神とひと

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24Aug
- 子どもが狂気に変わる時〜渋谷母娘刺傷事件〜
  15歳の少女が10代の少女と母親を刺傷した事件。つい先日起きたばかりの事件です。犯人である15歳の少女に理由は「母親に似てきた自分が嫌になった」「死刑になりたかった」「母親と弟を殺すために練習をした」子どもの母親への強い殺意驚いた方もいるかと思いますが母親に殺意を抱いてる子どもは決して少なくありません。”やる” か ”やらない” か”言う” か ”言わない” かその違いだけです。「母親に対する憎悪」はどうして生まれるのでしょうか。子どもは生まれてから自我が確立するまで「母子関係」の中で精神発達を営んで行きます。この「母子関係」が上手く行かないと精神発達段階上の『つまづき』となりその後の発達にも影響を与えます。母親の「虐待」と「過保護」は真逆に見えて「表裏一体」であり子どもに大きく影響を与えます。『虐待』も『過保護』も「子どもの人としての成長を妨げる行為」に変わりはないからです。親が「子どもが大人になっていくこと」を阻止しているのです。しかし女の子にとって女性のモデルは「母親」なんです。「母親のようにはなりたくない」心と体が成長するにつれて母親に似てくる自分を許せなくなってしまうのです。これが「リストカット」「摂食障害」に繋がっていきます。同時に母親への強い憎悪を実感するようになります。私のところに相談に来る子どもは自分の中にある母親への殺意に対して脅威を感じています。「母親を階段から突き落としてしまいたい衝動に駆られる」「いつか母親を殺してしまうのではないか」子どもたちはとても苦しんでいるのです。この狂気さは決して思春期になって突如生まれるものではありません。生まれた時から母親との関係の中で培われてきたものです。年齢が幼いうちはその狂気さは「親がいないと生きていけない」という生存本能によって隠されています。動物としての「生存本能」です。加えて子どもが無条件に求める『母親への愛情』が存在します。非情なことにこの母親に対する「愛と憎しみ」という両極端なアンバランスな感情が子どもたちを大きく揺らすことになるのです。それが思春期になり徐々に「一人で生きて行ける」ようになるに連れ顕在化してゆくのです。『親がいなくても生きて行ける自分』になってゆくからです。しかしその多くはエネルギーは『自分』に向かっていきます。今回のケースの稀な点はそこにあります。転移感情が生み出す他者へのエネルギー『転移感情』あまり耳慣れない言葉かと思います。しかし精神科ではよく目にする現象です。「転移感情」は主に「母親に対する不適切な感情」を母親に似た「別の対象に向ける」ことです。これは無意識に起こりますので本人に聞いても分かりません。報道を見ていると刺傷した子どもと親娘の物理的な『距離』が異常に近いことが分かります。母親に対する『愛と憎』が相手の母親に「転移感情」を起こさせたのです。そしてもう一つ。これが一番重要です。相手の娘さんは自分と同じ10代。自分が母親から受けられない愛情を同じ10代の相手の娘さんは一身に受けることができている。それが『嫉妬』と『同一視』を起こしました。他者を刺したようでいて自分自身の「悪い部分」を相手の娘さんに投影し刺したのです。転移感情、そして嫉妬と同一視今回のケースは母親への「愛と憎」の転移感情と娘としての『嫉妬』と『同一視』が絡み合って起きた事件でした。一見複雑そうに見えますが精神病理的には非常に典型的で分かりやすい現象と言えます。決して「特別なこと」ではありません。子どもたちは皆同じような感情を抱えています。”やる” か ”やらない” かただそれだけ。＊たまにはAmebaニュースからブログを書こうと　閲覧しましたが　余りにも現実を直視していない記事ばかりで　大変驚きました。　他者や現実と直面できない大人たち。　子どもが歪んでいく理由が理解できました。
05Aug
- 松果眼〜サードアイ〜が映すもの①
  以前『教えてくれる存在』について書きましたがちょっと関連することを。『松果眼』をご存じでしょうか。「第3の目」とも言われています。ちょっとスピリチュアル的で苦手な方も多いかもしれません。『松果眼』は「松果体」の機能から派生したものです。「松果体」は脳の中枢にある、グリーンピース程度の大きさで　①メラトニン・セロトニンの分泌　②光の受容の２つの機能があり睡眠ー覚醒リズムと深く関わっていると言われています。またうつ病等にも関連があると言われています。「松果体」のこの２つの機能が発見されたのは1960年代。まだあまりよく分かっていません。脳に関しては今だに分からないことだらけです。脳に関するほとんどが「そう言われている」レベルだと思ってください。形而上学者のデカルトはこの「松果腺」において人の「精神」と「身体」が相互作用していると考えていました。松果体の機能が発見される300年前のこと。哲学はいろいろな意味で侮れない学問です。話が横道にそれましたが、、、『松果眼』は「松果体」の機能でも分かる様に「視覚」を司る器官ではありません。「視覚」は眼球にある網膜に映し出される像そのもので網膜に映し出された像は前頭葉・側頭葉・後頭葉といった脳の「皮質」というところで画像処理を行います。松果体を通して脳で処理して知覚されるわけではないのです。つまり松果体で受けとるのは眼球で捉えた視覚的に「見えた像」ではないということなんです。これは非常に重要なポイントだと思います。それでは第3の目」（松果眼）で人は何を捉えるのか？
