みんなの学び場美術館 館長 日下育子

素敵なアーティストのインタビュー記事を掲載。
日下育子の作品をご紹介して行きます。


テーマ:

みなさま こんにちは。
みんなの学び場美術館 館長 日下育子です。



今日は素敵な作家をご紹介いたします。

陶を素材とした作品を作っておられる造形作家 石山 駿さんです。



石山 駿さん
(茶屋町画廊個展2010)

以下、2016年2月の再放送でお届けします。


前回までの山本 哲三さんからのリレーでご登場頂きます。     
山本 哲三さん
第1回  、第2回  、第3回   、第4回 第5回第6回 、 第7回、  第8回 、  第9回  

 

石山 駿さん

第1回  ~作品のかたちを日夜考える学生時代でした ~
  
      
 略歴紹介ページ
2回  ~専攻科で決定的に変わりました ~  
第3回  ~瀬戸で陶に出会いました ~
第4回  ~陶で最初の作品がアメリカで紹介されました ~
第5回   ~アマチュアリズムで陶に向き合っています ~


第6回目の今日は、石山さんが自由に形を創作するために、どんな手法で制作されているのかを
お伺いしました。 それは、沢山の作品のパーツを出合わせることで生まれてくるのだそうです。


どうぞ、お楽しみ頂けましたら幸いです。


* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 


9-1 800
9-1(ポストシリーズ 2003~)

概寸 高さ130cm





9-3 800
9-3(ポストシリーズ 2003~)





10-4 800
10-4(ウェーブシリーズ1994~)




10-5 800
10-5 (ウェーブシリーズ1994~)

寸法 42×36×6.5cm





11-1 800

11-1 (フェイスシリーズ 2004~) 

寸法 30×24×4.0cm




11-2 800
11ー2 (フェイスシリーズ 2004~)





11-7 800
11-7 (フェイスシリーズ 2004~)





12-1 800
12-1 (快陶面白シリーズ 2010~)





12-4 800
12-4 (快陶面白シリーズ 2010~)

寸法 27×33×5.0cm





12-9 800
12-9 (快陶面白シリーズ 2010~)





12-15 800
12-15 (快陶面白シリーズ 2010~)






石山 駿さん
日本の場合だと、一家の芸じゃないけれども、一つのスタイルを突き詰めて、その人の価値をみるような、道を求める精神とでもいうか、いろんな分野で色濃くあるじゃないですか。



日下
そうですね。


石山 駿さん
だから、ある作品で成功をおさめると、それを壊すことができなくなっちゃうんです、
成功がその人自身の歩みを停滞せるという側面も、僕はあると思うんですね。
僕は何も成功はしていないんだけれども。



日下
いえいえ。



石山 駿さん
自分の中にある表現したい世界というのは、年とともに見聞が広がったり、生活環境の変化や

社会状況の変化とも関連して変化してゆくことの方が僕には当たり前に思えるんですが。


それに応じた年齢によって好きなものをどんどん作っていけばいいと僕は思っているから、
スタイルや、一つの形をバリエーション的に発展させていくことは、あまり積極的に
考えないし、むしろそこにできるだけ束縛されたくないんですね。



日下
素晴らしいですね。本当に自由な精神でいらして。



石山 駿さん
そう。自分がそうありたいと思って。
人が楽しいね、面白いねと言ってくれるということは、自分がそういう気持ちで作っているのが
伝わっているからだと思いたいですね。



日下
本当にそうなのだろうと思います。
石山さんの作品は拝見していると本当に、ワクワクして素晴らしいと思いました。


私も作り手ですが、やはり一つのテーマをどうしても持っているので、
石山さんのような自由な作品展開には、とっても感動します。



石山 駿さん
僕の作品は、そうやってテーマを持ちながら、それをいろんな角度から切り取り、
自分のその時の年齢、環境、社会での位置によって切り口が変わっていきます。
それはそれで真っ当な一つの方向性だと思うんです。


例えば、喜劇だけを作っている映画作家っていないし
アクションだけ、時代劇だけを撮る映画作家もいない。
一人の偉大な作家であっても、いろいろな切り口から、このジャンルでは
こういう表現ができるだろうという感性って、数多くみんな持ってみえると思うんですね。


だから僕は、例えば今作っているような、平面的な形をした色の断片を組み合わせた
顔のようなシリーズとか、柱を中心にしたポストシリーズとか作っていますけど、
ポスト(柱状の形)の上で形を遊戯させる。
その遊ばせていく形は、いろんなパーツの出会いをまたここでも仕掛けているんです。


だから基本的に、ほとんど最初に作っていた不定型な形の即興的な作品から、今に至るまで

僕自身の姿勢は変わっていないんです。

いろんなシリーズとして見た目には変わっているけれども、僕の本質的なところでは、そんなに

変わっていないと思っています。
変わっているのは、カメレオンのような具体的なものを登場させたときに、
僕はちょっと自分の中である種何かが変わったなと言う気持ちはあるんですけれども。



日下
そうですか。
多様な形がいっぱいあっても、石山さんご自身ものが一貫しているということなのですね。
素晴らしいお話をありがとうございました。




7-1a 800
7-1a (カメレオンシリーズ1989~) 

「カメレオンたちの痴繪圖戯夢(チェスゲーム)」

寸法 160×120×12cm


**************************


編集後記


今回、山本 哲三さんのご紹介で、初めて石山 駿さんにお話をお伺いしました。
石山 駿さんは陶を素材とした彫刻作品で国内外での発表活動歴が豊富で多彩な
彫刻家でいらっしゃいます。


山本 哲三さんからは、クレーワーク(学生当時は陶彫と言われていた)をやっていらして、
既成概念に捕われない楽しい作品が大変評価されている彫刻家としてご紹介いただきました。
愛知県瀬戸市で1月迄開催されていた「アートでびっくり!干支セトラ展」を主催する
アートのNPOの理事もしていらっしゃいます。


今日は、石山 駿さんがご自身にとって予定調和でない作品に出会うために
とられている制作手法を具体的にお伺いしました。
それは沢山の素焼きのパーツの形を出会わせていくことで、しかも色よりも形が先に決まる
ということに、石山さんが陶の彫刻家でいらっしゃるということを強く感じました。


また、自分のその時の年齢、環境、社会での位置によって切り口が変わっていくという
柔軟性な姿勢に、私もとても刺激を受けました。


次回は、今回の最後に出てきたカメレオンのシリーズについてお届けしてまいります。


どうぞお楽しみに。

**********************************

◆ 石山 駿さんが所属する特定非営利活動法人 Art-Set0のホームページ 
   特定非営利活動法人 Art-Set 0で運営しているギャラリーのフェイスブック
   
