みんなの学び場美術館 館長 日下育子

素敵なアーティストのインタビュー記事を掲載。
日下育子の作品をご紹介して行きます。


テーマ:

みなさま、こんにちは。

彫刻工房くさか 日下育子です。

 

今日は素敵な作家をご紹介いたします。

彫刻家の片桐 宏典さんです。



片桐 宏典さん
ケイト・トムソンさん
お二人とも彫刻家であり、ご夫妻でもいらっしゃいます。

 

以下2014年8月の再放送でお届けします。
前回の日下育子からのリレーでご登場頂きます。
     
第1回  第2回  第3回  第4回  第5回  



 

片桐 宏典さん  

    第1回 ~三陸のリアス海岸が原風景にあります~ 

           第1回続き 略歴のご紹介

    第2回  ~彫刻でコミュニティーと関わってきました~ 

    第3回  ~芸術家の共働制作で「宇宙」を表現しました~

    第4回  ~アートをプロフェッショナルにやっています~

    第5回 ~制作テーマ①  ストリームラインのシリーズについて~
    第6回   ~制作テーマ②  サウンドインスタレーションについて~ 

    第7回  ~制作の素材と想い、 舟の作品について~

    第8回  ~制作の素材と想い、階段状の作品について~

 

 

第9回目の今日は、片桐 宏典さん、ケイト トムソンさんが1998年に
岩手県で企画・実践された岩手アートフェスティバルUK98を糸口にアートと社会との関わり
についてお話頂きました。

最初、盛岡市の大通り何カ所かのショップを使って展示をしようというささやかだったプランを
県内の小さな美術館やギャラリーの大きなネットワークを組み、また小岩井農場を組み入れて、
大々的にやってみようというプランに展開された精力的な取り組みについてお聴かせ頂きました。

アートの持っている力を社会で発揮された貴重な事例だと思います。

 

お楽しみ頂けましたら幸いです。

 

***********************

 

 

 

ウオーターマーク

「ウォーター・マーク ~北上川の四季」
スウェーデン黒、岩手産白花崗岩
本体寸法   700x700x800cmH
いわて沼宮内アートロード計画 「シンボル・モニュメント」
岩手県岩手町いわて沼宮内駅前
2003



 

 


シンフォニア

「シンフォニア(交響曲)」
岩手産白花崗岩、クリ
450x180x900cmH
岩手県二戸郡奥中山いわて子供の森
県営テーマパーク施設のシンボル・モニュメント
2002


 

 


岩手町国際彫刻シンポジウム2003

岩手町国際彫刻シンポジウム
(片桐宏典:共働製作)
2003

 





「ホワイト・リーフー白き岩礁ー」


 




「ホワイト・リーフー白き岩礁ー」 ボール

 


「ホワイト・リーフー白き岩礁ー」 ベンチ
 


 


「ホワイト・リーフー白き岩礁ー」

岩手産白御影石

本体寸法  50mx50mx2m

青森県階上町

青森県階上町道の駅ふるさとにぎわい広場広場彫刻

1994

メモ

階上町道の駅ふるさとにぎわい広場の噴水を中心とした石の環境空間的作品。

海をモチーフにした様々なオブジェ、ベンチが組み合わされている。

北三陸の穏やかな海岸と臥牛山の裾野に広がる丘陵地帯。泉から湧き出る水のリズムは生命の脈打つエネルギーであり、そのまわりの表情豊かな石の数々は、海の岩場/岩礁 (Reef) を象徴しています。
岩礁は、自然の生命を育むのに最適な棲み家で、したがって、大いなる自然の象徴とも言えます。

われわれはこの自然の恩恵を享受し、慈しみながら、人間社会の活動を営んでいるのです。
自由なかたちの石のまわりで、想像の翼に身を託し、さまざまな物語にひとときの想いを馳せて下さい。

 

 

 

 



 

「Streamline Coordinate」

インド産黒御影石

114 x 15 x 50 cm H,

2013

 

 

 

 

 

エクリプス2011

「Eclipse- Prominence 2011-e3」
スウェーデン産黒御影石
59 x 18 x 59 cm high
2011

 

 

 

 

覚醒する風景2011

"覚醒する風景ー邂逅"
インド産黒御影石
50 x33 x 330cmH
2011


 


 

スTorso2011
 

「Streamline-Torso」
スウェーデン産黒御影石
48x11x10.5cmH
2011





スBjin 2010

 

「Streamline-Bjin」
スウェーデン産黒御影石
50 x 25 x 220cm
2010





スTorso3 2009

「Streamline-Torso3」
スウェーデン産黒御影石
193 x 22 x 20 h cm
2009






春雷」
玄武岩 
60×8×25㎝H

1996





 

日下
15年ほど前に私が片桐さんに
「何かをするときに誰と自分一人の力で出来ない時に、
 誰かとつながって協力してやれたらいいけれども、
 誰と繋がったらいいのかも分からない」とお話したことがありました。

 

その時、片桐さんは「誰と繋がるかという問題じゃないんだよ。」
と仰ったことが印象に残っています。
私は、それは彫刻家・芸術家の側から社会に対して企画提案を行うことが
ちゃんと出来なきゃいけないよとか、物事を推進する実行力を身に見につけなきゃいけないよ
という意味で仰ってらっしゃるのだと受け止めました。

 

そして、プロフェッショナルに活動されている方は違うな~、と強く印象に残りました。
そういう実践面でのお考えをお聴かせ頂けますでしょうか。

 


片桐 宏典さん
誰かと繋がるかというよりも、具体的な事例をお話します。
ケイトと佐藤一枝さん と三人で企画して行なったUK98 というアートイベントがあります。
あれなんかは、はっきり言って非常に無謀とも思える企画でした。


 

日下

無謀といいますと?


 

片桐 宏典さん

ケイトと一枝さんが話していた最初のプランというのは、
盛岡市の大通り何カ所かのショップを使って、
そこで展示をしようかというささやかなプランだったんです。

 

けれども、お金集めなどいろんな効率を考えた時には、基本的に大きい方がやりやすいんですよ。
それで、県内の小さな美術館やギャラリーぜんぶの大きなネットワークを組んで、
それから小岩井農場も組み入れて、大々的にやってみようというプランになりました。

 

あの当時は、中心となる岩手県立美術館がまだなかったのです。

 

公会堂アートショウ(※第6回 に掲載)の最初の頃もそうなんだけど
ステージ関係のコンサートとか喫茶店まで含めて、トータルな社会的な現象として
多角的にアートを提示するという企画です。

 

もちろん展覧会だけではなく、イギリスから作家を呼んでの講演会、ワークショップ、レジデンスなど
盛りだくさんでした。それにパーティも。

 

 


日下
そうですか~!すごいことですよね~!?
それだけ大きくすると資金面も含めて運営が大変になるのではないでしょうか?

 


片桐 宏典さん
だって、企画が良ければ良いほど、みんな一緒にやりたがる訳だから。

 

 


日下
ああ、なるほどそうですね~。(感心)


 


片桐 宏典さん
そうすると作家の質も上げられるし、お金も集められるものなんです。
その企画では、結局4千万円ぐらい集めたと思います。


 

日下
すごいですね~!(驚嘆!)

 


片桐 宏典さん
イギリスで実行委員会を別に立ち上げて1千万以上集めて、日本でも2千5,6百万。
当時はまだ県などで予算をわりと持っていて、それがギリギリ間に合ったんですね。


 


日下
本当にUK98 は岩手県盛岡市を中心に、エリアも広範囲にわたっていましたし、
なにより、岩手とイギリスの優れた現代アーティストを一堂に見ることが
できたのがとっても素晴らしかったですね。
アートと岩手をじっくり楽しみながら旅行できるような充実した内容でしたね。

 


片桐 宏典さん
ずっとシンポジウムに関わって30年、大抵のことはもう実践したと思ってます。
街にでかけて、コミュニティーに飛び込んで行って、
共働制作やって、石彫教室もトークは勿論のこと、遊び場も創ったし。
とにかくもう彫刻にまつわる実験は大なり小なり、ある意味やり尽くしました。

 

だから今、どこかでアートのプロジェクトをやっているのを見ると、
彫刻じゃなくても、いわゆるトリエンナーレとかでもすぐに問題も可能性も分かります。
ただ社会自身が変わってきているので受け容れ方が少しずつ違ってきている。

 

いまはアートのエンターテイメント性が強く求められていて、
僕らが実践してきた大切なシンボルを創るような、コミュニティーの根っこと関わる部分が
今、ワークショップの方に移ってきているんですよ。
作品じゃなくて、子供たちと一緒に何かワークショップをしましょうとか、
パフォーマンスアートみたいなのがあったりとか。

 

でもやりたいことはいつも同じで、部分が変わってきていると言うだけの話。
石の作品じゃなくて、子供たちと一緒にワークショップで制作をやったりというのが
もっと重要、直接的になってきたということがあります。

 

だから、とにかくいろんなレベルでいろんな形で関わっていくほど
アートってすごい力を持ってきていて、本来の力を発揮できるんじゃないかなと思います。

あるいは、作品一個だけのシンボルを置くみたいな。
それこそ、神殿のいい所に壺を一個納めるみたいな。

 

 


日下
神殿のいい所に壺を一個納めるといいますと・・・。


 


片桐 宏典さん
それは、神殿があって、聖域があって、何かそこに置くとしたら
「あなたなら何を置きますか? かたちは何になりますか?」
という答えを考えてみる。

 

あるいは神殿のまわりのマーケットまで含めて、
お祭り的に贅沢にアートで全部関わりたいとか。
そのぐらいアートで啓蒙しないと人間は変えられない、みたいなことでしょうか・・・。

 


日下
ああ~、そうですね~。深いですね~。


 


片桐 宏典さん
僕が仙台一高 という高校に行って良かったのは、進学校から良い学校に入るという面だけじゃなくて
僕らの時は、やっぱり安保闘争の末裔だからそういう社会性を考える部分がすごく強かったんです。
(越後妻有アートトリエンナーレ、アートディレクターの北川フラムさん と話している時に感じるのは、

彼は完全に全共闘世代 なんですよ。直接の運動はしていなくても、社会に対する姿勢が。

だから他の人と違って、
彼にとってアートとは社会を変えるための手段なんですよ。

 

だからこそ、越後妻有アートトリエンナーレが単に普通の展覧会じゃなくて
アートがコミュニティーや社会を牽引するような、ああいうかたちに行くんですよ、彼の場合は。
そこがやっぱりすごい。

 

そして、やっぱり信じているんだね、アートで変えられるんだということを。
本当に変えられるかな~と思うかもしれないけど、変えられるんだよ、あそこまでやれば。
というところじゃないかな。上手く言えないけど。

 

 


日下
すごいですね~。

ありがとうございます。

 


片桐 宏典さん
僕もケイトと一緒にやっていて、やりやすいのは
彼女もそこら辺を目指しているからだろうし。
YES,WE CAN! みたいな。

 

 


日下
彫刻家としての制作活動も私生活も、ケイトさんと同じ理念で一緒に活動出来るということは
本当に素晴らしいことですね!!
今日も素晴らしいお話をありがとうございました。





 

"Wave Ship"


「 Wave Ship 」
カラーラビアンコ大理石
300x60x75cmH, 250x50x45cmH
みなとみらい中央街区42地区所蔵
2011


 

 

****************************************


編集後記

 

 私が片桐 宏典さん、ケイト トムソンさんに初めてお会いしたのは、
私が大学の副手1年目の冬に、お二人の住む岩手県岩手町にある㈲浮島彫刻スタジオを
訪問した時でした。 大自然の中の広いスタジオに姫神産の巨大な原石が置いてあり
「大学の石彫場とはスケールが違う!」と感動したのを覚えています。

 

