最近読んでよかった本を簡単に紹介します。
なお、紹介の順番は五十音順にしています。
私のブログでは月2回本の紹介をしています。
何故本を紹介しているかについては、2016.9.29「「最近読んでよかった本」の新たな効能?「ニュートラルな気持ち」へ!」をご覧ください。
「ウツボカズラの甘い息」柚月裕子
家事と育児に追われる「高村文絵」はある日、中学時代の同級生「杉浦加奈子」に再会。彼女から破格のパート料を提示され、フランスから直輸入した化粧品販売に携わる。一方、鎌倉で起きた殺人事件の犯人を追う2人の刑事「秦圭介」と「中川菜月」。文絵のシーンと刑事のシーンが交互に進み、化粧品販売を隠れ蓑に未公開株の詐欺事件が起きていることが判明する。二つの話がつながると、文絵は殺人事件と詐欺事件の容疑者として逮捕されてしまう。文絵にはできないレベルの犯罪なのだが、警察がいくら探しても加奈子は見つからないし、文絵にはアリバイがない。そこから先の物語は急展開で、 ページを捲る手が止まりません。とてもお勧めの作品です。
「ジウII」誉田哲也
二人の対照的な女性警官「門倉美咲」と「伊崎基子」を中心に、「利徳くん誘拐事件」「沙耶華ちゃん誘拐事件」「信用金庫爆破事件」を解決するために、それぞれが得意分野を活かして、犯人「ジウ」に迫る。今回、美咲は「東」と、基子はライター「木原」と共にジウを追う。誘拐犯「竹内」の供述から、事件に「新世界秩序」という謎の理念を持つ組織が存在することが判明し、その黒幕に「ミヤジ」がいた。戦闘シーンが続くハードボイルド作品のため、暴力シーンが苦手な方はお控えください。
「ジウI」は、2025.1.22「最近読んでよかった本 205」でご紹介。
「山手線探偵3 まわる各駅停車と消えた妖精の謎」七尾与史
山手線の車内を事務所にした山手線探偵「霧村雨(つゆむらあめ)」、小学5年生の助手「シホ」、自称作家「三木幹夫(みきみきお)」。凸凹トリオが難解な事件に挑む、下町ミステリ第3弾。今回は「おっさんの妖精」を必死に探すミッション。ハラハラドキドキで痛快なSFサスペンスです。
山手線探偵(やまたん)シリーズ
「山手線探偵」2018.11.22「最近読んでよかった本 その57」でご紹介
「山手線探偵2 まわる各駅停車と消えた初恋の謎」2024.6.6「最近読んでよかった本 190」でご紹介
「柔らかな頬」桐野夏生
「カスミ」は、北海道の小さな村に生まれた。母のようにはなりたくない、自分の知らない世界を求めて、18才で東京へ家出した。カスミは、勤務先の社長と結婚後、夫の会社の取引先の「石山」と不倫していた。石山はカスミとの密会の為に支笏湖に別荘を購入し、石川とカスミの家族で別荘に訪れる。その時にカスミの5歳の娘「有香」が失踪した。有香を探す事に疲弊し、有香を忘れようとする人たち。カスミはひとり探し続け、ひとりだけ孤独から抜けだせないでいた。そんな折り、癌で余命1年の元刑事「内海」が有香の捜索に名乗り出た。二人別々の予想夢を見る。カスミと内海は、運命的な出会いなのだろうか。男の想像力は真実に到達できるのか。現実と夢がごちゃ混ぜで、本当が見えない。第121回直木賞受賞作品。2001年に映画化されました。



