杉 英行さん 木彫展のお知らせ
皆さま、こんにちは。
彫刻工房くさか 日下育子です。
今日は、素敵な展覧会を紹介いたします。
以前、学び場美術館にもご登場くださいました
彫刻家 杉 英行さん の木彫展です。
(↑クリックして頂くと拡大してご覧頂けます。)
(↑クリックして頂くと拡大してご覧頂けます。)
会場: 銀座アートホール
杉 英行さんが学び場美術館の作家インタビューにご登場くださいましたのは
今年2014年1月のことでした。
その際に、杉 英行さんの制作テーマは「再生」ということで、
杉 英行さんの手記の中では
「例えば、どんなひどい状況下でも、矛盾と混沌の中からいつか必ず再生する力
(生命力)が生まれてくる事を、感じとってもらえるような表現をし、伝えたいと思います。」
と書かれていました。
また、木彫に彩色をされていることについては
「彩色するというのは、絵画的な手法を取り入れたかったんですね。
しかし木のもつ素材感も殺したくないと。
木のもつ素材感を活かす方法で、絵画的な手法を取り入れて制作したい。」
と答えてくださっていました。
この度の個展、どんな作品を展開されるのかとても楽しみですね。
皆様も、ぜひ、杉 英行さんの個展にお出かけになってみてはいかがでしょうか。
本日も、ご訪問くださいまして、ありがとうございました。
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(←杉 英行さんのインタビュー全5回は
こちらからご覧いただけます。)
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がんばっている女性のあなたへ~ 「女性視点のビジネスのアイディアを出す」のシェア
皆様、こんにちは。
彫刻工房くさか 日下育子です。
私は尊敬する女性の週一回配信の無料メルマガを購読しています。
それは、 女性応援企業エグゼクティブクルー株式会社の熊谷留美子さん
の
「本当に頑張っている女性のあなたへ」
というものです。
このメルマガでは、熊谷さんご自身が成功へむけて行動される中での
気づきの体験談をシェアしてくださっています。
特に無意識に抱いている、成功を阻害する考えをクリアする体験談は、
本当に頑張られている方々にとっては一読の価値ある内容です。
このメルマガでは、熊谷さんの体験談を読んだあとに
読者も同様のテーマでの体験談をシェアしあえる双方向のやりとりが展開されています。
これからここに書くのは、
10月31 日の熊谷さんのメルマガと
それに対しての私の体験談のシェアです。
以下、大分長くなりますが、
成功に向けて頑張っていらっしゃる貴女さまにも
楽しんで頂けましたら嬉しいです。
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日下育子さん、こんにちは。
女性応援企業エグゼクティブクルー株式会社の熊谷留美子です。
このメルマガは、
私熊谷は、現在仙台市の女性限定「創業支援セミナー」
政府の成長戦略の一つで女性をどんどん支援していく一環で、
ありがたいです。
そこで結論を先に申し上げると、「
実は、このセミナーは今の私には難しいのです。
脳がある一定になると閉じてしまうのです。
すでに株式会社を創業している身としては、
そうか!
とメモメモです。
でも・・・、根っこが男性目線なのです。
・5年前に創業セミナー10回受講
・
・東京の商工会議所主催の女性起業家のセミナー
など、他にもいっぱいでましたが・・・・、実は大きな壁が「
一生懸命書いて事業計画書を持って行っても、「
そうそう、わかります、おっしゃっていることわかります・・・
の言い訳をしてしまいそうな自分をいっぱいいっぱい我慢しており
私だけかなぁ・・と思っていましたが、
せっかく創業コンテストがあっても実は年々出展する数が少なくな
そう、
つまり論理的な手順を踏みなさい・・の一点張りなのです。
だって、講師が全員男性なのです。
女性の「難しいことわからなくても、良さそうね」
目線が「お金を融資するところがOKを出すように」
今回の創業セミナーの初日に、「
うれしい!
そうだよね、事業計画書はなにかあったときに振り返る「原点」
でも・・・、実際は「計画書」
どこかで「喜んでもらって役に立ちたい」「これは便利」
長い長い前置きを読んでくださってありがとうございます。
そこで今回のテーマ「女性視点のビジネスのアイディアを出す」
私は下記のことを思いました。
クライアント様が喜ぶアイディアを出す女性に対しての支援金を用
今回の創業セミナーの方々のアイディアは実にユニークで「
うん、いいね!
素敵!
応援します!
バーンと100万円!
というようにできるビジネスをしたいと思いました。
返済?
いらないよ!
あなたのそのアイディアに応援したいだけ!
なんていう仕組みがあったらいいなぁと思いました。
儲かるか儲からないかではなくて、「女性ならではのアイディア」
その周りの「一人だけ」でも喜ばれるのであれば、成功!
そうでなかったら、そのアイディアをまた工夫するだけ!
女性は視野が狭いので、その「視野の狭さ」をビジネスにする。
そして、「形にするとき」
まずは、「笑顔がうまれること」が先で、
ソフトバンクの孫正義会長の弟さんの孫泰蔵さんがされているベン
そんなエンジェル投資家に出会うようにまたアイディアを出せばい
というように講義中のメモメモしながら、
女性は、自分が困ったことをもっとよくするには?
素敵な特性ですね、乾杯!
蛇足ですが、
安倍総理のお考えもここから学べます。
http://thebridge.jp/2014/08/
さぁ、日下さん、「女性視点のビジネスのアイディアを出す」
そのアイディアはとても大切なものなので、その「種」
・こういうアイディアをだしてみたい!
・実は持っています!
という方は、「○」を返信してくださいね。
もしかしたらご披露されることで支援体制か、
このメルマガにそのまま返信できます。
楽しみにしています。
*********************************
以下、私からの返信です。
こんばんは。
今日のメルマガ、いつもにまして素晴らしかったです!
ハイジさんアイデア、
「女性は視野が狭いので、その「視野の狭 さ」をビジネスにする。
そして、「形にするとき」全体をみるこ とのできる男性の力をお借りする。」
これはとっても素晴らしいですね!