24May
- ペドハンター〜小児性愛者狩り〜
  「小児性愛者を狩ってSNSに晒す」グループに、3年間所属してわかったこと | 私刑を下す背景にある心理は小児性愛者をSNSを使ってあぶり出し、ストリーミングなどで晒し上げる「小児性愛者狩り」をする一般市民のグループが世界にはあるのだという。子供を狙った性犯罪は、どんな理由があろうと許されないものだ。だが私刑とも言えるこの活動は正義と言えるのだろうか？実際にこうした「狩りグループ」に所属していたという筆者が、3年間のうち…courrier.jp「小児性愛者を狩ってSNSに晒す」グループに、3年間所属してみてわかったこと（クーリエ・ジャポン） - Yahoo!ニュース小児性愛者をSNSを使ってあぶり出し、ストリーミングなどで晒し上げる「小児性愛者狩り」をする一般市民のグループが世界にはあるのだという。子供を狙った性犯罪は、どんな理由があろうと許されないものだ。だnews.yahoo.co.jp筆者は海外のペドハンターグループに３年間参加して彼らの行動特徴と動機について　書いています。ペドハンターグループの人達がその手法をやめられないのはスリルを味わいヒーロー気分になれるからと括っています。正直個人的には3年も行動を共にしてきて彼らの何を見てきたんだろうと思ってしまう。彼らの行動の動機は記事の中の随所に描かれている。「ペドハンターの多くは　かつて虐待を受けた被害者であり、　その経験が彼らのペド狩りに影響を与えている」「子供を装ってネットに潜伏し、　性犯罪者からの性的な接触を待ち構える」「ライブストリーミング配信によるおとり調査にこだわる」「犯人の顔もストリーミングで晒している」彼らのほとんどが幼少期に性的虐待の被害者であれば彼らの行動の持つ意味は一つしかない。実父から性的虐待を受けていた娘さんの裁判が「確たる証拠がない」理由で無罪になったことは記憶に新しいと思います。娘さんの証言には一貫性が無く信憑性が無いーと。子どもは辛く苦しい体験を「抑圧」する。記憶を無意識の世界に封じ込めることでなんとか心のバランスを保とうとする。思い出そうとしても思い出せない。思い出したくないのにふとした拍子にその時の画像がフラッシュバックする。自分の中に確かにあるのは男性に対する嫌悪感と恐怖。そして自分に対する醜穢感。抑圧された記憶は断片的で連続させるのは困難。子どもの心理とはそういうもの。この状態が悪化すると「解離性障害」に発展する。裁判所は「証拠が必要」という理由で結局要求しているのは画像や動画ということになる。盗撮であればむしろ被害者が犯罪に手を染めたことになり承諾の撮影であれば「自分も楽しんでいた」と解されるでしょう。性的虐待が減らないのはこれらのシステムの問題でもあり結局は「やったもん勝ち」になるという社会構造が子どもへの性的虐待を助長させている。証拠がなければ信じてもらえない現実頼れなかった大人たち守ってくれなかった周囲の人たちこれらの幼少期の体験の積み重ねがペドハンターの方法論を生み出したに過ぎない。あの時こうしていれば・・・あの時こうだったら・・・大人になってそれを再現することで彼らは自らの心的外傷を癒そうとしてる。自ら行っている暴露療法と言ってもいいと思う。彼らの時はずっと”あの頃”に止まったまま。あの時にできなかったことを今することで彼らの止まった時はやっと動き出そうとしている。歪んでしまった自分の人生をもう一度あの時からやり直そうとしてる。ただそれだけなんだと思う。
15May
- 笑えなくなった日本人
  『笑い』は『心の余裕』を顕すと言います。『体を張った芸風』かつてはそんな芸人さん達が一世を風靡していました。その流れは決して新しいものではなくハリセンで突っ込んだり上からタライが頭に落ちてきたり。その場面をかつての多くの日本人は無条件に楽しむことが出来ていました。いつからかテレビからそんな場面は消えてしまいました。その代わり『人を貶める笑い』が世の中に蔓延するようになりました。私はスーパージョッキー世代。そこで彼らと初めて出会いました。「押すな、絶対押すなよ」のお決まりの合図で相方さんが熱湯に突き落とす。熱がっている姿を見てお腹を抱えてゲラゲラ笑う武さんの笑顔はいつでも後輩に対する深い愛情に満ちていました。日本人はいつから笑えなくなってしまったんでしょうか？『無条件の笑い』それは心の余裕が生み出すもの。『人を貶める笑い』それは荒んだ人間の心が生み出すもの。芸風に問題がある訳じゃない。腹から無条件に笑えなくなったのはあなたに『心の余裕がない』だけなんです。『人を貶める笑い』ではあなたは決して幸せにはなれない。
11May
- 『逝く人』、そして『遺される人』