 片桐 宏典さんは私が学生の頃から、
「宮城教育大学の在学中から、そのままヨーロッパに渡って彫刻家になっている方」として
有名な存在の方でした。
今現在は、1年の半分ずつをイギリスと日本を行き来しながらの活動をされているそうです。

 

 今回のお話で私に響いた事は二つあります。

一つは、大きい企画ほど運営が困難になるのかと思いきや、良い企画ほどみんなが一緒に

やりたがるし、それによって資金も集まれば、質もより高められるということ。
もう一点は、片桐さんの言葉で、『神殿があって、聖域があって、何かそこに置くとしたら
「あなたなら何を置きますか? かたちは何になりますか?」という答えを考えてみる。』

ということです。

 

 どこを神殿と考えるかは、その時々の個別の案件に寄るかと思いますが、

彫刻家にとっては永遠の宿題のような問いかけだと思いました。

 

 次回は、リレー作家の紹介、今後の活動予定、

そして興味津々の「あなたにとってアートとは?」の質問にお答えいただきます。


どうぞお楽しみに。

 

***********************************

 

 

 

◆片桐 宏典さん、ケイト・トムソンさんのホームページ
 浮島彫刻スタジオ 

 

 

 

スターリング大学(イギリス)での展示
 片桐 宏典さんの紹介ページ 

 スターリング大学 Corridor of Dreams 「夢の回廊」 インタビュー動画)

 (全23分中、お二人と作品が映るのは11:30~15:30頃です。)

 

 スターリング大学 アートコレクション 片桐 宏典さんの紹介ページ 

 スターリング大学のFacebook ⇒Art Collection at the University of Stirling

 

                        ⇒片桐 宏典さん、ケイト・トムソンさんの作品写真



 

 

◆展覧会情報 (現在は終了しております。)

IMAGINATIVE LANDSCAPE 3人展
「片桐宏典+ケイト・トムソン+上門周二」

− 「風景」をテーマにした彫刻とドローイングによる三人展 ー

会期:2016年11月24日(木)〜29日(火)
会場:プロモ・アルテ・プロジェクト・ギャラリー
時間:11:00〜19:00 (最終日のみ17時終了)/会期中無休
      プロモ・アルテへのアクセスはこちら:http://www.promo-arte.com/galeria2/map_images/galeria_ArtsMap.htm
   
   プロモ・アルテギャラリー
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5丁目51-3ガレリア2F
Tel. 03-3400-1995  Fax.03-3400-9526
info@promo-arte.com
www.promo-arte.com

 

片桐宏典
「環境と造形芸術」をテーマにヨーロッパと日本を中心に普遍的な造形を目指す作家活動はもとより、国際彫刻シンポジウム運動による公共空間での実験的なアーティスト同士の恊働制作プロジェロトや地域性と連携した様々な特色あるアートイベントの企画運営を次々と手がけている。浮島彫刻スタジオを日本1991と英国2014にケイト・トムソンと共に設立。シンプルな抽象的構成の黒御影石や玄武岩による作品。

 

ケイト・トムソン
ケルト文様や神話をモティーフとした大理石の抽象的彫刻を中心に手がける。代表的な作品として駐日英国大使館、大手町ファイナンシャルシティ、グラスゴー・ゴーブルズ・オートランド地区再開発事業モニュメントなどがある。グラスゴー・スカルプチャー・スタジオ共同設立1986、UK98アートフェスティバル1998企画運営などスコットランドと日本を中心に世界各地でアートプロジェロトを広く手がけている。

 

上門周二
鹿児島県種子島生まれ。春は森でヤマモモと野いちご捕り、夏は珊瑚礁の海で魚たちと戯れ、川エビ捕りに勤しみ、冬はサトウキビ畑で収穫を手伝い、強烈な自然体験と原風景を胸に東京へ出る。1985年株式会社アネトス地域計画を設立しランドスケープ・アーキテクトとして独立。自然と人間との共生をテーマにランドスケープ・コンサルティング及び設計に関わり、日本及び東アジアを中心に世界各地のプロジェロトを手がけている。今回「Creative Landscape」をテーマとしたドローイング作品を初めて発表する

 

日本・石の野外彫刻―ストーンアート写真集
  藤田観龍 著(写真)  本の泉社

 

 片桐 宏典さんの作品写真と手記「石彫というジャンル」(318ページ)
 ケイト トムソンさんの作品写真が掲載されています。


 

彫刻家 片桐 宏典さん 第1回続き 略歴のご紹介

 

 

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

★☆ アーカイブス ☆★


学び場美術館登場作家リスト
学び場美術館登場作家リストⅡ
学び場美術館 登場作家リスト Ⅲ ー2014

 


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テーマ:

みなさま こんにちは。

彫刻工房くさか 日下育子です。

 

今日は素敵な作家をご紹介いたします。

彫刻家の片桐 宏典さんです。

 



片桐 宏典さん
ケイト・トムソンさん
お二人とも彫刻家であり、ご夫妻でもいらっしゃいます。

 


前回の日下育子からのリレーでご登場頂きます。
     
第1回  第2回  第3回  第4回  第5回  

 

片桐 宏典さん  

    第1回 ~三陸のリアス海岸が原風景にあります~ 

           第1回続き 略歴のご紹介

    第2回  ~彫刻でコミュニティーと関わってきました~ 

    第3回  ~芸術家の共働制作で「宇宙」を表現しました~

    第4回  ~アートをプロフェッショナルにやっています~

    第5回 ~制作テーマ①  ストリームラインのシリーズについて~
    第6回   ~制作テーマ②  サウンドインスタレーションについて~ 

    第7回  ~制作の素材と想い、 舟の作品について~


 

 

 

第8回の今日は、階段状のモチーフの作品についてお話をおうかがいしました。


片桐さんがレバノンのシンポジウムに参加されて、そこで見たイスラム圏の階段状の文様についてと、
ヨーロッパ圏、アジア圏、イスラム圏の文化の違いについて感じられたことなどをお聴きしました。


また、階段状のモチーフの作品でも特に青森県弘前駅前モール修景彫刻について
制作の意図をお聴かせ頂きました。

 

どうぞお楽しみ頂ければ幸いです。

 

 

*************************************

 

 

1997岩手シンポ


「浮島の夢~蜃気楼」
岩手町産黒御影石
高さ3m
岩手町国際彫刻シンポジウム

1997
岩手町立浮島小学校


 



 


1991浮かび上がる悲しみ

「浮かび上がる悲しみ」
スコットランド産赤御影石
直径45cm
1991

 

 


 


1990マルタ大島

「虚数空間都市」
大島産白御影石
高さ3m
マルタ大島国際彫刻シンポジウム
愛媛県宮窪町石文化公園
 

 

 

 

 

 


2002ラシャ-ナ

「The Towers」
レバノン産ライムストーン
高さ2.5m
ラシャーナ国際彫刻シンポジウム
2002



 


 


向白神
 

「向白神(むかいしらがみ)」
岩手産白御影石
本体寸法  700 x 150 x 500 cmH
青森県弘前市駅前通ダイエー向かい
弘前市駅前通りモニュメント計画

1998
メモ 
世界遺産「白神山地」のなかの向白神岳をイメージする。
JR弘前駅から商店街に伸びる約2kmの遊歩道に
全7基設置されたうちの2番目のモニュメント。
道路を隔てた向こう側にある3番目の作品「白神の箱」と共に
白神山地をテーマとし、白神岳と向白神岳という対になる地域の
中心的な主峰をシンボリックに表現し、心理的に両側の空間の一体化を意図する。

 

 

 

 

 


1997恋する因果律

「恋する因果律」
岩手県姫神産白御影石
35x35x高55cm
1997
個人所蔵

 

 

 

 

 

 


1993Egg & Tower

「恋する因果律-Egg & Tower」
遠野産黒御影石
高さ120cm/50cm
1993

 

 

 

 


101
「見知らぬ隣人たち #101  」

鉛筆 ロクタ紙(手漉き紙)

300×150cm

2000

 




 


102

「見知らぬ隣人たち #102  」

鉛筆 ロクタ紙(手漉き紙)

300×150cm

2000

 

 

 


 


103

「見知らぬ隣人たち #103 」

鉛筆 ロクタ紙(手漉き紙)

300×150cm

2000




 


104
 

「見知らぬ隣人たち #104 」

鉛筆 ロクタ紙(手漉き紙)

300×150cm

2000

 

 



 

 

日下
彫刻でも、ロクタ紙を使った大画面のドローイングでも
「見知らぬ隣人たち」という題名の作品群で、
階段状の彫り込みがある作品をたくさん制作されていますね。

 

彫刻もドローイングも聳え立つような上昇感覚のある
スケール感のある作品で、とっても印象に残っています。  

 


片桐 宏典さん
この階段状の作品というのは、建築的なスペースというか。
単純な階段だから。

 


日下
これらの高くそびえたっている、下から見上げる感じの彫刻というのも
唐桑の岩場の風景(※第1回巨釜半造(おがまはんぞう )が反映されているのでしょうか。

 


片桐 宏典さん
あれはヨーロッパの建築のディテールから取ったフォルムです。
弘前駅前モール修景彫刻のモニュメントは、
その階段状のモチーフと石のラフな部分を活かした作品です。

 

レバノンで制作した「Two Towers」という作品も
同じテーマで、同様のテクスチャーのコンビネーションのある作品です。
レバノンのシンポジウムに行った時、ある程度作品プランは決めていたのですが、
はじめあちこちの遺跡を見て回りまったときに、とても印象に残った遺跡がありました。
小高い山の上に立ち並ぶお城のような建築群、とても彫刻的で興味をそそられました。

 

それと、この作品を創った頃は、ちょうど2001年の911事件があった直後だったので
ツインタワーのイメージと無意識的にもオーバーラップしていたかもしれません。

 

シンポジウムは公開制作なので、製作中にいろいろな人が見学に来るのですが、
来る人みんな、これは911か?ツインタワーから煙が出ている彫刻なんじゃないか?と言うので
問題になってました。

 

 

日下
ご自身で意識はされていたのでしょうか。

 


片桐 宏典さん
あの時はあわててちがうよと言ったのですが、でもやっぱり実はそうだったんだろうな、
みたいな感じがあります。

 

創る時は自分では具体的に意識して制作してはいなかったのですが
出来上がる頃に、自分でも段々これツインタワーっぽいなと感じ始めました。
無意識に何かしら影響を受けていたのかなと感じました。
でもそういうのって必ず出ますよね。

 

僕らがいたところはレバノンのキリスト教圏の比較的自由な空気のところで、
イスラムとはいっても女性の肌の露出も自由でおおらかだし、他のヨーロッパと変わりありません。
でもちょっと行ったところにはもう典型的なイスラム教の人たちが住んでいる世界が隣同士でありました。
お互いに「違う人間」と言っていたのがとても印象的でした。

いま思えば、レバノンの人たちは、911を僕らがどう捉えているかとても知りたがっていたんでしょうね。

 

 

ケイト・トムソンさん 

丁度、9.11の1年後でしたね。

 


片桐 宏典さん
それと、このときレバノンというイスラム圏に初めて行って制作したのですが、
イスラムは、今まで行っていた西洋圏やアジア圏と全然文化が違うから
僕にとって、すごく新鮮で面白いところでしたね。

 

造形表現されたものがすごく抽象的で幾何学的なんです。
イスラム文様の世界は、とても面白いのですが僕は全くついていけませんでした。

 

というのは、イスラム文様は構築的で階段的なものが多いんです。
でも自分が作品で制作している階段状のモチーフよりも
イスラムのものはもっとめちゃくちゃ複雑です。
体質的なものかもしれませんね。

 

 

ケイト・トムソンさん 

イスラムは人間的なモチーフは駄目ですから、
抽象的な、階段のイメージなどをすごくたくさん使います。

 


