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彫刻家 ケイト・トムソンさん 第6回 ~共働制作の体験から描いた夢、公会堂アートショウのこと~

みなさま こんにちは。

彫刻工房くさか 日下育子です。


今日は素敵な作家をご紹介いたします。

イギリス人の女性彫刻家 ケイト・トムソンさんです。




ケイト・トムソンさん
片桐 宏典さん
お二人とも彫刻家であり、ご夫妻でもいらっしゃいます。



前々回の日下育子からのリレーで、片桐 宏典さんに引き続き、ご登場頂きます。
     
片桐 宏典さん
     

第1回   、第1回続き  、第2回目  、第3回  、第4回  、第5回   、第6回  、第7回 

第8回  、第9回  、第9回リンク    、第10回  、第10回リンク  



ケイト・トムソンさん 
 
第1回  ~~6歳で彫刻家になると決まりました!~

 第1回続き   略歴のご紹介
 第2回  ~制作の素材と想い 石を彫り始めたきっかけと作品の中のスペースについて~ 

 第3回  ~制作テーマ① リレイティブ・パーセプションズについて~

 第4回   ~制作テーマ② 光(LED)を使った大理石の作品群について~ 
 第5回   ~社会との接点 彫刻で遊び場を創っています~


第6回目の今日は、ケイト・トムソンさんがたくさんの共働制作の体験を活かして、
インスティチュートを作りたいという夢を持っていらしたことについて、
実現したらどのような事を伝えたかったのか、お話をお伺いしました。



また、共働制作について、ケイト・トムソンさんのカタログ、アーティスト・ノートの言葉も併せて
お届けいたします。


どうぞ、お楽しみ頂けましたら幸いです。


:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::



七つの旅1



七つの旅2


「七つの旅」
ケイト・トムソン+片桐宏典共働制作
中国産大理石
150x1050x210cmH
青森県八戸市南郷区図書館
2004

メモ
この作品は、人間の知的好奇心と柔らかな精神が、
世界に広がる文化的多様性と叡智に触れる驚きと
喜びから生まれる「知的果実」を求めて、
理想と現実世界を駆け抜ける精神の旅を象徴しています 。








「コスモス」

1.[ビックバン広場」 モノリス





「コスモス」

1.[ビックバン広場」







「コスモス」

1.[ビックバン広場」






「コスモス」

2.「現在の時空広場」






「コスモス」

2.「現在の時空広場」





「コスモス」

2.「現在の時空広場」



「コスモス」、(1.「ビックバン広場」2.「現在の時空広場」)
ビック・バン広場 - モノリス

デザイン及び制作
片桐宏典、ケイト・トムソン、用澤修、吉田昇、ルボミア・ヤネチカ、
アンディー・アルプ、岩村俊秀、清本真右、坪井常男


岩手産白御影石、 遠野産黒御影石

本体寸法 

1.「ビックバン広場」6.2mH x 30m x 25m
2.「現在の時空広場」 2mH x 30m x 25m

宮城県仙台市若林区元茶畑  宮城県仙台第一高等学校内
デザインから制作まで全て芸術家の共働制作によるプロジェクト
1993





1991-VMbering

「V.J.ベーリング記念彫刻広場」
ブロンズ像制作         ケイト・トムソン
広場のデザイン及び制作   片桐宏典

ブロンズ、白御影石、スレート
1000 x 1000 x 270 cmH

宮城県石巻市網地島白浜海岸
牡鹿町所蔵

1991

メモ
ベーリング海峡の発見者であるオランダ人探検家V.J.ベーリングが、

探検途上、金華山沖に現れ、当時の住民と交流があったこと(1735)

を記念して設立された。








PTA

「WALL」
パークヒルズ田原彫刻シンポジウム
山本哲三氏と共働制作
黒、白、赤御影石
大阪府四條畷市

1990









「Watch the Moon Come Down」、
(月が舞い降りるのを見よ)
片桐宏典、ケイト・トムソン共働制作作品
岩手県産白御影石
400x35x270cmH, 150x90x35cmH
1990

メモ
浜松市ゆりの木通りに計5点の作品が設置。
そのうちのひとつで二人の共働制作作品。
月の緩やかな運行をモチーフに
幾何学的なムーブメントで優雅さを表現。








「Journey Home」
第一回公会堂アートショウ
プラスティック段ボール、発泡スチロール、LED
2005










「迷路プロジェクト」
第一回公会堂アートショウ共働制作作品
ケイト・トムソン、宝池智美、工藤由美、土坂万機、福士一也

発泡スチロール、ミラーフィルム、新聞紙、木、大理石、LED
10m x 10m 2.7mH
2005







「In The Attic Of My Mind」
第三回公会堂アートショウ
プラスティック段ボール
2010




日下
ケイトさんは日本のみならず世界各国で制作されていますね。
また、共働制作も多数取り組まれていますね。
それらのご経験から、以前、学校を作りたいという夢を持っていらっしゃるということを
お話されていたのが、とっても印象に残っています。



ケイト・トムソンさん
いろいろ面倒臭いことがあり断念しました。
でも、浮島でインスティチュート、専門の研究所みたいなものを作りたいと思っていました。



片桐 宏典さん
学校と言っても芸大という意味じゃありません。



日下
仮に、その学校、研究所を作ったとしたら、そこで伝えたかったことは
どんなことだったでしょうか?



ケイト・トムソンさん
バウハウス みたいな夢があったかもしれないです。
建築家、デザイナー、創る(作る)人たちと一緒にデザインをすること。
インタラクション(相互作用)のコンセプト作る人など、
いろいろな分野の人と実験的なコラボレーションで、
実際にアイディアをカタチにすることができる研究所をと考えていました。
シンポジウムとバウハウス を一緒にしてみたいと。

 

インタラクションの学校(場)として、アイデアだけを出すのではなくて、ちゃんとそれを作ることも。
それで、次のステップをどうやって展開していくかのリサーチも出来るような場所が創りたかった。
でも、その研究所を作ったら私たち二人は、もう自分では制作に専念できず、
もうずーっとその面倒を見るだけになってしまうかもしれないと段々考えるようになりました。



日下
ああ~、確かにそうかもしれませんね。



ケイト・トムソンさん
だからインスティテュートはやめたけれど、いろいろ違うプロジェクトで、
期間限定ならそれがが出来ると考えました。


公会堂アートショウ などは、そのミニ版の実践でした。
ジャンルの違う芸術家と、いろいろ実験的なインスタレーションを作りました。

   

    ※岩手県公会堂【登録有形文化財】

   


日下
そうですか~。



ケイト・トムソンさん
彼(片桐 宏典さん)はいつもは石の彫刻ですが、サウンドインスタレーション をしましたね。
また、本田健さん は鉛筆画を描いてますが、お米でインスタレーションしました。
私も、発泡スチロールとかサンプライシートによるインスタレーションです。



日下
サンプライシートって、どんな素材でしょうか?



片桐 宏典さん

プラダン(プラスティック段ボール)みたいな。
それを切り抜いて折り紙みたいにしたり。
あと、モビールも作ったね。



ケイト・トムソンさん
そう。最初の公会堂アートショウでは、
建築科の学生たちとコラボレーションしました。



片桐 宏典さん

あのときは、プランから実現まで学生と一緒にコラボレーションです。
アシスタントとして学生を使うのではなくて、学生にも一緒にプラン出してもらって。



日下
そうですか~。それは素晴らしいですね。



ケイト・トムソンさん

でも、思っていたよりは、私の作品の雰囲気が出てきました。
学生はみんな、まだ自分に自信がなかったから
最初から、私のアイデアを見て似たようなアイデアを出してきたんでしょう。


それも良かったけど、学生たちがもう少し自信をもてるように
自分自身のアイデアをもう少し強く入れてほしかったけど・・・。
でも面白かったね。


あと、仙台一高のプロジェクトも彫刻家と職人さんと一緒にやりましたが、
最初のアイデアの段階では建築家もコラボレーションで入りました。



日下
それぞれのプロジェクトでインスティチュートの夢を実践されていて
とても素晴らしいと思います。



ケイト・トムソンさん

もし、自分の浮島スタジオでインスティチュート作ると、
ずーっと、最初はお金にもならなかったでしょうね。
建物作るお金すらもないですから。


でも今考えると、
一人ぼっちで我がままに自分のアイデアだけ考えることは結構大事です。
その暇があるとまた、コラボレーションが上手くできると思います。


人と一緒にコラボレーションすることは大変面白いけど、
インスティチュートが自分の制作場所になって、
ずーっとコラボレーションの生活だったら単に疲れるだけになるかも知れない。
自分のコントリビューション(提供)が出来ないんじゃない。
アイデアも段々薄くなるかもしれない。



片桐 宏典さん

枯れちゃうね。



ケイト・トムソンさん

うん。



日下
そうですか~。
それも共働制作の体験を数多くされてきたからこそ
仰ることができる言葉だと思います。


今はアートに限らず、商業活動などでもコラボレーションという言葉は、流行のように聞かれます。
私も一度は体験してみたいという憧れもありますが
やはり、個人の独創的なアイデアや力があってこそ成り立つものなのですね。
とっても貴重な体験談をありがとうございました。