  近日芸能人の方の訃報を聞くたび「人はなぜ、死を選ぶのか」を改めて考えざるを得ない状況があります。自殺対策基本法（平成18年制定）ができて20年弱。当時３万人を超えていた自殺死亡者はこの20年弱で２万人前後まで減少はしてきました。男性の自殺者数は減少が続いていますが2020年の自殺死亡率は男女ともに若干上昇傾向に転じました。人はなぜ死を選ぶのか自殺の原因としては「健康問題（うつ病含む）」（67.４％）が最も多く、次いで「経済・生活問題」（21.3%）「家庭問題」（20.7%）になります。しかし一つの原因によって起きているのではなく「経済・生活問題」や「家庭問題」等の状況が連鎖し「健康問題」が生じるなど複数の要因・動機が連鎖する中で起きていると考えられています。「人は複雑な環境の中で生きる存在」自殺の原因は３つまでしかデータに残りませんがおそらくさまざまな要因が　次なる要因を引き寄せ最終的に「死を選ぶ」ような「健康問題」に発展してしまうのだと思います。自殺は「衝動的行為」という人もいますがそれは周囲の人が気づかなかっただけに過ぎず着々と準備をしていることも少なくありません。ただ「遺された人」にとっては「衝動的」であった方が楽なのかもしれません。遺される人災害時の突然死と同じように自殺者の遺族や親しい人には「身近な人の死」に対する「心の準備」ができていません。そのため独特で重い心理状態に陥ります。そしてそれを一生抱えて生きてゆくことになります。専門職としてではありますが私もその1人になります。　驚愕・愕然　否認　自責の念　他罰感情　怒り　安心・救済　不名誉・恥・屈辱　抑うつ　感情の麻痺　喪失感・孤独感　対人関係からの孤立感　生き残ったことへの罪悪感　予期不安・恐怖　フラッシュバック　自信の喪失　死への予感　希死念慮　　・　　・　　・これらの思考や感情が入り乱れて非常に複雑で重い心理状態となり一生背負って生きてゆくことになります。特に「なぜ気づけなかったのか」という「自責感」は強い「後悔」と共に深く遺された人の中に刻み込まれます。「逝く人」そして「遺される人」誰がどうということではないと思います。ただ医療職の端くれとしては「救える命もある」ことをやはり信じ続けたいのです。
27Feb
- 正常と異常の線引き〜私は病気なの？〜
  言葉の使い方は大変難しいのですが、例えば「健常者」とそれに対する「障害者・病者」という言い方がありますが、「障害者・病者」は医師の診断によるものであり、医師の診断を受けていない人はみな健常者かというと診断を受けていないので正確には「障害者・病者」ではないがただ明らかに受診すれば「障害者・病者」であろうと推測できる人は世の中に多く存在します。でも診断されていない限りは「障害者・病者」ということはできません。つまり「健常者」と「障害者・病者」の線引きはある意味「受診したか、してないか」に掛かっていることであり線引きが非常に曖昧な表現になります。前置きはさておき、、、ここでいう「正常」と「異常」はあくまでも自覚的な「正常」と「異常」であり他覚的な「正常」と「異常」は問題にしていないことをまず言っておきます。学生さんと関わっていると特に精神疾患・障害に関する講義の後には多くの質問を受けます。一番多いのは「自分は精神病なのではないか」という心配のご相談です。確かに精神障害・精神疾患と健常は大変区別がつきにくいことが多いかもしれません。例えば人は誰にでも気分の浮き沈みはあります。上手くいかないことが続けば気分は鬱々しますし自分なんて・・・とネガティブ思考になりますし場合によっては死んでしまった方が楽かもと思うこともあるでしょう。食事ができなくなったり眠れなくなったり何もかもが嫌になって何にも手をつけられなくなったり。これらは「うつ病」の代表的な症状ですがこの「誰もが一度は経験する」であろう症状があるからといって「うつ病」というわけではありません。まぁ「抑うつ的」であることは確かですが抑うつ的という症状は誰にでも起こるものなのです。むしろ抑うつ的になった経験がない人に会ってみたいものです。よっぽど神様に慕われている人なんでしょう。もしくはその反対か・・・です。一方で何か良いことがあれば気分は高揚しますしウキウキハッピーになりますしなんでも上手くいくような気がします。何でも美味しく感じますし場合によっては大盤振る舞いをしてしまうこともあるでしょう。これらは「躁状態」の症状ですがこの状態にあるからといって気分障害かというとそうではありません。自分が異常なのではないか自分に違和感を感じる場合は①異常・違和感の持続②社会生活の継続の2点を意識してみてください。「正常」と「異常」の線引きはこの2点で判断します。②社会生活の継続困難　は①異常の持続　に伴って出現することが殆どです。抑うつ症状で言えば、前述した状態がどのくらい続いているかです。前述の状態が続けば続くほど社会生活の維持が困難になっていきます。学生さんなら「学校に行けなくなる」「勉強に集中できない」「成績が急に下がる」「全てに対してやる気が起きない」等々です。社会人も同様で「会社に行けなくなる」「仕事に集中できない」「ミスが急に多くなる」「全てに対してやる気が起きない」等々です。元々「勉強ができない」、「仕事のミスが多い」場合は別です。自分の能力はその程度だと思ってそんな自分とうまく付き合ってあげてください。②社会生活の継続困難が出てきた場合が一番の「線引き」の目安になります。この場合には、様子を見ずに、ぜひ受診をしてください。これらには意欲障害や認知機能の低下などが影響している可能性が高くなります。ただ色恋沙汰が原因の場合はちょっと厄介で抑うつ状態が長引いてしまうことがあります。学校に出てこれなくなる学生もいます。余談になりますが私には恋愛感情というものが分からないので一人の人に執着する気持ちが理解できません。