川にかかったリアルな橋と、
水面に映る橋、
どっちがほんと?
写真の眼鏡橋(めがねばし)は、
長崎の中島川に架かる石造りの二連アーチ橋。
出来たのはなんと1634年(寛永11年)。
途中何度も洪水にあうも全壊することはなく修復され、
今日まで現役で活躍中。
385才。
かたや、
川に映った方の橋は、
瞬間瞬間、
揺らいだり消えたりを繰り返す、
実体のない橋。
両方合わさるとメガネになる。
385年も黙って橋をやってきて、
なにか言いたいことはないのかな?
沈黙。。。
橋からの応答なし。
この世にあるものはみんな、
ストーリーを秘めている。
わたしは、
語らないものの声を聞くことが、
好きです。
385才の眼鏡橋なんかに出会った日には、
もう。。。
なに?
なに?
なにがあったの?
なにを見たの?
即興も全く同じ。
最初の一音を弾いて、
耳を澄まして、
待つ。
と、
音はおずおずと話し始める。
自らの物語を紡いだ音は、
跡形もなく、
成仏していく。
(つづく)
注)一日一即興アップしていますが、その日に録音したものとは限りません。
旅行等で録音できない日もあるので、一回にいくつも録音して、その日の気分で選んでアップしています。
**********
★本日の即興演奏★
(一日一即興995日目2019年8月31日)
~ フローティング floating ~ 水面より ~
一日ひとつ即興演奏をしています。
なにも考えず、
★このブログのいきさつ★
★即興演奏について★