迷宮

「迷宮」
白御影石
46x49x32.5cm
1999




ケイト・トムソンさん カタログ
『Relative Perseptions(リレイティブ・パーセプションズ)』 
P19 コラボレーション より


「夫、片桐宏典とのコラボレーション(共働制作)は、私たち二人の関係をぎりぎりの
限界にまで引っ張っていくという点で危険な試みにもなりうる」



「これまでに関わった、アーティストたちとの共同制作プロジェクトでは、大抵、最終的に
生まれる結果より、そこまでのプロセスの方がはるかに豊かであることが多い。
それでも時には、各人の考えをできる限り詰め込んだ安全な折衷案に終始する危険性も
非常に高い。片桐との共働制作では、お互いを充分に知り尽くしているがゆえ頑固にもなるし、
また素直にも従順にもなる。そしてどちらも自分が良いと信じるもののために真正面から
ぶつかり合い、激論をたたかわせるのだ。そしてどんな衝突に遭遇しても。お互いから最良のもの
(片桐の言葉を借りれば『プラス・アルファ』という)を引き出すことができるだけの強い絆で
結ばれている」



「共働制作は非常に興味深い、とても骨の折れる作業だが、その報酬としていつも豊かな
発想と経験を与えてくれる。ただし、こういったコラボレーションが健全に機能するためには
時折一人でじっくりとアイデアを充電し、単独制作の自信をつけることが肝要だ」







「タイム・イズ・ア・リバー」
ポルトガル大理石
30x75x5cm厚
2002


**************************


編集後記


私が片桐 宏典さん、ケイト・トムソンさんに初めてお会いしたのは、
私が大学の副手1年目の冬に、お二人の住む岩手県岩手町にある

㈲浮島彫刻スタジオを訪問した時でした。 


ケイト・トムソンさんは、片桐 宏典さんと共にお二人のお子さんを育てながら、
着実に精力的に創作活動を展開してこられました。


私がケイト・トムソンさんからインスティチュートの夢をお伺いしたのは約10年ほど前でした。
活き活きと夢を語っていらして、私から見ると本当にスケールが大きくて素晴らしいと、
いつか詳しくお聴きしたいと思っていました。
ご自身のよりよい作品を創作し続けるために、敢えて実現しないという選択をされたのも

大きな決断だったのではないかと思います。 その後、かたちを変えて実践を継続されているのは

素晴らしいことだと思います。


ケイト・トムソンさんのカタログ、アーティスト・ノートから引用させて頂いた言葉も、

今の私にとってはとても感動的に響きました。


次回は東日本大震災直後にケイト・トムソンさんと片桐 宏典さんが主催された展覧会、
POST CARD TO JAPANについてお話をお聞かせ頂きます。


どうぞお楽しみに。



浮島彫刻スタジオ 片桐 宏典さんとケイト・トムソンさん

岩手県岩手郡岩手町浮島




***********************************


◆片桐 宏典さん、ケイト・トムソンさんのホームページ
 
浮島彫刻スタジオ 


 ケイト・トムソンさんのエッセイ集 (英語です。)

スターリング大学(イギリス)での展示
 

 ケイト・トムソンさんの紹介ページ


 スターリング大学 Corridor of Dreams  (「夢の回廊」 インタビュー動画)

 (全23分中、お二人と作品が映るのは11:30~15:30頃です。)

  

スターリング大学アートコレクション 
ケイト・トムソンさんのインタビュー  (約2分)

スターリング大学のFacebook ⇒Art Collection at the University of Stirling

        

                    ⇒ケイト・トムソンさん、片桐 宏典さんの作品

                        


日本・石の野外彫刻―ストーンアート写真集
  藤田観龍 著(写真)  本の泉社
 

 ケイト・トムソンさんの作品写真、片桐 宏典さんの作品写真と手記が掲載されています。



ケイト・トムソンさん 第1回続き 略歴のご紹介




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スポーツの秋!


皆様、こんにちは



おいしいお茶で癒しと健康をお届けする【下総屋茶舗】五代目の金久保です。




台風一過、爽やかな晴天に恵まれていますね


運動にも行楽にも快適な季節ですよね



私も先週トライアスロンに参加して来ましたよ


2012年の元旦に、「トライアスロンに出る」って目標決めて


その年の4月に千葉県の館山でトライアスロン初挑戦し、完走。


6月には地元の渡良瀬遊水地の「彩の国トライアスロン」完走


50代で2位、総合36位でした。


7月初旬にも立川の昭和記念公園トライアスロンを完走


その後はスケジュールが合わずにレースには出れず


トレーニングだけ続けていましたが・・・


2013年は2月トレーニングのロードバイク走行中に


自動車に跳ねられ入院、骨折やリハビリのため


その年は1レースも参加できませんでした。



最初から飛ばし過ぎたからか・・・


このブランクは結構ショックでしたね



そして今年6月、地元の「彩の国トライアスロン」完走


50代で1位、総合25位でした。


で、先週は横浜シーサイドトライアスロン


八景島を舞台に1000人以上がエントリーしました


この時も台風の影響が少しあり


全日から当日朝までは曇りで気温が低く風が強い状況





しかし、いざレースが始まってみると


朝の準備の時は肌寒くてウインドジャケットが必要だったのが


雲一つない快晴で気温もどんどん上がりました。


ただ風は強くて、海も波立って流れもきつく出足から苦戦…


ロードバイクも出足から登り坂と強い向かい風で進まないこと…


ランの時には陽射しがジリジリと体力と水分を奪って行きました


が、なんとか無事に Finish !



9月は地区体育祭で400mリレーのアンカーをしたり


筋肉痛やら膝痛が溜まっていて練習も十分できず


スタート前にすでに膝が痛んで完走すら心配でした



ゴールした後が脚を引きずるようで大変でしたけどね・・・


やっと痛みも取れましたので、トレーニング再開です。


今年はマラソンに挑戦したいな~と思っていますが



私の膝の痛みは体の歪みが原因みたいなので


足首やひざの硬くなった筋をほぐしたり


フォームを修正・注意したりしないと


長距離はもたないかな~



でも、運動って気持ちいいですよ~


心身ともに健康にもなれるし


おいしく食べれて太らないですからね


皆さんも生活に何か運動習慣を取り入れてみませんか






今日も健康に感謝。









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彫刻家 ケイト・トムソンさん 第5回 ~社会との接点 彫刻で遊び場を創っています~

みなさま こんにちは。

彫刻工房くさか 日下育子です。


今日は素敵な作家をご紹介いたします。

イギリス人の女性彫刻家 ケイト・トムソンさんです。




ケイト・トムソンさん
片桐 宏典さん
お二人とも彫刻家であり、ご夫妻でもいらっしゃいます。



前々回の日下育子からのリレーで、片桐 宏典さんに引き続き、ご登場頂きます。
     
片桐 宏典さん
     

第1回   、第1回続き  、第2回目  、第3回  、第4回  、第5回   、第6回  、第7回 

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ケイト・トムソンさん 
 
第1回  ~~6歳で彫刻家になると決まりました!~

 第1回続き   略歴のご紹介
 第2回  ~制作の素材と想い 石を彫り始めたきっかけと作品の中のスペースについて~ 

 第3回  ~制作テーマ① リレイティブ・パーセプションズについて~

 第4回   ~制作テーマ② 光(LED)を使った大理石の作品群について~ 

第5回目の今日は、ケイト・トムソンさんが彫刻でどのように社会と関わっていらっしゃるか
お話をお伺いしました。
ケイト・トムソンさんは、彫刻を造形物としてだけでなく、コミュニティーの演劇セットのような
役割で、子供、大人両方にとっての遊び場として創作されているそうです。
ケイト・トムソンさんのカタログ、アーティスト・ノートの言葉も併せてお届けいたします。


どうぞ、お楽しみ頂けましたら幸いです。


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クラウド9

「Cloud 9」

ビアンコカラーラ大理石
165x165x75cmH
2008







ケルティック・チェーン/ボラード




「ケルティック・チェーン/ボラード」

ビアンコカラーラ大理石
180x130x65cmH, 65x65x50cmH
2011

神奈川県横浜市みなとみらい中央地区42街区
みなとみらいアートプロジェクト 「風と潮流」







いわてレッドデータブック
「いわてレッドデータブック」
黒、白花崗岩
300x60x300cmH
2003

岩手県岩手町いわて沼宮内駅前
いわて沼宮内アートロード計画岩手町







waves of affinity 98


waves of affinity 98 2


waves of affinity 98 4

「親和の小波(さざなみ)」
岩手産白御影石
1200x700x300cm
1998

東京都千代田区一丁目一番一号英国大使館内駐日英国大使館
英国大使館モニュメント






ごばんしょ公園

「月の響き」
白御影石
250x10000x120cmH
1992

宮城県牡鹿町コバルトライン南端御番所公園 牡鹿町御番所公園
 御番所公園 石彫モニュメント







バーリントン

「無題」
バーリントン国際彫刻シンポジウム共働制作
1991







PTA

「WALL」
黒、白、赤御影石
1990

パークヒルズ田原彫刻シンポジウム
山本哲三氏との共働制作





crossRoad

「クウォーリー・ロード」
リンダブルン国際彫刻シンポジウム共働制作
1989






日下
先の回で(第2回 )、ケイトさんは彫刻をパブリックに出したいと考えて、
みんなの遊び場、みんなが会う場所を作りたかったので石を選ばれたというお話でした。
そのことについてもう少し、詳しくお聞かせいただけますでしょうか。