それこそ「好き」と「恋愛感情」の線引きが分からないんです。そもそも恋愛に割くエネルギーが無いのもあるのですがなんでそうなっちゃうのか、、、人ってひとりでも十分に生きていけるよってことぐらいしか言ってあげられない、、、なので私に恋愛相談しに来ても殆ど時間の無駄になると思います。最後に一つだけ付け加えさせて頂きたいと思います。「人の目が気になる」「人に見られている気がする」これは統合失調症の特徴的な「注察妄想」ですがそれですぐに受診した方が良いとはなりません。なぜなら人の目を気にせずに生活している人なんていないからです。むしろ全く人の目なんて気にならない方が別の障害を疑ってしまいます。この場合も人の目が気になって学校に行けない電車に乗れない、会社に行けない、自分の部屋の窓に新聞紙や段ボールを貼りつけて一日中閉じ籠っているような場合は社会生活が維持できていないことになるので受診した方が良いということになります。もしストレスがかかった時に「人がいないのに人が話している声が聞こえる（=幻聴）」という経験をしている方はぜひすぐに受診することをお勧めします。こればかりは「多かれ少なかれ誰にでもある」ものではないんです。残念ですが。。。
07Feb
- 教えてくれる存在
  あらまぁ、半年ぶり。急なコロナ対応にも慣れましたが煩雑になることは変わらず。仕事は倍以上に増えた気がします（笑私には『教えてくれる存在』がいる。人ではなく『存在』。間違った方向に進み始めると「そっちじゃないよ」って知らせてくれる。時にはアドバイスをくれることも。「もっと調べて情報を集めた方がいい」とか「夢に現れるから気に留めておいて」とか。「匂い」が一つのサインだったりすることもある。割と簡単に実際には何が起きているのかを知ったり裏に隠れていたものが明らかになったりする。「あぁ、そういうことだったのか」って。３〜4年前からその感覚がより研ぎ澄まされている気がする。年を取れば取るほど鈍くなる人が多いようだけどその逆のような。それとも今まで気づかなかっただけなのか。『知らぬが仏』その時は確かに知らないでいた方が幸せなこともあるかもしれない。でも知らないからと言って事実が無いわけではなく事実がある以上いつかは歪みが出るもの。後から取り返しのつかない状況になって知るよりも回避できるものは早くに回避しておいた方がいい。結果いつも「やっぱりこれで良かったんだな」って思う状況が訪れる。『教えてくれる存在』「守られている」よりも「導いてくれている」の方がしっくりくるのかもしれない。
27Jul
- 自然淘汰
  『自然淘汰』（自然選択）は200年以上前にダーウィンが「種の起源」の中で進化論として唱えた。遺伝形質は生物にとって有利か不利かに関係なくさまざまな方向に変異し、不利な変異は捨てられ、有利な変異が保存されて適応形質が生じる。（自然選択）有利でも不利でもない変異は、自然選択の作用を受けず、変異の運命は偶然性に左右されることになる。その結果、非適応形質が生じる。（突発的変異）ウイルスの変異はまさに進化論の原則に則られており環境に合わせてより生き残りやすく変異していく。生物の変異は時間がかかるとされていたが新型コロナの変異はこれまでにない急速さを持っている。ウイルスが生物であるか否かは置いておいて。細胞を持たないから急速なのかもしれない。Campbell によると社会文化的進化には６つの淘汰システムがある。(1)完全な社会組織の淘汰的生存(効率のよい集合行為への適性)(2)集団間の淘汰的拡散(順調にいっている集団の行動を借用)(3) 一時的変異の淘汰的永続(苦痛より快を伴う行為の反復)(4)個体間の変異の淘汰的模倣(2の個体版)(5)リーダーシップ的役割への淘汰的昇進(より適応できる慣行を作り人を昇進させる)(6)合理的淘汰(先見的な淘汰)ダーウィンの進化論は当時の宗教家からの批判も受けたがキリスト教思想と異なるのかといえばそうでもない。（王は）すべての国民をその前に集めて羊飼が羊とやぎとを分けるように彼らをより分け羊を右に、やぎを左におくであろう。そのとき、王は右にいる人々に言うであろう『わたしの父に祝福された人たちよ、　世の初めからあなたがたのために用意されている御国を受けつぎなさい。』左にいる人々にも言うであろう『のろわれた者どもよ、わたしを離れて、悪魔とその使たちとのために用意されている永遠の火にはいってしまえ。』マタイによる福音変わりゆく自然環境に対して人はどう適応していくのか。そのために人は「智慧」を授かった。この星は神が作りたもうた国。自然淘汰は王によって果たされる。
17May
- 限りある命
  学生時代の実習を思い返す機会があったので実習体験を一つ。小児看護学の実習で生後６ヶ月の骨髄性白血病の赤ちゃんを受け持った。不思議と泣いている姿は見たことがなくいつもキャッキャと笑っている姿が印象的だった。私が受け持った時には既に化学療法（抗がん剤）による治療に対して反応が弱く十分な効果が得られなくなっていた。残るは骨髄移植にかけるしかないが両親も４〜５歳のお兄ちゃんも残念ながら適合しなかった。奇跡的に適合するドナーを待つだけだった。今から30年前。骨髄バンクすらない時代だった。ある時お母様から「この子は、何のために生まれてきたんでしょうか」と問われて何も答えられない自分がいた。その答えは今でも見つかっていない。生後６ヶ月の限りある命。医療の限界を痛感した瞬間だった。いつも屈託なく笑う赤ちゃんの笑顔と時折遠くからじっとお母さんを見つめるお兄ちゃんの目が今でも忘れられない。赤ちゃんにもお母さんにもお兄ちゃんにも何もしてあげられなかった。一番辛い実習だった。コロナ禍で緊急事態宣言に文句を言う人を見ていると「今まで生きてこれただけでもありがたいと思え」と思ってしまう。今生きていることは当たり前なんかじゃない。当たり前のことなんて何一つない。