片桐 宏典さん
そう、具象は一切駄目なんですよ、禁止されているから。

 

 

日下
ああ、偶像崇拝になってしまうということでしょうか。

 

 

ケイト・トムソンさん 

はい、神様が人間と動物を創りましたから、
人間が神様の真似をして人間を作るのは駄目なんです。

 


片桐 宏典さん
だからそういう意味で、すごく面白くて、ゾクゾクします。
イスラム圏では、僕の階段だけでは、単純すぎて使えないな~、と思えてしまうくらいです。
イスラムの階段文様は、僕の作品よりももっと複雑で緻密で、すべての空間の装飾なので
作品としては建築空間にピッタリ合うんですよ
合い過ぎて逆に作品にならないという・・・。
面白いですよね。

 


日下
レバノンのシンポジウムでの制作で、何か日本、ヨーロッパと異なる
印象に残ったこと、エピソードなどはありましたか。

あるいは、イスラム圏ということで制作、及び滞在全般で気をつけたことなどありましたでしょうか。

 


片桐 宏典さん
イスラム世界に初めていったインパクトはとても大きかったですね。
ヨーロッパやアメリカ、アジアはある程度まわって知っていたので、世界はだいたいこんなものか、
という意識がありましたが、シンポジウムのあとにエジプトにも行ったりして、
イスラム世界の、一部ながら自分の眼で見て回って肌で感じて、
それまで漠然と感じていた世界のグローバルさみたいなものが徹底的に崩れ去ったという気がします。
情報としては知っていたのに。

 

それはどういうことかというと、違う文化は違う人間が生み出すもの。
世界には芸術のメインストリームというのはあるかもしれないけど、
個別の文化が必要とする芸術はその文化ごとに全く異質なものです、
人間はやはりそれぞれ決定的に違う存在で当然文化も個別なものですよね、
だからそんな違った文化がぶつかる時、お互いに影響しあうものはとてつもなく大きいのかもしれない、
ということです。そんな意識が自分の中で再確認されたというか。

 

僕が初めてヨーロッパ、オーストリアに行ったときのことを少なからず思い出しました。

 

僕らが行ったレバノン・シンポジウムは、
バスブスという地元の有名な彫刻家の一家が個人的に運営しているものでした。
父親とその弟たち二人、その息子たち三人が彫刻家、孫や親戚は映画監督、画家など、
まさに芸術一族です。

 

かれらは内戦で破壊され尽くした自分たちの町を見て、壊すのはもうたくさん、
これからは美しいものを作っていくんだと、国際彫刻シンポジウムを始めたんです。

 

ベイルート市街にはまだ銃痕が至る所に残っていますし、鉄道網も破壊されたままでした。
多くの素晴らしい古い文明と美しい自然や街並があり、食べ物も西と東の融合で、とてもおいしい!
こんないいところが、また戦渦に巻き込まれたことは悲しみに堪えません。

 

 

日下
そうですか。
片桐さんが実際に滞在されて実感されたお話をおうかがいすると、
何かリアリティーをもってイメージされてきます。

 

さて、階段状の作品でも、弘前駅前モール修景彫刻は特に大作ですね。
階段状のモチーフと石の割れ肌を活かした絶妙なコンビネーションがとても素晴らしいです。

その制作コンセプトや駅前という街中の空間に設置されることで
意識されたことをお聴かせいただけますでしょうか?

 

 

片桐 宏典さん
弘前駅から商店街までの数キロメートルを彫刻でつなげるのがこのプロジェクトでした。
その中の一カ所、2番めの場所を担当しました。

 

このプロジェクトをコーディネートした横沢氏(※)の考えは、
7点の作品が密接に関連してトータルな空間的造形を目指すというものです。
作品のテーマの密接な関連性、共通の素材など突っ込んだデザイン的な処理がされています。
私も道路を挟んだ向かい側の場所を担当する鳴海恒夫君と何度か打ち合わせて、
お互いに白神山地をテーマにすることに決めました。
二つで一個の作品、カタチは違っても、物理的には道路で分断されている空間を

心理的につなぐためです。

 

作品の大きさも、ビルに囲まれたまわりの空間に対応するために、
ある程度大きさがなければいけませんでした。
でも、大きすぎてもいけません。10m以下、5メートル以上くらいかな。

 

遊歩道には常に人の流れがあるので、作品も一個ではなく、
三点のセットにしてカタチにバリエーションの変化とムーブメントを持たせました。

 

素材も、出来るだけ地元のものを使いたかったのですが、
青森に御影石はなかったので、岩手の、東北の石を使ったのです。

 

 ※ 横沢英一氏 Ukishima.Net   国際彫刻シンポジウム誕生の経緯(1959年~1970年代)
               私の参加した時代(1978年~2000年まで)参照

 

  

 

 

日下
とっても興味深いお話をありがとうございます。
階段状のモチーフの彫刻も作品自体のスケールもとっても大いものですし、
上へ上へと伸びあがっていく上昇感覚の強いものですね。
かたちと空間の関係性を最大限に活かした彫刻だと思います。


とっても素晴らしいです。
貴重なお話をありがとうございました。

 

 

 

 

 


1988カレッジランズ・シンポ

「日の出を待ちながら」
スコットランド産砂岩
高さ250-70cm
カレッジランズ国際彫刻シンポジウム
1988
ミラー・ホームズ・アーバン所蔵

 

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編集後記

 

 私が片桐 宏典さん、ケイト トムソンさんに初めてお会いしたのは、
私が大学の副手1年目の冬に、お二人の住む岩手県岩手町にある㈲浮島彫刻スタジオを
訪問した時でした。 大自然の中の広いスタジオに姫神産の巨大な原石が置いてあり
「大学の石彫場とはスケールが違う!」と感動したのを覚えています。

 

片桐 宏典さんは私が学生の頃から、
「宮城教育大学の在学中から、そのままヨーロッパに渡って彫刻家になっている方」として
有名な存在の方でした。

今現在は、1年の半分ずつをイギリスと日本を行き来しながらの活動をされているそうです。

 

 今回は片桐宏典さんの階段状のモチーフの作品についてお話をおうかがいしました。
特にレバノンで感じられた各文化圏の違いについては、片桐さんが肌で感じてこられた違いを
率直にお話下さいました。
また弘前駅前修景彫刻でも、景観の中で、彫刻で具体的にどう関わるかの意図についても
とても貴重なお話をお聴かせ頂けてありがたいと思いました。

 

 次回は、片桐 宏典さん、ケイト・トムソンさんらが企画運営をされたアートイベント、
岩手アートフェスティバルUK98を題材に、改めてアートと社会との接点についてお話頂きます。


どうぞお楽しみに。

 

***********************************

 

 

 

◆片桐 宏典さん、ケイト・トムソンさんのホームページ
 
浮島彫刻スタジオ 


 

 

 

スターリング大学(イギリス)での展示
 
片桐 宏典さんの紹介ページ 

 

 スターリング大学 Corridor of Dreams  (「夢の回廊」 インタビュー動画)

 (全23分中、お二人と作品が映るのは11:30~15:30頃です。)

 

 スターリング大学 アートコレクション 片桐 宏典さんの紹介ページ 
 

 スターリング大学のFacebook ⇒Art Collection at the University of Stirling

 

                        ⇒片桐 宏典さん、ケイト・トムソンさんの作品写真


 

◆本日より開催の展覧会です。

 

IMAGINATIVE LANDSCAPE 3人展
「片桐宏典+ケイト・トムソン+上門周二」

− 「風景」をテーマにした彫刻とドローイングによる三人展 ー

会期:2016年11月24日(木)〜29日(火)
会場:プロモ・アルテ・プロジェクト・ギャラリー
時間:11:00〜19:00 (最終日のみ17時終了)/会期中無休
      プロモ・アルテへのアクセスはこちら:http://www.promo-arte.com/galeria2/map_images/galeria_ArtsMap.htm
   
   プロモ・アルテギャラリー
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5丁目51-3ガレリア2F
Tel. 03-3400-1995  Fax.03-3400-9526
info@promo-arte.com
www.promo-arte.com

 

片桐宏典
「環境と造形芸術」をテーマにヨーロッパと日本を中心に普遍的な造形を目指す作家活動はもとより、国際彫刻シンポジウム運動による公共空間での実験的なアーティスト同士の恊働制作プロジェロトや地域性と連携した様々な特色あるアートイベントの企画運営を次々と手がけている。浮島彫刻スタジオを日本1991と英国2014にケイト・トムソンと共に設立。シンプルな抽象的構成の黒御影石や玄武岩による作品。

 

ケイト・トムソン
ケルト文様や神話をモティーフとした大理石の抽象的彫刻を中心に手がける。代表的な作品として駐日英国大使館、大手町ファイナンシャルシティ、グラスゴー・ゴーブルズ・オートランド地区再開発事業モニュメントなどがある。グラスゴー・スカルプチャー・スタジオ共同設立1986、UK98アートフェスティバル1998企画運営などスコットランドと日本を中心に世界各地でアートプロジェロトを広く手がけている。

 

上門周二
鹿児島県種子島生まれ。春は森でヤマモモと野いちご捕り、夏は珊瑚礁の海で魚たちと戯れ、川エビ捕りに勤しみ、冬はサトウキビ畑で収穫を手伝い、強烈な自然体験と原風景を胸に東京へ出る。1985年株式会社アネトス地域計画を設立しランドスケープ・アーキテクトとして独立。自然と人間との共生をテーマにランドスケープ・コンサルティング及び設計に関わり、日本及び東アジアを中心に世界各地のプロジェロトを手がけている。今回「Creative Landscape」をテーマとしたドローイング作品を初めて発表する。

 

 

日本・石の野外彫刻―ストーンアート写真集
  藤田観龍 著(写真)  本の泉社

 

 片桐 宏典さんの作品写真と手記「石彫というジャンル」(318ページ)
 ケイト トムソンさんの作品写真が掲載されています。


 

彫刻家 片桐 宏典さん 第1回続き 略歴のご紹介

 

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

★☆ アーカイブス ☆★


学び場美術館登場作家リスト
学び場美術館登場作家リストⅡ
学び場美術館 登場作家リスト Ⅲ ー2014

 


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皆様、こんにちは。
彫刻工房くさか 日下育子です。

11月15日、伊達冠石を扱っている
大蔵山スタジオ(株)に
石を取りに行って来ました!

2トンユニック車、自分で運転して
山へ到着。

山田社長自ら重機を操作して
石を積んで下さいました!

感謝申し上げます‼








採石場から、紅葉で美しい
蔵王連峰見えてます


お陰様でトラック満載!



久しぶりのマニュアル車、
両手両足、違う動きをするんですよね~🌠
美しい紅葉を見ながら運転して
脳も活性化された次第です(笑)

アトリエに着いてからも
今回積んだ伊達冠石以外にも
使う石を整理し、
2時間ちょっとで11個の積み降ろし、
自分史上快速で仕事いたしました。

良かった、良かった🎵

これから制作、頑張ります🎵

本日もご訪問
ありがとうございました😉👍🎶

良い週末をお過ごしくださいませね❤


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皆様、こんにちは。
彫刻工房くさか 日下育子です。

先日、11月14日(いい石の日)に
私の最も信頼する親友の一人、
マリンバ奏者の朝倉香絵さんが
アトリエ訪問してくださいました。

そしてFacebookにアトリエ紹介の
アップして下さいました❗
とっても嬉しいです
ありがとうございます  

写真をとっても素敵に撮って
下さいましたので
シェアさせて頂きます

以下、朝倉香絵さんのFacebook
掲載させて頂きますね。

どうぞご覧くださいませね

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

【大自然に囲まれた美術館】

昨日は大親友であり私が最も信頼する女性、彫刻家 日下育子さんのアトリエにおじゃましました。

仙台ロイヤルパークホテルから車で5分も走れば、そこはもう都会の喧騒を全く感じない森の中。紅葉の美しい小径を抜けたところにアトリエがあります。

こんな美しい自然に毎日囲まれて仕事をしていたら、心が豊かになり、感性が磨かれ、身体や作品に大自然のエネルギーが吹き込まれ、それが溢れ出すのは必然だなぁ…と感じました。

それが感覚的にわかるからこそ、芸術家って山奥や海の見える所に創作の場を求めるのかもしれないですね。

日下さんの作品は、このたび宮城県芸術祭の最高賞である「宮城県芸術祭賞」に選ばれました。

彼女は本当にコツコツと努力を積み重ねるタイプ。そして努力というのは必ず報われるものだというのを実際に見せてくれる人です。

気さくでおっちょこちょいな人柄からは想像できませんが、実は輝かしい数々の経歴を持つ凄い人なんです(笑)

ここはまるで大自然の中にある美術館のよう。工房の隣にはポニーまでいます!こんな贅沢な空間が仙台のベッドタウン 紫山の隣にありますよ!