私も、じっくり、自分なりのアイデア、考えてみます。
今日は、ハイジさんの「熱」がビシビシ伝わってくるメルマガ、
くさぴ
日下育子
*********************************
この返信をさせて頂いて、感じたことは
・私はビジネスのアイデアは薄い・・・(というかほぼアンテナが立っていないことに気がつきました。)
・私自身が視野が狭い、というか自分で苦手なことがたくさんあることを自覚してから、
の話ですが、
以前は自分で調べて、なんとか自分でできるようになろうと努力していましたが、
今は、専門家に聞えて直接教えてもらう(パソコンのことなど)とか、
専門家(自分よりも適性があって得意な方)に依頼するとか
するようにしたら、とっても時間と労力とストレスの負担が減って
行動が前進しやすくなったと思います。
・私がやっている彫刻で、女性視点のビジネスってどんなことだろう?
ということでした。
あなた様はいかがでしょうか?
本当にがんばっている方のご参考になるようでしたら幸いです。
本日も、ご訪問くださいまして
ありがとうございました。
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このところのチャレンジ
皆さま、こんにちは。
彫刻工房くさか 日下育子です。
昨日、保育所のお楽しみ会(学芸会)でした。
昨年までは、ほぼ硬直しているだけの娘でしたが
今年は、練習通り、セリフを元気に言い、
劇をとっても楽しんでいるようでした。
朝、保育所に行くとき、「はい、ポーズ!」と言ってみたら
得意のポーズを見せてくれました。
さて、このところのチャレンジというのは、
「断乳」・・・・。
2歳、3歳の誕生日の時に、それぞれずっと前から
「誕生日でオッパイやめようね」と言い聞かせをして続けて、本人も納得した様子だけれど
誕生日翌日には、実際には我慢できず、激しい大泣きの連続で止められず・・・。
その頃、義母に心身共に不調で、泣き声に耐えられなかった様子。
私自身も、ユイに自分から止めてほしいと思い、
自分から「いらない」とい言うのを待つことにしようと、断乳を止めて、3歳半まで来ていました。
先月末、私の市民検診で、かかりつけ医師から
まだ卒乳していないことを様々な面から良くないことが多く出てくると
厳しい指摘を受けたのがきっかけで、改めて断乳への取り組みを決めたのでした。
様々な良くないことの一つが
「ほしいときにいつでもオッパイが出てくる状態だと
他のことでも、我を通してわがままをいうこどもになりやすい」というものでした。
確かに・・・。
日々の生活の中での強烈なダダこねやわがまま。
保育所行事で、集団の中の娘を見るとき、
どうひいき目に見てもわが子が一番、ちゃんとしてない・・・。
など、思い当たるところが多々ありました。
断乳の初日、
「ユイたんが四歳で自分止めるって言うまで、パイパイあげることにしてたけど
そろそろやめてみよう」と伝えました。
一日目、なんと、我慢しました!
これならいける!と思いきや、二日目からは激しく泣きまくりました。
夫とも相談し、すっぱりあげなくする断乳のやり方ではなく、
少しずつ減らす方向で進めています。
二日目、三日目としばらく、結局は我慢できずに激しく泣くので、結局オッパイは飲むのですが、
本当に止めるときがきたという覚悟を決めるのが嫌なようで次々に違う要求を出してきて
私を困らせました。
保育所登所は9時までですが、保育所の先生に
断乳をしていて、がんばっている最中なので待っていてほしいと電話連絡した上で
9時半や10時近くにようやく連れて行けたということも数日続きました。
ユイはユーチューブで、様々なアンパンマンのおもちゃを
実際に買って遊んでいる人の紹介映像を見るのが大好きで、
特に、アンパンマンの「ジャムおじさんのやきたてパン工場」というものを好きで欲しがっています。
「クリスマスまでにパイパイ止められたら、サンタさんが
やきたてパン工場、持ってきてくれるんじゃない?」と何回も言っていたら
だんだん、止める覚悟は固まってきたようです。
10月末から始めた断乳は
夜寝るときなど、どうしても飲んでしまっていますが
それ以外の時、ようやく昨日、一昨日は朝のパイパイは忘れたように飲まず
(多分、本人は欲しいと言っちゃいけないと思って言わないのだと思います。)
朝食前に、大好きなみかんやせんべいを食べて、乗り切りました。
強制的にすっぱり止めさせるのではなく
本人が少しずつ、気持ちを固めて、止めていくという方法なので
クリスマスに、間に合うようにオッパイ止められるかどうかヒヤヒヤしますが
私が卒乳を伸ばしてきたこともありますので
しっかり付き合って、がんばろうと思います。
手に持っているのは、白いワンワンのぬいぐるみです。
保育所に行くまで持っていて
教室に入るときに手提げにしまいます。
それがどうしても嫌で、一日私と離れる間、心の拠り所なのか
教室に入ってからも持っていたいときがあります。
先生にそれを伝えると、本当はいけないのでしょうが
認めてくださっています。
(先生によると、しばらくするとあとから自分で手提げ袋に
しまいに行くそうです。)
本人にしたら、大分がんばっているのでしょうね。
拙い体験談ですが、子育て中の方の
参考になるようでしたら幸いです。
本日もご訪問くださいまして
ありがとうございました。
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アーティストを応援する素敵な彫刻工房@日下育子の学び場美術館
山本 哲三さん 第2回 ~道具作りも含めて、石に魅力を感じました~
みなさま こんにちは。
彫刻工房くさか 日下育子です。
今日は素敵な作家をご紹介いたします。
彫刻家 山本 哲三さんです。
前回までの片桐 宏典さん、ケイト・トムソンさんからのリレーでご登場頂きます。
彫刻家 片桐 宏典さん
第1回
第1回続き
第2回目
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
彫刻家 ケイト・トムソンさん
第1回 第1回続き 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 番外編
第2回目の今日はそんな山本 哲三さんが石を彫刻の素材に選ばれたきっかけのお話を
お伺いしました。