05May
- 言葉の裏側　〜ダブルバインドな大人たち〜
  皆さんはお子さんとコミュニケーションを取る時気をつけていることはありますか？大人はとかく言葉に頼りがちになりますが子どもはそうではありません。子どもは大人より言葉の裏側にある相手の本音を読み取っています。言葉が未熟な年齢ほどその傾向は強くなります。ある発達の遅れている幼児のグループがありました。子どもの年齢は３〜５歳です。母親も参加することがあり一緒に遊びに加わります。母親たちは子どもに優しく話しかけ子どものことは「可愛い」というのだそうです。一見すると発達の遅れていない子どもの母親と変わらないように見えます。しかしアンケート調査を行ってみると実に８０％以上の母親が「本当は産みたくなかった」と答えていました。これを「ダブルバインド」（二重拘束）と言います。　ダブルバインドはベイトソンによって提唱されました。２人以上間で行われるコミュニケーションのうち送られてくるメッセージ（言語的：愛情）とそれと矛盾する裏のメタメッセージ（非言語的：敵意）が送られてくる状況を指します。この状況に置かれた人を、ベイトソンは「犠牲者」と呼んでいます。「可愛い」と言って優しくしてくれる母親と「本当は産みたくなかった」と思っている母親のメッセージを同時に受け取り子どもはどちらの母親を信じどう反応してよいか分からなくなり混乱してしまうのです。このコロナ禍でも同様の話を耳にします。ある中学生の女の子が一時的な学校閉鎖で家にいると母親から「学校に行け、学校に行け」と言われるのだそうです。それを聞いて女の子は「そんなにお母さんは　私にコロナになってもらいたいのかな。」と思ったと言います。それを父親に相談したところ「お前は間違っていない。　お前の方が正しい。」と言われ救われたというのです。おそらくその母親は言葉の上では「学力が下がらないため。お前のため。」と言っていると思いますが子どもはその裏側にある母親の本心をしっかり感じ取っているのです。ベイトソンはこうも言っています。「子供が真にこの状況から逃れることのできる唯一の方法は、　母親によって放り込まれた矛盾する立場に論評を加えることである。　しかしそうしてみたところで、　その論評を愛情のない母親だという自分に対する非難として受け止める彼女は　子供を罰するか、お前の状況理解は歪んでいると激しく主張するだろう。」親子関係を見ているとダブルバインドの親は少なくありません。コロナ禍で「子どもは外で遊ぶもの」「子どもは学校に行くもの」と主張する親の中にも本音には「子どもと一緒にいたくない」「子どもとっしょにいるのが苦痛」という親は少なくありません。そしてそういう親ほど自分の子どもに対する陰性感情を自覚していません。どんなに言葉で取り繕っても親の本心は子どもに伝わっています。
02May
- 居場所としての“家”を見直す　〜”家”のあるべき姿〜
  子どもの自殺と聞くと皆さんは何を連想されるでしょうか？多くの方は”いじめ”と思うのではないでしょうか。しかし統計上いじめによる自殺は多くありません。新型コロナ禍で子どもの自殺は増えたと言われています。令和元年　339人　→ 　令和2年　479人しかしこの傾向は以前から続いており他の年代の自殺者数が大幅に減少しているにもかかわらず子どもの自殺者数は増加傾向にありました。平成29年に300人を超え300人代を推移していましたが初めて400人を超えました。こどもの自殺の原因も大きく変わっていません。令和２年　子どもの自殺の原因は　１位　その他進路に対する悩み〔学業不振〕　２位　学業不振〔その他進路に対する悩み〕　３位　親子関係の不和〔親子関係の不和〕　　＊〔〕内は令和元年　　＊「令和2年児童生徒の自殺者数に関する基礎資料集」文科省です。4位だった「家族からのしつけ・叱責」はむしろ7位になっています。令和2年で「その他家族関係の不和」が10位以内に入りましたが令和元年では11位でした。親子・家族関係の問題はコロナになって始まった訳ではなく。もともとあった問題と言えます。人にとって”家”は”安心できる居場所”になります。生まれてから成長発達して来る間に”いつでも受け入れてくれる所”になっていきます。これは社会人になっても続きます。人が社会で安心して働けるのはこの”安心できる居場所”＝”家”があるからです。いつでもどんな時でも”ありのままの自分を受け入れてくれる所”があるから人は社会に出て行けるとも言えます。M.S.マーラーは子どもは３歳までの間に幼児は母親と離れていても心の中に自分を支えてくれる母親像を持っているため安定して母親の元を離れることができるようになる。と言っています。子どもたちにとっての居場所は「家庭」と「学校」になります。しかしこどもの自殺の原因を見てみると”家”が”安心できる居場所”になっていません。「学校」という社会で何かあっても自分を支えてくれる家族がいるからこそ人は社会で頑張れるのです。