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マツダのロードスターは、「量産車メーカの世界で一番、”やらないこと”を決めている車」だと思っています。
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着座位置は低いです。
でも、恐らくトヨタ86/BRZほどではない。また、マツダのロードスターに乗るたびに思い出すあの車両、「ホンダS2000」(今後もこのBlogに書くことはないです。)は・・・
同じ「オープンボディ構造を持つ2座席スポーツカー」であるのにもかかわらず、なぜか恐ろしく乗り降りがしにくかった。
このロードスターは、「あ、だいぶ普通の車と違って、しゃがみこむんだな。」と思いながらも、体がシートに収まる構造の車両。
そんなに「乗り込むのがめんどくさい。」と思うことがない。

ただ、乗り込んだ後に困ったことが二つ。
まず、店員さんに渡された車検証の収容場所が・・・グローブボックス・・・
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開かないぞ。グローブボックスっていうか、蓋がないぞ。助手席前に。
走り出す前に一旦表に出て、いろいろ探し回ることになった。
ドリンクホルダーはある。グローブボックスはないけど。
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背部にあるから、運転を始めると、まず手を伸ばすことがないです。無理。
で、そのドリンクホルダーの上部が・・・
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あったぞ。車検証を入れられるスペース。

で、次に困ったのは、「ETCユニットはどこなんだ?」
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これ、運転席背面なんですけど、助手席側背面も同様の構造になっていて、そこにETCユニットがありました。まず見つからない。
実は、今回記事にするまでにこの車両にはいろいろと思う(悩む)ところがあって・・・
複数回借りたんです。とうとうダッシュボードにデカデカと「ETCユニットは、助手席背面です。」ってテプラで貼られちゃった車両まで出てきましたよ。

出発前にオープントップを開く。
あ、累計22万人を超えるこのBlogを読んでくれている人たちにまさか、「オープンカーは夏の乗り物」なんて思っている人はいませんよね?
「地獄です。夏のオープンカー」
夏に屋根なんて開いちゃいけない。

ルームミラー上方のノブを解除。
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このノブを触るだけで、屋根が開いてくれます。
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簡単に収納開始。
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信号待ちの間にできます。これを知っちゃうと、電動オープントップなんて、まどろっこしいです。
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逆に収納時も、シート背面のノブを解除するだけで作業完了です。
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このノブの上方にディフレクターがあるのですが・・・
思っていたよりも風が巻き込みます。2代目を除いて、歴代のロードスターをドライブしたことがあるのですが、正直今回の最新型は・・・「いつもこうだったっけ?」感があります。
また、幌を閉めた状態でも、「あれ?こんなに外の音が幌を通して入ってきたっけ?」とも思わされました。まあ・・・たまにしか乗らない私の思い(記憶)違いなんだと思います。

やっと出発・・・の前に荷物を載せないと・・・トランクを・・・
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いや・・・わかっていたよ。新型を街で見かけるようになった時から。
「なんかかわいらしさがなくなっちゃったなあ・・・大丈夫かなあ。これ。」って思っていたデザインは、あっという間に「これ。こっちの方がすごくいい。」って思うようになった。実際に何度かドライブするようになって。

トランクもね。
先代より絶対小さくなってる。って思いながら、開いたんだよ。うん。
容量よりもショックだったことがあって・・・
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この写真では・・・わかりにくいか。
トランク内側の鉄板は、「つや消し」色の塗装なんです。
開けた瞬間、すごく困惑した。
何度も何度も「この処置を選択する理由は何だ?」って思った。
何か作り手として理由があるんだと思います。

ゴルフバックを入れ始める。
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うん。無理。全然無理。でも、何とか収容に成功した。
「ゴルフバックの中に入れられるのは、パターだけだった。他は全部取り出さないと、バックを入れることができない。」構造のトランクルーム。
他のクラブはどうなったかというと・・・
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さあ、ゴルフ場に出発しよう。
「やらないことを決めている車」にゴルブバックを載せようと考える方がおかしい。
ここまでの作業で、いろいろと気がついたことがあって・・・
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フェンダーとノーマルホイールがほぼツライチのデザイン。
さすがだと思ったのは、エア(ホイール)バルブの選択。
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競技の世界では当たり前なんですけど、ゴム製のバルブを選択しておいてくれたおかげで、この車両もエア漏れに至らずに済んだようです。
社外ホイールに交換する際は・・・オフセットはいじれなくて、リム幅をせいぜい0.5inch広げるだけが限界かと・・・

あと、ちゃんと車止めの高さにも考慮された外観デザインの車です。
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それでも、バンパー最下端のリップが破壊されてしまっている個体も既にありましたけどね。
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ついにマツダのロードスターであっても、「AT車」が貸し出される時代ですよ。
「ATのロードスター」を初体験することになりました。確か・・・既に先代から出荷されていたはずです。
ジョグダイアルがあるので・・・ええ。「あの」マツダコネクトですよ。
五十音でなんてナビ目的地の入力はしない。発狂します。毎回毎回。
ある程度の地域住所だけ入れて、さっさとドライブ開始。(NAVIに頼る自分が悪い。)
ただ、この音楽は「聴きやすい」構造になっていると思いました。この代で初めて。
今までは、「クローズドにしていても、音が漏れるから、全く音楽はかけない。」でドライブをしてきたんです。ロードスター。