アートセットスタジオ

石山 駿さんの略歴

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皆さま、こんにちは。
みんなの学び場美術館 館長
日下育子です。

昨年の7月は仙台市青葉区葛岡
にある、なんと市営の墓園に
さんぽに行きました。

この墓園には、
仙台市の「彫刻のあるまちづくり
事業」で設置された、
現代彫刻の巨匠 速水史朗氏の
巨大な彫刻があるんです。

この作品、一点だけを見る
「さんぽ」でしたが、
ご参加頂いた方からは、
「一点だけで勝負って、
いいねぇ~🎵」
とお誉め頂いて、
とっても嬉しかったです。

では、どうぞご覧下さい。
↓↓↓↓↓
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皆さま、こんにちは。
みんなの学び場美術館 館長
 日下育子です。

昨年の初夏は、お散歩会で
宮城県黒川郡大衡村の
万葉クリエートパークに
行きました。

作家インタビューにもご登場頂いた
彫刻家 小林晃一さんによる
種子をモチーフにした彫刻群のある
広大な公園です。

↓↓↓どうぞご覧下さいませ。


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皆さま、こんにちは。
みんなの学び場美術館 館長 日下育子です。

先週の土曜日 、
「みんなの彫刻アカデミー 」0期2回目を
開催しました。

前回に引き続き、ミカさんにご参加頂きました。

今回は、前回選んだ石に
まずは心棒用の穴をあける、
彫りたいかたちに墨入れ、
実際に彫り始めて頂きました。

ミカさん、彫り始めたら
「スジがいいっ!」

ノミに振るった石頭(ハンマー)が
バシンバシンと当たっております!

彫るという体感、楽しんで頂けたようで
良かったです。

以下、ミカさんのSNSから
感想を掲載させて頂きます。

☆  ☆  ☆ ☆  ☆  ☆  ☆  ☆   ☆ ☆

彫刻家日下 育子さん主催による
「みんなの彫刻アカデミー」0期第2回目に参加して来ました~(*´▽`*)
 
まず感想を言わせてください!!
「めちゃめちゃ楽しかった~」
 
夢中で何かをつくる時は、時間があっという間。まるで子供時代のようでした。汗垂らしながらトンカチとノミで彫っていく。最初はおっかなびっくりで、体もぎこちない(笑)でも段々やっていくうちにコツみたいなものが体で分かるようになってきて。気が付いたら大胆になってる(笑)もう、彫ることが楽しい(^O^)
 
日下さんも見守ってくださる。初心者の私に対して親切に教えてくださいます。でも付きっ切りではないので私としても伸び伸び彫ることが出来ています。また日下さんと話していても気づきが多いです!贅沢な時間です^^
そうそう、今日の気づきの一言は「繊細と傲慢」でした♪ 
 
こんな贅沢な時間を独り占めするはもったいない!!是非気になっている方がいらっしゃいましたらモニターの見学に来てみてください♡案外頭で考えているより見た方が分かりやすいかもです(*^▽^*)
 
次回は、9/16(土)10:00~13:00です。
(終了後、昼食、14:00までには解散)


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みんなの学び場美術館 館長 日下育子です。



今日は素敵な作家をご紹介いたします。

陶を素材とした作品を作っておられる造形作家 石山 駿さんです。



石山 駿さん
(茶屋町画廊個展2010)



以下、2015年2月の再放送でお届けします。


前回までの山本 哲三さんからのリレーでご登場頂きます。     
山本 哲三さん
第1回  、第2回  、第3回   、第4回 第5回第6回 、 第7回、  第8回 、  第9回  

 

石山 駿さん

第1回  ~作品のかたちを日夜考える学生時代でした ~
  
      
 略歴紹介ページ
2回  ~専攻科で決定的に変わりました ~  
第3回  ~瀬戸で陶に出会いました ~
第4回  ~陶で最初の作品がアメリカで紹介されました ~
第5回   ~アマチュアリズムで陶に向き合っています ~


第6回目の今日は、石山さんが自由に形を創作するために、どんな手法で制作されているのかを
お伺いしました。 それは、沢山の作品のパーツを出合わせることで生まれてくるのだそうです。


どうぞ、お楽しみ頂けましたら幸いです。


* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 


9-1 800
9-1(ポストシリーズ 2003~)

概寸 高さ130cm





9-3 800
9-3(ポストシリーズ 2003~)





10-4 800
10-4(ウェーブシリーズ1994~)




10-5 800
10-5 (ウェーブシリーズ1994~)

寸法 42×36×6.5cm





11-1 800

11-1 (フェイスシリーズ 2004~) 

寸法 30×24×4.0cm




11-2 800
11ー2 (フェイスシリーズ 2004~)





11-7 800
11-7 (フェイスシリーズ 2004~)





12-1 800
12-1 (快陶面白シリーズ 2010~)





12-4 800
12-4 (快陶面白シリーズ 2010~)

寸法 27×33×5.0cm





12-9 800
12-9 (快陶面白シリーズ 2010~)





12-15 800
12-15 (快陶面白シリーズ 2010~)





日下
石山さんは、陶での制作になってからは、一切デッサンはしなくなったというお話でしたね。



石山 駿さん
そうです。
シュールレアリストのアンドレ・ブルトンという人の言葉の中で、正確かどうかちょっと自信が

ないんですけれども、「手術台の上でこうもり傘とミシンとが出会った」というような表現の文章を

書いているんです。
彼が生きていた20世紀前半のヨーロッパの,時代背景は、ダダの運動からシュールレアリズム

誕生へと大きな変革の時代で、その中心にいた人物です。
その予想外の情景を想像すればするほど僕は強く惹かれたんです。


本来なら出会うはずのないそれぞれ別個の日常生活上の用途性を持った物体どうしが偶然

出会ってしまう。
そこに、人は何を感じるかということ、
僕も作品を生み出すプロセスの中にもそういう部分がほしいと思っているんですね。


おそらく、まったく出会わない形が出会って生まれるものは、人が見たらやっぱりすごく困惑すると

思うんです。
「なんだろう、これ。どう解釈していいんだろう。」と思うのが当たり前でしょう、
でもそんなふうに自分にショックや意外性を与えることの意味を大事にしたかったのです。
自分の経験値や価値観の範囲に収まらないものから逃げるんじゃなくて、むしろそこに関心を