しかも創作に使うクレーンなど、美術館では絶対に見ることのできない機器や、制作途中の作品まで見せてもらう事ができます。

訪れてみたい方は、日下育子さん又は私までメッセージをいただければ幸いです。見学料などはもちろんかかりません。

鑑賞後に日下さんと一緒にお茶を楽しめるように、少しのクッキーとお茶を持って行ってあげると本人も喜ぶと思いますよー♡

------------
年明けに個展の開催決定!
【日下育子 彫刻小品・写真展 〜生命礼賛〜】

1月11日(水)~2月10日(金) (日祝は休み)
11時~19時

THE坐カフェ
仙台市青葉区大町1-3-7  横山ビル1F
022-266-4632  
http://cafe-sendai.jp/store/zacafe.html

期間中、私のマリンバ演奏も計画しています。
日程が決まりましたらお知らせいたします♫






















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みなさま こんにちは。

彫刻工房くさか 日下育子です。

 

今日は素敵な作家をご紹介いたします。

彫刻家の片桐 宏典さんです。



片桐 宏典さん
ケイト・トムソンさん
お二人とも彫刻家であり、ご夫妻でもいらっしゃいます。

 

以下2014年8月の再放送でお届けします。


前回の日下育子からのリレーでご登場頂きます。
     
第1回  第2回  第3回  第4回  第5回  

 

片桐 宏典さん  

    第1回 ~三陸のリアス海岸が原風景にあります~ 

           第1回続き 略歴のご紹介

    第2回  ~彫刻でコミュニティーと関わってきました~ 

    第3回  ~芸術家の共働制作で「宇宙」を表現しました~

    第4回  ~アートをプロフェッショナルにやっています~

    第5回 ~制作テーマ①  ストリームラインのシリーズについて~
    第6回   ~制作テーマ②  サウンドインスタレーションについて~ 

 

第7回の今日は、石という素材と、舟のかたちをした作品の
石のエッジの扱いと空間での緊張感についてお話をおうかがいしました。

 

どうぞお楽しみ頂ければ幸いです。


**********************************

 


「Streamline」
インド黒御影石
168 x 20 x 60cmH
東京都高輪台プラウド
2014



 


「Streamline Coordinate”」

インド産黒御影石

114 x 15 x 50 cm H

2013




 


スト2011座標"

 

「Streamline-2011座標」
カラーラビアンコ大理石
48.5x7.5x6.5cmH
2011

 


 

 

 ス乱気流 2008

「Streamline-乱気流」
スウェーデン産黒御影石
220x20x50cmH
2008

 

 

 


「よみがえる港」
宮城県産玄武岩
幅90x厚15x高25cm
2004


 

 


 

「望郷」
宮城県産玄武岩
幅90x厚17x高18cm
2004

 


 

眠る心臓07ー05

"眠る心臓 2007-05"
宮城県産玄武岩
35x9x40cmH
2007



 


「覚醒する風景ー分水嶺」」
スウェーデン産黒御影石
45x5x60cmH
2008




 


「黒い女のソネット」

「黒い女のソネット」
スウェーデン産黒御影石
8x8x35cm
2007

 





扇

「扇」
大理石、宮城県産玄武岩
36x7x45cm
2007





 


花の旋律

「花の旋律」
赤花崗岩
幅55x厚12x高75cm
2001

 

 


日下
片桐 宏典さんの制作テーマについてお聴かせいただけますでしょうか。

 


片桐 宏典さん
僕の場合、石の素材感を明快なかたちと組み合わせることによって
1+1=3にしたいというのが作品のテーマです。

ふつう、石だとみんなかたちを丸めてしまいがちでしょう。

 


日下
確かにそうかもしれません。


片桐 宏典さん
前回も少しお話しましたが(※第1回 )、
大学時代、地学の先生に「石ってみんな丸いと思っているけど、
結晶をみると完璧な抽象的なかたちの対称形、
それこそ立方体とか平行四辺形とかそういう結晶の塊なのに、
なんでみんな丸くするんだろうね。」って言われて、
「へぇ~なるほどなぁ~、確かに。」と思ってね。

 


日下
私が片桐さんの石の作品で、特に印象に残っているのは、
伊達冠石を用いた舟のかたち、皿状の作品です。
 
エッジを丸めない、石を研ぎだしたままのピリピリとしたエッジが残っていて
何か空間に振動を与えるような、とっても研ぎ澄まされたシャープな感じが
強く印象に残っています。

エッジを本当に丸めないで残す片桐さんの感性ってスゴイ!と感じました。
私は触れた時の怪我のことを考えてしまって角を丸めるということがあるので・・・。

 


片桐 宏典さん
あれは本当に、下手に触ると指、切れますよ。

 


日下
これは地学の先生が仰ったという結晶のお話の影響がおありなのでしょうか。

 


片桐 宏典さん
やっぱり見た感じかな、綺麗に面取りしているとインパクトが弱いんですよね。
本当に切れるぐらいの奴じゃないと視覚的なインパクトが弱いと思うので、
それでエッジをとにかくシャープにという。

 


ケイト・トムソンさん

でもパブリックの作品はさすがにエッジを少し取ってますね。


 

片桐 宏典さん
今年、去年の暮れから急に舟の作品がパブリックに出るようになったんですよ。
あれはギリギリで切れないようにしてあります。
展覧会に出すものは本当に指先で触れると本当にピッと切れるんです。

 

 

ケイト・トムソンさん
プライベートに出すのは良いけど
パブリックに出すのは本当に切れると危ないです。

 

先週、ヘレンさんという友人が片桐の小さい舟の彫刻を買いました。
彼女が飛行機で帰るのに、壊さないように手荷物のバックに入れて持って行くと言うので
私は「本当に刃物と同じだからやめて」と言いました。

多分本空港のセキュリティーで通らないと思います。
結局、預け入れのスーツケースに入れて持っていきましたけど。


 

片桐 宏典さん
海外にも面取りしない作家がいますが、見た感じ全然違うんですよ。
これは何が違うんだろうと思って、よく見ると、やっぱり面取りしてないんですよ。

 


日下
ああ~。そうですか。

 


片桐 宏典さん
その仕上げが鋭すぎる為に、欠けてしまったり、
買った人が落として壊してしまったりして直したこともあります。

 

それでも、エッジを丸めないというのは、作品に何を求めるかですよ。
石屋さんの作るものは約束事として、
カドは必ず面取りすることになっているけど、僕らには関係ない。

 

思うに、抽象彫刻、抽象的なかたちの作品というのは、
カタチ自体を突き詰めていって何かを語るということだから、
具象的な作品よりもずっと表現が直接的になりますよね。

 

僕は丸い作品も作っているけど、丸い作品は丸く、四角い作品は四角く
というのが鉄則だから、四角いものは、エッジはどうしても鋭くなっていきますね~。

 

何をやってもいいんですよ。自分の好きなように。
触って切れるんだったら、「触らないでください」って書いておけば良いんだから。(笑)

 


日下
確かに、そうですね。
片桐さんの作品のエッジの鋭さには、

本当に空間に切り込んでいくような緊張感がありますね。


私は自分の作品ではそこまでしたことがなかったので
片桐さんの作品の鋭さには本当に感動を覚えました。


今日も素敵なお話をありがとうございました。


 


「君の時代は来る」
宮城県産玄武岩
高さ240cm
1989
西仙台ゴルフ場所蔵
南仙台カントリークラブ所蔵
せんだい国際彫刻シンポジウム制作作品

 

 

****************************************

 

編集後記

 

 私が片桐 宏典さん、ケイト トムソンさんに初めてお会いしたのは、
私が大学の副手1年目の冬に、お二人の住む岩手県岩手町にある㈲浮島彫刻スタジオを
訪問した時でした。 大自然の中の広いスタジオに姫神産の巨大な原石が置いてあり
「大学の石彫場とはスケールが違う!」と感動したのを覚えています。

 

 片桐 宏典さんは私が学生の頃から、
「宮城教育大学の在学中から、そのままヨーロッパに渡って彫刻家になっている方」として
有名な存在の方でした。

今現在は、1年の半分ずつをイギリスと日本を行き来しながらの活動をされているそうです。

 

 今回は片桐宏典さんの舟のかたちをした作品について、素材とかたちのせめぎ合いの表現で
作品に何を求めて制作するかというお話をおうかがいしました。

 

 片桐 宏典さんの作品はどれも、石のかたちが空間に強いインパクトと影響を与える制作をされていて
それが、観る人の心にも何かを想起させる力となっているのだなぁと改めて感じさせられました。

 

 次回は、片桐 宏典さんの階段状のモチーフの作品と、
シンポジウムで訪れたイスラム圏で芸術文化について感じたことなどを


どうぞお楽しみに。

浮島彫刻スタジオ 片桐 宏典さんとケイト・トムソンさん

岩手県岩手郡岩手町浮島

 

***********************************

 

◆片桐 宏典さん、ケイト・トムソンさんのホームページ
 浮島彫刻スタジオ 

 

スターリング大学(イギリス)での展示
 片桐 宏典さんの紹介ページ 

 スターリング大学 Corridor of Dreams 「夢の回廊」 インタビュー動画)

 (全23分中、お二人と作品が映るのは11:30~15:30頃です。)

 

 スターリング大学 アートコレクション 片桐 宏典さんの紹介ページ 

 スターリング大学のFacebook ⇒Art Collection at the University of Stirling

 

                        ⇒片桐 宏典さん、ケイト・トムソンさんの作品写真


 

 

◆近日開催の展覧会です。

 

IMAGINATIVE LANDSCAPE 3人展
「片桐宏典+ケイト・トムソン+上門周二」

− 「風景」をテーマにした彫刻とドローイングによる三人展 ー

会期:2016年11月24日(木)〜29日(火)
会場:プロモ・アルテ・プロジェクト・ギャラリー
時間:11:00〜19:00 (最終日のみ17時終了)/会期中無休
      プロモ・アルテへのアクセスはこちら:http://www.promo-arte.com/galeria2/map_images/galeria_ArtsMap.htm
   
   プロモ・アルテギャラリー
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5丁目51-3ガレリア2F
Tel. 03-3400-1995  Fax.03-3400-9526
info@promo-arte.com
www.promo-arte.com

 

片桐宏典
「環境と造形芸術」をテーマにヨーロッパと日本を中心に普遍的な造形を目指す作家活動はもとより、国際彫刻シンポジウム運動による公共空間での実験的なアーティスト同士の恊働制作プロジェロトや地域性と連携した様々な特色あるアートイベントの企画運営を次々と手がけている。浮島彫刻スタジオを日本1991と英国2014にケイト・トムソンと共に設立。シンプルな抽象的構成の黒御影石や玄武岩による作品。

 