京都美術大学の授業では、点・線・面の組み合わせの構成的な制作に戸惑われながらも
石の授業では、具作りまでも自分で行うという、作ることを根源的なところから体験されたそうです。
その中で、石の魅力に取りつかれていったのだそうです。
どうぞお楽しみ頂けましたら幸いです。
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1998年
’98かさおか石彫シンポジュウム
笠岡運動公園
「たわむれる」
能勢石(閃緑岩)、H150cm
1992年
’92石の道・いけだ彫刻シンポジウム
池田市塩塚公園
「あがるさがる/紙風船-12.8kg・河原石-12.5kg」
大理石+木材+和紙+ヒモ、H300cm、
2005年
AD&Aギャラリー個展
「あがるさがる/紙風船-12.8kg 」
大理石+木材+和紙+ヒモ+アクリル絵の具、H27cm
2005年
AD&Aギャラリー個展
大理石+ヒモ、H14cm
2005年
AD&Aギャラリー個展
「地球安泰/人のような石-124.0kg・樹木のような石-127.0kg」
大理石+板+和紙、H100cm
2005年
AD&Aギャラリー個展
大理石+玄武岩+木材+和紙、H29cm
2007年
ギャラリー揺個展
(ギャラリー企画“いのち”シリーズ)
日下
前回、京都美大で、バウハウスに倣ったカリキュラムで立体制作を始めたというお話を頂きました。
そういうカリキュラムで勉強されて、その後、作家生活に入って行く際に
良かったことや、印象に残っている制作などはありますでしょうか。
山本 哲三さん
そうですね。高校の時は、いわゆるモデルを見て作ることから始めていたので、
それを取り去ってしまって、いきなり何か形を組み合わせて作っていくということが
なかなか理解できなかったですね。
その方法は、何か自分が見たものを形にして表すということではないわけです。
石の塊を彫る場合でも、見えたものを再現するように石を見ていくのじやなくて
何かを組み合わせたようなところで形を作っていきますので
ある意味、自分も勿論、見る人も初めての、誰も見たことのないものが出てきてしまうわけですね。
それを、どういうところでよしとするのかが、頼りなくて、なんかものすごく不安というか、
何か物足りないということは、常に思ってましたね。
同級生の人たちは、高校の時にモデルを見ての制作をやってないから、
1年生の一番最初からカリキュラムで針金を組み合わせて形にしていく制作に
かなり素直にすんなり入っていけたんではかいかと思うんです。
その辺の違いみたいなものは、僕は思ってましたね。
日下
そうでしたか~。
山本 哲三さん
大学では、ちょうど3月の終わりに、1年生から4年生まで、みんな一緒に学年ごとの進級制作と
卒業制作の展覧会で発表するわけですけれども。
石膏の人体像は、モデルを見ながら写実的に作っているから、見る人も、これは人体だという目で
見てくれます。
構成的作品では、「こりゃなんや?」言われても何とも言いようがないというか、
「彫刻や」としか説明できないようなことで、誇らしい気持ちと少しだけ釈然としないものを残して
やっていましたけどね。
そういうふうなことを経験した上で、これは(※写真)、僕が作った石膏の直付けで作った作品
なんですね。
みんな人体を塑像という考えで作りますけれども、そうじゃなくて、石を彫るにしても、実材という
考え方で、実際の素材の良さとか、石膏で直付けしていくと、付けるのと削るのとで、より一層、
効果的に素材の力や、素材そのものを見せられるんとちがうかという考えで作ったわけですけどね。
日下
はい。
山本哲三さん
だから、良かったことというと、僕は、写実的に物を作るということも一番最初にやってたし、
その後は、何かを手がかりに形を作っていくということもやったということで、
両面の考え方ですね。
作品を作る時のアプローチの仕方が、わりあいいろんな方向から作れるなってことが、
良かったなぁとは思いますけどね。
そして、ちょっと話が飛んでしまいますけど、
今はわりあいと、石彫ということもそれほど意識せずに作品を作ったりします。
また、山に生えている木を取ってきて、それをいわゆる木彫というふうな捉え方ではなく
素材を活かした状態で、何か工作というとこら辺で作品作れへんかな、というなことで、やったりする。
自分が、ほんまに思いついたように、作品を作っているんですけれど、
そういうことができるっていうのは、学生時代にいろんなことをしてたからかなぁと思いますけどね。
日下
思いついたように、作品を作れるというのは、とても素晴らしいですね。
AD&Aギャラリーでの個展のリーフレットの中で、美術史家で当時兵庫県立美術館館長補佐の
中島徳博さんは、山本さんの作品は石の在り様を問いかけていらっしゃるんじゃないか、ということを
書かれていて興味深く感じました。
写実と組み合わせの両方の制作方法を経て、主な素材が石に定まってきたのは、
いつ頃からなんでしょうか。
山本 哲三さん
木彫などいろんな素材の体験をしてきましたが、大学の授業で、石を彫るという体験をしましてね。
それが、なんかすごく自分にすっきり、しっくりきたというか、石彫が、自分にとってかなりいい
素材じゃないかなぁという風に思いました。
石彫の授業の場合、僕らの時代はタンガロイ
なんていういいものがなかったんですよ。
だから石彫の授業というのは鋼の棒をコークスで温めて、鍛冶屋のように鍛造して、
のみなど道具を作るということをやっていたんですね。
当時を思い出すと、そんなに石で何か形を作るというものはないんですね、言ってみたら。
実際に、石を彫る道具を自分で作る一連の作業の中に石の作品というものがあるんですけども、
それが、ものすごく新鮮で面白かったですね。
僕らの子供の時代なんか、結構まだまだチャンバラとかよくして遊んだりして。
木で刀のようなものを作ったり、鉄のかけらを金槌で叩いてちょっと刃物的なものを作ったりとか、
遊びの中でしてきたことを、もう少し本格的に鍛治屋さんができるわけです。
そういうものがなんか気に入った感じがあるんではないでしょうかね。
日下
そうでしたか~。
山本 哲三さん
その中でどんどんやりながら、形を作っていくってことが、ものすごく印象の強いものでもあった
わけですよ。
石の素材からくるインパクトというか、重いし、そして硬いし、なかなか彫れない、形がなかなかできない。
石っていうのは、やっぱりなんかすごく魅力ある素材なんですよね。