向けるべきだと考えました。


制作の手順が想像出来たり、これはあの範疇の作品だな、というのは僕にとっては魅力が

感じられないんです。


そうでない作品はどうしたら生まれるかというところから、僕は自分の持っている概念性を壊す

ための出会いそうもないパーツをいっぱい作っちゃうんです。



日下
はい。



石山 駿さん
たとえば、ここに、こういう作品がありますよね、これ。
これ、みんな、パーツが全部バラバラなんですよね。

 

(※顔のシリーズの作品パーツを見せて下さっていました。)

  ↓ 参考写真



素焼きのパーツ



素焼きパーツの窯詰



日下
はい。凄く沢山あるんですね!(驚き)


石山 駿さん
僕が作る場合は、こういう大小、様々な形がいっぱいあるんです。
例えば、この顔の表情なんかを、僕自身がああでもない、こうでもないと
とっ替えひっ替えいろんなパーツを置いていくうちに、偶然,出会っちゃうわけなんですね。


そんなプロセスの中で瞬間的に感じるものがあるんですね、そこを決定しちゃうんですよ。
そういうふうにして、形が偶然組み合わさって出来ていく面白さみたいなものを掬い取っているんです。



日下
とっても面白いですね。



石山 駿さん
そのために必要なのは、いかに勝手なパーツをたくさん作っておくかということ。
それが表現の特異性というのか、僕にとって自分を驚かせる形をいかに発見していくかに

繋がっていくんじゃないかと思ってるんです。
それを期待しながら、今も同じような制作方法で作っているんですけれどね。



日下
パーツはすべて焼いた状態であるのでしょうか。



石山 駿さん
まず素焼きまでしておきます。800度前後で一度焼き締めて、割れない程度にしてあります



日下
素焼きのもので形を考えるんですね。



石山 駿さん
そうそう。いっぱい重ねて。
それで形が決まったら次にどんな色にするかを考えるんです。
釉薬を塗るときはまた形をバラバラにしなくてはなりません。

そして再度窯の中に置く時に元の形に組み立てるんです。

大体どの作品も1230~40度の温度で焼成しています。


釉薬が溶けることで個々のパーツが接着されるんですが、あまりに不安定で、

焼成中に動きやすい形やとても小さい形は別にしてあとで接着剤で付けることもあります。
作品の形状によっては、パーツを全てバラバラのままで焼成を済ましておいて、再度組み合わせて

接着のためだけに2度焼きすることもあります。



日下
色よりも先に形で判断しているというのが、とっても意外で新鮮です。



石山 駿さん
そうです。だから焼きあがってから、どうも色の具合が嫌だというのは当然あるし、
すべてがピタッと収まるというのはなかなか無いんですけれどね。
というか、コレはというものが生まれた瞬間というのはものすごく嬉しくなりますね。
形が何よりも自分を驚かしてくれるというか、そんな形に出会った瞬間の満足感が。



日下
きっと、そこがご自分を驚かせる形をいかに体験していくかという
本質的な部分なのですね。


石山 駿さん
そうですね、それこそが僕自身が見つけ出す形であって、そして同時に僕にしか作れない形で

あれば、僕が作り続ける意味もあるんだと思ってます。
そのためにも一つのスタイルに固執して作ってはダメだと思っているんです。
多様な形の作品がいっぱいあっても、これは彼のだ、と言われるのが僕にとっては大事なんです。


日下
ああ、それは素晴らしいですね!





7-1a 800
7-1a (カメレオンシリーズ1989~) 

「カメレオンたちの痴繪圖戯夢(チェスゲーム)」

寸法 160×120×12cm


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編集後記


今回、山本 哲三さんのご紹介で、初めて石山 駿さんにお話をお伺いしました。
石山 駿さんは陶を素材とした彫刻作品で国内外での発表活動歴が豊富で多彩な
彫刻家でいらっしゃいます。


山本 哲三さんからは、クレーワーク(学生当時は陶彫と言われていた)をやっていらして、
既成概念に捕われない楽しい作品が大変評価されている彫刻家としてご紹介いただきました。
愛知県瀬戸市で1月迄開催されていた「アートでびっくり!干支セトラ展」を主催する
アートのNPOの理事もしていらっしゃいます。


今日は、石山 駿さんがご自身にとって予定調和でない作品に出会うために
とられている制作手法を具体的にお伺いしました。
それは沢山の素焼きのパーツの形を出会わせていくことで、しかも色よりも形が先に決まる
ということに、石山さんが陶の彫刻家でいらっしゃるということを強く感じました。


また、自分のその時の年齢、環境、社会での位置によって切り口が変わっていくという
柔軟性な姿勢に、私もとても刺激を受けました。


次回は、今回の最後に出てきたカメレオンのシリーズについてお届けしてまいります。


どうぞお楽しみに。

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みなさま こんにちは。
みんなの学び場美術館 館長 日下育子です。

今日は素敵な作家をご紹介いたします。
陶を素材とした作品を作っておられる造形作家 石山 駿さんです。



石山 駿さん
(茶屋町画廊個展2010)


以下2015年2月の再放送でお届けします。


前回までの山本 哲三さんからのリレーでご登場頂きます。     
山本 哲三さん
第1回  、第2回  、第3回   、第4回 第5回第6回 、 第7回、  第8回 、  第9回   

石山 駿さん

第1回  ~作品のかたちを日夜考える学生時代でした ~
  
       略歴紹介ページ
2回  ~専攻科で決定的に変わりました ~  
第3回  ~瀬戸で陶に出会いました ~
第4回  ~陶で最初の作品がアメリカで紹介されました ~

第5回目の今日は、石山 駿さんが陶を素材にするにあたって、土や釉薬の技術を追求するという

細部には敢えて入り込まずに 、焼き物のアマチュアとしてどんな形で遊べるかという姿勢で制作して

こられたというお話です。


できるだけ軽やかな感性で、遊戯性を持って制作されているということで、その最初の頃の

グラフィックシリーズ、ワンダーランドシリーズの作品と合わせて紹介してまいります。


どうぞお楽しみ頂けましたら幸いです。



* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 

5-1

2-1(グラフィックシリーズ 1972~)






5-2

2-2(グラフィックシリーズ)







5-3
2-4(グラフィックシリーズ)







5-4
2-7(グラフィックシリーズ)






5-5
2-12(グラフィックシリーズ)







5-6
2-13(グラフィックシリーズ)







5-7
3(ワンダ―ランドシリーズ 1974~)







5-8
3-5(ワンダ―ランドシリーズ) 