ケイト・トムソン
ケルト文様や神話をモティーフとした大理石の抽象的彫刻を中心に手がける。代表的な作品として駐日英国大使館、大手町ファイナンシャルシティ、グラスゴー・ゴーブルズ・オートランド地区再開発事業モニュメントなどがある。グラスゴー・スカルプチャー・スタジオ共同設立1986、UK98アートフェスティバル1998企画運営などスコットランドと日本を中心に世界各地でアートプロジェロトを広く手がけている。

 

上門周二
鹿児島県種子島生まれ。春は森でヤマモモと野いちご捕り、夏は珊瑚礁の海で魚たちと戯れ、川エビ捕りに勤しみ、冬はサトウキビ畑で収穫を手伝い、強烈な自然体験と原風景を胸に東京へ出る。1985年株式会社アネトス地域計画を設立しランドスケープ・アーキテクトとして独立。自然と人間との共生をテーマにランドスケープ・コンサルティング及び設計に関わり、日本及び東アジアを中心に世界各地のプロジェロトを手がけている。今回「Creative Landscape」をテーマとしたドローイング作品を初めて発表する。

 

 

 

 

日本・石の野外彫刻―ストーンアート写真集
  藤田観龍 著(写真)  本の泉社

 

 片桐 宏典さんの作品写真と手記「石彫というジャンル」(318ページ)
 ケイト トムソンさんの作品写真が掲載されています。


 

彫刻家 片桐 宏典さん 第1回続き 略歴のご紹介

 

 

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みなさま こんにちは。

彫刻工房くさか 日下育子です。

 

今日は素敵な作家をご紹介いたします。

彫刻家の片桐 宏典さんです。

 



片桐 宏典さん
ケイト・トムソンさん
お二人とも彫刻家であり、ご夫妻でもいらっしゃいます。

以下、2017年7月の再放送でお届けします。


前回の日下育子からのリレーでご登場頂きます。
     
第1回  第2回  第3回  第4回  第5回  


 

片桐 宏典さん  

    第1回 ~三陸のリアス海岸が原風景にあります~ 

           第1回続き 略歴のご紹介

    第2回  ~彫刻でコミュニティーと関わってきました~ 

    第3回  ~芸術家の共働制作で「宇宙」を表現しました~

    第4回  ~アートをプロフェッショナルにやっています~

    第5回目  ~制作テーマ①  ストリームラインのシリーズについて~

 

第6回の今日は、片桐さんの制作テーマの一つから、サウンドインスタレーションについて
お話をおうかがいしました。

私は彫刻というと目で見るかたちだけを想像してしまうのですが
片桐さん、ケイトさんによるとサラウンドで聴くサウンドインスタレーションというのは
立体的、時間的、空間的な表現なのだそうです。

どうぞお楽しみ頂ければ幸いです。


**********************************


 


サウンド

サウンドインスタレーション 

「敗北を抱きしめて」
7ch オーディア作品 27分
2005

(会場風景)


現実的意識にないがしろにされた

「(現実的意識にないがしろにされた)ある不確かな響鳴を求めて覚醒する風景」
宮城県産玄武岩
幅12x厚7x高50cm
2003



 


「覚醒する風景ー分水嶺」」
スウェーデン産黒御影石
45x5x60cmH
2008




 


「黒い女のソネット」

「黒い女のソネット」
スウェーデン産黒御影石
8x8x35cm
2007





 


眠る心臓07ー05

"眠る心臓 2007-05"
宮城県産玄武岩
35x9x40cmH
2007

 

 


 

「望郷」
宮城県産玄武岩
幅90x厚17x高18cm
2004



 


 




七つの旅1

 


七つの旅2

 南郷プロジェクト
「七つの旅」
青森県八戸市南郷区図書館
(片桐宏典+ケイト・トムソン:共働製作)
 2004

メモ

この作品は、人間の知的好奇心と柔らかな精神が、
世界に広がる文化的多様性と叡智に触れる驚きと
喜びから生まれる「知的果実」を求めて、
理想と現実世界を駆け抜ける精神の旅を象徴しています。

 

 

 


ウオーターマーク

「ウォーター・マーク ~北上川の四季」
スウェーデン黒、岩手産白花崗岩
本体寸法   700x700x800cmH
いわて沼宮内アートロード計画 「シンボル・モニュメント」
岩手県岩手町いわて沼宮内駅前
2003





覚醒する風景2011

"覚醒する風景ー邂逅"
インド産黒御影石
50 x33 x 330cmH
2011


 


 

日下
大分以前ですが、片桐さんの海を題材にした映像作品を拝見したことがあります。
その時に、「実験、何でも実験」と仰っていた言葉が作品と共に印象に残っています。


 

片桐 宏典さん
僕は前にも話しましたが、学生の頃はホログラフィーをやっていたし、
最近は映像もちょっとやったりとか、 いろいろ手を出しています。(※ 第1回インタビュー参照

 

でも、映像はいまみんなやっているから、あんまりね。

 

今は、サウンド・インスタレーションが面白くて取り組んでいます。
来年の春に盛岡の展覧会に出すつもりです。

 


日下
片桐さんがなさっているサウンド・インスタレーションというのは、どのようなものでしょうか。


 

片桐 宏典さん
まあ、簡単に言えば、音を使った作品。ディスコみたいな。(笑)
でも一番最初の作品は公会堂アートショウ2005 でやりました。
 
    

 

公会堂アートショウ2005 というのは、取り壊し予定だった文化財の岩手県公会堂(※)を
なんとか保存して残していきましょうという運動をしていて、その保存はなんとか決まったんだけど、
せっかく残すんだから、みんなで一生懸命使うようにというお達しが来たんです。
当時はガラガラでしたからね。
でも今は、逆に予約で一杯になってるみたい、おかげさまで。

  

  ※岩手県公会堂【登録有形文化財】

 

僕も関係者から「アートで何かできない?」って言われていたんです。
公会堂には、会議室などの大部屋小部屋が一杯あるから、
それを全館使ってのビエンナーレを提案しました。

公会堂は保存が決まってから、壁にクギも打てない。
でも、自然光も入るし、インスタレーション作品には最高だった訳です。

 

それに、公会堂の部屋は古いせいか、変に話し声とか音が響いてうるさいんです。

 

僕は、音が響くから逆に面白いんじゃないかと思って、
「誰かサウンドインスタレーションやらない?」って言ったんだけど、誰もやらない。
しょうがないから「じゃあ私が。」というので機材を買ってそろえて、
サウンドを使った作品に挑戦した訳です。
今はコンピューターで簡単に出来るからね。

 

公会堂というのは、天皇の成婚記念で建てられた建物だったので
天皇をテーマにして、終戦の玉音放送をアジア占領国の7カ国語に翻訳し


それを交響曲風にアレンジして30分の作品にしたのが
最初のサウンド・インスタレーション「敗北を抱きしめて」でした。


 

日下
それは素晴らしいアイデアですね!!
その作品は今も聴くことができるものなのでしょうか。

 


片桐 宏典さん
いやー、ちょっと難しいかな。
それは45チャンネルのプログラムで、
マックにつないだ音響機械を通してスピ-カーから音を出します。
今、整理して5.1チャンネルのサラウンドに置き換えようとしているんだけど
僕はプロじゃないからちょっといろいろ面倒臭くて。
それを今度ゆっくり作業して、CDに焼こうかなと思ってます。

 


ケイト・トムソンさん
サウンドも立体的、空間的だから。

 


片桐 宏典さん
そう、だからすごく面白いの。


 

ケイト・トムソンさん
でもやっぱり、彫刻のワン・ショットの写真と同じで、
CDではサウンドのいいところが少しだけしか出ないんじゃない?
サウンド・インスタレーションは空間と時間の両方のパフォーマンスだから
CDにするとすごく薄くなるんでは・・・。

 


片桐 宏典さん
いや、ちゃんとできる。
この作品は、スピーカーを12個使って真ん中に座って聴くものなんですよ。
で、音があちこちぐるぐる動きまわる、まさにサラウンドなんです。
だから5.1チャンネルのサラウンドCDにすればいいわけで、
理屈としては簡単なんだけど、ただ、トラックをまとめていくのが面倒臭いんですよ。

 

いずれにしても、われながら、けっこう面白い作品だと思います。

 


ケイト・トムソンさん
大変面白かったよ。

 


片桐 宏典さん
2つ目のサウンド・インスタレーション作品、
「コーカイドー・ゴーストマシーン」は、インタラクティブ作品です。
部屋の真ん中にマイクがあって、そのまわりにスピーカーが8個あって
マイクに向かって喋ると、自分の声が5段階に分けてリピートされるわけ。
5秒後、10秒後、30秒後、1分後、5分後かな。

 

マイクに向かって喋った自分の声があとから聴こえてくるんですよ。
自分が喋るときに、前の人の声が突然聴こえてエコーして来たりして。


3つ目の作品は「セブンス・ウエイブ(第七の波)」。
県令邸 (※)で発表したこの作品は、東日本大震災直後だったので海をテーマにしました。
三陸海岸に行って録音してきた波、風、鳥などの音を組み合わせて、
15分程度の作品にしました。

 

サウンド・インスタレーションって、録音した音源をいろいろ組み合わせながら編集していくので

すごい時間かかるの。
高価な機材もいるし結構大変ですね。

 

でもやっぱり、いま興味があるのはこのサウンドです。サウンドってすごく彫刻的なのね。
純粋に空間をマーキングするにはサウンドが一番良いかもしれない。

 

 県令邸 ⇒ 旧石井県令邸へようこそ!

  

 

日下
意外ですし、とても新鮮なお話です!(感動!)

 


片桐 宏典さん
サウンド・インスタレーションをやっている人も結構ポチポチいるんだけど、
一番多いのはサウンド・ハンティングしてあちこちの音を、
ただ並べただけというのも多いですね。
でも表現としての可能性は無限なので、もっとやってみたいなと思っています。

 

 

日下
そうですか~。
とっても素晴らしいお話をありがとうございました。




 


シンフォニア

「シンフォニア(交響曲)」
岩手産白花崗岩、クリ
450x180x900cmH
岩手県二戸郡奥中山いわて子供の森
県営テーマパーク施設のシンボル・モニュメント
2002


**************************************

 

編集後記

 私が片桐 宏典さん、ケイト トムソンさんに初めてお会いしたのは、
私が大学の副手1年目の冬に、お二人の住む岩手県岩手町にある㈲浮島彫刻スタジオを
訪問した時でした。 大自然の中の広いスタジオに姫神産の巨大な原石が置いてあり
「大学の石彫場とはスケールが違う!」と感動したのを覚えています。

 

 片桐 宏典さんは私が学生の頃から、「宮城教育大学の在学中から、そのままヨーロッパに渡って
彫刻家になっている方」として有名な存在の方でした。
今現在は、1年の半分ずつをイギリスと日本で行き来しながらの活動をされているそうです。

 

 今回は片桐宏典さんの制作テーマの一つ、サウンド・インスタレーションについて
お話をお聴かせ頂きました。

 片桐さんは「サウンドは、すごく彫刻的。」「純粋に空間をマーキングするにはサウンドが一番良い・・・。」
と仰っていましたが、確かにそうかもしれないとも思いました。


私は彫刻というと目で見る(あるいは手で触る)、視覚、触覚の芸術だと思ってきましたが
確かに聴覚でも空間の距離感など感じられそうだなぁ、と改めて思いました。


今度はぜひ、実際に片桐さんの作品で、それを体感したみたいと思いました。

 

 次回は、片桐 宏典さんの制作素材と 制作の想いについてお話をお聴かせ頂きます。


どうぞお楽しみに。


 

浮島彫刻スタジオ 片桐 宏典さんとケイト・トムソンさん

岩手県岩手郡岩手町浮島

 

***********************************

 

 