ケイト・トムソンさん
コミュニティー・ライフの舞台みたいなのを創るのがいいかなと・・・。
それでいろいろなイベントで使うベースが出来れば
コミュニティーが活性化するチャンスを増やすことができる。


今、現代生活の中でコミュニティーが無くなるという問題があります。


小さい村のようなところでは、子供たちは皆同じ学校に通い、
お店が一つだけ、郵便局は店と一緒か誰かの家の中でやっています。
そういうコンパクトなコミュニティーは勿論、お互いにみんなよく知っていて
どんなことでもみんな一緒に頑張ってやらないと何も出来ないから
ほかに選択のオプションはなかったでしょう。


現代の生活はすごくたくさんのオプションがあるから
隣に住んでいる人と会うチャンスすら少ないと思います。
それで、もうコミュニティー感覚がだんだん薄くなりました。


今、東北は大変面白い。
津波のあと、コミュニティーはまたすごく出てきました。
でも、その面倒をちゃんと長く見ることもすごく大事です。




日下
はい。



ケイト・トムソンさん

仮設住宅の中で、みんな一緒に会う場所とかが足りないと思います、
3年前はコミュニティー意識が一気に強くなり、みんなお互いにサポートしました。
それがまただんだん薄れてきた。
これからもっと、みんなが会うとか一緒に遊ぶ事がやっぱり大事です。
それでみんなでリフレッシュする。



日下
そうですね~。(共感)



ケイト・トムソンさん

みんなが一緒に遊ぶ、イベントを作る、一緒に働く、
そのスペースを一緒に作るのが私は面白いです。


それで勿論、メインは子供の遊び場だけど、
それだけじゃなくて大人の遊び場も作った方がいいと考えています。
遊ぶことを大人が思い出してほしい。遊ぶことは勉強することだから大事なことです。


でも大人はもう、いろいろ心配ごとばかりで
時間がもったいなくて遊ばないのですね。



日下
はい。確かにそうですね。私もそうなので。(笑)



ケイト・トムソンさん

大人は子供と一緒に遊んだ方がいい。
勉強になりますから、大事なことです。



片桐 宏典さん
そうですね。



ケイト・トムソンさん

そうです。それで普通の子供の遊び場じゃなくて、彫刻で遊び場を創る。
小さい彫刻も遊び場です。眼とイマジネーションで入るから、脳の遊び場です。



日下
そうですか~!
すごく面白いですね。

確かにケイトさんのこれまでのパブリックの作品を拝見すると
一つの彫刻というより、人に寄り添った感じ、
人が集まって来たくなるような形のものが多いですね。
とっても素晴らしいです。





Key of Affinity - Cavescape

「Key of Affinity - Cavescape」
バルカンホワイト大理石
170x175x95cmH
東京都中央区大手町一丁目大手町ファイナンシャルシティ
2012
ベンチスカルプチャー5点セット のうちの1点
大手町一丁目アートプロジェクト





ケイト・トムソンさん

これ、人の遊び場。サラリーマンの遊び場!(笑)



日下
サラリーマンの方々も憩いを楽しんでますね~。(笑)
オフィス街にこういう作品があるのも、とってもオアシスのような感じですね。


以前、リレーティブ・パーセプションズのテーマ( 第3回 )のお話でも
今回の「遊び」を取り戻すというお話でも感じるのですが、

ケイトさんご自身がたくさんの立場での視点を持っていらっしゃることが
作品に反映されているようにも感じられます。


つまり、彫刻家であり、妻であり、母であり、
イギリス出身でいて、日本で仕事も生活もされていますし、一人何役という・・・・。


ケイト・トムソンさん

それは、みんなそうでしょう。
芸術家は特に。

私は小さい時から彫刻やってたので、
何かを考えるときは、彫刻で考える。
それでやっぱり、観る人にもその経験をあげたいかな。



片桐 宏典さん
絵じゃ物足りないかも。
いろいろ見たいし、欲張りだから一つだけじゃなくて七色の・・・。
だからレインボウなのよ。(笑)



ケイト・トムソンさん

答えはありません。まだ。
自分でもリサーチ中で、自分でも答えはまだ分かりません。
まだ実験中ですね。



片桐 宏典さん
あと、やっぱり、一つの答えがないというところじゃないでしょうか。
見方をいくつも持っているから。



ケイト・トムソンさん

そうそう。もっと複雑ですね。



片桐 宏典さん
日本では一個でドンと決める部分ってあるじゃない。



ケイト・トムソンさん
日本の学校教育では、一つの答えを出しなさい、というイメージが結構ありますが、
日本文化は全然逆で、すごい深いものがあるから。


日本の庭みたいなものとかも創りたいかな。
何かを考えるスペース。
遊び場で考える「暇」を作りたい。
自分でいろいろ、リラックスしてそれで自分の遊びとか実験リサーチが出来るようなもの。
面白いと思う。



日下
そうですか~。素晴らしいですね~。
深いお話をありがとうございました。






ケルティック・ベンチ

「ケルティック・ベンチ」
カラーラ大理石
23x23x18cmH
2006







今回のテーマ 社会との接点について、
ケイト・トムソンさんご自身の言葉を2006年 ㈲浮島彫刻発行のカタログより、以下お届けします。


ケイト・トムソンさん カタログ
『 Relative Perseptions リレイティブ・パーセプションズ 』  アーティスト・ノート より



「『空間』を認識する唯一の方法は、その範囲を限定し、空間を区切る境界線を想定することである。
しかし、私たちの現実空間を仕切り、囲うのは、ほとんどが人工的で無味乾燥な境界線だ。
ウィンストン・チャーチルに『我々は自分達が造り上げたものに他ならない。そして、我々が造ったものがまた、我々を造るのである。』という有名な言葉がある。 しかし私たちが暮らし、働き、遊ぶ空間を定義

すべく作り挙げた建物や壁による境界は、情け容赦の内実用性や利便性の追求に過ぎず、健康的な

社会を築くという理念より、経済原理や政治を優先するものになってしまった」



「先進国の地域社会はその中心的な核を失ってしまった。かつて私たちは、ある程度の真実を秘め、
社会の中で私たちを結ぶ絆の役割をする、同じ宗教や神話を共有していたものだ。」



「社会は今、転換点に立っている。変化という迷宮の暗闇の中で手探りしているのだ。
人々が出会い、個人的、社会的さらには国際関係について考えさせるパブリック・アート(彫刻)とは
最良の選択肢を特定し、どんな風に先へ進むべきかを考えさせてくれる、光明のオアシスだ。」



「彫刻は、私が自分の考えを表現し、世界を理解するために境界を見定め、世界を定義するための

言語である。 どんな言語でも、その第一に目指す所はコミュニケーションであり、そうでなければ

とても孤独な、不必要でわがままな自己満足に終わってしまう。 私は人々に、とりわけ視覚芸術に

まだなじみのない人たちに、 リラックスして自信を持ちながらアートと対話してもらいたいと思う。」



「人間と自然の関係や自然界のバランスを危うくするような人間の行為、そういった問題に対する
人間の意識を探求することは、私の仕事において、いつも変わらない大切なテーマである。また
人間同士の関係、とりわけ、生活環境を守り、この危機に瀕した世界を生き延びる為に必要となる
現在の国際的状況に対する二人の理解は、二人の日本/英国人の子供の母となって以来、
ますます身近な関心事となった。」



「『遊び』は、真剣な行為だということを、改めて私に思い出させてくれたのは、子供たちだ。」



「子どもの『遊び』は単なる放縦な欲求の充足ではなく、一種の渇きなのだ。周りの世界を探求したい

という欲求、社会の中での人間関係や自分の要る要りや憧れを知りたいという欲求なのだ。絶えず、

自分たちを囲む壁にぶつかりながら、自分と他者の限界や可能性を探ろうとしている。 

『遊び』を通して子供たちは世界を知る。」



「私は、彫刻制作の時に私が経験する、素晴らしい感性の冒険を人々と共有したいと思う:それはつまり、
もう一度、私たちが「『遊び』を覚えるということだ。」



**************************


編集後記


私が片桐 宏典さん、ケイト・トムソンさんに初めてお会いしたのは、私が大学の副手1年目の冬に、

お二人の住む岩手県岩手町にある㈲浮島彫刻スタジオを訪問した時でした。 


ケイト・トムソンさんは、片桐 宏典さんと共にお二人のお子さんを育てながら、
着実に精力的に創作活動を展開してこられました。


数々のアートプロジェクトのご経験から、今回は、ケイト・トムソンさんの創作における
彫刻と社会の接点についてお伺いしました。
ケイトさんがコミュニティーの生活の演劇セット、子供と大人にとっての遊び場大理石と仰るように
彫刻をコミュニティーの中で、具体的に機能や役割のあるものとして考えていらっしゃるところが
とても素晴らしいと思いました。

作品写真に見られるように人々が集まる彫刻というのは、芸術家にとってもコミュニティーの人々に

とっても最高に幸せなあり方だと思いました。


次回はケイト・トムソンさんの共働制作や、実験的制作で考えていらしたことについてお話をお聞かせ

頂きます。


どうぞお楽しみに。


***********************************


◆片桐 宏典さん、ケイト・トムソンさんのホームページ
 
浮島彫刻スタジオ 


 ケイト・トムソンさんのエッセイ集 (英語です。)

スターリング大学(イギリス)での展示
 

 ケイト・トムソンさんの紹介ページ


 スターリング大学 Corridor of Dreams  (「夢の回廊」 インタビュー動画)