日本庭園に石が一つぼんと在る時、それで一つの存在感がすごくあったりするわけやし。
その時、石をやり出したということは、その石の素材感、存在感みたいなものを出すということが、
すごく楽しかったと思いますけどね。
それと、木や粘土の場合というのは、いわゆるデッサン力が大事と言われるでしょう。
デッサンでも、対象を写実的に描く時に、デッサン力がないと、ちゃんと見えてくれないとかね。
本当の意味でのデッサン力というのは、単に写実的に、上手く描けるかどうかということでは
ないんですけど、当時、デッサン力と言われると、それなりにプロポーションがきちんとしてて
というふうに思うわけですよ。
そういうふうに、作らないと粘土の塑像なんかは、つじつまがあわないから、まぁ、破たんしたもの
になって、ものすごく自分の場合は、ものすごく不得手やというか、なかなか上手くできないっていうか、
面白くなかったっていうかね。
それに対して、石そのままの塊がそこにぼんとあるわけですから、それをある意味、
できるだけかさを少なくさせずに、ただ最初は四角い固形の石に、手を加えて、
石の存在感みたいなものを、壊さない状態でやるっていう。
その時は、もともとあるものをそのまま使えるということ、それを自分の制作していくのがピッタリ
くるなぁということも思いましたけど。
その他にも授業でいろんなことをしていますから、素材はいろいろありますけど、
なんか、石の素材というものが、その頃から気にいっていましたね。
ホームページなんかも、stone_work
と名前を付けて、やってましたけど。
石彫課題(3回生)で制作した2作目の石彫
日下
そうでしたか~。石の存在感に惹かれていらしたのですね。
山本さんの学生時代からの制作に対する思いもお伺いして
その後の作品も拝見すると、作品の魅力がよりストレートに伝わってくるようです。
学生時代の制作の心境を詳しくお聞かせくださって、どうもありがとうございました。
「はるかむかしむかし・・/つきのカミさん」
大理石 H90×W58×D58㎝
2007年
AD&Aギャラリー 2007年個展
「はるかむかしむかし・・/うみのカミさん」
大理石 H29×W121×D71.5㎝
2007年
AD&Aギャラリー 2007年個展
「はるかむかしむかし」
大理石
2007年
AD&Aギャラリー 2007年個展
銀閣の天井に円く銀箔が貼られていて銀砂灘に反射した月光がその銀箔を
ほのかに照らす光を楽しむ仕組みのことが述べられた随筆を読んだことがあります。
どうも、銀砂灘も向月台もかなり後世になってから作られたもののようです。
ダイナミックな砂の造形はお月見の装置ではなくそれ自体で生命の根源を
象徴しているように思えます。
(AD&Aギャラリー 2007年個展 作品集より 山本 哲三さんの作品コメント)
************************************
編集後記
今回、片桐 宏典さん、ケイト・トムソンさんのご紹介で、初めて山本 哲三さんにお話をお伺いしました。
山本 哲三さんは大阪芸術大学の教授を数年前にご退職された、活動歴豊富で多彩な彫刻家で
いらっしゃいます。
片桐 宏典さん、ケイト・トムソンさんからは、1969年にオーストリアのサンクト・マルガレーテンの
採石場で開催された日本人のみ5人での共同制作の伝説的な彫刻シンポジウムに参加された
素晴らしい彫刻家のお一人としてご紹介を頂きました。
そのシンポジウムで、山本 哲三さんを含む日本人5人が制作した素晴らしい作品は
シンポジウム関係者から『ジャパン・ライン』と栄誉な名前で呼ばれることとなりました。
これから後の回で、たっぷり紹介させて頂く予定です。
山本 哲三さんはその彫刻シンポジウムをオルガナイズされた、彫刻シンポジウムの父と呼ばれる
彫刻家カール・プランテルさんに贈る冊子「ARIGATO PRANTL SAN」という、
日本人の参加した彫刻シンポジウムの記録冊子編纂にも尽力されていました。
今日は、そんな山本 哲三さんが石を彫刻の素材に選ばれたきっかけのお話をお伺いしました。
京都美術大学の授業では、点・線・面の組み合わせの構成的造形に戸惑われながらも、
石の授業では道具作りまでも自分で行うという、作ることを根源的なところから体験されています。
石の存在感を壊さずに引き出すという感性も、身構えた所の全く感じられない、自然体でいらして
素敵で素晴らしいと感じました。
これから数回にわたって、山本 哲三さんの彫刻の学びと活動の歴史、そして
伝説のシンポジウムについても貴重な写真資料と共にお届けしてまいります。
どうぞお楽しみに。
**********************************
◆ 山本 哲三さんのホームページ
◆ 山本 哲三さん著
「彫刻シンポジウムと共同制作
―日本人の参加した彫刻シンポジウムの記録冊子編纂の機会を得て―」
(大阪芸術大学 紀要)
◆山本 哲三さんが編集の一員を勤められた資料集
冊子「ARIGATO PRANTL SAN」のプロジェクトホームページ
ビバ! 彫刻シンポジウム
日本人彫刻家が参加した世界の彫刻シンポジウム 参加記録・作品写真集のホームページ
◆ 山本 哲三さんの展覧会情報
アートでびっくり!干支セトラ(午)展
前半2014年12月5日(金)-23日(火)
後半2015年1月9日(金)-25日(日)
毎週、金・土・日と祝日のみ開廊/AM11時-PM5時
〒489-0042瀬戸市中切町3TEL0561-83.0484(開廊日のみ対応)
Art-Setスタジオのfacebook
◆山本 哲三さんお薦めの彫刻シンポジウムに関するレポート
文化資源学,文化経営学の研究者 柴田葵さんのホームページ
本日もご訪問くださいまして
ありがとうございました。
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本日より開催!「県令邸アノニマス」
皆さま、こんにちは。
彫刻工房くさか 日下育子です。
今日は素敵な展覧会を紹介いたします。
学び場美術館にもご登場下さった彫刻家 片桐 宏典さんと彫刻家ケイト・トムソンさんが
出品される展覧会です。
以下、お二人からのご案内を掲載させていただきますね。
(↑クリックして頂くと拡大してご覧頂けます。)
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「県令邸アノニマス」のお知らせ