◆片桐 宏典さん、ケイト・トムソンさんのホームページ
 浮島彫刻スタジオ 

 

 

 

スターリング大学(イギリス)での展示
 片桐 宏典さんの紹介ページ 

 スターリング大学 Corridor of Dreams 「夢の回廊」 インタビュー動画)

 (全23分中、お二人と作品が映るのは11:30~15:30頃です。)

 

 スターリング大学 アートコレクション 片桐 宏典さんの紹介ページ 

 スターリング大学のFacebook ⇒Art Collection at the University of Stirling

 

                        ⇒片桐 宏典さん、ケイト・トムソンさんの作品写真


 

 

◆近日開催の展覧会です。
 

IMAGINATIVE LANDSCAPE 3人展
「片桐宏典+ケイト・トムソン+上門周二」

− 「風景」をテーマにした彫刻とドローイングによる三人展 ー

会期:2016年11月24日(木)〜29日(火)
会場:プロモ・アルテ・プロジェクト・ギャラリー
時間:11:00〜19:00 (最終日のみ17時終了)/会期中無休
      プロモ・アルテへのアクセスはこちら:http://www.promo-arte.com/galeria2/map_images/galeria_ArtsMap.htm
   
   プロモ・アルテギャラリー
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5丁目51-3ガレリア2F
Tel. 03-3400-1995  Fax.03-3400-9526
info@promo-arte.com
www.promo-arte.com

 

片桐宏典
「環境と造形芸術」をテーマにヨーロッパと日本を中心に普遍的な造形を目指す作家活動はもとより、国際彫刻シンポジウム運動による公共空間での実験的なアーティスト同士の恊働制作プロジェロトや地域性と連携した様々な特色あるアートイベントの企画運営を次々と手がけている。浮島彫刻スタジオを日本1991と英国2014にケイト・トムソンと共に設立。シンプルな抽象的構成の黒御影石や玄武岩による作品。

 

ケイト・トムソン
ケルト文様や神話をモティーフとした大理石の抽象的彫刻を中心に手がける。代表的な作品として駐日英国大使館、大手町ファイナンシャルシティ、グラスゴー・ゴーブルズ・オートランド地区再開発事業モニュメントなどがある。グラスゴー・スカルプチャー・スタジオ共同設立1986、UK98アートフェスティバル1998企画運営などスコットランドと日本を中心に世界各地でアートプロジェロトを広く手がけている。

 

上門周二
鹿児島県種子島生まれ。春は森でヤマモモと野いちご捕り、夏は珊瑚礁の海で魚たちと戯れ、川エビ捕りに勤しみ、冬はサトウキビ畑で収穫を手伝い、強烈な自然体験と原風景を胸に東京へ出る。1985年株式会社アネトス地域計画を設立しランドスケープ・アーキテクトとして独立。自然と人間との共生をテーマにランドスケープ・コンサルティング及び設計に関わり、日本及び東アジアを中心に世界各地のプロジェロトを手がけている。今回「Creative Landscape」をテーマとしたドローイング作品を初めて発表する。

 

 

 

 

日本・石の野外彫刻―ストーンアート写真集
  藤田観龍 著(写真)  本の泉社

 

 片桐 宏典さんの作品写真と手記「石彫というジャンル」(318ページ)
 ケイト トムソンさんの作品写真が掲載されています。


 

彫刻家 片桐 宏典さん 第1回続き 略歴のご紹介

 

 

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

★☆ アーカイブス ☆★


学び場美術館登場作家リスト
学び場美術館登場作家リストⅡ
学び場美術館 登場作家リスト Ⅲ ー2014

 


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皆様、こんにちは。彫刻工房くさか 日下育子です。
私はときどき、自分の勉強のために彫刻、展覧会など眺めにでかけるのですが

よろしかったら一緒にお散歩いたしませんか?

ご都合のよい方はどうぞご参加くださいませ♪

 

☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆

 

第25回★11/13(日) 13:00~

①仙台空港駅モニュメント 武藤順九氏作「飛翔」
②宮城県名取市りんくうタウンイオンモール西寄りの遊歩道にて

 日下育子作「石のテーブル」を鑑賞。

鑑賞後は近隣のカフェにてお茶。

 

当日、参加者ご都合にあわせて待合わせ設定します。

日下自家用車で駅等への送迎可能です。

 

※参加ご希望の方は、info@k-195.com 090-4319-7439へお気軽にご連絡下さいませ。

※各回、途中入退出自由です。
※年内は毎月第2日曜、第4水曜開催、各回お散歩後はカフェでお茶します。
  2017年は毎月第2日曜か第4水曜のいずれかで毎月1回開催いたします。

 

☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~


彫刻お散歩会の今後の予定です。

 

第26回★11/23(水・祝)13:30~秋保の杜 佐々木美術館&人形館
(宮城県仙台市太白区秋保町境野字中原128−9)


秋保の温泉街から車で5分、里山にひっそりとたたずむ美術館で迫力の絵画と

彫刻・ビスクドール、球体関節などの多彩な人形を鑑賞します。

当日は、私の友人作家である越後しの氏個展「四季」

(アクリル画、紙板版画、大作5点)も開催中です。
入場料 一般・大学生¥800 中・高校生¥400 小学生¥200 未就学児無料
鑑賞後は、館内のセルフサービスカフェにてお茶。(無料)


第27回★12/11(日)13:30~大和町まほろばホール 佐藤忠良ギャラリー記念室

     (宮城県黒川郡大和町吉岡南2丁目4−1)
佐藤忠良ギャラリー記念室と屋外の彫刻作品。

鑑賞後、近隣のカフェにてお茶。

ご希望があればお散歩前後、近くの彫刻工房くさかアトリエもご覧頂けます。

(彫刻工房くさかアトリエもお散歩ご希望の方は、

あらかじめお知らせ頂けましたら幸いです。)

 

第28回★2017年1月25日(水)13:30~ 日下育子 彫刻小品・彫刻写真展
THE 坐 CAFE

(仙台市青葉区大町Ⅰ-3-7 横山ビル1F )
1月11日(水)~2月10(金)11:00~19:00 にTHE 坐 CAFEにて開催される個展。
プロカメラマン茅原田哲郎氏による日下彫刻写真、手のひらサイズのレリーフと
今回初お披露目となる、お子様を授かりたい女性に向けた彫刻「ミロワール【聖母】」
をご覧頂けます。
鑑賞しながら、新鮮な完熟豆を焙煎した珈琲などを頂きます。

 

 

第29回★2017年2月22日(水)13:30~ ㈱鐘崎 笹かま館 「藤城清治メルヘンサロン」 (宮城県仙台市若林区鶴代町6-65)
①「藤城清治メルヘンサロン」横15メートルにわたり2300匹の魚が描かれている大作を

 中心に「海の世界」をテーマにした作品を鑑賞します。
② 同じ館内で造形作家・井村隆氏のアルミや真鍮(しんちゅう)を打ち出して制作した
 自分で動かして楽しむ芸術作品作品を鑑賞します。
 鑑賞後、近隣のカフェにてお茶。

 

※参加ご希望の方は、info@k-195.com 090-4319-7439へ

随時、お気軽にご連絡下さいませ。

※各回、途中入退出自由です。
※毎月第2日曜、第4水曜開催、各回お散歩後はカフェでお茶します。


お会いできますことをとっても楽しみにしております。

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皆様、こんにちは。彫刻工房くさか 日下育子です。

去る10/26(水)、彫刻お散歩会にて宮城大学にて敷地内屋外の彫刻作品群を鑑賞
してまいりました。

 

こちらは、翁ひろみ氏作 「もう一つの鼓動」

木彫で著名な彫刻家のブロンズ作品です。

 

 

こちらの作者は籔内佐斗司

宮城大学には、この作家の作品がたくさんあります。

以下の走る童子、ヤモリ、犬の作品もそうです。

像が歩く、走るなどの姿の群像で、時間の連続性と

その先の空間までも想像させてくれる楽しい作品です。

このほか池のほとりには河童もありました。

 

 

 

 

こちらは、素焼きの陶片を積み重ねた作品。

同じ形状でも、地面が芝生とコンクリートでは、まったく

違った印象に見えるのが面白いところです。

 

鑑賞後は近隣カフェにてお茶。

この後、皆様、車で5分ほどの私のアトリエもご覧になって

行かれました。

 

ちなみに宮城大学での作品鑑賞ですが、学校施設ということで

今回は予め入館、撮影、ブログへの写真掲載について許可申請の手続きを経ております。

行ってみたいと思われた方、どうぞ大学へご連絡の上、訪問なさってくださいませね♪

 

今回は彫刻お散歩会史上初、7名の方にご参加頂きました。

とっても楽しんで頂けたようで私もとっても嬉しかったです♪

 

☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~

 

彫刻お散歩会の今後の予定です。

第25回★11/13(日) 13:00~ ①仙台空港駅モニュメン0ト 武藤順九氏作「飛翔」
②宮城県名取市りんくうタウンイオンモール西寄りの遊歩道 日下育子作「石のテーブル」を鑑賞。

当日、参加者ご都合にあわせて待合わせ設定します。

日下自家用車で駅等への送迎可能です。鑑賞後は近隣のカフェにてお茶。


第26回★11/23(水・祝)13:30~秋保の杜 佐々木美術館&人形館
(宮城県仙台市太白区秋保町境野字中原128−9)
秋保の温泉街から車で5分、里山にひっそりとたたずむ美術館で迫力の絵画と

彫刻・ビスクドール、球体関節などの多彩な人形を鑑賞します。

当日は、私の友人作家である越後しの氏個展「四季」(アクリル画、紙板版画、大作5点)も

開催中です。
入場料 一般・大学生¥800 中・高校生¥400 小学生¥200 未就学児無料
鑑賞後は、館内のセルフサービスカフェにてお茶。(無料)

 

第27回★12/11(日)大和町まほろばホール (宮城県黒川郡大和町吉岡南2丁目4−1)
佐藤忠良ギャラリー記念室と屋外の彫刻作品、 散策後、カフェにてお茶。
ご希望があればお散歩前後、近くの彫刻工房くさかアトリエもご覧頂けます。

(彫刻工房くさかアトリエもお散歩ご希望の方は、

 あらかじめお知らせ頂けましたら幸いです。)

 

※参加ご希望の方は、info@k-195.com 090-4319-7439へ

 随時、お気軽にご連絡下さいませ。

※各回、途中入退出自由です。
※毎月第2日曜、第4水曜開催、各回お散歩後はカフェでお茶します。


お会いできますことをとっても楽しみにしております。

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みなさま こんにちは。

彫刻工房くさか 日下育子です。

 

今日は素敵な作家をご紹介いたします。

彫刻家の片桐 宏典さんです。

 



片桐 宏典さん
ケイト・トムソンさん
お二人とも彫刻家であり、ご夫妻でもいらっしゃいます。

以下、2017年7月の再放送でお届けします。


前回の日下育子からのリレーでご登場頂きます。
     
第1回  第2回  第3回  第4回  第5回  

 

 

 

片桐 宏典さん  

    第1回 ~三陸のリアス海岸が原風景にあります~ 

           第1回続き 略歴のご紹介

    第2回  ~彫刻でコミュニティーと関わってきました~ 

    第3回  ~芸術家の共働制作で「宇宙」を表現しました~

    第4回  ~アートをプロフェッショナルにやっています~

 

第5回の今日は、片桐さんの制作テーマの一つから
ストリームラインというシリーズ作品についてお話をおうかがいしました。

それは1930年代の自動車デザインや当時の社会背景まで検証することを通して
創作した作品だそうです。

どうぞお楽しみ頂ければ幸いです。


**********************************


「Streamline Coordinate」

インド産黒御影石

114 x 15 x 50 cm H,

2013




 


スト2011座標"

「Streamline-2011座標」
カラーラビアンコ大理石
48.5x7.5x6.5cmH
2011

 