5-9
3-11(ワンダ―ランドシリーズ)







5-10

3-12(ワンダ―ランドシリーズ)

「作品ピ・ピ・ピ」

1975年

第3回日本陶芸展出品  (呉市立美術館所蔵)







5-11
3-14(ワンダ―ランドシリーズ)







日下
グラフィックシリーズのあたりはもう大きな変化を乗り越えて、楽しさも感じながら作っていらっしゃる
感じでしょうか。



石山 駿さん
そうなんですね、でも焼き物と言うのはやはり厄介なもので、柔らかい粘土の状態から焼成という

過程を経て硬質な物体に変化するまでに多様なプロセスと技術というのがものすごく要求される

わけなんです。



日下
ええ。



石山 駿さん
焼き物自体はそれこそどのような表現にでもなり得るものなんですね。
土は多様な変容を可能にしてくれるとてもユニークな素材なんです。
鉄のようにも、木のようにも化けることができるし、金属のような光沢を作ることもできるし、
マチエールとしても千変万化するし。
だから視覚的な面白さに溺れていけばどんどん細部にまで入り込んでいける、非常に厄介な素材

なんです。


作品をどの方向で突き詰めていくかによって、表現すべきテーマーを絞り込んでゆくことができる

けれども、あまり細部に突っ込んでいくと、作品がより工芸的になっていくんです。
置物的に完成された形よりも、野放図に作られた形ぐらいが僕にはちょうどいいんです。



日下
それは、何となくわかるような気がします。



石山 駿さん
僕自身は、便宜的にはシリーズと命名した幾つかの展開をしてきていますが、視覚的にというか、

表現的な形がどんなに変わっていこうが、自分が見つけ出す形の中に僕自身のオリジナリティといえる

ものがずっと貫かれていくんだったら、どんな表現スタイルをとってもいいなと自分では決めていたので、一つのスタイルを突き詰めていこうという気持ちは無かったですね。
面白い形があればどんどん変わっていきたいという気持ちの方が強かったんです。


たとえば釉薬というのはベースになる土の粗さとかキメの細かさとか、焼成温度によっても、
また添加する酸化金属物の種類や量によっても、発色や質感がコロコロと変わっていくわけですから、
きりがないほどに一つのテーマーだけを追い詰めていくこともできるわけですよ。
僕は、そこには入り込まないで、アマチュアリズムでいこう、と。
焼き物のアマチュアとしてどんな形で遊べるか、どんな形で楽しめるか、むしろ変化することを選んで
結果的に僕はずっと今日までアマチュアリズムを大事にしてやってきたように思うんです。



日下
アマチュアリズムといいますのは?



石山 駿さん
焼き物の世界で言えば僕はプロとしての知識と経験を目指してきたわけでも、所有しているわけでも

ありません、瀬戸に来て土と出会って、多様な表現の可能性に触れてやってきました。



技術的に突き詰めていったらもっと洗練されて、もっとたぶん精巧なものができていくんだろうなと、
そんなふうに考えてみるとやり残したことはが今思うといっぱいあるんだけれども、だけどまあ、

それよりも先にこんな形作ったら面白いな、こんなもんで自分が楽しめたらいいなという、そっちの方が

僕はもうすごくワクワクするもんだから、たとえ1年でも、このシリーズはやめたと思えば次へ行って

しまえというふうに形はどんどん変わりましたね。
思いついたら前後との整合性などお構いなしに、思いついた形をまずつくる、子供の好奇心みたいな

もんですよ。



日下
はい。石山さんの作品のシリーズ展開は、すごく変化が大きくて多彩でとっても驚きました。



石山 駿さん

それがいかんのです。人から見たら場当たり的に作っていて信用できないな、あいつは、って。



日下
いえいえ。
グラフィックシリーズは、私には鳥籠と羽根みたいなイメージに見えるのですが。



石山 駿さん
そうですね。
とにかく土は、どの作家の作品を見ていてもそうなんだけれども、土の量塊性、質感、堅牢さ、重量感を

感じさせるようながっちりとした形を基本にして作っていくでしょ。

僕はむしろもっと軽やかで、軽薄で、開放的な感じを取り込んだ、例えばふわりとか、ひらり、ほっとり

というような擬態語の語感,感性を表すようなぎりぎりの形を作ってみようと、その当時はずっと考えて

いましたね。


だからグラフィックシリーズも、次のワンダーランドシリーズも、ふわっと、すごく軽やかさみたいなもの、

遊戯性といいますかね。

たまたまそこに差し込んだ形で瞬間そこに固定されちゃった、その差し込んだものを違う段、違う所に

差し込んだりしてまた形が変わる、そういう仮設の状態がたまたま作品として提示されているような、
そんな軽やかさが僕にとってはいいなあ、という感じがしています。



日下
そうですか。とっても面白いですね。



石山 駿さん
結論的になるかもしれませんが、僕自身の作品は今に至るまでのシリーズで、いろんなスタイルを

持ちながら来ました。
多くの作品は、有機的な形の組み合わせを基本にした気ままな造形遊びのようなもので、子供が

積み木遊びをするように形を積んでいって、嫌だったら取っ払って、また一から作り直して積み上げて
というふうにある種の遊戯性を持った軽やかな遊び心を大事にしてゆきたいという気持ちは持っていた

と思います。



日下
はい。





石山 駿さん

それが、後に出てくる盤上遊戯シリーズなんかでは、より具体的にチェッカー盤上に表現していくことに

つながっていったんじゃないかという気がします。



日下
本当にほかの素材では取り組み得なかったような造形表現ですよね。



石山 駿さん
そうですね。とにかく僕は学生時代のわずかな期間だったけれど、石や鉄など堅牢な素材と格闘して、

物を作る瞬間、瞬間、自己満足するようにかたちを作っているんだという強い意識があったんです。

これは、学生時代のデッサンなんですけれども。


大学3年生の頃



僕は本当に、形をちょっとずつ違えながら、形、形、形、形そのものにいつも執念のように幾つもの

アイディア描いているんですよ。
そういう中から、自分でこれを決定していこうとかね。



そうするとだんだん、自分が物の形の細部にこだわりすぎていくような気がして仕方なかったんですね。

もっと自由になりたいという気持ちが本当はすごく強い。


その反動として、子供たちが何の拘束もためらいもなく変化していくような
軽やかな感性で、自由に自分の好きなもの、楽しいものを求めてどんどん
作っていけばいいという、より軽やかなものへの憧れが強くなったと思います。