安心できるはずの居場所でその関係に不和があれば何も支えがなくなり悲観的になっても仕方がありません。このコロナ禍で家にいられない人も同様です。ネットカフェの問題も同様です。大人であっても”家”に”居場所がない””家”が”安心できる場所”になっていないと言えます。つまり成長発達の中での”つまづき”がある。私はここ５年自殺に関する講義を行なっていましたが日本の自殺の特徴は　・若年層の自殺が減少しない・増えている　・他の先進国と比べて若年層の自殺死亡率が高く、死因の第１位　・他の先進国と比べて女性の自殺死亡率が高いです。それはコロナになる前からの特徴・傾向です。問題はコロナにあるのではなくもともと家庭の中に存在していたのです。それがコロナをきっかけに顕在化したに過ぎません。今まで見て見ぬふりをしていた問題目を逸らしてきた問題が顕在化しただけなのです。コロナが落ち着いても根本的な問題に向き合わない限り子どもの自殺の増加傾向は変わらないでしょう。今回のコロナ禍がもう一度家族関係を見直す機会になってほしいと思っています。そして子どもたちの避難先が“家”になる事を心から願っています。ＮＰＯ法人「チャイルドライン支援センター」（東京）によると家族関係に関する相談では「親が進路に理解を示してくれない」「頑張っても認めてもらえない」といった訴えが目立つ。親から虐待を受ける子供もおり、“避難先”だった図書館などがコロナ禍で休業になり追い詰められている、との声も届いているという。同センターの小林純子代表理事は「コロナ禍で学校や部活、塾などの出入りを制限されることが増え、居場所を失っている子供は多い。悩みを吐き出すことができず、ため込んでしまっている状況があることを危惧している」と語る。【令和2年　学校別子どもの自殺原因】＊〔〕内は令和元年＜小学生＞　１位　親子関係の不和〔その他学友との不和〕　２位　家族からのしつけ・叱責〔家族からのしつけ・叱責〕　３位　学業不振〔その他進路に関する悩み〕＜中学生＞　１位　学業不振〔家族からのしつけ・叱責〕　２位　病気の悩み・影響（その他の精神疾患）〔親子関係の不和〕　３位　親子関係の不和〔学業不振〕＜高校生＞　１位　その他進路に関する悩み〔その他進路に関する悩み〕　２位　学業不振〔学業不振〕　３位　病気の悩み・影響(うつ病)〔親子関係の不和〕コロナで居場所失う子供たち、急がれる支援　小中高生自殺過去最多令和２年の小中高生の自殺者数が統計のある昭和５５年以降最多の４９９人に上ったことが１６日、警察庁のまとめ（確定値）で分かった。原因・動機は進路の悩みや学業不振が…www.sankeibiz.jp
30Apr
- 聖母マリアからのメッセージ：2021年4月30日
  『家』私は家に関する聖なる導きを信頼しそれに従います。『Home』T trust and follow my Divineguidance about my home.あなたの中で家の役割を果たす心に多くの愛を受け入れてポジティブな変化を期待してください。あなたの家庭生活でのあり方は幸福感や人間関係そして健康にまで影響を与えます。安らぎと安心そして幸せに満ちた環境を実現するために行動することが大切です。タイムリーなカードが飛び出しました。ちょうど家のあり方を見直すことについてプログを書いていました。次回は、このことについての投稿です。＊日々、聖母マリアもしくはキリストからのメッセージをいただきます。メッセージは、Doreen Virtueのオラクルカード・Mary, Queen of Angel・Loving Words from Jesusを通して受け取ります。
26Apr
- イスラエルの対コロナ戦略
  新型コロナの新規感染者が再び増加している日本ですがイスラエルでは国民の５割以上が既にワクチン接種を終えほぼコロナ前の生活に戻っています。新型コロナによる死者数も０人になっています。変異株の動きが気になるところですが4月21日は感染者数116人ですので現段階ではイスラエルでは異変株の動きは見られないようです。コロナ前の生活を取り戻すには・・・イスラエルの最後の（と思いたい）対コロナ戦略は数度目の市街封鎖とワクチン接種が共に行われました。イスラエルはこれまで市街封鎖でもある程度の効果を得ていましたが解放すれば再び感染者は増える。そこでワクチン接種と市街封鎖の段階的緩和を同時に行う作戦に出ました。　　　　　　　　　　政策　　　　　　　　　感染者数12月19日　国民へのワクチン接種を開始　　 2000人強↑1月　8日　ロックダウン開始　　　　　 7000人超↑↑1月16日　　　　　　　　　　　　　　　　 8300人↑2月 7日　閉鎖緩和　　　　　　　　　　　 6500人程度↓2月19日ロックダウン緩和　　　　　　 3500人程度↓↓ 国民の５割が1回目の　　　　　　　　　　ワクチン接種を終了3月　7日　閉鎖緩和　　　　　　　　　　　 3600人程度3月19日　閉鎖緩和　　　　　　　　　　　 1600人程度↓↓4月　8日　閉鎖緩和 300人弱↓↓4月 18日　解放　　　　　　　　　　　　　 150人↓　　　　　国民の５割接種完了2月19日〜3月7日の横ばいはおそらくロックダウン緩和の影響といえます。興味深いのは2月7日〜19日までと3月7日〜19日までの急激な感染者数の減少です。