瑠菜 今度ハムレットの劇見に行こっか?

ちょっとよさげなのあるんだよね。 

 

トン子 へぇーっ!!

 

瑠菜

有名な人とかでてないし、小さい劇場だけど、

かえってその方が、劇の世界観味わえると思ってね。

 

スマホの画面をみせる

ハムレットvsグローディアス!!

熱い復讐劇

 

トン子

行きたい!!

 

 

次の土曜日、二人でハムレットの観劇へ。

 

 

****

 

帰りにカフェによる。

 

トン子

ハムレットって、最後のシーン、やたら人が死ぬのに、

なんだか静かで明るい感じだよね。 

それに、ハムレットは、グローディアスを殺すシーン、

全く復讐っぽくない

 

 

瑠菜

それな。

もうね、復讐とか、関係ない。

最後はバタバタと登場人物が静かに死んでいく。

そもそも崩壊寸前だった王宮が、

きっかけを与えられて静かに崩壊した感じ。

 

トン子 

そうそう。よくよく考えたら、

"貴様の真珠を飲め"って、復讐っぽくない。

"親父の、敵!!"とか"天誅"じゃない。

ただ流れに身を任せてやった、って感じ。

ハムレットって、復讐劇じゃないよね?

 

瑠菜

そうだね、哲学劇だな。

そもそもハムレットって、元ネタの話があるんだよね。

北欧の伝説で、アムレートって王子の復讐の話。

これはガチの復讐劇で、なんか神話っぽい。

多分、シェイクスピアか、これをおちょくったんだろう。

あえて復讐劇にしなかった、っていうか、

絶対に復讐劇にしたくなかった。

 

トン子

そうか、ハムレットは復讐にそもそも興味がなくて、

やる気なさそうだったもんね。

それは、シェイクスピアのおちょくりなのかも。

復讐したくない人が、復讐劇に巻き込まれたって感じだね。

笑笑

 

復讐劇っていったり、生きるべきか死ぬべきか 何て言うから、

こっちも頭が混乱して、やっぱりシェイクスピア意味分からないって。

なっちゃうんだよね。

 

瑠菜

でも、それもシェイクスピアの狙いなのかも。

復讐劇と思ってたのに、あれれ?ってね。

観客もおちょくられる。

笑笑

 

次 22 自由の歌~凍てつく大地に春が来る

 

目次

登場人物

 

この物語はフィクションです。登場人物はすべて架空の人物です。

無断転載などは禁止します。

内容は随時変更する可能性があります

 

目次

 

 

 

序章

 

登場人物

プロローグ ~キューピッドの矢のゆくへ

 

第一章 2年E組

 

1 朝の儀式と鏡と神~鏡に現れた謎の青年

2 to be or not to be…論

3 モテ男の恋

4 トン子の恋~私なんて嫌い

5 モテ男と演鶴子の恋

6 恐怖の合唱練習

7 牢獄と胡桃の殻~消された自分

8 影との戦い~影とは自分の弱さ

9 人魚姫の歌声~声は奪われても

10 ハムレット論

11 オフィーリア論

12 行け!!尼寺へ

13 タピオカの涙~クラスの同調圧力の恐怖

14 真実の混乱~真実はこうして捏造される

15 ビーナスの支配~演鶴子による恐怖の支配

16 オフィーリアの夢~真っ白い死の世界

17 狂気の夢~壊れずに生き延びる、それが一番難しい役

18 笑いと狂気と自由~自分をまもるために

19 観劇の夢 ~観客席はいかか?

 

 

 

第2章 3年E組

 

20 プールサイド~存在とは何だ?

21 ハムレット観劇

22 自由の歌~凍てつく大地に春が来る

23 スカーレットはいかが~それより恐ろしい正義のヒロイン

24 ホレーシオ論

25 出演の夢~私は誰?

26 ハムレット論2~名作"ハムレット"の秘密

27 バーナムの森~食われているのは私たち

27 恐怖の舞台~正義と友情の正体

28 死の舞台とダフネの変身

 

 

終章

 

 

エピローグ~再生の舞台

 

 

 

 

小説家になろうでも公開「恐怖の舞台」~ハムレットに魅せられて(内容は当ブログと同じです。ただし、トン子と瑠奈のハムレットの哲学論の回は省略しております)

 

 

この物語はフィクションです。登場人物はすべて架空の人物です。

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内容は随時変わる可能性があります。