日下
それはとっても素敵な感性ですね。



石山 駿さん
だからもう今は、焼き物に入ってからはいっさいデッサンをしないんです。
アイデアデッサンで形を確かめるということはしない。確かめようのない形なんです、僕の作品は。
デッサンは頭の中にあるものが形として具現化されたもの、既成の概念がまとわりついているもので

あって、僕にとっては、いくつかの形が組み合わさって偶然出会った瞬間の形を選び取った、と言う

ぐらいの軽さのほうが、素の僕、本然的な僕の感性の発露であると思えるようになったのです。


日下
素晴らしい制作の在り方ですね。
最初からの自由ではなくて、沢山の積み重ねを振り払ったからこそ、その開放感にたどりつけたのかも

知れませんね。
とっても響くお話をありがとうございました。




5-12
4-14(盤上遊戯シリーズ1977~

「独自悦夢(ドッジェム)」


* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 


編集後記


今回、山本 哲三さんのご紹介で、初めて石山 駿さんにお話をお伺いしました。
石山 駿さんは陶を素材とした彫刻作品で国内外での発表活動歴が豊富で多彩な彫刻家で
いらっしゃいます。


山本 哲三さんからは、クレーワーク(学生当時は陶彫と言われていた)をやっていらして、既成概念に
捕われない楽しい作品が大変評価されている彫刻家としてご紹介いただきました。
愛知県瀬戸市でアートのNPO理事もされています。


今日は、石山 駿さんが焼き物のアマチュアとしてどんな形で遊べるか、という姿勢で制作してこられた

お話をお送りしました。
その、子供のように軽やかで自由な遊戯性をもって制作する姿勢というのは、学生時代の堅牢な素材での形の追求の反動としてあるということがとても興味深く感じました。


石山 駿さんの遊戯性を持った遊びに貫かれた沢山の素晴らしい作品群は、これから年代を追って
シリーズごとに紹介させて頂きます。


次回は、石山 駿さんの遊戯性ある作品がどんな風に作られるのか、制作の実際を詳しく、お話頂き

ます。  どうぞお楽しみに。



★ みんなの学び場美術館作家インタビューは、7/6で掲載300回を迎えました。

 これまで登場して下さった作家の皆様、読者の皆様に心より感謝申し上げます。

 

 掲載300回を記念して、8/24(木)、8/31(木)の2回は、

 私の大親友でマリンバ奏者の朝倉香絵さんが、私にインタビューして書いて下さった、
 これまでの6年間の歩みについて掲載させていただきます。

 どうぞお楽しみに。



**********************************

◆ 石山 駿さんが所属する特定非営利活動法人 Art-Set0のホームページ 
 
  特定非営利活動法人 Art-Set 0で運営しているギャラリーのフェイスブック
  
 アートセットスタジオ

石山 駿さんの略歴



本日もご訪問下さいまして、ありがとうございました。

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 「みんなの彫刻アカデミー」0期モニター生募集のご案内
次回は2017年7
月15日(土)13:30~16:30開催します。



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 皆様、こんにちは。
みんなの学び場美術

みんなの学び場美術館 館長 日下育子です。

6/18(日)午後、 「みんなの彫刻アカデミー」 0(ゼロ)期の
第1回目を開催いたしました。

開催の様子はコチラ⇒ 
http://ameblo.jp/mnbb-art/entry-12284984199.html

この0期モニター生への試験開催は2018年3月まで、全9回開催
いたします。

途中からの参加、一回のみの体験開催も
ご希望あればお受付けいたします。
.
「彫刻男子」「石ガール」を目指してみたいアナタ、
0期モニター特別価格で開催いたしますので
どうぞご参加下さいませ。

以下概要です。

……………………………………………

7/15(土)13:30~16:30
彫刻工房くさか アトリエにて

参加費 モニター生特別価格5,000円。

(道具無料貸出、
制作の石素材 概ね2分の1切、13000円相当プレゼント)

実施内容: 石を素材とした彫刻制作
        彫りたいかたちをどのように石で立体化するか、
        頭、心、手で考える実践を指導いたします。


         彫ってみたいものがあれば参考資料としてご持参下さい。
         (ご自身でのスケッチ、本や写真、プリントアウトした画像など )

        彫ってみたいもののイメージがまだわかないけど興味あるという
        方には、形を考えるところから指導いたしますのでご安心ください。

※今回の0期モニター期間は2017年6月~2018年3月までの間で毎月1回、
 9回開催予定です。 プレゼントする石の量で小作品1点の完成を目指します。
http://ameblo.jp/mnbb-art/entry-12284984199.html


 
持ち物
■スケッチブックやノート、鉛筆、赤鉛筆などの筆記用具
■軍手
■タオル二枚位 (頭に被る、汗拭き)
■飲み物(熱中症予防)
■雨合羽 

以下のものは、準備可能でしたらご持参ください。
当日、現物をご覧になってからのご購入でも可能です。
■防塵メガネ
  (ホームセンターで売っている安いもので可。
  ゴーグル式は曇りやすく不便なのでお勧めしません。)
■マスク 
  (ホームセンターで売っている、簡易式のマスク。
   普通のマスクやバンダナでも代用可能。)

服装  
■汚れても良い服装
  (怪我防止のため長袖長ズボン、アトリエにて着替え可)
■丈夫な靴、お持ちでしたら安全靴
  (サンダルなどヒールのあるものや爪先が露出するものは不可)


参加ご希望の方は必ずご連絡下さい。
info@k-195.com     または  090-4319-7439

0期モニター生は、随時募集中です。
どうぞお気軽にご参加ください。


「みんなの彫刻アカデミー」 0期の開催予定は以下の通りです。

① 6/18(日) 13:30~16:30 (終了いたしました。)

② 7/15(土) 
13:30~16:30

③ 9/16(土) 10:00~13:00 (終了後、昼食、14:00までには解散)

④ 10/21
(土) 10:00~13:00 (終了後、昼食、14:00までには解散)

⑤ 11/18
(土) 10:00~13:00 (終了後、昼食、14:00までには解散)

⑥ 12/
16(土) 10:00~13:00 (終了後、昼食、14:00までには解r散)

⑦2018/1/20
(土) 10:00~13:00 (終了後、昼食、14:00までには解散)

⑧ 2/17
(土) 10:00~13:00 (終了後、昼食、14:00までには解散)

⑨ 3/18
(土) 10:00~13:00 (終了後、昼食、14:00までには解散)