この度、「県令邸アノニマス」
ご高覧、ご高配賜れますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
「県令邸アノニマス」
出品作家■浅倉伸、岡田卓也、片桐宏典、菊池翔、ケイト・
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「 県令邸は、1886年に建設された盛岡で最も古い本格的な煉瓦造の洋館です。
現在の県知事にあたる第二代石井省一郎県令の私邸として建設されました。
1977 年に盛岡市歴史的建造物に指定。」
(上に掲載のチラシより)
価値ある建造物の中での作品展、
とっても素敵そうですね。
皆様もぜひ、県令邸アノニマスにお出かけになってみてはいかがでしょうか。
本日もご訪問くださいまして
ありがとうございました。
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人生が変わる時
皆様、こんにちは
おいしいお茶で癒しと健康をお届けする【下総屋茶舗】五代目の金久保です。
先週4日間【成功の9ステップ】ライブ・セミナーに行ってきました。
もう数回目ですが、その度に新たな気づきや学び
そして基準の高い仲間ができてとても為になります。
実は、健康オタクの私がハマるコンテンツがとても充実です
成功者は、まず高いエネルギーで健康な状態でないといけませんよね
ですから健康は大前提なのです。
セミナー講師であるジェームス・スキナー師は私の師匠でもありますが
彼が凡人から成功者になるために実際に学んで
実行して成果のあったコンテンツを演習をふんだんに入れた
体験型セミナーにまとめあげたものです
で、【無限健康】というコンテンツですが
4日間、毎日3時間ほどの睡眠時間なのですが
全くエネルギーが下がらず凄い体験ができます。
簡単にまとめると、食事法と運動と深呼吸です
その中の食事法を簡単にご紹介します
午前中はフルーツ、もしくはフレッシュな野菜ジュースだけ
午後は野菜と良質のたんぱく質だけで穀類は食べません
いずれも腹7分目くらいで間食にナッツを食べたりもします
そして1日に4,5リットルの水をちょこちょこと飲みます
食材は太古の昔から食べ物だったものだけ
加工食品はできるだけ食べません
穀類、乳製品はNGで、油は良質なオリーブオイル
化学物質を体内に入れないというのが基本ですね
これをセミナー中に体験するだけでも
体調が変わるのがはっきりとわかります
そして、これをベースにダイエットに成功した参加者が
いかに多いかというのも凄い結果ですね~
リバウンド一切なし、しかも高いエネルギーを感じます
現代人の病気や少子化などの問題は
食べ物が原因だな~と実感できますね
皆さんも健康を手に入れたかったら
食事法に気を付けてみてはいかがでしょうか
この【成功の9ステップ】ライブ・セミナー
http://www.jamesskinner.com/a/9step/?Owner_ID=229265
なんと鬱病やトラウマ、恐怖症など
精神的な健康を取り戻す人も実に多いんですよ
本当に4日間で表情も変化してしまうんです!
悩みがある方にはお勧めですよ
今日も出会いに感謝
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今回のテーマは、「人の傲慢さを客観的にみる」です。
先日、
司会者はくりーむしちゅーの上田晋也さんでしたから、
政権を担われていた3年の間を年表にして、
ふとあることに気づきました。
なんだか気持ちが悪くなったのです。
その理由を探っていたら「言い訳」ばかりされていたのです。
でも、いい機会なので最後まできかせていただきました。
上田晋也さん
「それでは自民党に大敗された理由はなんだと思われますか?」
元官房長官
「そうですね、国民の過剰なまでの期待があったからです」
わぁお~
そう言われるの?
実はこのトークを客観的に聞いていたのでわかったのですが、
「
私は見た目がとても良い人のように見えてしまうらしいのですが、
無意識で人のせいにしたりしています。
先日は主人に「
実はそれ以上の達成感があるから、
主人は「そうかなぁ・・・、
みつけることだけしなくても・・・・」
ところが私は「それも一理あるなぁ」と思いながらも、
更にヒートアップしていっていったので
主人は会話しながらだんだん後ろに下がって行き、
主人なりの考えを述べているだけなのに、「
「
主人が後すざりを始めたのでやっと気づいたのでした。
人の姿って、ほんとうに学ぶことばかりです。
このトーク番組は近年まれに見る私へのヒット番組でした。
あの歴史的な大敗のときでさえ多くの民主党のキーパーソンは当選
さきほどの元官房長官は落選されていました。
この結果が「なにか」を物語っているんですね。
ほんとうに学ばせていただくことばかりです。
議論に勝ってもいいですが、要は人生を楽しめるか・・・、
そして、外野(テレビを見ている人)
思い
あなたの「人の傲慢さを客観的にみる」
といってもこのような問題は毎回返信に困られると思います。
ただ、返信されなくてもちょっとだけでもご自身の心に「なにか」
○を返信してくださいね。
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以下、私からの返信です。
長くなりますが、私の体験談をシェアさせて頂きます。
しばらく前、制作関係の後輩と過ごすことがありました。
その時後輩は、
何か被害者
私はそれを、
謙虚に受け止められないのだと内心、
けれども、すぐにその姿は紛れもなく4、5年ほど前迄の、
私自身にピッタリと重なっていることに気がつきました。
その時は、
という言葉を教えて下さいました。当時の私は、
大した苦労も経験していないが故に、
年長者や本当に真摯に表現活動を行っている方に対して、
本当に相手への敬意を払わない、
ほんの少しだけかもしれませんが、
日下育子
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成功に向けて頑張っていらっしゃる貴女さまの
参考になるようでしたら嬉しいです。
さて、ここからは、熊谷留美子さん のセッションについてご案内をさせて頂きますね。
熊谷留美子さん
より
11月14日(金)と15日(土)