でも、今回の車両は、「音が耳に届きやすい。」構造になっています。オープンにしていても、激しく外に向かって音が出ていないです。すごく嬉しい。初めて「音楽をかけながらドライブ」をしました。

メータは、最近のマツダ車と違って、ものすごく見やすいです。
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タコメータが真ん中に鎮座しているデザイン。
実際、速度計よりも「今、このギヤでこの回転数だから、スピードは○○km/hのはずだ。」という確認の仕方になります。
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ステアリングホイールは・・・
さすがにこの車両では、「まん丸」にデザインしてくるのかと思ったのですが・・・
何かマツダの流儀なんでしょうね。
正直、エンジンもデミオのガソリン車と同じだと思いました。(こちらはハイオク仕様)
で、ドライブしていて思ったのは・・・「ものすごく不機嫌」

機嫌が悪くなりました。何度乗り直しても。
「ブレーキで姿勢を乱さない。」し、「やっぱり操舵と駆動輪が分離されていた方が、自然なんだ。」と思わされます。
この車両やトヨタ86/BRZをドライブしている時に気をつけなければいけないのは、「自分が思っているよりも内側に車体が切り込んでくる。」ことです。
セッティング云々の話ではないんです。
「自分がいかにFF車に慣らされてしまっているか」を思い知ることになります。特にこのロードスターの方が。

「旋回中にアクセルなんて踏んでしまったら、どんどん外に膨らんでしまうFF車」に対して、自分の走らせ方に補正がかかっているんだと思わされます。
絶対にFR車の方が、運転が楽です。FF車は本当に難しい。

必要十分なエンジンパワーを持っているし、ステアリング操作に対して、素直に車両が反応してくれるのになぜこんなに不機嫌になるのか・・・
すごく疑問でした。

おそらくATシステムの制御の仕方なんだと思います。

マツダのAT車は、プレマシーを筆頭に「安定した一定の速度を保つことを得意としている。」セッティングです。
CVT車両と違って、ものすごく狙った速度を±2km/h以内で保ちやすいんです。どの車両でも。

ただ、この最新鋭ロードスターに搭載されたATシステムは・・・
ドライバーのアクセル操作に対してディレイするというか・・・すごくギクシャクする。
「一定の速度を保つ事を得意としているATを無理やりスポーツカー用にプログラム変更してきた。」感じで・・・
「スポーツカーにATなんだからしょうがない。」って言うのかもしれないけど・・・

このATに乗ってしまうと、「トヨタ86/BRZという車は、なんてソツなくまとめられた優秀な車両なんだろう。」と思わされてしまいます。
まあ、価格帯設定自体も違うのでしょうけど。

私は、オートマチックドライブを全く否定しません。というよりも「安全にドライブするためには、クラッチと変速操作を人間に行わせるということは、もはや完全に時代遅れで、全く間違っている。」と思っています。
事実、トヨタ86/BRZのATは、「もはやMTはいらない。」と思わせるほど優秀だった。

ただ、このロードスターは・・・

「そういえば、歴代のロードスターは、MTであっても、変速のたびにギクシャクしていた。運転が下手になったのか?ってよく思わされた。ATだから。ってわけじゃないかもな。オープン構造の車両はどうしても避けられない症状なんだろうか?」

MT車両を指名して借りることにしました。
その結果は・・・
「最新鋭ロードスターは、MTでこそ、その良さがわかる車両。」

よかった。すごくホッとしました。歳をとるにつれ、自分の感覚がズレているのかと思った。
MTなら、ギクシャクしないです。ちゃんと自分が思った通りに車両が動いてくれる。
歴代のロードスターは、そのシフト操作が「硬い」感触だったのですが、今回のマニュアルシフトレバーは、重心位置や握りの太さが一段と熟考されたようです。「操作をしたい。」と思わせるマニュアルミッションになっています。

MT車両の方は、いろいろと電子装備もてんこ盛りでした。
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写真に撮ることはできませんでしたが、左右の車両接近状況をサイドミラー内で知らせてくれるようになっています。

この車両は、「ドライバーの操作を忠実に表現する。」車両。
「自分はまだまだだな。」と思わされたのは、全開加速中にシフトアップ操作のために左手を離すと、車両も左にふらついてしまう瞬間があるんです。
そんなに力を入れずにステアリングを握っていないと。公道なんだから。

先代までのようにクラッチ操作に対して、パワートレイン系が動いてしまう感覚は皆無です。
おかげでヒール&トウが簡単に決められます。
ただ、クラッチを切ると相変わらず、鼻先は跳ね上がりますね。フルスロットルでなければ、気にならないんですが。

従来のロードスターでも、他の車両でも気にしてこなかったのですが、「この車両だけに見える風景」があるデザインの車です。

この車両で公道を走っていると「路面のうねり」が見えるようになります。自然と。
そんなにすごく着座位置が低いわけじゃないんですが・・・車両両端が掴みやすいボンネットデザインのおかげですかねえ・・・
CR-Z,フェアレディZと「車両の幅を掴みにくいデザイン」というのは、ハードウエアの能力をフルに生かしきれないんだな。と思わされました。MTに乗って。
燃費は、15.0km/Litterでした。