途中回からのご参加でも可能です。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
 
※彫刻工房くさかアトリエは
仙台ロイヤルパークホテルから北に車で7分ほどの所にあります。
 場所をご存じの方は、直接お越し下さい。
 
 ご存じない方は、13:00に
仙台ロイヤルパークホテル向かいのACTUS(仙台市泉区紫山1丁目  1−4)の駐車場にお越しください。そこから車で7分のアトリエにご案内いたします。

 待ち合わせご希望の方は必ずご
連絡下さいませ。
 info@k-195.com



 
どうぞよろしくお願いいたします。


本日もご訪問くださいまして
ありがとうございました。


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みなさま こんにちは。

みんなの学び場美術館 館長 日下育子です。


本日、みんなの学び場美術館作家インタビュー掲載300回目となります。

これまで、ご登場下さった作家の皆様、読み続けて下さった皆様、

ありがとうございます。

これから、また新しい作家のご紹介もしてまいりますので、

どうぞよろしくお願いいたします。

 


さて、今日は素敵な作家をご紹介いたします。
陶を素材とした作品を作っておられる造形作家 石山 駿さんです。



石山 駿さん
(茶屋町画廊個展2010)


以下、2015年2月の再放送でお届いたします。

前回までの山本 哲三さんからのリレーでご登場頂きます。     
山本 哲三さん

第1回  、第2回  、第3回   、第4回 第5回第6回 、 第7回、  第8回 、  第9回   

石山 駿さん
第1回  ~作品のかたちを日夜考える学生時代でした ~
  
       略歴紹介ページ

2回  ~専攻科で決定的に変わりました ~  
第3回  ~瀬戸で陶に出会いました ~



第4回目の今日は、石山 駿さんが瀬戸で陶に出会われて、最初に取り組んだ即興シリーズ
についてと、その最初の作品が、アメリカで日本の現代陶芸を紹介する展覧会に出品された
というお話をお伺いしました。

どうぞお楽しみいただけましたら幸いです。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 


1-6cc
土(未焼成)
高さ約40cm
969年



4-1  
 陶
「6人の日本青年陶芸家展」(スクリプト大学及び全米巡回展)
1970年作 



2  

「6人の日本青年陶芸家展」(スクリプト大学及び全米巡回展)
1970年作 




3  
作品
1-10(即興シリーズ)





4  
作品
1-11(即興シリーズ)




5  
  作品
1-12(即興シリーズ)




6  
  作品
1-13(即興シリーズ)




7  
  作品
1-14(即興シリーズ)





8  
作品
1-15(即興シリーズ)



9  
  作品
2-5(グラフィックシリーズ) 




10  
  作品
3-4(ワンダ―ランドシリーズ)





日下
全く意図を入れないように作る、というのは実はとても高度な事だと思います。
素晴らしいですね。
ご自分の持っていらっしゃるものを壊して取り去って新しいものを作るというのは、
壮絶な制作体験だったろうと思います。

とは言っても今、このお話をお伺いするまでは、即興的シリーズの作品は、
私には、とても新鮮でカラフルで楽しいものだと受け取っていました。


石山 駿さん
あはは。
ここに「6 YOUNG JAPANESE CERAMIC ARTISTS」というカタログがあるんですね。

12  

 
(↑クリックして頂くと拡大してご覧頂けます。)
 


日下
はい。ご経歴 にある1970年のものでしょうか。
 

石山 駿さん
そうそう。僕は1969年の後半頃から焼き物に入ったんです。
で、最初に作った作品(※作品写真1-11)が、運よくと言うか、アメリカに紹介されて。
これに載っているんです。

これは下の部分と上の鉢のような部分と、4枚の羽根、折った羽根、円筒形などが
別々のパーツで、それらを下から積んで組み立てて、焼くことによって釉薬が溶け合って
互のパーツがくっついて出来ている作品なんですね。

僕は瀬戸に来て初めて焼き物をやるようになったので、釉薬のことも、窯の焼き方も
全く知らなかったんです。


ちょうどその頃に、勤めていた窯業高校の全日制のデザイン科の先生に、金沢美術工芸大学で工業デザインを専攻して来られた久世建二さん  という若い先生がおられたんです。
彼は福井県の芦原で代々陶芸をやっておられる所の息子さんで、焼き物の知識を十分
持っていて、僕に焼き物の技術的なことを随分と教えてくれたり、窯を焼いてもらったりと
ずいぶん助けてもらったりしてこれら作品を作ることができたんです。


彼とは、彼が瀬戸を離れるまでの間一緒に多くの展覧会に作品を発表しきましたね。
そういう得難い友人がカバーしてくれたから、僕は焼き物の中に入っていけたんです。


日下
素晴らしいご友人と出会われて良かったですね。


石山 駿さん
最初は釉薬もどんな色になるかなんて、ほとんどわからないまま
全部ぶっかけるようにして出来上がった作品なんですね。

これを作っていても僕は、これに一体どんな意味があるのか、人が見たときに作品として
どんな位置づけになっているのか全然わからない。
誰も作っていないわけですから、こんなやり方や表現というのは。


焼き物で立体を作るのは、普通はひも状にした土を順々に積み上げて壁のようにして
形を作っていくわけでしょ。
そこに形を足したり切りとったりしてできるだけ壊れにくい形を考えるものなんです。


僕のように細い棒を作ったり、せんべいみたいな形や、網みたいな形を関連なく組み立てて
ペタペタと釉薬をくっつけて焼き上げるなんてこと誰もしないんです。

この展覧会にえらばれた作家たちは、僕以外はすべて焼き物の作家なんですよ。
中村錦平さん  といって有名な。

 

日下
はい。多摩美大の先生でいらっしゃいますよね。


石山 駿さん
宮永理吉さん(※1) は、宮永東山という何代も継いでおられる焼き物のお家の方で、
鯉江良二さん  は、非常に優れた現代陶芸家ですが、やっぱりずっと焼き物をやって
おられる方で。
三輪龍作さん(※2) は、萩焼の三輪休雪を今襲名されて、何代も続いた作家ですね。
そして、柴田正明さん(※3)、常滑の焼き物の家系で。

僕だけがまったく焼き物の畑から出ていない、当然基礎的な知識は何もないわけです。
もちろん、そういう人間が作っているからヘンテコリンなものを作るのは間違いないんですけれども。
たまたまこれを認めてくれたのが、当時アメリカから帰国された金子潤さん という方なんです。

  
 
  ※1 宮永理吉さん⇒三代 宮永東山

  ※2 三輪龍作さん⇒ 当代 三輪休雪
 

  
  ※3 柴田正明さんについて↓  

13
 (↑クリックして頂くと拡大してご覧頂けます。)