こんにちは、女性応援企業エグゼクティブクルー株式会社の熊谷留美子です。
11月14日(金)と東京で個人セッションをいたします。
このブログのテーマの一つ「がんばっている女性のあなたへ」や、
「右脳トレーニング」などを読んでいただくと、すでに受講された方のセッションのシェアが
載っております。
許可いただいた方のシェアですが、それを読むだけでもヒントいっぱいです。
ただ、実際に会って熊谷留美子とエネルギーを交わらせたいとか・・・、
そう感じられる方はお申し込みをお待ちしております。
私もお会いさせていただきたいです。
◆対面による個人セッション
1)ご自身で好きなテーマを
2)がんばっている女性のあなたへ
3)CAになると決めているあなたへ
4)あなたの利益が上がる右脳トレーニング
5)結婚を望んでいるあなたへ
6)赤ちゃんを望んでいるあなたへ
7)誕生日コミュニケーションで豊かに
◆日時
11月14 日(金)
1)6~7:30
2)8~9:30
3)12~13:30
4)14~15:40
5)16~17:30
11月15日(土)
1)6~7:30
2)8~9:30
3)10~11:30
3)12~13:30
4)14~15:40
◆場所
品川プリンスホテル ティールーム
◆セッション料金
90分 5000円
申し込み方法はこちら
人知れずがんばっているあなたに寄り添うことができたら・・・と願っています。
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個人セッションをしてくださる熊谷留美子さん は
熊谷さんはJALの元国際線客室乗務員で、客室乗務員指導教官までご経験された方です。
ご退職後は、「あなたの利益が上がる右脳トレーニング」 講師として
有名大企業の社員研修にも招かれいらっしゃいます。
私自身も熊谷さんのコーチを受けたことがあります。
↓こちらのブログに体験談を書かせて頂いております。
私が熊谷さんのコーチを受けたいと想った理由は、
熊谷さんが、これまでに右脳トレーニングを実践されて
ご自身の夢の実現をサポートしてくれる出会いをたくさん
引き寄せていらっしゃるのを見ていたことが一つ。
そして、何より熊谷さんご自身がたくさんのトライ&エラーを
たくさん実践、行動されて、実は失敗も経験されています。
本気でチャレンジして、それでも時には失敗してしまうこともあるという
痛みをご存知で、しかもそれをシェアして下さっていたからです。
だから、この方なら本当に役に立つコーチをして下さると思ってお願いしました。
それは、第1回のコーチを受けて本当にそうでした。
とても、心が軽くなるのでおススメいたします。
また、この方は本物だと感じるエピソードとして、
JALの稲盛会長に、熊谷さんなりに考えた JALの再生案を書いた手紙 を
なんのあても無い状態から、様々なプロセスを経て稲盛会長に届け、
直筆のサイン入りの返信を貰われた というものがお有りです。
そのプロセスを、本当に決定権のある方に願いを届けることが出来ずに
困っていらっしゃる方のために、熊谷さんご自身のHP でシェアして下さっています。
これらのプロセスを紹介して下さっているということで
本当に頑張っている方を応援して下さる姿勢がホンモノだと感じて頂けるのではないでしょうか。
なにか、心に苦しいことがあるという方に
寄り添ってセッションして下さること間違いなしです。
ピンときたかたはどうぞ、熊谷さんにご連絡なさってくださいませね。
本日も、ご訪問くださいまして
ありがとうございました。
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アーティストを応援する素敵な彫刻工房@日下育子の学び場美術館
本日から開催です。第37回国画会 彫刻部秋季展
皆さま、こんにちは。
アーティストを応援する素敵な彫刻工房@日下育子の学び場美術館
彫刻工房くさか 日下育子です。
今日は素敵な展覧会の紹介です。
学び場美術館にもご登場下さった
彫刻家 笠原 鉄明さん 、彫刻家 原 透さん 、彫刻家 渡辺 忍さん が出品される
第37回 国画会 彫刻部 秋季展です。
会期は11/8(土)~11/15(土)
会場 東京都美術館 ギャラリーA
(↑クリックして頂くと拡大してご覧頂けます。)
皆様も秋の上野公園内、東京都美術館で
素晴しい彫刻の数々をご覧になってみてはいかがでしょうか。
本日もご訪問くださいまして
ありがとうございました。
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開催中です。佐藤淳一・三浦千波 二人展
皆さま、こんにちは。
彫刻工房くさか 日下育子です。
今日は素敵な展覧会の紹介です。
学び場美術館にもご登場下さった彫刻家 佐藤淳一さんの二人展です。
佐藤淳一さんは私の石彫の恩師でもあります。
私は初日に拝見しました。
佐藤淳一さんの作品は、「生動」というシリーズで
石の量感とその中にある空洞の対比を活かした作品でした。
また三浦さんの作品は、大きなタッチで描いた故郷 岩手の風景画
でしたが、色もタッチも軽快なのびのびとした作品でした。
お二人の作品が、一つの空間の中でとてもマッチしていたと思います。
皆様も、佐藤淳一さんと三浦千波さんの二人展を
ご覧になってみてはいかがでしょうか。
本日もご訪問くださいまして
ありがとうございました。
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彫刻家 山本 哲三さん 第1回 ~バウハウスのカリキュラムに倣って、彫刻を始めました~
皆さま、こんにちは。
彫刻工房くさか 日下育子です。
今日は素敵な作家をご紹介いたします。
彫刻家の山本 哲三さんです。
前回までの片桐 宏典さん、ケイト・トムソンさんからのリレーでご登場頂きます。
彫刻家 片桐 宏典さん
第1回
第1回続き
第2回目
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
彫刻家 ケイト・トムソンさん
第1回 第1回続き 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 番外編
第1回目の今日は、山本 哲三さんが美術を始められたきっかけと、
学生時代の造形の学び方についてお伺いしました。