 (全23分中、お二人と作品が映るのは11:30~15:30頃です。)

  

スターリング大学アートコレクション 
ケイト・トムソンさんのインタビュー  (約2分)

スターリング大学のFacebook ⇒Art Collection at the University of Stirling

        

                    ⇒ケイト・トムソンさん、片桐 宏典さんの作品

                        


日本・石の野外彫刻―ストーンアート写真集
  藤田観龍 著(写真)  本の泉社
 

 ケイト・トムソンさんの作品写真、片桐 宏典さんの作品写真と手記が掲載されています。



ケイト・トムソンさん 第1回続き 略歴のご紹介




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ケイト・トムソンさん 第4回 ~制作テーマ② 光(LED)を使った大理石の作品群について~ 

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彫刻工房くさか 日下育子です。


今日は素敵な作家をご紹介いたします。

イギリス人の女性彫刻家 ケイト・トムソンさんです。




ケイト・トムソンさん
片桐 宏典さん
お二人とも彫刻家であり、ご夫妻でもいらっしゃいます。



前々回の日下育子からのリレーで、片桐 宏典さんに引き続き、ご登場頂きます。
     
片桐 宏典さん
     

第1回   、第1回続き  、第2回目  、第3回  、第4回  、第5回   、第6回  、第7回 

第8回  、第9回  、第9回リンク    、第10回  、第10回リンク  



ケイト・トムソンさん 
 
第1回  ~~6歳で彫刻家になると決まりました!~

 第1回続き   略歴のご紹介
 第2回  ~制作の素材と想い 石を彫り始めたきっかけと作品の中のスペースについて~ 

 第3回  ~制作テーマ① リレイティブ・パーセプションズについて~



第4回目の今日は、白い大理石にLEDの光を取り入れた彫刻作品についておうかがいしました。
スタジオとお住まいのある岩手の雪の上に現れる光の色を彫刻で表現する試みなのだそうです。
光を取り入れた彫刻で、鑑賞する人の心に安らぎを与えることができたという体験談もうかがいました。


どうぞお楽しみ頂けましたら幸いです。


**********************************



フォーシーズンズ


「フォー・シーズンズ」
ポルトガル大理石、LED
各 24x22x70cmH

2001






ニューライフ

「新しい命の輝き」

80x65x190cmH

2003
岩手県岩手郡岩手町五日町
坂井医院・モニュメント






ムーンダンス

「ムーン・ダンス」
イタリア・カラーラ大理石、LED
38x25x70cmH

2001
個人所蔵






メッセンジャー

「メッセンジャー」
イタリア・カラーラ大理石、LED
30x18x78cmH
2004
個人所蔵






オータム ムーンダンス

「オータム・ムーン・ダンス」
イタリア・カラーラ大理石、LED
38x16x73cmH
2001
個人所蔵






ミッドナイトサン

「ミッドナイト・サン」
イタリア・カラーラ大理石、LED
20x14x72cmH
2001






book

「ブック・オブ・ライト」
イタリア・カラーラ大理石、LED
26x17x58cmH
2001
個人所蔵






ムーンダンス

「ムーン・ダンス」
イタリア・カラーラ大理石、LED
38x25x70cmH

2001
個人所蔵





ラシャーナ シンポ

「Untitled 」 
ラシャーナ国際彫刻シンポジウム
レバノン、ラシャーナ
2002年




日下
十数年前にLEDが世に出始めた頃に、
大理石のかたちの中にLEDを取り入れた作品を制作されていますね。
とっても素晴らしくて印象に残っています。


その時のステートメントの中に、芸術と科学の融合と書かれていましたが
どんなきっかけでその作品を作られたのでしょうか?



ケイト・トムソンさん
LEDを使い始めたのは・・・。
自然の中では朝から晩まで春から冬までとか光が違いますよね。
彫刻は立体的だから光の変化によって違うかたち、違う感覚が出てきます。


岩手に住んでいると冬は3カ月間、雪で真っ白です。
すると雪の上に映る影に紫や黄、青など自然の光に含まれるスペクトルの色が出てきます。
その光の色の遊びを、彫刻の中でやろうと思いました。
大理石にLEDを入れると雪と自然の光と同じようなグラデーションが出ないかなという
実験的な創作でした。
それで御影石ではなくて、大理石を彫り始めたんです。



日下
そうだったんですか~。



ケイト・トムソンさん
あとは石というものが、彫刻の歴史の上でも自然界でも、とても古い素材であり、
LEDは当時、私は初めて使いましたが、すごく新しい素材で、
古いものと新しいものを合わせる意味もありました。


私の使うLEDの中には、コンピューターチップが二つ入っていて
一つは色のグラデーションのコントロール、
もう一つは時間とスピードのコントロールが出来るようになっていました。


春夏秋冬の四つ季節がテーマの、四点一組の作品があります。
その中でも光の色の違いとスピードの感じで
春は黄色から緑までをゆっくりと、夏はフル・スペクトルム(全色)が元気なスピードで変化し、
秋は緑から赤まで、冬は白から青までだけゆっくり変わります。


計算は良くわからないのですが
それら4点の光を同時にずっと変化させていると、写真に撮った時に
4点が同じ光で映っているものは一枚もありませんでした。


それであらためて計算を頑張ってみたのですが
24時間で、光の色が同じコンビネーションになることは無いようでした。
つねに全部違う光で、結構面白いと思いました。


そのLEDと大理石を組み合わせて、いろいろな作品を作りました。



日下
はい、私は盛岡での個展でそのシリーズを拝見して、とっても美しいと思いました。



ケイト・トムソンさん
その2年後ぐらいに東京に行ってみたら、パチンコ屋とかお店など、
どこでもLEDが使われるようになっていて、私の作品で使っていた頃とは
LEDはずいぶん違った雰囲気のものになってしまったようで、残念でした。


何か静かなイメージではなく、LEDはみなパチンコっぽいイメージになりましたね。
それでパブリックのものにあまり使うことは出来ませんでしたし、
大きい実験的な作品を制作するスポンサーはなかなか見つかりませんでした。
残念でした。



日下
ああ~、そうだったんですか~。(共感)
確かに、今はどこにでもLEDが使われるようになりましたね。


ケイトさんが作品で使われた頃は、LEDはまだ結構新しいものでしたよね?



片桐 宏典さん
そうですね。
LEDは大理石に映すと結構柔らかい光になるんですよ。
いわゆる店舗とかにインパクトが強く出てくる、ディスコ風な光ではなくて。



ケイト・トムソンさん
最初に発表した時のことですが、
作品のLEDはすごくゆっくり変化するグラデーションでした。
オ―プニングでみんなお酒を飲みますね。


それで友達の一人は、会話の途中で
「あれっ? その彫刻は緑だったじゃない?」
私、
「ううん、違う」
と言って、すごく意地悪しました。(笑)


もう少し飲んで話をしていると
「あれっ? 今、青になった!!」と。(笑)


そんな風に、すごくゆっくりで変化が分からないぐらいのスピードもすごく面白いですね。


ディスコ系とかパチンコ風の速いスピードでLEDの色を出すと、
色あいは虹のスペクトル程度の、色数の少ないイメージです。


でも虹はクローズアップすると間にたくさんの色がありますよね。
LEDですごーくゆっくりのスピードで光を出すと、その間の微妙な色もきれ―いに出る。
赤、青、緑だけじゃなくて、その青と赤の間にすごくたくさんの違う綺麗な紫が
たくさん出てくる。それはすごく楽しかった。



日下
はあ~っ、確かにそうでしたね~!(感心!)



片桐 宏典さん
確か厳密に言えば128万色ぐらいです。



日下
そんなにあるんですか!?



ケイト・トムソンさん
はい。それでLEDは二つ一緒に使うと色域ももっと巾広くなりますね。
それをダイレクトにではなく白い大理石に反射させるから
その自然な光とインタラクション(相互作用)するともっと柔らかいです。



片桐 宏典さん
この作品の大きなものが、今、岩手県立美術館に入っています。



ケイト・トムソンさん
その岩手県立美術館の作品は、最初、病院がクライアントでした。
病院の入口の手前に設置しました。


産婦人科病院だったので、「NEW LIFE」というタイトルで創りました。



日下
はい。



ケイト・トムソンさん
でも、その病院では子どもから老人まで面倒を看ていました。


岩手では私たちの隣家の人たちは皆、農家であまり芸術に関わりのない普通の生活をしています。
隣家のチバさんはよく回覧板を持って来てくれて、私が何をしているのかと良くご存知です。


あるとき、チバさんのおばあさんが病気で入院して、
家族が心配してストレスの多い時期がありました。


チバさんの奥さんが、お見舞いでおばあさんに会う前、
いつも待合室に座って彫刻を見ていたそうです。
すると、ストレスや心が軽くなってとってもいい気持ちになったそうです。
それで「彫刻は癒しになりますね~」と奥さんに言われて、私は本当にとっても嬉しかったです。



日下
ああ~、そうですか!!それは素晴らしいことでしたね!(共感!)