 


スTorso2011

「Streamline-Torso」
スウェーデン産黒御影石
48x11x10.5cmH
2011




 


スBijin3 2010

「Streamline-Bijin3」
スウェーデン産黒御影石
25 x 22 x 74 h cm
2010





 

スBjin 2010

「Streamline-Bjin」
スウェーデン産黒御影石
50 x 25 x 220cm
2010





 


スTorso3 2009

「Streamline-Torso3」
スウェーデン産黒御影石
193 x 22 x 20 h cm
2009




 


スTorso2 2009

「Streamline-Torso2」
スウェーデン産黒御影石
216 x 14 x 21 h cm
2009





 


ス乱気流 2008

「Streamline-乱気流」
スウェーデン産黒御影石
220x20x50cmH
2008




 


(参考)

1930年の車

タルボット・ラーゴ

 



 


エクリプス2011

「Eclipse- Prominence 2011-e3」
スウェーデン産黒御影石
59 x 18 x 59 cm high
2011

 

 

 

 


眠る心臓07ー05

「眠る心臓 2007-05」
宮城県産玄武岩
35x9x40cmH
2007

 




 


「覚醒する風景ー分水嶺」」
スウェーデン産黒御影石
45x5x60cmH
2008


 


 


日下
今回片桐さん、ケイトさんの浮島彫刻のホームページで
イギリスのスターリング大学(※)での展示について拝見しました。

 

 ※スターリング大学 Corridor of Dreams  「夢の回廊」 インタビュー動画)

  (全23分中、お二人と作品が映るのは11:30~15:30頃です。)

 


片桐 宏典さん
スターリング大学はスコットランドでも有名なアートコレクションを持っています。
いま、イギリスにある僕の作品をそこに預かってもらっているんです。
僕のが14点、ケイトのは4点展示されています、
そのなかには大学が購入したものが2点あります。


FACE BOOK(※リンク)に写真があります。
作品はキャンパス中にありますが、主に僕のデザインしたJAPANESE GARDEN、
日本庭園の中にまとめてあるんです。(※)


 

 ※ スターリング大学 アートコレクション 片桐 宏典さんの紹介ページ 

  ※スターリング大学のFacebook ⇒Art Collection at the University of Stirling

 

                        ⇒片桐 宏典さん、ケイト・トムソンさんの作品写真

 

日下

スターリング大学 Corridor of Dreams  に映っていたインタビューの場所は、
イギリスのお二人のスタジオなのでしょうか。

 

 

片桐 宏典さん
そうです。
スターリング大学制作の「CORIODOR OF DREAMS」の映像で、
作業場みたいな所は僕らのスタジオです。

僕らのほかに、大学のアートコレクションに入っている5人の作家が出てきます。
作家のスタジオトーク集みたいなものです。


 

ケイト トムソンさん
彼の設置の映像が出るけど、話は私だけしているもの(※)もあります。
 (⇒ ※ スターリング大学アートコレクションのインタビュー

       Interview with Kate Thomson (Sculptor)
  (ケイト・トムソンさんの2分のインタビュー、最初の方に片桐 宏典さんも映っています。)

 


日下
そのスターリング大学の「CORIODOR OF DREAMS」(「夢の回廊」)のインタビューで
片桐さんがこんなことをお話されていました。

 

彫刻家とは特別なものです。興味深いアイデアを探す、
社会、歴史、科学、生きているイメージを調査して、
それをカタチにしていく。実際に何かを作り上げていく。
そのすべてのプロセスが自分のものであって、それが彫刻家の特権です。と。

 

私から見て片桐さんは、以前から

とても全人格的に彫刻を実践されているイメージがあります。
そういった作家の姿勢とか心構えなどについての想い、

信条などをお聴かせ頂けますでしょうか。

 


片桐 宏典さん
インタビューでは、作家の姿勢というより、
「ストリームライン」という作品シリーズについて話しています。
僕はいつも4、5種類のテーマで作品制作をしていますが、そのうちの一つです。

 

「ストリームライン」というのは1920年~30年代の、主に車のデザインで、
スピード感溢れる流れるようなフォルムの流線型デザインのことです。
それがすごく格好良くて、デザインのエッセンスだけ取り出せないかなと
いろいろ当時の車のデザインを探したんですよ。 

 

僕はああいうのが大好きだから。
なかでも特にすごい格好良いのがあってね! 
いや~、タルボット・ラーゴとかさ。1台7億円ですよ!
でも実際は格好だけで、いまの車ほどスピードでないと思うんだけど。(笑)


 

日下
あら~!!すごい素敵なデザインですねぇ~!!(感嘆)

 


片桐 宏典さん
僕が自動車を創ってもしょうがないので、できるだけ車っぽくはしないけど。
要するに、この頃のデザイン感覚というのはスピード感を表現したかったわけでしょう。
それで、なぜスピード感を表現したかったかというと
ある意味で社会の成長願望を反映していて、

30年代って成長していて不況に入る直前と後の状況だから、
社会の全体的な心情をかたちが表しているわけですよね。

 

インタビューでは、いまと社会が状況がとてもよく似ている当時の精神を、
改めて、それは何だったのかなというのをアタマの中で整理するために
このデザインを自分なりに追いかけながら創ってみているということを言いたかったのね。
僕としては。

 


日下
そうだったんですか。

 


片桐 宏典さん
「今を見つけるために昔のそういうものを振り返ってみるのも面白いんじゃない?」という。
一般的な方法論ですね。

 

僕のシリーズ作品の中でも、中を切り取って磨いて外が粗い、円環とか三角の作品だと
もろに石の素材感とかたちのせめぎ合いというところがポイントだけど、
このストリームラインのシリーズというのは
フォルムのエッセンスがどこら辺にあるのか、
スピード感とか加速感とか、僕らの強く感じる部分からそれを突き詰めるという。

 

そういうテーマをこのシリーズ作品で取り組んでいました。

 


日下
そうだったんですか~。
現代を考えるために、過去のデザインを検証して制作するということは
私自身は取り組んだことのない制作ですので、とっても興味深いお話です。


どうもありがとうございました。






 

「Streamline」
インド黒御影石
168 x 20 x 60cmH
東京都高輪台プラウド
2014


 

****************************************

編集後記

私が片桐 宏典さん、ケイト トムソンさんに初めてお会いしたのは、
私が大学の副手1年目の冬に、お二人の住む岩手県岩手町にある㈲浮島彫刻スタジオを
訪問した時でした。 大自然の中の広いスタジオに姫神産の巨大な原石が置いてあり
「大学の石彫場とはスケールが違う!」と感動したのを覚えています。

 

 片桐 宏典さんは私が学生の頃から、「宮城教育大学の在学中から、そのままヨーロッパに渡って
彫刻家になっている人」として有名な存在の方でした。
今現在は、1年の半分ずつをイギリスと日本で行き来しながらの活動をされているそうです。

 

 今回は片桐宏典さんの制作テーマの一つ、ストリームライン・シリーズについて
お話をお聴かせ頂きました。

 

 1930年代の車のデザインから、社会の心情とそれがフォルムに反映されていることを
社会、歴史、科学、生きているイメージを含めて調査して、そこから自分自身で、新しい何かを創る、
というお話でした。

 

 彫刻家は常に、どうしてそのかたちを創るのかを考えていると思いますが、

このような時代とデザイン検証から創作を試みるという手法は、私にとっては未知のことで
とても興味深く勉強になるお話でした。

 

 次回は、さらに片桐 宏典さんの制作テーマの一つである、サウンドインスタレーションについて
お話をお聴かせ頂きます。 

 

どうぞお楽しみに。

 


浮島彫刻スタジオ 片桐 宏典さんとケイト・トムソンさん

岩手県岩手郡岩手町浮島

********************************


 

◆片桐 宏典さん、ケイト・トムソンさんのホームページ
 浮島彫刻スタジオ 

 

 

スターリング大学(イギリス)での展示
 片桐 宏典さんの紹介ページ 

 スターリング大学 Corridor of Dreams 「夢の回廊」 インタビュー動画)

 (全23分中、お二人と作品が映るのは11:30~15:30頃です。)


 

 

◆開催中の展覧会です。
 

IMAGINATIVE LANDSCAPE 3人展
「片桐宏典+ケイト・トムソン+上門周二」

− 「風景」をテーマにした彫刻とドローイングによる三人展 ー

会期:2016年11月24日(木)〜29日(火)
会場:プロモ・アルテ・プロジェクト・ギャラリー
時間:11:00〜19:00 (最終日のみ17時終了)/会期中無休
      プロモ・アルテへのアクセスはこちら:http://www.promo-arte.com/galeria2/map_images/galeria_ArtsMap.htm
   
   プロモ・アルテギャラリー
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5丁目51-3ガレリア2F
Tel. 03-3400-1995  Fax.03-3400-9526
info@promo-arte.com
www.promo-arte.com

 

片桐宏典
「環境と造形芸術」をテーマにヨーロッパと日本を中心に普遍的な造形を目指す作家活動はもとより、国際彫刻シンポジウム運動による公共空間での実験的なアーティスト同士の恊働制作プロジェロトや地域性と連携した様々な特色あるアートイベントの企画運営を次々と手がけている。浮島彫刻スタジオを日本1991と英国2014にケイト・トムソンと共に設立。シンプルな抽象的構成の黒御影石や玄武岩による作品。

 

ケイト・トムソン
ケルト文様や神話をモティーフとした大理石の抽象的彫刻を中心に手がける。代表的な作品として駐日英国大使館、大手町ファイナンシャルシティ、グラスゴー・ゴーブルズ・オートランド地区再開発事業モニュメントなどがある。グラスゴー・スカルプチャー・スタジオ共同設立1986、UK98アートフェスティバル1998企画運営などスコットランドと日本を中心に世界各地でアートプロジェロトを広く手がけている。

 

上門周二
鹿児島県種子島生まれ。春は森でヤマモモと野いちご捕り、夏は珊瑚礁の海で魚たちと戯れ、川エビ捕りに勤しみ、冬はサトウキビ畑で収穫を手伝い、強烈な自然体験と原風景を胸に東京へ出る。1985年株式会社アネトス地域計画を設立しランドスケープ・アーキテクトとして独立。自然と人間との共生をテーマにランドスケープ・コンサルティング及び設計に関わり、日本及び東アジアを中心に世界各地のプロジェロトを手がけている。今回「Creative Landscape」をテーマとしたドローイング作品を初めて発表する。

 

日本・石の野外彫刻―ストーンアート写真集
  藤田観龍 著(写真)  本の泉社

 

 片桐 宏典さんの作品写真と手記「石彫というジャンル」(318ページ)
 ケイト トムソンさんの作品写真が掲載されています。


彫刻家 片桐 宏典さん 第1回続き 略歴のご紹介

 

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学び場美術館登場作家リストⅡ
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みなさま こんにちは。

彫刻工房くさか 日下育子です。

 

今日は素敵な作家をご紹介いたします。

彫刻家の片桐 宏典さんです。

 



片桐 宏典さん
ケイト・トムソンさん


お二人とも彫刻家であり、ご夫妻でもいらっしゃいます。

以下、2014年7月掲載の再放送でお届けします。


前回の日下育子からのリレーでご登場頂きます。
     
第1回  第2回  第3回  第4回  第5回  

 

片桐 宏典さん  

    第1回 ~三陸のリアス海岸が原風景にあります~ 

           第1回続き 略歴のご紹介

    第2回目  ~彫刻でコミュニティーと関わってきました~ 

    第3回 ~芸術家の共働制作で「宇宙」を表現しました~

    

第4回の今日は、片桐 宏典さんが彫刻にプロフェッショナルに
取り組んでいらっしゃる想いについてお話をおうかがいしました。

 