山本 哲三さんは、美術コースのある高校で彫刻科を卒業後、京都市立芸術大学でも
彫刻を学ばれていますが、そこではドイツのデザイン学校バウハウスのカリキュラムに倣った
独特の授業を受けてこられたそうです。
今日は、その内容の独自性についてお聞かせ頂きました。
どうぞお楽しみいただけましたら幸いです。
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ヴィーナス
大理石、H200cm
1991年
大理石、H250cm
1993年
ソンブレロ
大理石、能勢石、H60cm
1993年、素材
コスミック・バード
ステンレス、伊達冠石、H1400cm
1996年
泉佐野市総合文化ホール前広場
大理石、北木石、H180cm、L210cm
豊中市松寿園中庭
マコンデ
閃緑岩、H200cm
1993年
かぜのカミさん
大理石+玄武岩、H300cm
2004年
京都野外彫刻展出品
その後、東尾道彫刻公園に設置/2010年
かぜのカミさん/トルネード
大理石、木材、和紙、H80cm
2007年
日下
制作を始めたきっかけ、美術に興味をお持ちになられたきっかけを
お聞かせいただけますでしょうか。
山本 哲三さん
特に意識して、美術をやろうという考えは、全然なかったんですけどね。
僕は、美術のコースがある高校に入学したんです。
京都は日本画がさかんで、明治の初期に南画家が画学校創設を陳情して画学校が出来たんです。
その後、発展して、京都府立から市立に移管され、名称も幾度か変わります。
内容的には、普通画・専門画・応用画と言っていたそうです。
それが、日本画・西洋画・図案・彫刻・漆工・建築など次第に多様になって行ったんです。
有名な画家の排出もありますが、京都は染色繊維関係とか陶芸、漆芸など、伝統工芸の作家や職人さんもたくさんいてはるわけで、その様な子弟が勉強するような場所、後継者の育成を担うところと言うことでもあったんですよ。
太平洋戦争に負けて学校制度が変わり、併設されていた絵画専門学校は美術大学に、美術工芸学校は新制高校(日吉ケ丘高学校)に、建築科は他の新制高校にという形になったわけです。
僕はその高校の彫刻科というところに入学しました。
日下
はい、彫刻科に。
山本 哲三さん
入った理由というのが、結構いい加減な、といいますか、
勉強があまりできなかったもんで、普通科の方には、ひょっとしたら無理かも知れん、
実技と学科試験ならいけるかもしれん・・・・。
小さな頃から工作なんかが好きやったもんですから、まぁー、家から電車には乗らなきゃいけない
けれど、そう遠くはないですし、そこへ入ってみたらどうかと親が言ったもんで、受験して美術コースの
彫刻へ入ったんです。それが、彫刻をやりだしたきっかけなんですね。
実家が、画材店をやってたりしてましたんで。
日下
画材店ですか~。
山本 哲三さん
はい、画材店で絵の材料を売っていたわけですから美術というものに対しては、小さい時から
結構馴染みはありましたね。
だから美術コースに入ったのも、違和感のない状態で、それがそのまま、ずっと続いているということ
です。
日下
その後、山本さんは京都市立芸術大学の彫刻コースに入られますね。
そこではバウハウス
のカリキュラム(※)を模倣していたとのことですが、
具体的にはどんな感じの授業だったのでしょうか。
山本 哲三さん
現在の京都市立芸術大学、僕の頃は京都市立美術大学でしたが、僕なんかは、そこまで意識高くなかったから、とにかく大学に入ってみたらたまたまそういうカリキュラムをされていたということですね。
山本 哲三さん
これが、そのカリキュラムなんですけど。
バウハウスのカリキュラムというのは、1年に入った時にですね。
一つの授業テーマとして、幾何学的形態の構成ということをするんです。
そういう一つのテーマで1章、2章、3章と細かくいっているんですけれども、順番に直線を使った形とか、
それから曲線を使った形とかいう風なことで、素材としては、針金を真っ直ぐ伸ばして直線の基本形に
するということなんです。
それを構成ですから、組み合わすわけですね。そして、立体の形を作っていくと・・・。
針金の場合だと、はんだ付けでいけるんですけどね、それでは、実際の展覧会に出す作品としては、
弱いですからね、鉄筋とか鉄のそういう素材を使って作品を作れるように、同時に、ガス溶接の実習
なんかも平行してやってたんですね。
日下
それは、実践的ですね。
山本 哲三さん
そのバウハウスのカリキュラムを倣ってというのは、結局、点・線・面という造形要素を構成する、
という考え方なんですね。
これカンディンスキー
なんかが、理論書(※)を書いてますけれども、そういう点・線・面という考え方で
単純な形を組み合わせて、徐々に複雑なものにしていくという1つのカリキュラムを考えていったわけ
ですね。
京都美大では、現代彫刻家の堀内正和先生(故)と辻晋堂先生(故)が美大の彫刻科に赴任された時にそれまでのアカデミックなカリキュラムに変わるものをやりたいと言う事から始められました。
抽象彫刻と言う物に情熱を注いでこられた堀内先生などが主になられて考えられたと思うのですが、
造形言語と言うような考え方を軸にして彫刻を創る道順をカリキュラムにされた、と思うんです。
この場合だと1年生の前期は直線形を使って、後期になると曲線を使って、針金を曲線に曲げたものを
要素として、その中に入れる。それとか、そこに、面的な要素を入れていく。
その場合やったら、ブリキ板で、そういう面的な要素をやるし、それから針金も、1本だと線的な要素がいくつか並べると今度は面的な要素になるんですね。
※カンディンスキーの理論書⇒点と線から面へ (バウハウス叢書)/ヴァシリー カンディンスキー
日下
はい。
山本 哲三さん
そして、それを少しずらしながら並べていくと、単なる2次元の平面じゃなくて、
ねじれた曲面で出てきますね。
だから、カリキュラムとしては、そういう造形のやり方みたいなものを、順番に複雑にしていって
勉強していくというやり方だったわけです。
実際にカリキュラムが出てますので、順番を追っていきますと、形というものに対しての自然形態と、
幾何学的形態、それは人工的形態というのかもしれませんけどそういう捉え方をするんですね。
自然な形態の、ある彫刻のカリキュラムだと、ギリシャ時代からあるような石膏マスクや石膏像を
模刻したり、というような順番で段々大きなものを作れるようになっていくわけです。
