼミナールに通っていました。


そこで、粘土の塑造と石膏デッサン。
これは高校の時から多少はやっていましたけどね。


それで、僕は絵や色彩は自分ではあんまり得意じゃないと想っていたんですよ。
その岡崎君というのは色がとても良くて、すごいな―と想っていて。
だから彫刻科に入った訳でもないんですが、彫刻科を選んで良かったなと想いました。


選んで良かったというのも言い方は変ですが、面白かったです。
子供の時の工作なんか、作るということはもともと好きでしたから。



日下
そうですか。
美術は、ご家族やおじ様も作っていらして、環境はおありだったのですね。



渡辺 知平さん
そうですね。環境はありました。
まあ、あの親も僕が絵を好きだということを理解してくれていましたし、
だから、美大に行くことも積極的に応援をしてくれていたと想います。



日下
失礼かもしれませんが、東京で2年間浪人をされたというのも
裕福でいらっしゃるのかな、と感じるのですが。



渡辺 知平さん
そうでもないです。父親は浪人の1年目に亡くなっているので。
家が何件かあったものですから、母親が下宿なんかを始めて
高校の学生さんを置いたりして。
まあ、その辺は僕は良くわかりませんが、なんとかやらしてくれました。



日下
そうだったのですか。
素晴らしいお母様ですね。

今回送って頂いた作品写真は割と近年のものですね。



渡辺 知平さん
そうなんです。
唯一古いのは、庭に置いてあるんですけど、
石の作品で草の中にあるものです。


鉄板をバ―ナ―であぶって、留めてあるものなんですけど。


自分がアートだと想い始めた作品はこの頃からです。
それまではグループ展中心にやっていて、まだどういうものが自分のものかモヤモヤしていた。
昔の作品がアートじゃないとは言えないんですけども、
この頃から、自分のものを作れるというか、そんな気がしましたね。



日下
それまでには素材的には、塑造とか木とかだったのでしょうか?



渡辺 知平さん
僕は、木彫と言ってもカーヴィングじゃなくて、
いろんな板っきれを使ったり、板を使って柵を作ったり。
今の作品とそう遠くはないんですが。


学生の時は木彫をのみで彫ったりするのは作っていましたけど。
卒業してからは、丸太を彫るというのはあんまりやっていなかったんですね。
嫌いじゃないんですけど。



日下
石を鉄板で覆ってあるものは、私の勝手な印象ですが
もの派に近いのかな、でも、少し違うかなとも感じますが。



渡辺 知平さん
もの派は人気がありましたよね。
当時、もの派の時代から少し時間は経っていましたが、
多少影響は受けていると想いますよ。


長野で彫刻シンポジウムみたいのがありまして、多摩美と他の所もいましたけど。
そこに参加した時に、作品を作るつもりはなかったんですけど、
木は提供してもらえるというので鉄板とバーナーと酸素を積んで持って行って。


当時、材木、古木なんかを見つけて
鉄板をバーナーで切って貼るような仕事をしていたんですよ。


それで、近くに石を採る場所があって見学したら、
大理石をタダでくれると言うんでもらってきて。
鉄板は現地に持って行っていっていましたから
急遽、現場で作品を作ったんですね。


構想も何もなかったですが、石をずーっと観ていて、
ああ、じゃあこうしようと、石を観ながら鉄を叩いていって。



日下
大理石が取れるということは佐久のあたりでしょうか。
長野で佐久彫刻シンポジウムというものがあったことは知っています。



渡辺 知平さん
ああ、そうです。その近くです。
私は余りあの辺は詳しくないんですが
佐久から少し離れた小さな山で、有名な石切り場ではないと想います。


山の表面に水で削られたような石がバラバラとたくさんあって
この石なんかは、あんまり使いものにならないような石だったんですね。



日下
面白い作品ですね。
石の表面に鉄板を添わせていくのに叩いてとか・・・。



渡辺 知平さん
そうなんですよ。
丁度、金物屋さんに行ったら、コンクリートに直接、利かせるビスというのが
売られていたんですよ。
これがあれば、少しずつくっつけながら、バーナーで叩いて行けば
ある程度出来るんじゃないかと想ってやって見たら、結構うまくできて
それでしばらく、何点かは作りましたね。