片桐さんは教育大学のご出身でいらっしゃいますが、
教育自体も面白く、かつエネルギーがいる仕事なので、敢えて両立ではなく
彫刻一本だけを選ばれたということでした。

またプロとしてどんな作品を創りたいかをお聴かせ頂きました。

 

どうぞお楽しみ頂ければ幸いです。

 


**********************************


 


現実的意識にないがしろにされた

「(現実的意識にないがしろにされた)ある不確かな響鳴を求めて覚醒する風景」
宮城県産玄武岩
幅12x厚7x高50cm
2003




 


"Wave Ship"

"Wave Ship"
カラーラビアンコ大理石
300x60x75cmH, 250x50x45cmH
みなとみらい中央街区42地区所蔵
2011




 


「覚醒する風景ー分水嶺」」
スウェーデン産黒御影石
45x5x60cmH
2008




 


「黒い女のソネット」

「黒い女のソネット」
スウェーデン産黒御影石
8x8x35cm
2007





 


眠る心臓07ー05

"眠る心臓 2007-05"
宮城県産玄武岩
35x9x40cmH
2007

 

 


 

「望郷」
宮城県産玄武岩
幅90x厚17x高18cm
2004




 


ウオーターマーク

「ウォーター・マーク ~北上川の四季」
スウェーデン黒、岩手産白花崗岩
本体寸法   700x700x800cmH
いわて沼宮内アートロード計画 「シンボル・モニュメント」
岩手県岩手町いわて沼宮内駅前
2003





 


ラシャーナ国際彫刻シンポジウム

ラシャーナ国際彫刻シンポジウム
2002年 レバノン、ラシャーナ





 


向白神

「向白神(むかいしらがみ)」
青森県弘前市駅前通ダイエー向かい
弘前市駅前通りモニュメント計画
1998
メモ
世界遺産「白神山地」のなかの向白神岳をイメージする。
JR弘前駅から商店街に伸びる約2kmの遊歩道に
全7基設置されたうちの2番目のモニュメント。
道路を隔てた向こう側にある3番目の作品「白神の箱」と共に
白神山地をテーマとし、白神岳と向白神岳という対になる
地域の中心的な主峰をシンボリックに表現し、
心理的に両側の空間の一体化を意図する。



 

 


日下
片桐さんやケイトさんのお仕事を拝見したり
こうしてお話をお伺いしたりしていると、芸術でどこを目指してやっていくかを
明快にして取り組まれているという感じがします。

 

それは第2回 のインタビューでもお話して下さっていますが
彫刻、アートでコミュニティーに関わることで地域がより柔軟にいろんなことを話せるようになるとか、
それによって結果、社会が良くなるという役割をとてもフルに活かして活動されていると思います。

 

一方で、これまでの私も含めて、アーティストは、アートそれ自体で生業を立てるのか大変なせいか
何か他のお仕事と兼業をしている方も多いと思いますが
お二人はずっとプロフェッショナルの立場でいらっしゃいますね。

 


片桐 宏典さん
兼業すると逆に大変じゃないですか。

 

僕は宮城教育大学に行って、取りあえずB採用で講師にでもなって
月給を確保した上で好きな事をやれと、親から言われていたし
自分でもそうしようと思っていたけど・・・。

 

先生になってしまうと、もう作家は出来ない、
だからいかに先生や他の仕事をしないようにするかを考えた。

 

仙台で活動をしている、メインのグループの作家ってみんな学校の先生なんだよね。

 


日下
ええ。そういう方が多いですね。

 


片桐 宏典さん
面白い人が一杯いる。
彼らと、一緒に展覧会や飲み会などをしていると、すごく刺激的で楽しかった、
でも、いま考えると、制作や作品に関する姿勢はどうしてもアマチュアのスタンスなんですよね。
特に作品を社会の中でどう位置づけていくかというと問いに対して。

 

僕が学生の時には、プロとして絵を描いている作家をすごく軽蔑していました。
客の好みに合わせた「売り絵」を描いて食べてると。
食うためのことをやったら汚れる。・・・というか、感性が濁るから「売り絵」は絶対ダメだと。


だから、日曜日とか夜中とか、ひたすらしこしこ、仕事とは別に、
展覧会のために作品を創っていく、という人生パターンを考えていたんだけど・・・。

 

それが、教育実習に行って、実際に教育の現場に入ってみると、
生徒一人一人と向き合うのってすごく大変で、
俺はそんな才能もエネルギーもないから
先生をやっていたら制作は絶対出来ないと思って、先生になるのはやめたんです。

 

そしたら親父に、「なんだ、約束が違うじゃないか!」と殴られましたけどね。
でも先生になるのを辞めて本当に良かったです。

 

だって、教育自体すごく面白いんだもの。
制作をしてたらそっちが中途半端になっちゃう。
人間が相手の仕事だから誤魔化せない訳じゃない、教育は。
作品を創っている暇なんか無いわけじゃない。
だから、やっぱりプロしかないかなと。

 

お金はなくとも、時間さえあれば、何とかなるし。
親のスネかじってでも何とかなるでしょ。(笑)

 


日下
私も結婚前まで、本当に親のスネをかじりました。

 


片桐 宏典さん
仕事というのは、いつ、大きな、大切なプロジェクトが入ってくるか分かりませんから
いざという時にたっぷり時間をかけて動ける状況にしておかないと駄目なんです。
自由な時間を確保しておくために、多少の経済的な保証はあきらめるんです。
なんとかなりますよ。

 


日下
はい、とてもよく分かります。

 


片桐 宏典さん
だから、そのためにも他のものをすぐに切れる状況にして、自分をフリーにしておかないと。
そういう意味ではプロとして食べていないと、

作家としてはあまり良い仕事が出来ないんじゃないかと・・・。

 

先生になるのを否定している訳じゃないんですが、
僕には出来ないという話です。

 

プロとして作品を創るなら、
人生を変えるような、すごい作品を創りたいわけですよ。
自分自身すらも変えてしまうようなね。
僕にとっての、作品を創る意味はそのあたりにあるんじゃないですか。

 

立派な美術館ではなく、ロビーに飾るだけの作品にしても、
観た時に「あっ!」というような感じがないとね。
誰かの人生が変わってくれるような作品であれば、どこでも良いじゃないですか。
そうじゃないと、ただのきれいな壁紙でおしまい。
だから、そこら辺が作品の生命線かな、という気がするんですよね。

 


日下
ああ~、それは本当にそうですね~。深いお話ですねぇ~(感動!)

 


片桐 宏典さん
見た目のインパクトだけじゃなくて
どういうエネルギーを作品が持てるかというそれが勝負ですからね。
じわじわっとでも。

 


日下
本当にそうですねぇ~。(感動!)


片桐 宏典さんのプロとしてのお話をお伺い出来て
ピリッと、とっても良い刺激を頂きました。


本当に素晴らしいお話をありがとうございました。



 


シンフォニア

「シンフォニア(交響曲)」
岩手産白花崗岩、クリ
450x180x900cmH
岩手県二戸郡奥中山いわて子供の森
県営テーマパーク施設のシンボル・モニュメント
2002


****************************************

編集後記

 

 私が片桐 宏典さん、ケイト トムソンさんに初めてお会いしたのは、
私が大学の副手1年目の冬に、お二人の住む岩手県岩手町にある㈲浮島彫刻スタジオを
訪問した時でした。 大自然の中の広いスタジオに姫神産の巨大な原石が置いてあり
「大学の石彫場とはスケールが違う!」と感動したのを覚えています。

 

 片桐 宏典さんは私が学生の頃から、「宮城教育大学の在学中から、そのままヨーロッパに渡って
彫刻家になっている人」として有名な存在の方でした。
今現在は、1年の半分ずつをイギリスと日本で行き来しながらの活動をされているそうです。

 

 今回は片桐宏典さんが彫刻、アートにプロフェッショナルに取り組まれているという
お話をお聴かせ頂きました。

 

 ご自身も含めて誰かの人生を変えるような作品を創りたいというお話でしたが、
きっと岩手町をはじめ、日本各地、ヨーロッパ各地の片桐さんの作品をご覧になって
芸術を志す若者がいたかも知れませんし、これからも出てくるかも知れません。

 

 私自身も、若い時に片桐 宏典さん、ケイト・トムソンさんの作品をみて
自分もいつかああいう仕事がしたい!と思った者の一人なのです。


本当に長い間、途切れることなく、活動を続けてこられたことを尊敬しております。

 

 次回は、片桐 宏典さんの制作テーマの一つ、ストリームラインというシリーズ作品を
紹介して頂きます。  

 どうぞお楽しみに。

***********************************

 

 

 

◆片桐 宏典さん、ケイト・トムソンさんのホームページ
 浮島彫刻スタジオ 

 

 

 

スターリング大学(イギリス)での展示
 片桐 宏典さんの紹介ページ 

 スターリング大学 Corridor of Dreams 「夢の回廊」 インタビュー動画)

 (全23分中、お二人と作品が映るのは11:30~15:30頃です。)


◆開催中の展覧会です。
IMAGINATIVE LANDSCAPE 3人展
「片桐宏典+ケイト・トムソン+上門周二」

− 「風景」をテーマにした彫刻とドローイングによる三人展 ー

会期:2016年11月24日(木)〜29日(火)
会場:プロモ・アルテ・プロジェクト・ギャラリー
時間:11:00〜19:00 (最終日のみ17時終了)/会期中無休
      プロモ・アルテへのアクセスはこちら:http://www.promo-arte.com/galeria2/map_images/galeria_ArtsMap.htm
   
   プロモ・アルテギャラリー
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5丁目51-3ガレリア2F
Tel. 03-3400-1995  Fax.03-3400-9526
info@promo-arte.com
www.promo-arte.com

 

片桐宏典
「環境と造形芸術」をテーマにヨーロッパと日本を中心に普遍的な造形を目指す作家活動はもとより、国際彫刻シンポジウム運動による公共空間での実験的なアーティスト同士の恊働制作プロジェロトや地域性と連携した様々な特色あるアートイベントの企画運営を次々と手がけている。浮島彫刻スタジオを日本1991と英国2014にケイト・トムソンと共に設立。シンプルな抽象的構成の黒御影石や玄武岩による作品。

 

ケイト・トムソン
ケルト文様や神話をモティーフとした大理石の抽象的彫刻を中心に手がける。代表的な作品として駐日英国大使館、大手町ファイナンシャルシティ、グラスゴー・ゴーブルズ・オートランド地区再開発事業モニュメントなどがある。グラスゴー・スカルプチャー・スタジオ共同設立1986、UK98アートフェスティバル1998企画運営などスコットランドと日本を中心に世界各地でアートプロジェロトを広く手がけている。

 

上門周二
鹿児島県種子島生まれ。春は森でヤマモモと野いちご捕り、夏は珊瑚礁の海で魚たちと戯れ、川エビ捕りに勤しみ、冬はサトウキビ畑で収穫を手伝い、強烈な自然体験と原風景を胸に東京へ出る。1985年株式会社アネトス地域計画を設立しランドスケープ・アーキテクトとして独立。自然と人間との共生をテーマにランドスケープ・コンサルティング及び設計に関わり、日本及び東アジアを中心に世界各地のプロジェロトを手がけている。今回「Creative Landscape」をテーマとしたドローイング作品を初めて発表する。

 

日本・石の野外彫刻―ストーンアート写真集
  藤田観龍 著(写真)  本の泉社

 

 片桐 宏典さんの作品写真と手記「石彫というジャンル」(318ページ)
 ケイト トムソンさんの作品写真が掲載されています。


彫刻家 片桐 宏典さん 第1回続き 略歴のご紹介

 

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★☆ アーカイブス ☆★


学び場美術館登場作家リスト
学び場美術館登場作家リストⅡ
学び場美術館 登場作家リスト Ⅲ ー2014

 


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