わたしがピアノを始めはのは3才。
気付いたらもうやってた。
母が音楽教室の先生だった流れです。
だから、
選択の余地なく、
ピアノとセットで生まれて来てしまった感覚のまま、
音楽の専門家を目指す子供ばかりのいる音楽教室で、
常に劣等感があって、
ピアノの世界から外れたら、
生きる場所はないと、
本気で思ってた。
でも違った。
世界は広かった。
パリに住んでいたとき、
ネパールでコンサートをしたとき、
IT企業でOLやってたとき、
母の闘病にかけた日々、
など、
違う世界にポンと飛び込むたびに、
今までいた小さな世界の常識や価値観が、
いとも簡単に崩壊した。
そのうち気付いた。
なーんだ!
ピアノなんかない世界で楽しく生きてる人がこんなにいるんだ。
いつでもやめられるじゃん。
いつやめてもいいんだ。
今もそう思ってます。
なのに、
やっぱりピアノは続いていく。
そこで観念した。
わたしがピアノを弾いてきたのは、
執着したからでもなく、
手放したからでもなく、
上手いからでもなく、
下手だからでもなく、
ピアノとセットでわたしなのだ。
振り出しに戻る。
だから、
守るものは何もない。
じゃなきゃ、
こんなクレイジーな、
常識はずれのピアノを、
1000日もやりませんよね。
ある意味パンクともいうのかな?
(つづく)
写真はどこかヨーロッパの空と海。
空と海だけだとどこの国かわからない。
世界は広くてつながってる。
注)一日一即興アップしていますが、その日に録音したものとは限りません。
旅行等で録音できない日もあるので、一回にいくつも録音して、その日の気分で選んでアップしています。
★本日の即興演奏★
~ 大空より From the sky ~ 雲ひとつない ~
一日ひとつ即興演奏をしています。
なにも考えず、
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