日下
それはドリルなどで穴を開けなくても利くものなのでしょうか。



渡辺 知平さん
いいえ、下穴は開けるんですけどね。
普通はカールと言って、鉛やプラスチックのものを入れてから
ビスを利かせるんですが、それが必要無くて、下穴に直接入れられるビスだったんですね。
特に大理石で柔らかいですから、まあ可能だったんでしょうけど。



日下
面白いですね。
この頃からアートという感覚が芽生えてきたのですね。



渡辺 知平さん
そうですね。作りたいものがどんどん出てくるようになりました。



日下
何かこの作品が変化点になったということでしょうか。



渡辺 知平さん
そうですね。
モデリングじゃないのでフォルムからものを作っていくということは余りやらないんですよ。

一つの素材をずっと追求していくとか、フォルムとかというのは
あんまり僕の作品作りにはないんですよ。


だいたい、素材をどう扱って行くかということから始まって
基本的には木と鉄ですかね、あと、ガラスとか、アクリル、水
とかも使いますけど。




日下
そうですか。
拝見していて、やはりガラスは特徴的だと想いました。



渡辺 知平さん
ガラスはこれからちょっと後で、
90年の後半ぐらいから使い始めたのかな。



日下
では、次回以降、ガラスを使い始めた経緯を楽しみにおうかがいいたしますね。
今日は、ここまで、ありがとうございました。




a1

子供達の夜 2005
鉄 ガラス 布
1800×450×400

*********************************


今回、杉 英行さんからのご紹介で、初めて渡辺 知平さんのお話をお聴かせ頂きました。


渡辺 知平さんは2010年頃まで「子供たちの夜」という題名で作品制作をされてきました。


一つの素材に限定せず、木、鉄、ガラスなどいくつかの素材から
独特の雰囲気の作品を作られています。


それは、渡辺 知平さんが子供の頃の、
眠ると向こうの世界に行ってしまうのではないか、という不安な感覚や
何かしら此岸と彼岸の意識を根底にもっていらっしゃることから来るのではないかと感じました。


そしてそれらの作品は、観る側にとっても、その人それぞれの
今現在と過去という記憶を行き来させてくれる、不思議な入り口になるように感じます。


渡辺 知平さんはいつも新しい作品を作るときは、手技的には荒々しくても、
窮屈な感じがなくて好き、制作はいつも楽しいと仰っていました。
その制作の姿勢もとても素敵だなぁと想いました。


みなさまもぜひ、渡辺 知平さんの彫刻作品をご覧になって見てはいかがでしょうか。


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◆渡辺 知平さんが登場するWEBページ
  
 ◇  
自由美術協会公式ウェブサイト

 ◇  渡辺 知平さんの紹介ページ
 

 ◇  ハマ展:横浜美術協会ホームページ


◆渡辺 知平さんの経歴 


1949 大分県に生まれる
1970 多摩美術大学入学
1974 同大学卒業
  以後、グループ展、個展にて発表
2001 横浜美術協会展出品 協会大賞受賞
2002 同展横浜市教育委員会賞受賞 会員推挙
2009 自由美術展 佳作賞受賞
2010 同展 佳作賞受賞
2011 同展 現代彫刻美術館賞受賞 新会員

 


本日もご訪問下さいまして、ありがとうございました。


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皆様、こんにちは。
彫刻工房くさか 日下育子です。

新しい作品が完成したので、
ホームページ更新いたしました。

http://www.k-195.com/cn1/pg24.html

ご覧頂けましたら、
とっても嬉しいです。

今日の仙台はあいにくの雨です。
昨日は晴天で、
近所の溜め池の
鯉が可愛かったので
お送りしてみます。

明日はこどもの日。
リアルに鯉、ということで(笑)






残りわずかな連休、
どうぞ充実して
お過ごしくださいませね


本日もご訪問下さいまして、
ありがとうございました。:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

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テーマ:
皆さま、こんにちは。 

彫刻工房くさか 日下育子です。


彫刻お散歩会のご案内です。


私はときどき、自分の勉強のために彫刻、展覧会など眺めにでかけるのですが、
よろしかったら一緒にお散歩しませんか?