閉鎖を徐々に緩和しつつも劇的に感染者数が減っています。ワクチン接種は効果が顕れるまでに日数がかかりますが2月7日〜19日までは国民の５割が1回目の接種を終了する前に急激な減少が起きています。国民のワクチン接種がこれからの日本にとってこれがなんの影響だったのかを知りたいところです。3月7日〜19日の急激な減少は4月18日ごろまでに国民の５割が2回目の接種も完了していることからおそらくこの間にほぼ全員の1回目終了と2回目接種開始が重なった効果と推察できます。全体的に概観すると「ワクチン接種は1回でもある程度の効果がある」と言えるのかもしれません。もちろんイスラエルも変異株に対してはまだ余談を許していないと言っています。今後イスラエルにどのような動きがあるのか既に変異株が拡大しつつあり7月から国民のワクチン接種が始まる日本とって未知のウイルスに立ち向かうためにイスラエルの動向は気になるところです。
05Apr
- ”直ぐ”の期限
  ずっと昔若い頃に占ってもらったことがあります。なんでも有名人の結婚を当てたという当時は有名な占い師さん。職場の後輩に教えてもらって早速占ってもらいに行きました。当時の私は結婚適齢期。・・・をちょっと過ぎた頃でした。・・・かなり過ぎた頃？初めて教員になって退職して修士課程に行って臨床に戻った矢先のことでした。占い師さんは言いました。「今の人は絶対やめた方がいい」・・・当たってます。やめるというか、無理だし。「◯歳と◯歳の頃に結婚の話がありましたよね？」・・・相手は誰なんでしょう？私の方が知りたいんだけど。「でも大丈夫よ！　　あなたは直ぐに結婚できるから！！」有名人の結婚を当てたと言うしその言葉を胸にちょっとホッとして帰路につきました。あれから、うん十年。”直ぐ”の概念は曖昧ですが占い師さんの”直ぐ”とは一体どのくらいの期間を指すのでしょうか？死ぬまでが”直ぐ”かな？そう思うことにします。学生さん概念を明確にすることは物事を進める上で大変重要なことなのです。・・・と言うお話を「看護理論」で講義します。
28Mar
- 桜
  26日は学位授与式（卒業式）でした。最後の1年をオンラインで過ごすことになった彼らですが、最後にキャンパスに来られて幸いです。これからが本当のスタート。真田堀の桜はこれからもずっとあなた達のことを見守っていますよ。桜は花咲く時間は短いけれど散ることで葉を育て、幹と根を育みまたより美しい花を咲かせる。人は次に進む為に何かを終え何かを始める。桜は人の人生はその繰り返しなの様なものと人の人生の有り様を教えてくれているのだと思います。卒業、おめでとう。そして、、、頑張れ！
19Mar
- 聖母マリアからのメッセージ：2021年3月19日
  久しぶりにちょっとやからしてしまいましてバタバタしておりました(; ^ω^)『自尊心』私は健やかな行いを通じて自分を愛し敬います。『Self-Respect』I honor and love myselfthrought my healthful actions.あなたの質問に対する答えは別の質問の中にあります。その質問とは「自分という存在を最大に尊重し　自分に満足するためにはどうすればよいか」というものです。自尊心はあなたの信念と行いが一致した時に高まります。あなたが恥や罪と感じることをやめ自分であることを誇れるものに全ての意識を向けるよう求められています。日本人は殊に自尊心が低いように感じます。でもそこには何かしらの「誇れない行い」が存在していることも否めません。自分を尊重し自分に満足できないのは尊重できる行いや満足できる行いが出来ていないからではないでしょうか。『正しい評価は　正しい行いから』と言われているのかもしれませんね。＊日々、聖母マリアもしくはキリストからのメッセージをいただきます。メッセージは、Doreen Virtueのオラクルカード・Mary, Queen of Angel・Loving Words from Jesusを通して受け取ります。
12Mar
- お互いの”幸せ”を考える時②
  前回は浮気・不倫について人口動態の視点から書いてみましたが今回は”相手に浮気・不倫をされたら？”という視点で書いてみたいと思います。私は『速攻　別れる』派です（笑人口動態も考えないわけではありませんがやはり”なぜ　2人は一緒にいるのか？”を考えてしまうからです。私は男女や好きな相手と一緒にいるのは『お互いが幸せになる』ためと思っています。『どちらか一方が幸せである』ためではないと思っています。もし相手が他の人を選んだならその人と一緒にいる方が相手にとっては幸せだからです。私は私で自分と一緒にいる時にも他の人のことを考えている様な人と一緒にいても幸せではありません。一緒にいてもお互いが幸せでない以上別れた方がお互いのためだと思います。ここには男女差はないのではないでしょうか？男性にとっても女性にとっても『自分だけを選んでくれる人と一緒にいる方が幸せ』であることには違いはないと思います。もし自分が『される側』になった時自分はどう思うのか？を考えてみればいいのだと思います。それができない人は結局人を愛することができない人なのです。自分だけが可愛い自分だけが大切自分だけが幸せならいい人は一生人と一緒に幸せになることができない人なのです。中には相手が誰を好きでも自分のことを好きになってくれなくても一緒にいてくれれば幸せという人もいます。しかし好きでもない人と一緒にいさせられる相手にとっては地獄でしかありません。これも相手がどう思うのか？を想像できない人になります。大切なのは『一緒にいることで　お互いが幸せになれる』こと。それができない相手とはやはり一緒にいるべきではないと思っています。常に複数の人が必要な人は常に複数の人が必要な人と一緒にいればいいのだと思います。それでお互いが幸せならそれでいいのだと思います。価値感が同じであればどちらかが無理をしたり我慢をする必要はありませんし辛い思いすることもありません。自分の人生はいい人生にしたいもの。人のためにロクでもない人生になんかされたくないですから。