    
日下
はい。


石山 駿さん
この方も、現代アメリカ陶芸の第一線で活動しておられる非常に優れた作家で、
僕と年齢的にほとんど一緒の方です。

アメリカに留学して陶芸家として向こうで生活されていて、日本の若い陶芸作家をアメリカに
紹介したい。ただし陶芸家でも、彫刻的な作品を作っている人を10人ほど選んで、それで
1年間くらいアメリカ各地を巡回させた展覧会をしたいと。


そういうプロジェクトで日本の作家を探しに来たというのを新聞のコラムで偶然に目にして、
すぐにその新聞社に電話をして、僕はこういう仕事をしているから一度見に来てほしいって
要請したんですね。そうしたらすぐさま彼がわざわざ瀬戸まで来てくれて。


そして僕の作品を見て、非常に面白い、こんな仕事をしている人が日本にもいるなんて
全然想像もしなかった、とにかくその場で出品してほしいと言われて。
これから各地を回って10人ほど探して、もう一度連絡します、ということで半年かけて
回ってこられて。
結果的に今お話した6人の人しか選ぶことができなかったわけですが。


このとき初めて、あっ、自分の作品もそれなりに作品として見られる位置にあるんだな
ということを体感できたんですね。


日下
素晴らしいですね!


石山 駿さん
誰かが面白いと思ってくれるだけの表現を自分はしているんだなと、ようやく自分の作品が持っている意味合いとか、方向性に自信が持てるという思いがしました。


それから焼き物に対してちょっと興味が沸いてきて、よく調べてみると、アメリカの西海岸に
こういう方向で焼き物を素材にした面白い表現をしている作家たちが多くいるということを
知ったんですね。
1950年代くらいから、アメリカ西海岸を中心にファンク・アートという一群の作家たちがいて。


日下
もう一度言って頂けますか。


石山 駿さん
ファンク・アート(※)、ファンキージャズとかファンクミュージックとかでよく使われている
ファンクという言葉の。
いってみれば非常に素朴で卑野で、反知的な、ちょっと批判的で快楽的で即興的で
多色な表現、素材などに無頓着で、厚かましくて、自由で、挑戦的でさえある表現をしている
作家たち。


ファンキーという言葉に代表されるような。ファンクそのものは今言ったようなフィーリングを
意味する言葉ですね。ファンキーな作品を総称してそう呼んでいたと思います。
表現ジャンルや用いる素材も多様で、作家個人の思いが強烈に出ていて、自由で、奇妙で、
とても不思議な魅力を感じて、僕もそういう方向で作品が作っていけたらな、と感じましたね。

 ※ファンク・アート⇒ファンク


日下
はい。


石山 駿さん
そうやって自分の方向性に確かな一つの、今、というものを感じられるようになってきたん
です。
すごく納得しながら、だんだんと積極的に作っていこうという気持ちになれたことは、
瀬戸に来て土と出会わなかったら、多分焼き物、陶を素材にした形、そういう表現は
できなかったんじゃないかと思っていますね。
そういう意味ではまったく偶然の出会いがその後を決めたんじゃないかなという気は
していますね。


日下
素晴らしい出会いがあって、本当に良かったですね。
今日も深いお話しをどうもありがとうございました。




11  
  作品
3-6(ワンダ―ランドシリーズ)


**************************

編集後記



今回、山本 哲三さんのご紹介で、初めて石山 駿さんにお話をお伺いしました。
石山 駿さんは陶を素材とした彫刻作品で国内外での発表活動歴が豊富で多彩な造形作家でいらっしゃいます。

山本 哲三さんからは、クレーワーク(学生当時は陶彫と言われていた)をやっていらして、
既成概念に捕われない楽しい作品が大変評価されている彫刻家として、ご紹介頂ききました。
愛知県瀬戸市でアートのNPO理事もしていらっしゃいます。

今日は、石山 駿さんが美術大学専攻科終了、瀬戸に教員として赴任され、そこで土に
出会ったことから、それまでご自身が積み上げられたものを捨てようと決心されたという
貴重な体験談をお聴かせ頂きました。

それまでのご自身の制作を捨てるというのは、大変な痛みを伴うものだと思います。
けれども、大きい決断をするほど、その後大きく飛躍できるのかもしれないと、
石山さんの作品を拝見していて感じます。
それらの素晴らしい作品群は、これから年代を追ってご紹介させて頂きます。

次回は、グラフィック・シリーズなど石山 駿さんのその後の作品展開と制作への想い
についてお話をお届けいたします。

また今後ですが、作家インタビュー掲載300回を記念して、

私の友人でマリンバ奏者の朝倉香絵さんが私にインタビューして書いて下さった、

これまでの6年間の歩みについて掲載させていただきます。
どうぞお楽しみに。

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皆様、こんにちは。
彫刻工房くさか 日下育子です。

月末納品の作品仕上げ、
追い込みに入っております。

これから石磨きをしますが、
あいにく仙台は来週から
梅雨が本格化する模様。

そこで、後輩に手伝ってもらい、
シートでテント張りました🎵

日陰は涼しいくて快調です😚💓💓



頑張ります❗

皆様 もどうぞ良い週末を
お過ごしくださいませ。

本日もご訪問、ありがとうございますm(._.)m✨

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みなさま こんにちは。
みんなの学び場美術館 館長 日下育子です。

今日は素敵な作家をご紹介いたします。
陶を素材とした作品を作っておられる造形作家 石山 駿さんです。



石山 駿さん
(茶屋町画廊個展2010)


以下、2015年2月の再放送を2回に分けてお届けします。

前回までの山本 哲三さんからのリレーでご登場頂きます。     
山本 哲三さん

第1回  、第2回  、第3回   、第4回 第5回第6回 、 第7回、  第8回 、  第9回   

石山 駿さん
第1回  ~作品のかたちを日夜考える学生時代でした ~
  
       略歴紹介ページ

2回  ~専攻科で決定的に変わりました ~  
第3回  ~瀬戸で陶に出会いました ~



第4回目の今日は、石山 駿さんが瀬戸で陶に出会われて、最初に取り組んだ即興シリーズ
についてと、その最初の作品が、アメリカで日本の現代陶芸を紹介する展覧会に出品された
というお話をお伺いしました。