ケイト・トムソンさん
そのあと、少し調べてみたら、そのLEDの光が
科学的にヒーリングプロパティ(治癒する特性、治癒効果)があることが分かりました。



片桐 宏典さん
LEDの光が実際に治す力があるんだって。
蛍光灯とかとは違って体にすごく良くて、
LEDの光を浴びると、体が本当に元気になるそうですよ。



ケイト・トムソンさん
その中でも青が一番、元気を出すそうです。



日下
それは初耳です!!知りませんでした。



ケイト・トムソンさん
やっぱり病院の中でもっと使ってみたかったね。
病院は残念ながらもう閉めてしまったので、病院が県立美術館に寄付しました。



片桐 宏典さん
最初、病院は岩手町に寄付すると言っていたんです。
でも、どうせならきちんと面倒を見てくれる、
県立美術館に寄付してくださいってお願いしました。
県立美術館は今、全然予算が無くて、なかなか大きい作品は買えないのでとても喜んでいましたね。



日下
素晴らしいですね~。
今日も素敵なお話をお聞かせ下さって、ありがとうございました。





メイズ1

「エントランス・トゥ・ザ・メイズ1」
オニックス
16x17x50cmH
2009


**************************


編集後記


私が片桐 宏典さん、ケイト・トムソンさんに初めてお会いしたのは、
私が大学の副手1年目の冬に、お二人の住む岩手県岩手町にある

㈲浮島彫刻スタジオを訪問した時でした。 


その時、ケイトさんは、第一子の娘さんを出産された頃で、
赤ちゃんを抱きながら、彫刻のお話を聴かせて下さったのがとても印象残っています。
その後は、お二人目の息子さんも出産され、子育てをしながらも着実に創作を展開されて
同じ女性として、とても素晴らしくエネルギッシュだなぁ~と尊敬しています。


今回は、大理石とLEDの光を融合した作品のお話をお聞かせ頂きました。
立体造形をしていると、光によってかたちの見え方、印象というものがとても変わるので、
かたちと光の関係というものは、とても興味深いと感じます。


今回の紹介させて頂いたケイト・トムソンさんの作品は光の当て方の問題というのではなく、
彫刻そのものが光を宿している作品だということと、光が色のともなうLEDであることで、
とてもオリジナルの作品だと思います。


私もまだ、どこかでこの作品を生で見たいと思いました。


次回はケイト・トムソンさんの彫刻での社会との関わり方についてお考えをお聞かせ頂きます。

どうぞお楽しみに。





浮島彫刻スタジオ風景とケイト・トムソンさん、片桐 宏典さん

***********************************


◆片桐 宏典さん、ケイト・トムソンさんのホームページ
 
浮島彫刻スタジオ 

 ケイト・トムソンさんのエッセイ集 (英語です。)

スターリング大学(イギリス)での展示
 

 ケイト・トムソンさんの紹介ページ


 スターリング大学 Corridor of Dreams  (「夢の回廊」 インタビュー動画)

 (全23分中、お二人と作品が映るのは11:30~15:30頃です。)

  

スターリング大学アートコレクション 
ケイト・トムソンさんのインタビュー  (約2分)

スターリング大学のFacebook ⇒Art Collection at the University of Stirling

        

                    ⇒ケイト・トムソンさん、片桐 宏典さんの作品

                        

◆現在、 開催中の展覧会です。
 「As Ithers See Us」
【期間】2014年3月11日(金)~9月末日まで
【時間】11:00~21:00
【料金】有料
【場所】Pobert Burns Birthplace Museum, Murdoch's Lone, Alloway, Ayr KA7 4PQ, UK
tel 0844 493 2601 email
burns@nts.org.uk
http://www.burnsmuseum.org.uk/


日本・石の野外彫刻―ストーンアート写真集
  藤田観龍 著(写真)  本の泉社
 

 ケイト・トムソンさんの作品写真、片桐 宏典さんの作品写真と手記が掲載されています。



ケイト・トムソンさん 第1回続き 略歴のご紹介




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宮城県芸術祭 招待券プレゼント


皆さま、こんにちは。 

彫刻工房くさか 日下育子です。


今日は素敵な展覧会を紹介いたします。


東日本大震災復興支援

第51回 宮城県芸術祭 です。



主催の公益社団法人 宮城県芸術協会 

宮城県出身、宮城県在住の芸術家が所属する団体です。


私も彫刻部に出品させて頂きます。


各分野6日間ずつ、3週間にわたってお楽しみ頂けます。



(↓クリックして頂くと拡大してご覧頂けます。)



(↓クリックして頂くと拡大してご覧頂けます。)

 せんだいメディアテーク


(↓クリックして頂くと拡大してご覧頂けます。)


ハガキタイプの招待券一枚でお一人様、ご入場頂けます。


先着15枚プレゼントいたします。


このブログのメッセージか下記メールアドレスに

送付先ご住所とお名前と

招待券ご希望の旨、書いてお送りくださいませね。


早急に郵送させて頂きます。


ご覧いただけましたとても嬉しいです。



本日もご訪問くださいまして

ありがとうございました。


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開催中です。 新制作展 9/17~9/29 


皆さま、こんにちは。 

彫刻工房くさか 日下育子です。


今日は素敵な展覧会を紹介いたします。


学び場美術館にご登場頂いた4名の彫刻家、

高家理さん 、 渡辺 尋志さん 、 加藤裕之さん 、 織本 亘さん

が出品されている新制作展です。




新制作協会  のホームページによると、新制作協会は、1936年に
『「反アカデミック芸術精神に於て官展に関与せず、

 我々は独自の芸術的行動の自覚に於て我々の背馳すると認めたる一切の美術展に関与せず」

という主張をかかげて新制作派協会の結成を声明した。』

とのこと。



1939年には、

『本郷新、山内(壯夫)、吉田(芳夫)、舟越保武、佐藤(忠良)、柳原義達、明田川の

7名によって彫刻部が設けられた。』

とのことです。



私も学生の頃や20代の頃、見に行っていました。

具象、抽象問わず、大作の秀作が一度に見られるのが

とても楽しい展覧会だと思います。



(↓クリックして頂くと拡大してご覧頂けます。)


(↓クリックして頂くと拡大してご覧頂けます。)


(↓クリックして頂くと拡大してご覧頂けます。)


(↓クリックして頂くと拡大してご覧頂けます。)

(↓クリックして頂くと拡大してご覧頂けます。)

美術館に駐車場はありません。


 会場  国立新美術館

 


皆さまも、どうぞ新制作展、ご覧になってみてはいかがでしょうか?



本日も、ご訪問くださいまして

ありがとうございました。


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彫刻家 ケイト・トムソンさん  第3回 ~制作テーマ リレイティブ・パーセプションズについて~

みなさま こんにちは。

彫刻工房くさか 日下育子です。


今日は素敵な作家をご紹介いたします。

イギリス人の女性彫刻家 ケイト・トムソンさんです。




ケイト・トムソンさん
片桐 宏典さん
お二人とも彫刻家であり、ご夫妻でもいらっしゃいます。



前々回の日下育子からのリレーで、片桐 宏典さんに引き続き、ご登場頂きます。
     
片桐 宏典さん
     

第1回   、第1回続き  、第2回目  、第3回  、第4回  、第5回   、第6回  、第7回 

第8回  、第9回  、第9回リンク    、第10回  、第10回リンク  



ケイト・トムソンさん 
 第1回  ~~6歳で彫刻家になると決まりました!~

 第1回続き   略歴のご紹介
 第2回  ~制作の素材と想い 石を彫り始めたきっかけと作品の中のスペースについて~ 




第3回目の今日は、ダンスのデザインに取り組まれた経験が
彫刻の表現に影響を与えたことについておうかがいしました。


ケイト・トムソンさんの「リレイティブ・パーセプションズ(相対知覚)」という彫刻作品の
シリーズでは、観る人が彫刻作品の中に入ったり、まわりを歩いたりして
いろいろな視点から見ることによって、演劇のようにいろいろな物語りが現れてくる
体験をして欲しいということをお聴かせ頂きました。



お楽しみ頂けましたら幸いです。



***********************************





パーセプションズ 2002

「リレイティブ・パーセプションズ(相対知覚)」
黒御影石
50×50×50cmH
2002





リレイティブ・パーセプションズ

「リレイティブ・パーセプションズ(相対知覚)」
黒御影石
210×440×180cmH
2005





パーセプションズ#3
 
「リレイティブ・パーセプションズ#3」
カラ―ラ大理石
50×50×50cmH
東京都港区南青山
2003







ムーン・ダンス

「ムーン・ダンス」
大理石、LED
40×30×85cnH
2001
個人蔵








デュエット


「デュエット」
大理石
10×7×24cmH
2001






リレイティブ・ヴァリューズ


「リレイティブ・ヴァリューズ」
カラ―ラ大理石
22×13×35cmH
2004








「ダンス」
マケドニア大理石
16×8×35cmH
2005







レゾナンス#1

「レゾナンス#1」
カラ―ラ大理石
50×50×80cmH
2004
東京都港区南青山








チェインジング・パースペクティブ


「チェィンジング・パースペクティブ」
カラ―ラ大理石
50×50×18cmH
2003






ビロング

「A Need To Belong」

セラミック
24x25x32cmH
1999






夢のまた夢

「夢のまた夢」
七尾国際彫刻シンポジウム
1996





日下
先の回で(第1回リンク)、ケイトさんはダンサーの彫刻を作りたいという想いから
ダンスの先生とお二人でダンスカンパニーを設立されたというお話を伺いました。

また、ケイトさんは振付をされる時に
人間を素材に彫刻を創作するという感覚だったというお話でした。
ダンスの振付と、彫刻の造形表現に何か共通することはありますでしょうか。




