やっと借りることができた車両です。スズキ スイフトスポーツ。

どうにも縁がない車両で・・・いつも予約が詰まっていた・・・というだけではなくて、やっと予約が確定した・・・と思ったら、たびたび事故で別の車両を渡されるということが繰り返された車両でした。

 

この代から、「スポーツ」専用の幅広ボディが与えられることになった車両ですが・・・まあ、恐らく次期スイフト開発の為の観測気球の役割もあるかと。

スズキの登録車としてグローバルでの主力車種ですからね。5ナンバー枠に縛られてしまうと、世界の競争から脱落・・・あり得ますかねえ・・・日本の軽自動車がこの国で主力になっている理由は、その「すれ違いに気を使わないで済む車幅」だとも思っているんですけどね。

 

「たくさんの量を捌く(主に軽自動車)ことを得意としている会社が、あまり量が出ないことがわかり切っているスポーツモデルを今も販売してくれている。」という貴重な存在になっています。

その辺りは、ペダルデザインに端的に現れていて・・・

「普通のスイフトのペダル面デザインだけを換えた」構造になっています。

トランスミッションに今もマニュアルを準備してくれているだけでも貴重なのですが・・・

このシフトレバー・・・6速ミッションゆえなのですが、リバースギヤへの投入方法が特殊になっています。わかりますか?普通に「R」の位置にレバー操作しようとしても、入らないです。

シフトレバーの根本を上にあげないといけないのですが・・・デザインからはそれが読み取れない。

シフトレバーの操作感は、「ワイヤー式だ。」とわかる感覚です。

「そうそう。FFのマニュアルって、こういう操作感だよ。」という安心の感触。

 

後席はこんな感じ。十分な広さがあります。

幅広ボディですが、ゴルフバックを真横に置くのは、まったく無理です。

というか、ボディ剛性最優先の構造になっています。

ハッチバックボディで開口部にここまで段差がある車両も珍しいです。

この辺りは、歴代スイフトのまったくブレがない点で・・・「荷物を便利に積み下ろししたい?そんな車両、他にあるだろ?Fi・・・なんとかとか。アレと走りを比べるつもりか?どっち取るんだ?」という感じです。

 

正直、日本車で比べられるものがない独自路線の車両というか・・・「自分達の会社でできる、ワールドマーケットでのボリュームゾーンを狙うとこの大きさと走りになる。」という車両を日本に持ち込んでくれているという感覚になります。このシートの大きさとかね。

異形デザインですが、すごく握りやすいステアリングホイール。

一通りの安全装備が実装されています。

「日常使う目盛り領域が、下側に来てしまうメータというのは・・・いかがなものか」と思わされるぐらい、円周いっぱいに使っているアナログメータ。

真ん中の液晶ディスプレイが、色々なデータを表示してくれます。

 

まあ、メータの数字いっぱいまで試してみようとは・・・思わなかった。

走りはいいです。さすがと思わされる足回りの動きだし、ブレーキも十分。

ただ、過給機付きになったせいか、「各速上まで引っ張っていい気分になる。」気持ちには、まったくならなかったユニットです。

 

タイヤがものすごくいいものがついている・・・と思わされました。

そりゃそうだ。降りてチェックしたところ・・・DUNLOPのDIREZZA Z III装着車だった。

ただ、このタイヤサイズって・・・スズキの登録車って、いつも「独自のタイヤサイズ」を選択されているのですが、195の45R17って・・・Sタイヤでそのサイズを作っているメーカーは確か・・・ない・・・はず。

 

まあ、ジムカーナやダートラはナンバー付きが主体になって長い時間が経過しているので・・・タイヤ屋さんが合わせ込んでくれるのが前提になっているのかと。

もうすぐ投入されるヤリスに対して、独自性を維持できますかねえ・・・普通のヤリスと比較しても。

 

いい車・・・だとは思うのですが、この独自の位置を評価していただけないと、中々難しいかと思います。

その理由の一つが、ボディサイドの空力デザイン。

別にメーターフルスケールの領域まで引っ張った時の評価ではありません。

普通の高速道路制限速度の領域で、あまりに風切り音が多いボディデザインだと・・・

 

新品のZ IIIが装着されていたぐらいなので、恐らく衝突事故の補修がうまくできていない個体なのだと思うことにはしていますが・・・正直、あまりの風切り音の大きさに「この車両の実力を試してみよう。」という気にならず、非常に安全運転で一日を終えられたのは、事実です。