Q 2012.10.16「AMHによる閉経時期の予測」にコメントさせて頂き申し訳ありません。
よく、産婦人科の先生がおっしゃる閉経の10年前までが出産の限界説(多分、エビデンスはないと思います)があります。
松林先生の臨床実感として、閉経7〜8年前まではARTを受けると年齢によらず現実的な可能性があると思われていますか。
A 論文で示されたものは、あくまでも平均的なものになります。閉経時期と実際の妊娠については、個人差が非常に大きいので、人それぞれだと思います。2012年当時、妊娠可能な現実的な時期は43歳くらいと書きましたが、リプロダクションクリニックを2013年に開院してから、私の認識のそれは数年上昇しています。
下記の記事を参照してください。
2017.3.21「初潮が早いと閉経も早い?」
2016.7.21「AMHは閉経時期を予測しうるか?」
2016.1.11「卵子の温存には禁煙と適度な飲酒がお勧め!?」
2015.7.30「閉経時期の予測因子」
2015.5.13「☆POF(早発卵巣不全、早発閉経)の発生率」
2014.11.26「採卵個数で閉経時期の予測が可能!?」
2014.5.27「早発閉経の遺伝子 その2」
2014.5.14「早発閉経の遺伝子」
2014.5.4「☆片側の卵巣摘出をしても閉経はたった1年早くなるだけ」
2014.4.10「母親の閉経年齢よりAMHの方が閉経時期を予測しうる」
2013.8.29「BRCA遺伝子変異があるとなぜ早発閉経になるか」
2013.5.31「乳癌遺伝子(BRCA)と早発閉経の関係」
2012.12.21「閉経が近いサインは?」
2012.10.16「AMHによる閉経時期の予測」
なお、このQ&Aは、約3週間前の質問にお答えしております。