どうぞお楽しみいただけましたら幸いです。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 


1-6cc
土(未焼成)
高さ約40cm
969年



4-1  
 陶
「6人の日本青年陶芸家展」(スクリプト大学及び全米巡回展)
1970年作 



2  

「6人の日本青年陶芸家展」(スクリプト大学及び全米巡回展)
1970年作 




3  
作品
1-10(即興シリーズ)





4  
作品
1-11(即興シリーズ)




5  
  作品
1-12(即興シリーズ)




6  
  作品
1-13(即興シリーズ)




7  
  作品
1-14(即興シリーズ)





8  
作品
1-15(即興シリーズ)



9  
  作品
2-5(グラフィックシリーズ) 




10  
  作品
3-4(ワンダ―ランドシリーズ)




日下
前回は石山さんが、アメリカ留学から帰国した先輩の作品に接して、
それまでの自分の制作の在り方を全て捨てようと思ったというお話でした。
そこから、どんな風に制作をされたのでしょうか。


石山 駿さん
その時に僕は土に出会ったことが大きなやっぱりきっかけになった。
土というのは形を作っている途中で嫌だったらすぐに壊せる。
石や鉄などは、嫌でもすぐには壊せないんです。
他のどんな素材を用いる時でもデッサンをしたり、エスキスを作ったりしながら、徐々に徐々に形を確かめて作り上げていく、長いプロセスがかかるじゃないですか。



日下
そうですね。


石山 駿さん
勿論その人の感性が作り上げていくんだろうけれど、僕にとっては制作の過程で僕の感性、
僕らしさがどこまでそこに入り込んでいるかということを考えた時、ものすごく自信がなかった。



美術が好きだった、たまたま入った彫刻科で抽象という思いもしなかった表現世界に触れて、引き込まれて、意欲的になれたし、大学6年間は濃密な時間ではあったけれど、僕が作るものと他の人が作ったものとの違いに、決定的に違う、というものがどうしても見いだせない、
これは僕のものだと言えるものがなかったんです。


それで僕は、僕にまとわりついている作り上げられてきた僕の感性を一度全部捨てようと
思ったんです。
その方法として、まったく頭の中で何も考えないで物を作ってみよう、
極端な言い方をすれば、目をつぶって形を作って、それでできたものを出してみたいとか、
作品の意図を強く押し出そうとすると自分の積み上げてきた様々なものが入り込んでくるから、即興的に作ろうといという気持ちになったんです。


その方法論で最初のものが即興シリーズとして作品化されていくんだけれども、
ご覧になったらわかるように、完成した形は結果であって、作る過程では各部分しか
作っていないんです。
部分は断片的なものであって作品構成上の重要な意味性を持つものではありません、
その場で思いついた形をランダムに作っているだけです。
アイデアスケッチなどは一切しないし、そうしないことが重要なのだと思いました。



日下
はい。


石山 駿さん
最初は、ひょろっとした棒だとかせんべいだとか、グニャっとしたものだとか。
それらを無造作にペタペタひっつけて、粘土の状態で作っては壊ししてたんですね。


別に美しくもない、リズムがあるわけじゃない、シンメトリカルじゃない、
すごく洗練されているわけでもない、とにかく無意識的に積み重ねたものを見ながら、
何作っているんだろうと自分で思いながら、でも意識して自分の思いからどんどん
離れようとしていたわけだから、そういうものになっていったんでしょうね。


実際にそれを徹底していったら、ばらばらの部品をいっぱい作っては、わざと折ってみたり、
変な形にしてみたりして自分の理解の範疇にないものを作っていました。


それらのパーツを組み合わせて形が生まれた瞬間、何も考えず、自分の考えが
入り込まないうちに、僕の表現とする、そしてそれぞれのパーツに釉薬をかけて、
再構成して焼成すると釉薬が溶け合ってそれぞれのパーツは固定されて立体作品として
出来上がることになります。


かつて自分が点・線・面から始めて、さまざまな造形的要素を考えながら形を構成してきた
やり方を全く無視して作った結果生まれた作品なんです。
不定形で、乱雑に作った、意味のない様々なパーツを即興的によせ集めて、自分の思いが
入り込まないうちに決定してしまう。
言ってみれば、僕は付けたり、取ったりして形がどんどん変化してゆく一瞬をすくい取って
作品化していたのです。




その時僕が思っていたことは、僕が決定した形によって、僕自身が驚いたり、
何故と困惑するような形を敢えてもとめていたということです。
いうなれば僕自身の既成概念を徹底的に否定して白紙の状態から生まれる形を
求めたように思います。
そうして作った作品が即興シリーズになったんです。
そこにはもう、形式的な彫刻、彫刻的な形式といったものと無縁のものに
結果としてなっていたように思います。形にも何の意味性もありません。


だからこんな作品世界が自分の中にあったんだろうかと、最初は自分でも説明できなかった
です。今でも説明できないものがたくさんありますけれどもね。


日下
全く意図を入れないように作る、というのは実はとても高度な事だと思います。
素晴らしいですね。
ご自分の持っていらっしゃるものを壊して取り去って新しいものを作るというのは、
壮絶な制作体験だったろうと思います。

とは言っても今、このお話をお伺いするまでは、即興的シリーズの作品は、
私には、とても新鮮でカラフルで楽しいものだと受け取っていました。

※この続きは次週後編で。




11  
  作品
3-6(ワンダ―ランドシリーズ)


**************************

編集後記



今回、山本 哲三さんのご紹介で、初めて石山 駿さんにお話をお伺いしました。
石山 駿さんは陶を素材とした彫刻作品で国内外での発表活動歴が豊富で多彩な造形作家でいらっしゃいます。

山本 哲三さんからは、クレーワーク(学生当時は陶彫と言われていた)をやっていらして、
既成概念に捕われない楽しい作品が大変評価されている彫刻家として、ご紹介頂ききました。
愛知県瀬戸市でアートのNPO理事もしていらっしゃいます。

今日は、石山 駿さんが美術大学専攻科終了、瀬戸に教員として赴任され、そこで土に
出会ったことから、それまでご自身が積み上げられたものを捨てようと決心されたという
貴重な体験談をお聴かせ頂きました。

それまでのご自身の制作を捨てるというのは、大変な痛みを伴うものだと思います。
けれども、大きい決断をするほど、その後大きく飛躍できるのかもしれないと、
石山さんの作品を拝見していて感じます。
それらの素晴らしい作品群は、これから年代を追ってご紹介させて頂きます。

次回は、グラフィック・シリーズなど石山 駿さんのその後の作品展開と制作への想い
についてお話をお届けいたします。



どうぞお楽しみに。

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石山 駿さんの略歴

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