ジャガーランドローバー社の車両をレンタカーで借りられる時代になったんですよ。
今回の車両は、ランドローバーVELARです。
リヤゲートのバッチから予想すると・・・3000ccぐらいの排気量の車両なんですかね。この車両は、ディーゼルではなく、ガソリン車でした。(ハイオク仕様)
少し特殊な装備のグレードなのかもしれません。
ものすごく・・・
ものすごく細部まで緻密なデザインが施された車両です。
なのにリヤホイールアーチ後端に・・・
すべてをぶち壊す黒いカバーが取り付けられてる。
数年前の形式認定車両なんだと思います。今は、この日本独自のおかしな規制は撤廃されています。
非常に大きなタイヤの割にブレーキサイズが余裕を持っている・・・大丈夫かな?
と思いながらドライブしたのですが・・・
ブレーキペダルも日本車に近い考え方というか、こだわりがないというか・・・
でも、しっかり効くブレーキなんです。3日間借りている中で、峠攻め区間があったのですが、恐らく過給装置付ガソリンエンジンでありながら、きちんとアクセルに反応するだけでなく、「前に進む」AWDシステムが装備されている車両です。
しかも、アップダウンでフルブレーキング(ABSシステムが介入するほどに)を繰り返しても視線変動が少ないだけでなく、なによりブレーキペダルがフカフカの感触に全くならなかったです。
この車両は、電動化が相当に進んでいて・・・
ドアハンドルも電動で飛び出してきます。初めてです。こんな装備。
正直、私はジャガーランドローバー社の電装系を信じていなくて・・・
最初にこのドアハンドルを体験したときは、「大丈夫か?これ。」って独り言を言ってました。自然と。
室内に座ってなおさら・・・・
とうとう、液晶パネルにぐるっと取り囲まれる運転席になりました。
で、エンジンをスタートさせると・・・
分かりますか?
メイン液晶パネルが不安定な動きをするんです。
ため息をつきながら、ドライブを開始。
エアコンが・・・暑い。エアコンの温度設定・・・・
どれ?どのボタンを押せばいいの?このA/Cのボタン?
このECOの丸いボタンとかは・・・あの横にズラッと並んでいたボタンが、この液晶パネルに移植された訳ね。
A/Cのボタンを押しても・・・なにも変化がない。何だよ。も〜!!!!
ふう・・・やっと・・・やっと温度調整ができる画面になった。
おかしいよ。これまでのジャガーランドローバー社の車両は、「日本車に一番近い分かりやすい操作体系」の運転席周りだったのに。
行き過ぎ。
明らかに行き過ぎてる。操作系の電気化が。
液晶パネルは、みんな指紋がくっきり残っちゃうし。
嫌だなあ・・・こんな電装系に不安を抱えた車で3日間なんて・・・・
初日は、ものすごく印象が悪かったです。この電装系の装備と操作体系のせいで。
私の中の「レンジローバーは、みんないい車」感がものすごく否定された感じ。
いつも通りの「癖がある」ドアミラー収納方式。
今回は、なぜかチルト機構にロックがかけられる装備がありました。
信頼性の部分で「ん?」と思った装備は、これ。
カップホルダーの「ホルダー」部がゴムなんです。
どう・・・だろう・・・長期耐久性の部分で。
この選択は分からないでもないんです。プラスチック製の爪でホールドするタイプだと、どうしても音が出てしまうので。
レンジローバーで謎装備なのは、いつも通りの「蓋」問題。
これ。エンジンをかけると飛び出してくるシフトダイヤルの左脇・・・蓋・・・でしょ?
