「夫婦ともに40代で貯金3,000万円。
老後は最低限で暮らします。
老後2,000万円不足問題はクリアしてるし、
大丈夫ですよね?」
こんにちは。
女性のお金の不安や悩みを解決するだけでなく
女性の経験や才能、
スキルの財産も資産形成に活かす
人生を豊かにする美しい投資術をご提案する
コンサルタント&マネー講座講師&
息子3人を育てたシンママFPの小林美幸です。
年金制度は、
受給開始年齢も、受給額も、
国によって決められます。
私たちは突然知らされます。
知らされたとき、取り戻せる
「時間」が残っていないのです。
そこから急に資産は殖やせません。
実際、老後にもらえる
基礎年金の最高月額が
毎年少しずつ少しずつ、
減らされ続けている現実。
あなたはご存知でしたか?
- 2020年 ⇒ 65,141円
- 2021年 ⇒ 65,075円
- 2022年 ⇒ 64,816円
「え?最高で月6万?嘘でしょ?」
驚く方も多いのですが・・・
基礎年金とは、『国民年金』のことです。
加入者は20歳以上の国民全員で
厚生年金がなく国民年金しかない
- 自営業の方、
- 専業主婦、
- 扶養内パートの方々は
最高でも年金額『月64,816円』です。
しかも、厚生年金の方も
同様に毎年減らされています。
厚生年金も『基本部分=国民年金』だからですね。
私たちが年金をもらう頃までに、
あとどれだけ、減り続けるのでしょう・・・。
多くの方が勘違いしていますが、
あなたが40年近くかけて支払った年金保険料を
国が増やして老後に返してくれる、
日本の年金制度は
そんな仕組みでは、ありません
日本の年金制度は、
若い労働者が“今”の高齢者を支える
『世代間扶養』という仕組みだから。
※厚生労働省『日本の年金は賦課方式~どうして積立てておけないの?~』
厚労省の記載にも、こう書かれています。
「現役世代と年金受給世代の
比率が変わると、
保険料負担の増加や
年金の削減が必要となる」
今後、
- 国にお金が無くなれば、
- 働く若い人口が減れば、
- 長生きする人が増えれば、
- 高齢者人口が増えれば、
税収も年金保険料の納付も減って、
年金をもらう人ばかり増えて、
ひとりひとりの年金額がさらに減り続ける。
国民年金であろうと厚生年金であろうと
変わらない現実なんです…。
実際、政府は
毎年年金受給額を減らすだけでなく
年金保険料の支払期間を
60歳まで⇒65歳までと
5年延長しようとしていますし。
(支払負担は約100万円増えます)
毎年、すべての人の誕生月に送られる
ねんきん定期便には
“年金額”が示されていますが、
あまりの少ない金額に
“月額”と勘違いしてしまう方がいる程です。
貯金3,000万円から計算してみましょう。
夫婦ふたりの老後生活費のデータは、
- 最低生活費 221,000円
- 平均生活費 271,000円
- ゆとりある生活費 361,000円
※独身の場合
150,000円~200,000円程が平均額です。
健康が必須条件として
仮に夫婦ふたり『月25万円』で計算してみると
3,000万円÷25万円=120か月
120か月÷12か月=10年間
貯金3,000万円=夫婦で10年分の生活費。
では実際、平均ではなく
今のおふたりの生活習慣で、
月25万円は可能な生活費かどうか。
老後は、それまで毎日忙しく過ごしていた方も
突然、“毎日が日曜日状態”になります。
「老後を迎えたらゆっくりやりたい」と
考えていたことはありませんか?
老後になった途端『つつましく』
急に生活レベルを下げられますか?
『月25万円で生活できる』としても、
60歳が老後開始なら70歳までで
貯金3,000万円は尽きてしまいます。
ここに、退職金や年金がいくらもらえるか。
さらに、おひとりおひとり異なりますが
未来の出費を重ねて想定することも重要です。
- マイホーム買い替えや修繕改築費用
- 住宅ローンの残金返済(繰上げ返済)
- 賃貸なら死ぬまで続く家賃
- 車の買い替え(何歳まで何回買い替え?)
- 車の維持費用(車検、駐車場、ガソリン、自動車保険)
- 子どもに迷惑かけたくないなら施設入居費
- 子どもたちの残り教育費
- 子どもたちの結婚資金援助
- 子どもたちの独立後の支援
- 孫へのおこづかいやプレゼント
- のんびり夫婦で国内旅行や家族で外食
- 老後にやりたかった趣味
- 介護や医療費
- 老後も続く自動車税、住民税、固定資産税、介護保険・健康保険の支払 など…
人生100年時代。
あなたの描く理想の老後。
未来の出費はどのくらいかかりそうでしたか?
生命保険文化センターの調べによると、
ゆとりある老後の生活費は、
夫婦2人で月361,000円必要とされています。
老後を60歳からとして再度計算してみましょう。
月361,000×12か月×40年
=1億7,328万円
これが老後だけで必要な額です。
もちろん、1億7,328万円から、
退職金や年金額を引き算してみてください。
お金の勉強をする人が増えた理由。
あなたはもう、始めていますか?
年齢が高ければ高いほど、
味方にできる時間は減り
ますます厳しさは増していきます。
貯金や投資で資産を殖やせたとしても、
長い人生の途中で、
万が一急な病気になってしまったり
一家の大黒柱が亡くなってしまったら?
予定通り、計画通りの人生が送れれば良いのですが・・・。
収入減や予想外の出費が増えるリスクも考える。
生活や資産を守っていく考え方も重要です。
残念ながら日本文化は、
このリスクマネジメント能力が
低いと言わざるを得ませんね。
コロナや紛争、物価高騰(インフレ)に
円安、増税・・・
現在の政府の対応を見て
色々と不信や不満を感じている方も
増えたのではないでしょうか。
今では考えられないかもしれませんが、
30年前の日本の銀行金利は
4~8%もあったんです。
私たちの親世代は銀行に貯金するだけで
3,000万円がわずか10年で
6,000万円になる金利がもらえていました。
銀行に預けた貯金の利息だけで
老後の生活を送る人がいたほどです。
でも現在は、3,000万円が6,000万円になるまで
100年~7万年もかかる時代です。
平成の約30年間で
金利が8,000分の1程度まで
下がってしまいましたからね。
私たちは、お金の教育を受ける機会がありません。
現代は、自分から学ぶ人だけが
安心して暮らせる時代になりました。
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