夕方になると脚がパンパン、朝起きたら顔が大きい、多くの女性の悩みの一つがむくみです。脚がパンパンでブーツを履けなかったり、指輪がギュウギュウになってしまったり、こんな経験もあるのではないでしょうか。

 


むくみの原因の一つが栄養不足です。
栄養をしっかりと摂ることで体のバランスが整い、不要なものを排泄できる体に近づきます。

 


むくみやすい人が不足が気になる栄養素がカリウムです。

 

ナトリウム(塩分)の摂りすぎはむくみにつながります。
体内のナトリウム濃度が高くなると、ナトリウム濃度を一定にするために体に水分をため込むようになります。
カリウムにはナトリウムの排泄を助ける作用があり、ナトリウムとともに余分な水分が排泄されます。

 


現代はファストフードやコンビニのお弁当、インスタント食品を食べる機会が増えて、野菜や果物を食べる量が減っています。
ファストフードやインスタント食品などはナトリウムが多い食品です。
現代人は、ナトリウムを多く摂取しているにも関わらず、カリウムは摂取量が不足している可能性があります。
加工食品を食べる機会が多い方は、意識してカリウムを多く摂取するとよいでしょう。

 


カリウムが多い食品は、パセリ・アボカド・ほうれん草・モロヘイヤ・納豆・バナナなどです。
野菜や果物に多く含まれています。


カリウムは水に溶けやすい性質があるので、ゆでるなどの調理をすると失われます。
そのため、生で食べられるものを生で食べるとよいでしょう。
バナナやアボカドなどは生で食べやすいです。

 


カリウムの1日の摂取目安量は、成人男性2500mg、成人女性2000mgです。
カリウムを多く摂取しても尿と一緒に排泄されますが、腎臓の機能が低下をしているとカリウムをうまく排泄できず高カリウム血症を起こす心配があります。

 


カリウムを摂取するだけでなく、ナトリウムの摂りすぎにも注意が必要です。
ファストフード、スナック菓子、加工食品などにナトリウムが多く含まれています。

 


食事はバランスが大切です。
バランスよく食べて栄養をしっかりと摂取すれば、余分なものを排泄できるむくみにくい体に近づきます。