『絶対可憐チルドレン 13巻』の感想 | まんが栄養素

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【マンガ感想】

 

絶対可憐チルドレン 13巻 (椎名高志)

 

4091213979 絶対可憐チルドレン 13 (13) (少年サンデーコミックス)
椎名 高志
小学館 2008-06-18

by G-Tools

 

 

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【あらすじ】

超能力者の存在が当たり前になった21世紀に、“超度7”の最強エスパーが舞い降りた! かわいいけれど性格難ありの10歳児、薫・葵・紫穂の行く末は、地球を救う天使か、滅ぼす悪魔か…!?

 

 

毎度、同じことを書いておりますが、主なあらすじとしては、

このマンガの世界には、少数ですが突然変異で超能力を持っている『エスパー』がおり、

その『エスパー』と『人間』との共生と対立を描いている作品です。

主人公・皆本光一は、あるとき、10年後にエスパーを殺す事ができる『高出力熱線銃』で、

自分を慕ってくれている『エスパー・明石薫』を撃ち殺す(?)という未来を知ってしまい、

ひたすらその『最悪の未来』に向かわないように悪戦苦闘する、ということを中心に描いています。

 

 

【以下、13巻の感想】

主に、13巻で描かれたのは、『ザ・ハウンド』の久しぶりの再登場と、

『ザ・チルドレン』と皆本との出会いのエピソードの2つですね。

 

前者の『ザ・ハウンド』の方は、新米美人担当官・『小鹿佳子』が彼らを担当することとなったことで、

『ザ・ハウンド』の『宿木明』と『犬神初音』との絶妙なバランスが崩れてしまうという話でして、

『初音』の女の子らしい部分を描きつつも、『小鹿佳子』の担当官としての役割を描いております。

 

後者の『ザ・チルドレン』の方は、コメディー要素の強い『ザ・ハウンド』とは違い、

全体的にシリアス路線で、『皆本』が『ザ・チルドレン』の担当になるまでの軌跡が描かれます。

この話で、『須磨貴理子』という『ザ・チルドレン』の前担当者が新登場します。

彼女は、非常に厳しい性格の女性で、電気ショック付きのリミッターで『ザ・チルドレン』を抑えており、

そのせいで、『ザ・チルドレン』とのチームワークは最悪という状態。

そんな状態のときに、『皆本』が彼女達の前に現れるという話でして、

いかにして、『皆本』と『ザ・チルドレン』との絆が生まれたのかを描いた作品です。

 

両作品共に、『指揮官』にスポットを当てたストーリー展開になっておりまして、

バベルにおける『指揮官とエスパーの理想の関係』を描いている作品です。

また、この話以外にも、おまけとして、ワイルドキャットのナオミと谷崎主任の話も描かれており、

今巻は、一貫してこのテーマに沿って描かれた印象を受けました。
(谷崎さんの話は、彼の真面目な部分が描かれつつも、最後のオチで爆笑しました)

 

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【総評】

4月より、アニメ化されたそうです。

今巻に描かれた『ザ・チルドレン』と『皆本』の出会いのエピソードなどは、

アニメ化に合わせて作られたような感じがします。

 

点数的には

90点

です。

 

アニメ化が決定したことで、今巻のおまけの量は凄いです。

作者のアニメ化に対する気合いが伝わってきます。
 

 

では、ここまで。

 

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