ケイト・トムソンさん
やっぱり、ダンスを踊ることの中でも
私たちはコンタクト・インプロバイゼ―ション(※)というものを結構やりました。

※ コンタクト・インプロバイゼ―ション contact improvisation
    ⇒ コンテンポラリー・ダンスの手法・スタイルの一つ
      相手と接触、関わりを持ちながらの即興 (参考:WEBLIO辞典)
      参考:
20世紀ダンスの系譜



ダンスのデザインとか、ムーブメントを考える時、
インプロバイゼーション (※)の一つのテクニックに
手だけ繋いで、そのテンションで何かやってみるというものがあります。
すると一人がもう一人を支えるから、
一人の時よりも、もっとフリーな感じでいろいろ出来ます。



  ※インプロバイゼ―ション  improvisation ⇒即興的作品


そのバランスとテンションは、半分ぐらいはケンカみたいな感じだけど、
あと半分ぐらいは愛情みたいな感じがして面白かった。
私たち二人と同じで、20年間ケンカと仲直りの繰り返し。(笑)。
そこでは一つの表現の中に愛、好きと嫌いが両方入ってますね。
そのデュアリティー duality(二重性)が好き。





日下
それはとっても面白いですね。



ケイト・トムソンさん
社会に関わるものでも、パブリックに出てくるものは、ほとんどディズニー的なものが多いですね。
つまり、「愛だけ!」「嬉しい!」「幸せ!」とか「エンターテイメントだけ!」とか。
でもそれはリアルライフじゃないでしょう?
それはあり得ません。



私たち芸術家はもっと深い、本物の話を出した方がいいと思います。
難しい部分も入っていないとすぐ飽きちゃうじゃない?
あまり簡単過ぎると面白くないと思う。
細かい、深い、難しい、野獣のことも入っていないと。
美しいだけだったら、本当の美しさは出ないの。




日下
はい。



ケイト・トムソンさん

やっぱり何かコントラストがないと分からないですね。
そういったものが、私の作品一つ一つの中に入っています。




日下
はい、そうですね~。(納得!)



ケイトさんの作品では2、3のピースが組み合わされて一つの作品というものがありますね。
それは、今のお話の、細かい、深い、難しい要素やコントラストを表現したりするために
組作品にしていらっしゃるのでしょうか?



ケイト・トムソンさん

そうですね、
でも、たった一つのオブジェ作品の中にも、
二つ三つのエレメント(要素)が入っているものもあると思います。

あと、三つの額みたいな作品(作品名 「リレイティブ・パーセプションズ」)では、
お互いの関係のおかげでスペースが創れるということかな。
多分、半分ぐらい演劇ですね。





日下
演劇と言いますと?



ケイト・トムソンさん

前回(第2回 リンク)もお話しましたが、私はいつも創るときはどこが正面か、とは全然考えません。
「全部正面だから、360度歩きなさい」という感じです。



360度全部まわって観るというのはナラティブ(物語)、演劇みたいで、
全部歩いてみると違う関係性が見えてくる。
それがファッシネーション(魅惑)です。



片桐 宏典さん
そう物語ね。彫刻をまわって観ることが物語。



ケイト・トムソンさん
そう。
外側を360度歩くだけじゃなくて、中とか下に入ったり、上に登ったりと
それでやっぱりいろいろ観るのは面白いかな。



人間と同じぐらいのサイズの作品では、実際に人間が彫刻の中に入って行く、
また、小さい作品ではイマジネーションで彫刻の中に入って行く。
すると、同じ作品でも、自分の視点で見ていたものとは、
違う要素、見え方が現れてきます。
それで、ある一点だけから観た時とは違った新しい関係性が見えてきます。




日下
それはとっても、興味深いですし、面白いことですね。


ケイト・トムソンさん
テレビとかコンピューターの四角いトウー・ディメンショナル(二次元)な画面には
インフォメーションがたくさんありますね。
でも、それでは深いことが分からない。
表面に表示される情報だけ見ても、知識が増えるだけです。



日下
確かに、そうかもしれません。


ケイト・トムソンさん
リレイティブ・パーセプションズ(相対知覚)という作品では、三つの形を組み合わせることで
三つの違うお話を考えるという彫刻なのです。



現代生活の中では、たくさん情報があるけどパースペクティブ(遠近法)が無いんです。
でも、リレイティブ・パーセプションズ(相対知覚)がちゃんと分からないといけないのでは?
と考えてこの作品を作りました。

その彫刻はサイズもちょうど、スペースが人間と同じぐらいのプロポーションになるから、
人間もスペースに入って、違うパースペクティブも考えてちょうだい、という作品です。
ある人の位置から見た時と反対側の人のポジションから見ると違う話じゃない?というように。
さらには、そういう個人の立場を超えた、国際関係と国際問題も考えるテーマでしたね。





日下
素晴らしいですね。とっても内容が深い作品だと思います!(感動!)
ケイトさんの作品は、たくさんの視点を含んだ作品なのですね。



ケイト・トムソンさん
そう、かな~?
自分の作品にいろいろな視点が入っているというより、
観る人が自分の視点を考えて、隣の人の視点のことも考えて、という風に
少しずつ考えていくと、もっと面白くなる。



だから、「違った人と上手くいくために何か勉強しましょう」ということです。




日下
鑑賞者が多様性を学んだり、
他の人のことを想像するイマジネーションを養ったりするような作品なのですね。



ケイト・トムソンさん
そういうコンセプトがテーマのシリーズです。
リレイティブ・パーセプションズ(相対知覚)とか、
リレイティブ・パースペクティブ(相対遠近)という題名で。



やっぱり、リレイティブ(相対性、相対的)というのは、
例えば家族などのリレーションシップ(関係性)ではなくて
違うポジション(位置)やアングル(角度)から見ると
やっぱり、そのリレーションシップ(関係)のリレティブ(相対性)という
違うパースペクティブ(遠近)が出る。



それと、さっきお話したような、私のいつもの彫刻のテーマがあるでしょ。
彫刻を360度見て回るということが演劇のような物語という。



違うポジションから見ると違うかたちが出るから。
それで、そういう彫刻のイメージだけじゃなくて、テーマとしてもやってみようと思った。




日下
そうですか~。本当に深いお考えで創作されたのですね。
作品には多様な視点が含まれているというのは、
ケイトさんご自身が彫刻家であり、妻であり、母であり、という一人何役という視点が
反映されているのではないかと感じるのですが、いかがでしょうか。



ケイト・トムソンさん
それは、みんなそうでしょう、芸術家は特に。



あと、小さい時から彫刻をやってきたので、わたしはいつも彫刻で考えるから
観る人にもその経験をあげたいかな。



片桐 宏典さん
興味として、いろんな所から見てみたいのかな。
欲張りで、一つの味じゃなくて七色の・・・。だからレインボウなのよ。(笑)
やっぱり、一つの答えがないというところじゃないでしょうか。
見方をいくつも持っているから。



ケイト・トムソンさん
そうそう。もっと複雑ですね。
まだ、リサーチ中で、自分でも答えはまだ分かりません。
まだまだ実験中ですね。




日下
そうですか~。
改めてじっくりお話をお聞かせ頂いて、とっても勉強になりました。
素晴らしいお話をありがとうございました。




*     *    *     *     *     *     *


ケイト・トムソンさん カタログ
『 Relative Perseptions リレイティブ・パーセプションズ 』 より



 「私の『リレイティブ・パーセプションズ (相対知覚)』シリーズのコンセプトは、

世界に向かって開かれた平面的な窓を三次元に押し広げようというものである。
そこで風景を窓枠の中に取り込んで、現実世界を一種の劇場の空間のように仕立ててみせた作品を

見る事で、自分の周りの日常的な空間に新たな目を向け、世界と人間、人間同士の関係の見直しを

迫ること、そして身近な問題から、あるいはもっと大きな状況にせよ、これまでとは違った視点や世界認識の様々な方法があるのだということに気づいてもらおうという試みなのだ。」




同じくカタログP12 アーティスト・ノートより

「私たちが物を見るとき、その見え方は実物そのものより自分の見方に左右されるものだ」



「往々にして、私たちが目にするのは手頃なサイズに縮小・編集され、二次元のメディア(新聞、テレビ、

コンピューターなど)のフィルターを通して届けられた『現実世界』の架空イメージです。」





同じくカタログP12 アーティスト・ノートより

「彫刻は、私が自分の考えを表現し、世界を理解するために境界を見定め、世界を定義するための

言語である。
 どんな言語でも、その第一に目指す所はコミュニケーションであり、そうでなければとても孤独な、

不必要で わがままな自己満足に終わってしまう。 私は人々に、とりわけ視覚芸術にまだなじみのない人たちに、 リラックスして自信を持ちながらアートと対話してもらいたいと思う。」







レゾナンス

「Resonance」
カラーラビアンコ大理石
110x110x245cmH
2010
所在地
東京都品川区東五反田パークタワー・グランスカイ
東五反田パークタワー・プロジェクト
  

**************************

編集後記


私が片桐 宏典さん、ケイト・トムソンさんに初めてお会いしたのは、
私が大学の副手1年目の冬に、お二人の住む岩手県岩手町にある㈲浮島彫刻スタジオを

訪問した時でした。 



その時、ケイトさんは、第一子の娘さんを出産された頃で、
赤ちゃんを抱きながら、彫刻のお話を聴かせて下さったのがとても印象残っています。
その後は、お二人目の息子さんも出産され、子育てをしながらも着実に創作を展開されて
同じ女性として、とても素晴らしくエネルギッシュだなぁ~と尊敬しています。