・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
 


135/25(水) 1330台原森林公園

          仙台市営地下鉄台原駅側の公園入口にて待合わせ

 

          散策後、日立システムズホールか近隣のカフェにてお茶。 



参加ご希望の方は、info@k-195.com か 090-4319-7439 へ

 随時、お気軽にご連絡下さいませ。

☆途中入退出自由です。

☆参加費無料です。お茶代は各自ご負担となります。

お会いできますことをとっても楽しみにしております♪


・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆


 次回以降のご案内です。


14★6/12(日)1330~ 

 太白区役所前(建畠覚造氏のステンレス彫刻)名取市那智が丘の公園3カ所

 

 地下鉄長町南駅・西1出口を出て左手前すぐ,

    太白区役所となりの広場の作品前にて待合わせ。  

  その後車に乗り合わせて名取市那智が丘の公園へ行きます。



15回★6/22(水) 1330~ 大衡村 万葉クリエートパーク                  宮城県黒川郡大衡村大衡字大日向地内 入場料無料

    彫刻家 小林晃一氏制作の植物の種をモチーフにした彫刻鑑賞。(スイートロード)

    公園内売店か隣接している「万葉・おおひら館(農産物販売所)」にてお茶。

 


第16回★7/10(日)13:30~ 葛岡霊園 仙台市青葉区郷六字葛岡42
     仙台市彫刻のあるまちづくりで設置された速水史郎氏の作品を鑑賞。
     「天」という題名の、彫刻本体が4m×3.8mという見応えのある作品です。
     その後【そあとの庭】にてお茶。


第17回★7/27(水)13:30 ~ パルタウン大富 宮城県黒川郡富谷町日吉台、もみじが丘界隈
      住宅地公園の彫刻を散策。散策後、カフェにてお茶。
      ちなみに彫刻工房くさかアトリエのごく近所です。


第18回★8/14(日)13:30~大和町まほろばホール  
      宮城県黒川郡大和町吉岡南2丁目4-14
      佐藤忠良ギャラリー記念室と屋外の彫刻作品、 散策後、カフェにてお茶。

       
第19回★8/24(水) 13:00~ 塩竈 菅野美術館  宮城県塩竈市玉川3-4-15
                   塩竈市杉村惇美術館 宮城県塩竈市本町8番1号
             作品鑑賞後は杉村惇美術館内のカフェ「談話室」にてお茶。


☆参加ご希望の方は、info@k-195.com か 090-4319-7439へ
  随時、お気軽にご連絡下さいませ。

☆各回、途中入退出自由です。

☆参加費無料です。入館料、御茶代は各自ご負担となります。

※第15回以降の待合わせは、ご参加希望者の交通手段に合わせて調整いたします。

※毎月第2日曜、第4水曜開催、各回お散歩後はカフェでお茶します。

お会いできますことをとっても楽しみにしております。

ご多忙で参加できそうにない・・・という方には、
私の元気な近況報告と受け取って頂けましたら幸いです。


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本日もご訪問下さいまして、ありがとうございました。


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皆様、こんにちは。
彫刻工房くさか 日下育子です。

只今、開催中の展覧会 で 発表している新作を

紹介させて頂きます。





       「流れるように」 

       H60×W30×D21㎝ 黒御影石

       2016. 4 制作

 






















これまでは
人が目指すゴールにたどり着くのには、
険しい山をしゃにむに登るように努力しなければ
たどりつけないのだと、ずっと思ってきました。

近頃は、それ以外にも、
流れに身をまかせてすいすいと進む方法も
あるのだろうと思えるようになってきました。

無理にリキむ努力ではなく、
かといって、
力を抜いて何もしない
というのでもなく、

ただ淡々となすぺきことをしていて、
しかも流れるように前進する…、
というあり方が本当にできたらよいなぁと
思っております。



尊敬する103歳の現役、女性美術家 篠田桃紅さんが

「その人にしかできない生き方を
 自然体という」


と言っておられますが、
私もそういう自然体に近づきたいという思いから
制作いたしました。




…とはいえ、
私にはまだまだ努力が必要のようですが…。
(笑)

この作品についてのお問い合わせは
info@k-195.com までどうぞ。



本日もご訪問下さいまして、ありがとうございました。


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