07Mar
- お互いの”幸せ”を考える時①
  最近はネットニュースばかり見ているのですがニュースとニュースの間におもしろトピックスが挟まれていますよね。ペットの話題もよく拝見しますがやはり浮気や不倫の話題が多いように思います。浮気・不倫というと男性が「する側」で女性が「される側」の話題が多いように感じますが実際には女性側が「する側」であることも少なくないはず。人口動態的には４０歳代までは男性の方が人口が圧倒的に多いのです。つまり男性１人に対して女性は1人はいません。0.８人くらいなんです。逆に女性1人に対しては男性は１〜２人いることになります。どちらが浮気・不倫をしやすいかというと女性の方が「する側」になりやすいわけです。なぜ男性が「する側」の話題が多いかというとそれは「プライド」の違いだと思います。相手の女性に「浮気・不倫をされる」というのは男性にとっては「プライドを傷つけられる」こと以外の何物でもありません。ですから男性は自分が「される側」であることをあまり表に出すことはしないのだと思います。社会風潮的にも男性が不倫・浮気をするのは何となく仕方がない感がありますから話題に上りやすいだけなのだと思います。ただ気をつけなければならないのは男性が浮気や不倫をして女性と別れた場合「次」はなかなか見つけられないということです。なぜなら元々0.８人しかいない訳ですからその女性と別れてしまったら自分1人に対してまた1人の女性がつく可能性は低くなる訳です。一方女性は自分1人に対して男性は１〜２人確実に存在する訳ですから1人と別れてもすぐに次は現れます。常に２人同時並行も十分可能な訳です。言い換えれば女性は1人の男性に固執する必要はないんです。常に２人同時並行が可能なだけ頭数は十分にいるのですから。傷つく必要なんてないんです。さっさと切って次に進めばいいんです。それだけ十分な頭数はいますので。さて相手に浮気・不倫をされた場合あなたはどう対応しますか？→②に続く
24Feb
- キリストからのメッセージ：2021年2月24日
  あなたがたは心を騒がせるなまた恐れるな。ヨハネによる福音14章27節Let not your heart be troubled,neither let it be afraid.John 14:27何とも聖母マリアからのメッセージに通ずるカードが飛び出してきました。この節の前には「わたしは平安をあなたがたに残して行く。わたしの平安をあなたがたに与える。」という言葉があります。御ミサの中でも使われている言葉です。人は神の愛によって守られています。それが「平安」です。人の「生」も「死」も神に愛によってもたらされる「平安」ということです。だから何があっても心を騒がす必要もなく恐れる必要もないのだと思います。＊日々、聖母マリアもしくはキリストからのメッセージをいただきます。メッセージは、Doreen Virtueのオラクルカード・Mary, Queen of Angel・Loving Words from Jesusを通して受け取ります。
- 聖母マリアからのメッセージ：2021年2月24日
  『見守られていること』私は天が私自身そして私が愛する人々を見守ってくれていること知っており安らかさを感じながら人生を楽しみます。『Watched Over』I allow myself to feel safe and enjoy my life,knowung that heaven is watching overmy loved ones and me.このカードはあなたが安全であることの証に他なりません。しかし今のあなたはその事実を忘れてしまっていて守りの構えを固めているかもしれません。力を抜いて自分を神の手に委ねれば健やかな形でストレスが減っていきます。繰り返し沸き起こる感情や思いに従えば安全な道へと導かれるでしょう。聖なるメッセージに気づけるようそしてそれに従って行動できるよう心を澄ませ開いておいてください。自分の置かれている状況や心情によって出てくるカードの傾向が変わりますね。少し前から私が求めていることが「安心・安定」。特に人間関係における「安心・安定」です。人に煩わされることのない時間を大切にしていきたい。本当にカードって不思議な力があるなぁと思います。＊日々、聖母マリアもしくはキリストからのメッセージをいただきます。メッセージは、Doreen Virtueのオラクルカード・Mary, Queen of Angel・Loving Words from Jesusを通して受け取ります。

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