今回は、リレイティブ・パーセプションズのシリーズは、彫刻を360度まわって観ることで、
違う関係性が表われてくるのを体験する作品ということをお聴きしました。



私自身は、彫刻は360度全てが正面と頭では分かっていても
実際にはとても正面性が強く出るところがあるので、
ケイトさんのお話はとても新鮮で説得力あるものに感じられました。



これから、ケイト・トムソンさんのいくつもの見方、広い視点からのお話を
たくさんお届けしていきたいと思います。



次回はLEDの光を使った大理石の作品について、お話をお聞かせ頂きます。



どうぞお楽しみに。


**********************************




◆片桐 宏典さん、ケイト・トムソンさんのホームページ
 
浮島彫刻スタジオ 


 ケイト・トムソンさんのエッセイ集 (英語です。)


スターリング大学(イギリス)での展示
 

 ケイト・トムソンさんの紹介ページ


 スターリング大学 Corridor of Dreams  (「夢の回廊」 インタビュー動画)

 (全23分中、お二人と作品が映るのは11:30~15:30頃です。)

  

スターリング大学アートコレクション 
ケイト・トムソンさんのインタビュー 
(約2分)

スターリング大学のFacebook Art Collection at the University of Stirling

        

                    ⇒ケイト・トムソンさん、片桐 宏典さんの作品

                        

◆現在、 開催中の展覧会です。
 「As Ithers See Us」
【期間】2014年3月11日(金)~9月末日まで
【時間】11:00~21:00
【料金】有料
【場所】Pobert Burns Birthplace Museum, Murdoch's Lone, Alloway, Ayr KA7 4PQ, UK
tel 0844 493 2601 email
burns@nts.org.uk
http://www.burnsmuseum.org.uk/



日本・石の野外彫刻―ストーンアート写真集
  藤田観龍 著(写真)  本の泉社
 

 ケイト・トムソンさんの作品写真、片桐 宏典さんの作品写真と手記が掲載されています。



ケイト・トムソンさん 第1回続き 略歴のご紹介




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笠原鉄明 彫刻展  揺らぐ月 9/15~20

皆さま、こんにちは。 

彫刻工房くさか 日下育子です。



今日は素敵な展覧会を紹介いたします。



学び場美術館にご登場下さった、彫刻家 笠原 鉄明さん  の個展です。





笠原鉄明 彫刻展 -揺らぐ月ー




2014915日(月)~20日(土)

午前11時~午後7時(20日は午後5時まで)

GALERIE SOL
東京都中央区銀座1-5-2 西勢ビル6F

TEL 03-6228-6050






(↓クリックして頂くと拡大してご覧頂けます。)






(↓クリックして頂くと拡大してご覧頂けます。)

  笠原 鉄明さんの展覧会に寄せてのメッセージです。





(↓クリックして頂くと拡大してご覧頂けます。)




笠原 鉄明さんのホームページ




以前、学び場美術館のインタビューで笠原 鉄明さんは

あなたにとってアートとは?の質問にこんな風に答えて下さっていました。


「自分が生きている感触と同じように作品が伝わればと思います。

彫刻家である以上はどんなものでも作ったものは僕の分身であるはず
その時作品から語るべき何かを伝えられればいいなと思うんですね。


ですので、自分が生きている中で
他の人たちと共有できるものが彫刻との出会いであればうれしいです。
様式を超えた表現の中での出会いがあればいいんじゃないかなと思います。」



今回の笠原 鉄明さんの展覧会メッセージには


「~日常から非日常に至る世界を感じさせることで、

 人間が在る様々な背景を表現できたらと思う。」

とあります。


彩色された木彫作品とじっくり対話しながら鑑賞できたら

とっても素晴しいだろうと思います。




皆さまもどうぞ、笠原 鉄明さんの個展会をご覧になってみてはいかがでしょうか。


本日もご訪問下さり、ありがとうございました。



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彫刻家 ケイト・トムソンさん 第2回  ~石を彫り始めたきっかけと作品の中のスペースについて~

みなさま こんにちは。

彫刻工房くさか 日下育子です。


今日は素敵な作家をご紹介いたします。

イギリス人の女性彫刻家 ケイト・トムソンさんです。




ケイト・トムソンさん
片桐 宏典さん
お二人とも彫刻家であり、ご夫妻でもいらっしゃいます。



前々回の日下育子からのリレーで、片桐 宏典さんに引き続き、ご登場頂きます。
     
片桐 宏典さん
     

第1回   、第1回続き  、第2回目  、第3回  、第4回  、第5回   、第6回  、第7回 

第8回  、第9回  、第9回リンク    、第10回  、第10回リンク  




彫刻家 ケイト・トムソンさん 

第1回 ~6歳で彫刻家になると決まりました!~ 
第1回続き 略歴のご紹介



第2回目の今日は、ケイト・トムソンさんが石を素材に制作を始められたきっかけについて
お聞かせ頂きました。 大学卒業後に彫刻をパブリックに出した方がいいという想いから
堅牢な石を選ばれたということです。


またケイト・トムソンさんの造形の中に、空間が多くあるということについても
お話をお聞かせいただきました。


ケイト・トムソンさんのカタログ「リレイティブ・パーセプションズ」の言葉も引用して
掲載させて頂きます。


どうぞ、お楽しみいただけましたら嬉しいです。


***********************************



relative_p1_01

「リレイティヴ・パースペクティヴ#1」
イタリア・カラーラ大理石
45x40x50cmH
2002
第20回現代日本彫刻展模型入選作品
個人所蔵







迷宮

「迷宮」
黒御影石
46x49x32.5cmH
1999







どんな夢がかなうのか

「どんな夢がかなうのか」
黒御影石
30x34x19cmH
1999






1994-celticPiece1

「ケルティック・キィ/ケルティック・シリーズ・1」
インド産黒御影石
60cmH
1994
戸田久所蔵






celticPiece2

「ケルティック・シリーズ・2」
インド産黒御影石
高さ各60cm
1994
荏田市所蔵






celticPiece3

「ケルティック・シリーズ・3」
インド産黒御影石
60cmH
1994
朝日生命盛岡ビル所蔵







記憶の河

「記憶の河」
スコットランド産砂岩
240x250x55cmH

カレッジランズ国際彫刻シンポジウム

スコットランド・ グラスゴー市
オルガナイザー  ケイト・トムソンさん 

1988
ミラー・ホームズ・アーバン所蔵






1988-Torch

「炎」
スコットランド産白御影石
180cmH
ブリティッシュ・ガス公社所蔵
1987








1983_Los

「ロス」
セラミック

120cmH
メイフィールド教会所蔵
1983






日下
ケイトさんが石を彫るようになったのはいつ頃からだったのでしょうか。


ケイト・トムソンさん
私は大学終わったあと、すぐにコミュニティー・アーティスト(※)をしていました。


 ※コミュニティー・アーティスト
  ⇒ 参考 
コミュニティー・アート
  


まだその時は、粘土のモデリングが制作のメインでした。
4年間のコミニティー・アーティストの間、みんなに教えるだけじゃなくて
やはり彫刻はパブリックスペースにあった方がいいと思いました。


セラミックは丈夫だけど、イギリスの気候で外に出すと、
毎年、水が入って凍り、段々駄目になってしまうのです。


大学時代に制作したものはみな屋外に展示していましたが、
長いもので15年間しか持たず、みんなボロボロになりました。



日下
もったいないですね~。



ケイト・トムソンさん
私は彫刻をパブリックスペースに出したかった。
彫刻をみんなの遊び場と考えて、みんなが会う場所を作りたかったんですけれど
やっぱりセラミックより、石の方がいいんじゃないかと思いました。
それにイギリスではバンダリズム(破壊行為)の問題が結構あります。



片桐 宏典さん
すぐ壊す。すごいですよ。



日下
ああ~、そうなんですか!?(驚き)



ケイト・トムソンさん
そう。それに御影石だったら、あまり面倒も要らないし、
丈夫だからみんな登ったり座ったり、使うことも出来ると思った。

それで石を彫り始めました。


最初は御影石でした。普通は、みんな柔らかい石から硬い石に行くんですけど、
私は、硬い石から始めて、段々柔らかい石に行きました。
それも結構、考えが広がるので良いことでした。


御影石のあとの大理石は本当に簡単だから、
それで何でも作ることが出来るようになりました。



片桐 宏典さん
イギリスでは、みんな普通、逆なんだけどね。日本は特に御影石を中心にやるでしょ。
イギリスの人は大理石か砂岩とかしかやらない、
だからどうしてもかたちもフニャフニャってなってくるんだよね。
角をもたないし。だから、ケイトにとっては良かったんじゃない。



日下
そうですか。最初からパブリックを意識して石を選ばれたんですね。


ところで、私のイメージですが、90年代から2000年以降のケイト・トムソンさんの作品では、
かたちの中に空間があったり、奥行きや距離感があったりする印象がとても強いですが、
そういう点で何かこだわっていらっしゃることはおありでしょうか?