どうやっても開けないです。こんな大きな四角いスペースが。
もっとハイグレードの車両になると、ここに機能ボタンが収納されるのかもしれませんね。
日本独自のETCユニットは・・・グローブボックス奥に収納されます。(なので、走行前に必ず確認しておく必要があります。運転席からだとまず分からない。)
ステアリングホイールの径が・・・ものすごくこの車両に合っている大きさだと思います。
「ゆったりした気分で運転しよう。」と思わされる握りと径の大きさなんです。この大きな車体は、峠攻めができる反応を示すのに。
天井の大きなグラスルーフを開け放ちながらドライブしていて気がついたのは・・・
最後方のクオーターガラスまでしっかり熱線が入っているのは、ヨーロッパの車両らしいのですが・・・
「この車両、レンジローバーらしさが薄れているよな。」
ああ、いや、「やり過ぎ」の運転席周り電子化だけではなくて、この走行中の運転席から眺める景色が・・・
なんだろう・・・・今までのレンジローバーとは違う風景が見える。
分かりました。
この車両、グラスエリアが上下方向に狭いんです。車体全体のデザインがかっこいいことと引き換えに。
「レンジローバーだけの世界とはなにか?」
運転中に「ガラスエリアの中に放り出されているような視界の広さ」なんです。
他のどの車両でも体験できない世界。
残念ながら、このVELARは、その点を少々スポイルしている。
でも、大きな車両なのにバックでの駐車がしやすいのは相変わらず。電子装備がいっぱい備えられていることのおかげでもあるんだけど。
「車体が大きいのに扱いやすい」レンジローバー車両群のもう一つの特徴は、この着座位置。
非常に不思議なのですが、レンジローバーだけは、「降りるときに地面を探す」動作をしたことがないです。どのデザインの車両でも。
この手の「SUV」と呼ばれる車両は、私は必ず「動かさなくてもいいから、販売店で乗り降りだけでも絶対した方がいい。」と助言しているのですが、本当に安心できるんです。レンジローバーだけは。
後席も十分な広さがあります。
ISOFIXアンカー装備。
感心するのは、非常にサイドシルが幅広い車両であるのにもかかわらず、後席も足の出し入れが非常にしやすいことです。
フルサイズのゴルフバックを真横に載せられる車両です。外車では、非常に珍しいデザインです。
感心したのは、「荷物のカバー」方法。
外車だと、リヤゲート連動で凝った装備の車両もあるんですよ。
でも、このVELARの方法が一番シンプルで使いやすいと思います。
十分、このマニュアルで動かすカバーで外から荷物が見えなくなります。
このゲートを動かしていて気がついたことが一つ。
普通の熱線リヤウインドウデザインになりました。
これで十分だと思います。あのリヤワイパーに沿った熱線リヤウインドウは・・・「ガラスと熱線の熱収縮率の違いをどのように担保しているんだ?」と不安になっていましたから。
レンジローバーですから。
当然のようにフロント側にも熱線配備です。
フロントウインドシールドには、熱線以外にも電子装備が施されていて・・・
カメラのピントが合っていませんが、非常に見やすいプロジェクターが装備されています。
正直、初めてです。フロントウインドシールドに表示される速度表示を頼ってドライブした車両は。
にも装備される時代になりましたが、着座位置の関係か、あまり見やすくなかったんです。どの車両も。
でもこのVELARのプロジェクションは、昼間でもきちんと表示が見えるようになっていました。
装備で一つ残念だったのは、オートクルーズが・・・
レーダークルーズコントロールではなかったこと。
「こんな高級車なのに・・・」と最初はがっかりしたのですが・・・
何度か借りたディスカバリースポーツでの体験を考えれば、妥当な装備ダウンかとも。
「今、販売店から引っ張ってきたディスカバリースポーツなんです。今日、このまま乗っちゃってください。チェック走行兼ねて。」
そんな感じで、新車を渡されるレンタカー屋さんもあります。
で、走行距離20kmに満たなかったそのディスカバリースポーツ
は・・・電装系が全くダメだった。
レーダークルーズコントロールが・・・前方にダンプカーがいると・・・その後方に乗用車が走行していても、構わず加速して車間距離を・・・
振る舞いが一定ではなくて、非常に苦労しました。
私は、レンジローバーという車両が日本にもっと広まって欲しいと願っています。
フロントウインドシールドの熱線を生かせる豪雪地帯の皆さん。
今年も・・・ですが、浸水で苦労されている地域の皆さん。
このレンジローバーというブランドは、世界でも珍しい「最大渡河水深」を公表している車両群です。
例えばですが、日産のエクストレイル
クラスから上の車両の購入を考えている皆さんは・・・
一度、ジャガーランドローバー社の店舗も覗いてみてもらいたいです。
「価格帯が全然違うだろう」
いやいや、それでも。
「他のどの車両とも違う乗り心地の良さ」
「ガラスエリアの取り方」
「天候が非常に悪い環境で役に立つ装備類と性能」
他のどの車両とも違います。
是非体験してもらいたいです。
まあ・・・電装系は・・・「しょうがないよね。」って思う、心の広さも必要かも。
燃費は、7.6km/litterでした。(ハイオク使用)




























































































































































































