こんにちは、志緒村亜希子です。
思いの外、壮大な葛藤をシリーズでお届けすることになってしまったこの話
- ■ お義母さん、年末、実家に帰らなければダメですか?
- ”■ お義母さん、年末、実家に帰らなければダメですか?その2 〜妄想と罪悪感〜
- ■ お義母さん、年末、実家に帰らなければダメですか?その3 〜告白〜
- ■ お義母さん、年末、実家に帰らなければダメですか? その4 〜揺り戻し〜
- ■ お義母さん、年末、実家に帰らなければダメですか?その5 〜夫婦のガチタイマン〜
- ■ これが私、諦めて?
- ■ 罪悪感を超えて行け
- ■ 「信じる」ってここまで恐ろしいものでしょうか・・・
- ■ 涙涙
- ■ お正月満喫中/なぜ私たちは他者を必要とするのか
- ■ この子は絶対に大丈夫、と決める(番外編)
そして今回、完結編。
こんなこと声高に悩んでる人いる?
もっとスマートに生きられないかと、不器用な自分を呪ったけれど
届くメッセージは共感ばかり。
なかなか言葉にできないこと、書いてくれてありがとう、と。
たくさんの女の人がこのことで悩んできたんだなぁと改めて知った。
自分の恥部をさらけ出したことで、誰かの心に風を通すお手伝いができたのであれば、書いて良かったのかな。
結果として、カピバラさん(夫)が義両親に伝えたのが、大晦日の夕方。
元旦出発予定だったから、ギリギリの超直前。
彼らの気持ちを考えたら、できるだけ早く伝えてほしかった。
ワタシにもジョーシキがあるんだと知った(笑
でも、全て夫に委ねると心に決めていたので、約2週間、毎日毎日胃痛がして眠れなかった。拷問長すぎた・・・
大晦日、わたしが禊を受けている間、伝えたと聞く。
彼の隠しきれない表情から、恐れていたことが起こったと悟った。
すぐにでも電話して年始の失礼を謝りたかった。
にも関わらず、全然タイミングが合わず、結局わたしがご両親と話せるチャンスが、夫と子供が石川の実家に到着してからのことだった。
これが怖さを増長させた。
腹をくくって、罵られ、怒られる覚悟で電話した。
言い訳しない。変な嘘つかない。それだけを心に決めて。
ところが。
画面の向こうにいたのは、わたしの知ってる、仏様みたいな二人だった。
いつもの笑顔と石川弁が飛び込んできた。
子ラッコを取り巻く、幸せな雰囲気も伝わってきた。
電話を切って、泣いた。
やっぱりあの人たちはすごい。
あの懐の深さは敵わない。
さすがカピバラさんのご両親。
(うまく言えない)
わたしが信じきれていなかった。
見くびってた。
夫と両親がどんなやりとりをしたのかは全く知らない。
きっと夫も両親もまた、何かを超えたのかもしれない。
と思うと、人はみんなすごいんだよね。
ものすごい器がでかい。
ちゃんと乗り越えられる。
みんな、色んなことを受け止められる力がある。
自分を成長させてあげることができる。
だって、人間だもの!!!
だけど、勝手にこちらが相手の心配をして、遠慮して力を奪っちゃうんだよね。
わたしが夫や両親など、他人の感情に責任を持とうとする必要はなかった。
わたしが我慢しなければ、あの人たちが傷つく、不幸になるなんて、わたしの傲慢だった。
いつの間にか、彼らを「かわいそうな人」「わたしが頑張らないと生きていけない人たち」「力がない人たち」扱いしてきたってこと。
勝手にいい子でいようと頑張ってしまった。
誰もそんなの求めてないのに!!
ホントそう。
もう一人で変な気を使ったり背負ったり遠慮するのは本当にやめようと思った。
これやられた人は分かると思うけど、ホント迷惑。
わたしがわたしらしく生きることが、周囲の人を幸せにする。
誰も何も遠慮はいらないんだ、本当は。
ということで今年のわたしはもっともっとポンコツでじゃじゃ馬で生きていきたいと思います。
このシリーズ、ぐちゃぐちゃな文章を読んで下さり本当にありがとうございました。
日本中の妻たちが心穏やかなお正月を過ごせていますように。
ポッドキャストではブログに書ききれなかった裏話をお話ししています↓
たくさん気づいたことがあるので、ネタの大漁メモ。
・わたしの両親の反応(これも戦慄が走ってめちゃ怖かった)
・これはもはや個人の問題ではない〜見えた「社会」という景色
・本来の力と輝きを奪う罪悪感
・実親にNOを言えない人は、旦那さんにも言えない
・相手を変えようとしない
紅白、見た?