ケイト・トムソンさん
最初、私自身は意識してなかったのですが
15年くらい前の盛岡クリスタル画廊での展覧会で
佐藤一枝さん ※が
「ケイトの作品は、全部中にスペースが入ってますね。」
と言いました。



日下
ええ。



ケイト・トムソンさん
私は、いつもそういう感じで作品を創っていましたが
自分では、中のスペースがあるとはあんまり意識して作っていない。
それで、一枝さんがそう言ったのがきっかけで、自分でも何故でしょう?と考えました。


振り返ってみると、小さい時から、洞窟のような場所が大好きだった。
だから自分でもモノを作るとき、何かに入っていくような
そういう雰囲気が創りたかったと思います。



日下
ああ~、そうですか~。



ケイト・トムソンさん

んなスペースは、大きい作品なら人間も入るけど、
小さい作品もイマジネーションだけで入るから、
手のひらにのるような作品でも脳の遊び場です。



日下
ああ~!脳の遊び場なんですね!!



ケイト・トムソンさん
やっぱり中に入って、いろいろ遊んで、
それだけじゃなくて二つとか三つのエレメントのリレーションシップ。



片桐 宏典さん
関係だね。



ケイト・トムソンさん
二つとか三つのエレメントの関係のおかげでスペースが創れるということかな。
多分、半分ぐらい演劇ですね。



日下
演劇といいますと?




ケイト・トムソンさん
彼(片桐 宏典さん)はいつも写真撮るときとか、展覧会の時とか
「正面はどっちですか?」と聞きます。
でも私は「正面はありません。全部正面だから、360度歩きなさい。」という感じです。


写真撮るとき一つのポジションを正面にするというのは、
絵になりやすいけど、でも私はいつもどこが正面かは全然考えません。
360度ぐるっとまわって見るということはナラティブ、演劇を見ているみたいになって
それでぜーんぶ歩いて見るといろいろなストーリーとか関係が生まれてきます。
それが、作品のファッシネーション(魅惑)です。それが大好きです。



片桐 宏典さん
そう物語ね。彫刻をまわって見るのが物語。



ケイト・トムソンさん
そう。
外側を360度まわって歩くだけじゃなくて、中に入るとか下に入って、上に登ったり。
それでやっぱりいろいろ観るのは面白いかな。



日下
わぁ~!すごく面白いですね~。(感動!)



ケイト・トムソンさん

でも、作るのは大変かな。
一つだけのパースペクティブ(遠近法的構図)しかないと
「ああ~、これは駄目ですね~」とすごく気になります。


「もう出来たんじゃない?」と彼が言って、
「でもここから見るとおかしいじゃない?」と私が言い返しても、
「誰もそこから見ませんよ」と言われてしまう。(笑)
ちょっとキチガイですね。



日下
すごい!徹底してますね~。



ケイト・トムソンさん
話が戻りますが、一枝さんが、私の作品の中に「スペースがある」と言った時、
同時に「やっぱり、イギリス人だから。」とも言いました。
私は「え?」と・・・。


あっ、そうか、やっぱりヘンリー・ムーアバーバラ・ヘップワ―ス の流れが
あるからですね~、と思いました。


それで、私の作品はイギリスっぽいかもしれない。
イギリスの風景の影響もあるかもしれない。

バーバラ・ヘップワ―スも女性の彫刻家ですが、
多分、女性たちはいろいろ面倒を見る役割が多いですから、
何かを守るため、安全な場所のイメージを作っているかも知れません。


また、違う面から見るとバーバラ・ヘップワ―スの作品にはスペースへの入口があります。
ムーアの作品にはそんな入口はありません。スペースがあるだけ。


 
日下
はは~。そうですか~。
私はそこを意識して見たことは無かったので、とっても新鮮なお話です。




ケイト・トムソンさん
やっぱり、女性たちの作品を見ると何かセンスが違いますね。



日下
そうですか。とっても面白いですね。
興味深いお話をありがとうございます。



ケイト・トムソンさん カタログ
『 Relative Perseptions リレイティブ・パーセプションズ 』 P16 パブリック・アート より

「石という素材が公共空間のための彫刻にとって、強度や耐久力という点で特に優れていることは
明白だ。石はまた、制作する上でも実に魅力的な素材である。その形態の力漲るような豊かさ、
静謐な孤独のうちに秘められた幾千年を経た成熟、そしてまた荘重さを湛えた新たな表現を
見出すために、山から石を切り出してきて力任せに彫っていくという行為の激しさは実に感情的な
矛盾に満ちていて、それはどこか個人や社会が進化する姿によく似ている。」


同じくP12より
「社会は今、同じく転換点に立っている。変化という迷宮の暗闇の中で手探りしているのだ。
人々が出会い、個人的、社会的さらには国際関係について考えさせるパブリック・アート(彫刻)とは
最良の選択肢を特定し、どんなふうに先に進むべきかを考えさせてくれる、光明のオアシスだ。」





海への旅

「海への旅」

宮城県産玄武岩
140cmH

1988



**********************************


★ 編集後記


私が片桐 宏典さん、ケイト トムソンさんに初めてお会いしたのは、
私が大学の副手1年目の冬に、お二人の住む岩手県岩手町にある㈲浮島彫刻スタジオを
訪問した時でした。 大自然の中の広いスタジオは、私がテレビで見たことのある
イギリスの広大な平原を想わせるイメージで、日本ではない所のように感じられて
不思議な感じがしたのを覚えています。


その時、ケイトさんは、お一人目の娘さんを出産された頃で、
赤ちゃんを抱きながら、彫刻のお話をお聴かせ下さったのを印象的に覚えています。


外国から国際結婚で日本に来られて、しかもプロフェッショナルに仕事もされ、
お子さんも出産されて、とてもエネルギッシュな方だと思いました。


今回の、彫刻をパブリックに出すために石を選ばれたというお話は、

とても目的意識のある明快なもので、
ただ好きだからというのではないところが、私には何かとてもケイトさんらしく感じられました。


また、彫刻は360度全てが正面と仰っていますが、ケイトさんの作品は、さまざまな角度から見て
実際に面白いですし、正面性に縛られないところに何かとても精神の自由さが感じられて
とっても素晴らしいなぁと感じました。


次回は、そのあたりの詳しいことを制作テーマの「リレイティブ・パーセプションズ(相対知覚)」の
お話でおうかがいしたいと思います。


どうぞお楽しみに。





浮島彫刻スタジオ ケイト・トムソンさんと片桐 宏典さん

岩手県岩手郡岩手町浮島


***********************************


◆片桐 宏典さん、ケイト・トムソンさんのホームページ
 
浮島彫刻スタジオ 


 ケイト・トムソンさんのエッセイ集 (英語です。)

スターリング大学(イギリス)での展示
 

 ケイト・トムソンさんの紹介ページ


 スターリング大学 Corridor of Dreams  (「夢の回廊」 インタビュー動画)

 (全23分中、お二人と作品が映るのは11:30~15:30頃です。)

  

スターリング大学アートコレクション 
ケイト・トムソンさんのインタビュー  (約2分)

スターリング大学のFacebook ⇒Art Collection at the University of Stirling

        

                    ⇒ケイト・トムソンさん、片桐 宏典さんの作品

                        

◆現在、 開催中の展覧会です。
 「As Ithers See Us」
【期間】2014年3月11日(金)~9月末日まで
【時間】11:00~21:00
【料金】有料
【場所】Pobert Burns Birthplace Museum, Murdoch's Lone, Alloway, Ayr KA7 4PQ, UK
tel 0844 493 2601 email
burns@nts.org.uk
http://www.burnsmuseum.org.uk/



日本・石の野外彫刻―ストーンアート写真集
  藤田観龍 著(写真)  本の泉社
 

 ケイト・トムソンさんの作品写真、片桐 宏典さんの作品写真と手記が掲載されています。



ケイト・トムソンさん 第1回続き 略歴のご紹介




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エコに生きて自然を守ろう


皆様、こんにち



おいしいお茶で癒しと健康をお届けする【下総屋茶舗】五代目の金久保です。




関東では、いくぶん秋らしい陽気になってきましたね


しかし、雨が少し多いというか日照が少ないため


野菜も高いし、お米の生育も少し遅れているようですね


キュウリが1本100円近くもするそです


我が家は、まだゴーヤーが生ってくれるので


緑の野菜の補給に補給に役立ってくれています


ありがたいですね(^o^)



各地で体育行事などもあり


行楽シーズンでもあるのでお天気は気になるところですね



日曜日は市内の一部地区の体育祭も予定されていましたが


中止になってしまいました


私の所属する地区は次の日曜なので


今のところ天気は大丈夫な予報でした



今日はお天気も良く風も爽やかなので


ロードバイクでトレーニングがてらお茶の配達に行って来ました


片道15km以内くらいの範囲だと車と同等以上の所要時間で


行って来られちゃいますね



で、帰り道に田舎ののどかな風景を撮ってみました


そう、早い所はもう稲刈りをしてるんですね





温暖化の影響があったり、台風シーズン前に収穫してしまうなど


色々な人間の事情で本来の稲の生育のタイミングとは違い早すぎる感じですが…



今年も良い実りが得られるといいですね~



植物は本当に天候次第ですから


こちらも空模様は気になりますね



広島や各地で集中豪雨の被害に合われた方々には


本当に気の毒に思います



自然災害に苦しむ方が増えないよう


こんな異常気象が続かないようにするには


私たちがもう少し人間本位を改めて自然の循環を活かす


生活文化と環境保護を考えないといけませんね


だから、僕はこれからもロードバイクで


エコに配達を続けまーす




今日も健康に感謝。


 





創業145年下総屋の医食同源ブログ