高校の時は、そういった古くからある彫刻のカリキュラムをやったわけです。
だから、高校1年生の時は、一番始めに石膏マスクを模刻するところから始まりました。
で、京都美大の彫刻の場合だと、そういったトータルした形ではなくって、造形の要素という考え方で
点・線・面というものを、組み合わせて立体を作っていくという考え方のカリキュラムだったですね。
次第に自然の形態ということになると、そこで人体を見て捉えて粘土で作る授業ですかね。
それから線的、面的要素の次は、量、量という塊になるんですね。
ボリュームというものとして、人体というものを捉えると・・・。
それは2年生になって、モデルを粘土で作るということがあったりとか、3年生になると、実材という
考え方で、材質から石彫や木彫があったりとか、そうやって立体を捉えていくというやり方ですね。
日下
そうすると、一般的な大学とは、結構、基礎として取り組むものの順番が逆ですよね。
点・線・面の造形要素ということは、抽象的なものに先に取り組んでいるといいますか・・・。
山本 哲三さん
そうですね。具象抽象という言葉がありますけれども、
単純な言い方ですけど、具象というのは、人体だとか、動物だとかを、そのまま見えるように作る
というのが具象と言って、抽象というのは、作者のイメージの中で作りあげた形を表しての抽象って
いうふうに、言いますけども、この場合は、点・線・面という考え方の場合、抽象でもないし、具象でもないというか、構成という考えのカリキュラムやったんです。
日下
はい。
山本 哲三さん
構成は、その当時デザインの勉強としてある所もありましたけれど、通常は彫刻でも絵画でも
石膏デッサンの場合やったら、昔からある石膏像を、木炭デッサンするとかね。
もうちょっと進めば、実際のヌードモデルを見てデッサンするとかいう風に、どんどん授業を深めて
いきますけどもね。
京都美大の場合は、そうじゃなくて、何かその形を好きなように組み合わせなさい、という形で
始まっているというか。
もう少し素材に慣れてくると実際に物を見て写実的にそれを写すようなことをやったりとか。
あるいは、見た物の形を1つのヒントにして、自分で形を作っていくとか。
その場合、キュービズムの人たちがやったような単純な形に置き換えて作るということでも
いいわけですけれども。例えば、人体をシリンダーの状態に分解して描いたりしてました。
そういう捉え方でもいい。
一つのモチーフとして人体のあり方を研究するという言い方でやったりもしていますけどもね。
辻晋堂先生
からは今までにない物を創りなさい、とか言われていましたね。
そういうのが、京都美大の彫刻科のやり方やったんです。
日下
人体でも観察して造形表現するのとは違った捉え方で制作しているんですね。
やはりとっても独特ですね~。(感心!)
山本 哲三さん
この写真は実習室なんですけど。(※)
線の構成って、ここにもありますけれども、鉄の線で、曲線を作ってますね。
これは鉄板の2次曲面というか、鉄パイプを半分に切ったものの組み合わせで、
繋ぎあわせていくことで新たな形に変化していくとかね。
これが、1回生の実習で、こういうことを、やったわけですね。
抽象だとか、何だとかいう概念はまるでなくって。
結局、針金とか鉄板を使って形を作りましょう、というぐらいの感じなんですよね。
日下
そうですか~。
とっても興味深いお話をありがとうございました。
春風
大理石、木材、和紙、H35cm
2011年
**************************
編集後記
今回、片桐 宏典さん、ケイト・トムソンさんのご紹介で、初めて山本 哲三さんにお話をお伺いしました。
山本 哲三さんは大阪芸術大学の教授を数年前にご退職された、活動歴豊富で多彩な彫刻家で
いらっしゃいます。
片桐 宏典さん、ケイト・トムソンさんからは、1969年にオーストリアのサンクト・マルガレーテンの
採石場で開催された日本人のみ5人での共同制作の伝説的な彫刻シンポジウムに参加された
素晴らしい彫刻家のお一人としてご紹介を頂きました。
そのシンポジウムで、山本 哲三さんを含む日本人5人が制作した素晴らしい作品は
シンポジウム関係者から『ジャパン・ライン』と栄誉な名前で呼ばれることとなりました。
これから後の回で、たっぷり紹介させて頂く予定です。
山本 哲三さんはその彫刻シンポジウムをオルガナイズされた、彫刻シンポジウムの父と呼ばれる
彫刻家カール・プランテルさんに贈る冊子「ARIGATO PRANTL SAN」という、日本人の参加した
彫刻シンポジウムの記録冊子編纂にも尽力されていました。
今日は、そんな山本 哲三さんの彫刻を始められた頃のお話をお伺いしましたが、
一般的な日本の美術教育とは違ったカリキュラムで学びを始められたということが
山本 哲三さんの自由な作品イメージを拝見する上で、とても興味深く感じました。
これから数回にわたって、山本 哲三さんの彫刻の学びと活動の歴史、そして伝説のシンポジウム
についても貴重な写真資料と共にお届けしてまいります。
どうぞお楽しみに。
**********************************
彫刻家 山本 哲三さん 第1回 ~バウハウスのカリキュラムに倣って、彫刻を始めました~
◆ 山本 哲三さんのホームページ
◆ 山本 哲三さん著
「彫刻シンポジウムと共同制作
―日本人の参加した彫刻シンポジウムの記録冊子編纂の機会を得て―」
(大阪芸術大学紀要)
◆山本 哲三さんが編集の一員を勤められた資料集
冊子「ARIGATO PRANTL SAN」のプロジェクトホームページ
ビバ! 彫刻シンポジウム
日本人彫刻家が参加した世界の彫刻シンポジウム 参加記録・作品写真集のホームページ
◆ 山本 哲三さんの展覧会情報
アートでびっくり!干支セトラ(午)展
前半2014年12月5日(金)-23日(火)
後半2015年1月9日(金)-25日(日)
毎週、金・土・日と祝日のみ開廊/AM11時-PM5時
〒489-0042瀬戸市中切町3TEL0561-83.0484(開廊日のみ対応)
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本日もご訪問くださいましてありがとうございました。
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